一蘭

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株式会社一蘭
ICHIRAN Inc.
Headquarters of Ichiran Ramen.jpg
本社ビル
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
810-0801
福岡市博多区中洲5-3-2 一蘭本社ビル
本店所在地 日本の旗 日本香港の旗 香港
設立 1993年(平成5年)5月
業種 飲食店業・サービス業
法人番号 4290001006278
事業内容 天然とんこつラーメン専門店「一蘭」の経営
代表者 吉冨学(代表取締役
資本金 4,000万円
売上高 174億円(2016年12月)
従業員数 社員数 319名・アルバイト数 5,257名
主要子会社 ICHIRAN USA Inc.、ICHIRAN Hong Kong Factory Limited
外部リンク ichiran.com
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本社総本店(福岡市博多区
香港

天然とんこつラーメン専門店 一蘭(いちらん)は、福岡県福岡市に本社を置くラーメンチェーン店である。

概要[編集]

  • 1960年(昭和35年)に福岡県福岡市早良区百道で屋台双葉ラーメンとして創業、ラーメンの真ん中に唐辛子ベースの赤いたれを浮かせて提供した元祖とされる。1966年(昭和41年)に小郡市へ移転し屋号を一蘭と改名して営業を続けた。初代店主夫妻が高齢となり廃業を予定するも常連の懇願により営業を継続し、常連を会員とする全国でも稀な会員制ラーメン店となる[1]。味を引き継ぐための後継者に現社長の吉冨学が指名され

1993年(平成5年)9月現在の「一蘭」第1号店である那の川店が開店し[2]、福岡県内で店舗展開を行う。FM ラジオ番組 ベンチャー チャンネル 一蘭 代表取締役 吉富学 で、「全てのお客様に、とにかく何も気にすることなく無心でラーメンを味わっていただきたい。」と語り、カウンター席、暖簾、仕切り、客の好みに応えるための「オーダーシステム」、替玉注文時にチャルメラが鳴る「替玉システム」、 を「味集中システム」として特許を取得している。近年はブルーオーシャン戦略の手本企業、外食産業の成功例、などで紹介され、「創意工夫に満ちた優れたサービスを提供する企業」として表彰された。

  • 2001年(平成13年)に、関東地区初となる「六本木大江戸線駅上店」、大阪府愛知県熊本県、にそれぞれ出店し、2014年現在約50店舗[3]である。
  • 2012年(平成24年)に、福岡県福岡市博多区中洲に本社ビルが完成する。3階から12階までのベランダ部分に赤い提灯を左右4個ずつ計80個吊り下げ、遠隔スイッチでルーレットになっている。客がルーレットを当てるとみやげがもらえる[3]
  • 2014年(平成26年)4月9日に、大分県大分市に大分弁天店を開店する。味集中カウンターと「一蘭屋台」を併設し、テーブル席でギョーザを提供したが現在はギョーザを廃止している。
  • 2018年3月6日、大阪府警が同チェーン店を運営する法人の社員らを入管難民法違反(不法就労助長)及び雇用対策法違反容疑で書類送検[4]

ラーメン[編集]

スープとんこつである。食券を求めたのちに味・麺の堅さなどを日本語、英語、中国語、韓国語の専用紙で指定する。会員制時代は店主がすべての客の好みを覚えていた[注釈 1]が、不特定多数の客に対応するために導入された。現在は以下の7項目で取捨選択できる[注釈 2]

  • 味の濃さ(うす味・基本・こい味)
  • こってり度(の量:なし・あっさり・基本・こってり・超こってり)
  • にんにくの量(なし・少々・基本・1/2片分・1片分[注釈 3]
  • ねぎの種類(なし・白ねぎ・青ねぎ・ミックス[注釈 4]
  • チャーシューの「あり」か「なし」[注釈 5]
  • 秘伝のたれの量(なし・1/2倍・基本・2倍・記入式[注釈 6]
  • の堅さ(超かた・かため・基本・やわめ・超やわ)

