マイク・ムスターカス

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マイク・ムスターカス
Mike Moustakas
カンザスシティ・ロイヤルズ #8
Mike Moustakas on May 25, 2012.jpg
2012年5月25日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日 1988年9月11日(28歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 三塁手
プロ入り 2007年 ドラフト1巡目(全体2位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名
初出場 2011年6月10日、ロサンゼルス・エンゼルス
年俸 $524,500(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マイケル・クリストファー・ムスターカスMichael Christopher Moustakas, 1988年9月11日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロ野球選手三塁手)。右投左打。MLBカンザスシティ・ロイヤルズに所属。代理人はスコット・ボラス

南海ホークスでプレーし、引退後は千葉ロッテマリーンズの打撃コーチを務めたトム・ロブソン叔父にあたる。

愛称は「Moose(ムース)」。

経歴[編集]

ロサンゼルス市内のチャッツワース高等学校英語版時代には遊撃手として通算54本塁打の州記録を樹立する一方で、アメリカンフットボールクォーターバックとしても活躍[2][3]2007年MLBドラフト1巡目(全体2位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名を受けたが、代理人のスコット・ボラスが高額の契約金を要求したために交渉は難航。ロイヤルズとの交渉が決裂した場合は南カリフォルニア大学への進学を予定していたが、契約期限である8月15日午後11時59分(東部標準時)の11分前に契約金400万ドルで合意した。これは全体1位のデビッド・プライス(560万ドル)、全体5位のマット・ウィータース(600万ドル)に比べると低額であったが、ムスターカス自身がボラスの反対を押し切る形で決断した[4]

A+級ウィルミントン時代のムスターカス(2009年)

2008年はA級バーリントン・ビーズ英語版で22本塁打を放ち、16年ぶりに10代でのミッドウェストリーグ本塁打王となった。

2009年の開幕前には「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、球団内では1位、マイナー全体では13位にランクインされた[5]。しかし、同年は打撃不振で出塁率が3割に満たず、評価を下げた。

2010年は本来の打撃が復活し、AA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで5月下旬まで打撃三冠を維持した。シーズン途中にAAA級オマハ・ロイヤルズに昇格し、合計36本塁打、124打点でマイナーリーグ全体での二冠王となった[6]

2011年の開幕はAAA級オマハ・ストームチェイサーズ[7]で迎えたが、6月10日ロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャーデビュー。その翌日にジョエル・ピネイロからメジャー初本塁打を放った[8]。その後はメジャーの壁にぶつかり、8月の半ばまで打率が1割台に低迷していたが、9月には約3ヵ月ぶりの本塁打を放つなど打率.352、4本塁打と結果を出した。

2012年は前半戦で15本塁打を放ったが、後半戦は失速した。三塁守備では守備防御点(DRS)が+14でリーグ2位、UZRは+16.8でリーグトップだった。フィールディング・バイブル・アワード三塁手部門でエイドリアン・ベルトレに次ぐ2位に入り、ゴールドグラブ賞でも最終候補に残った。

2014年2月21日にロイヤルズと1年契約に合意した[9]。この年は、打撃が更に混迷を極め、マイナー降格も経験した。打率はメジャーデビュー以来毎年低下し続け、.212まで下がった。ホームランを15本放ち、三振を前年から減らした点は改善ポイントとなったが、シーズン通じて低打率だった。守備面でも自己ワーストの19失策を記録し、精彩を欠いた。

2015年オールスターの投票では三塁手部門の2位で選出はされなかったが、34人目の選手を決める最終投票で選出された。オールスター後はやや調子を落としたが、それでも打率.284・22本塁打・82打点・OPS0.817という打撃成績をマークし、これら4部門全てで自己記録を更新した。また、三塁の守備でも安定感を取り戻し、12失策守備率.969・DRS + 4という成績を残した。

選手としての特徴[編集]

1歳年下のエリック・ホズマーと並ぶロイヤルズ期待のパワーヒッター。身長は5フィート11インチ(約180.3cm)と比較的小柄ながら類稀なパワーを持ち、どんなコースの球でも引っ張って長打にすることが出来る。打席では積極的に振っていく傾向にあり、四球数は少ない。そのため、出塁率はあまり伸びないのが弱点である[10]

また、コンタクト技術に長けており、2012年以外は三振率が20%未満(AB/Kでは5点以上)とパワーヒッターとしては三振が少ない。さらに、2012年以降はシーズン毎に三振率が低下しており、スモールボールを基調としたロイヤルズ野球にあって、低打率でも三振せずに一塁方向へ進塁打にしているケースが多い。

高校時代は遊撃手であったが、プロ入り2年目途中から三塁手へ転向。守備範囲と肩の強さは合格点であるが、失策がやや多く、将来的には守備の負担が少ないポジションへのコンバートも予想されていた[10]。メジャー昇格後はハイレベルな守備力を発揮し、好守の三塁手として高く評価されている。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2