食券購入による前金制だが箸袋に品名と料金が印刷されており、自席前方にあるボタンを押して店員を呼び、料金と一緒に提示する。福岡のキャナルシティ博多店及び天神西通り店では「重箱どんぶり」が採用されており、キャナルシティ博多店では究極の酸味の「あり」か「なし」が選択できる。

その他のメニュー・トッピング[編集]

  • 替玉 190円
  • 半替玉 130円
  • ごはん 250円
  • 小ごはん 200円
  • 追加ねぎ 120円
  • 追加にんにく(2片)120円
  • 追加チャーシュー(4枚) 250円
  • きくらげ 120円
  • のり(2枚)120円
  • 半熟塩ゆでたまご 130円
  • オスカランの酸味 120円
  • 抹茶杏仁豆腐 390円
  • 脂解美茶 250円
  • ビール 580円

特徴[編集]

一蘭のラーメン例:写真は、一般的なラーメン 青ネギ、チャーシュー、たれあり
一蘭のラーメン例:写真は、キャナルシティ店のもの
一蘭のラーメン例:写真は、天神西通り店限定の「釜だれとんこつラーメン」

ラーメンの特徴[編集]

元祖「秘伝のたれ」
唐辛子を基本に三十数種類の材料を調合した熟成だれ。ラーメンの中央にかかっており、用紙で分量を選ぶことができる。
一蘭特製生麺
小麦粉を独自にブレンドし、製麺機で製麺する。
天然とんこつスープ
とんこつの美味しさを引き出したスープで、独自製法によりとんこつ特有の臭みがないとしている。セントラルキッチン方式で新鮮なままレトルトパウチで各店舗に直送し、各店舗は加温して提供する。
チャーシュー
豚肩ロースを柔らかくあっさり味に仕上げている。一枚ごとに切り分けて真空パックして各店舗へ配送される。
ねぎ
専属農家と提携したねぎを使用し、青ねぎは、スープをとった後の豚骨ガラをリサイクルして作った肥料「福岡とん骨粉」で栽培した『福岡とんこつネギ』を使用している。
麺のための湧き水
スープ作り、具材の調理、製麺、炊飯、飲料水、麺茹、などすべてにホシザキ製のろ過装置を通した軟水を使用している。
トランス脂肪酸ゼロ
トランス脂肪酸を含まない油を全店舗で使用している。
天然コラーゲン
スープは独自製法でコラーゲンが溶け出している。

システム[編集]

味集中カウンター。横から食べているところが見えないようになっている。
味集中カウンター。正面のすだれはラーメンが出てきたあとに下がる。
『味集中カウンター』
カウンター席は両横が衝立で仕切られ、ラーメンが提供されたのちに眼前にすだれが下がる仕組みを「味集中カウンター」と名づけ、特許を取得した[注釈 7][5]
『オーダーシステム』
専用の用紙に記入することで、味の濃さなど7種類を注文する。
『替玉システム』
替玉を注文する際は、替玉プレートを目の前のボタンの上に置くと、チャルメラ音が流れ従業員が替玉プレートを取りに来る。

「一蘭の森」[編集]

福岡県糸島市にあるセントラルキッチンのラーメン生産工場で、博物館などを備えた観光施設でもある。

  • 音と光の茶庭
  • 美味しいラーメン生産工場
  • とんこつラーメン博物館
  • お食事処
  • おみやげ販売処

店舗[編集]

Premium Shops[編集]

九州[編集]

  • 天神西通り店 ~釜だれとんこつ~
  • キャナルシティ博多店 ~重箱酸味~
  • 天神店 ~剛鉄麺~
  • 西新店 ~剛鉄麺~
  • 小戸店 ~ラー麦麺~
  • 太宰府店 ~ラー麦麺~
  • 一蘭の森店 ~滋味系とんこつ~ ~市場系とんこつ~

創業以来[編集]

九州[編集]

  • 本社総本店(一蘭本社ビル2F)
  • 那の川店 ~発祥の店~
  • 博多店(サンプラザ地下街内)
  • 小倉店
  • 引野店
  • 新宮店
  • 大分弁天店
  • 熊本下通店

関東[編集]

  • 六本木店
  • アトレ上野山下口店
  • 新橋店
  • 原宿店
  • 渋谷店
  • 渋谷スペイン坂店
  • 新宿中央東口店
  • 新宿歌舞伎町店
  • 池袋店
  • 下北沢店
  • 吉祥寺店
  • 立川店
  • 町田店
  • 浅草店
  • 中野店
  • 相模原店
  • 横浜西口店
  • 横浜桜木町店
  • 川崎店
  • 平塚店
  • 千葉店(C-one内)
  • 船橋店
  • 柏店
  • 東大宮店
  • 越谷イオンレイクタウン店
  • 前橋インター店

近畿[編集]

  • 道頓堀店/道頓堀店屋台館
  • 梅田店
  • あべの店(2017年8月31日オープン)
  • 泉大津店
  • 大阪茨木店
  • 門真店
  • 八尾店
  • 京都河原町店
  • 京都八幡店
  • 京都洛西店(2018年4月12日オープン)
  • 宝塚店
  • 三宮店
  • 神戸玉津店

東海[編集]

  • 岐阜店
  • 静岡駅前店
  • 浜松店
  • 名古屋錦店
  • 名古屋栄店
  • 名古屋鳴海店
  • 岡崎店
  • 豊橋店

中国[編集]

  • 広島本通店

海外[編集]

  • 香港コーズウェイベイ店
  • 香港チムサーチョイ店
  • 米国ニューヨーク店
  • 台湾台北本店

お土産専門店[編集]

  • 太宰府参道

土産品[編集]

釜だれとんこつ
2010年4月、天神西通り店のオープンとともに誕生した『釜だれとんこつラーメン』。釜煮込み焼豚を作る際に出る煮汁を使用した味である。
汁なしとんこつ
文字通りスープのないとんこつ味のらーめんである。
冷やかばい
「かぼす」と「だいだい」の爽やかな香りと酸味と、旨み豊かな「かえし」を合わせた調味料を使った商品である。
わた麺
多段的に乾燥・熟成させた乾麺である。
わソース
旨味と甘味が効いた醤油である。

補足[編集]

  • 「記入式オーダーシステム」「味集中カウンター」は、現在の一蘭になってからである。
  • 2008年(平成20年)9月、発祥の店那の川日赤通り店と越谷イオンレイクタウン店限定で「天然極上とんこつラーメン」の販売を開始した。
  • 2008年(平成20年)12月、一部店舗の値上げを実施した。
  • 2012年(平成24年)5月、一部店舗の値上げを実施した。
  • 2017年(平成29年)5月、一部店舗の値上げを実施した。

関連項目[編集]

出典・注釈[編集]

注釈[編集]

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  1. ^ 当時は麺の固さと、たれの量程度であった。
  2. ^ 同じ注文をしても店舗ごとに違いが出ず、安定した味を提供するためセントラルキッチン方式とし、専用の工場で製麺などを行っている
  3. ^ 1片より上を頼む場合(120円の追加料金が必要)は、「+2片」と5つの選択肢の1つに丸をつける必要がある。
  4. ^ 白ねぎ・青ねぎの両方に丸を付けるとそれぞれの半分量を入れる。
  5. ^ 料金の変動は無い。
  6. ^ 2倍以上は、たれ2倍分に唐辛子を増やすだけである。1.5倍や0.25倍など規定量より少な目も指定できる。以前は上限が無かったが、現在は20倍までで、11 - 20倍は120円の追加料金が必要である。
  7. ^ ただし親子連れの場合などのため、店舗によっては衝立を外すように依頼する事も出来る

出典[編集]

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  1. ^ 一蘭自身は「日本初の会員制」としている
  2. ^ 店主が代わっている事から、本来1960年に創業した百道の店ではなく、ここを「発祥の店」としている
  3. ^ a b 土佐っ子&ラーショ愛好會東京支部 (2014). “「ジャンクフード脱洗脳カウンター」で僕らは気づく 一蘭がラーメンを殺したのか?”. BUBKA (白夜書房) 19: 99-101. 
  4. ^ 「一蘭」社長ら書類送検、留学生10人不法就労 読売新聞
  5. ^ 店舗システム 出願人:株式会社一蘭 特許第4267981号

外部リンク[編集]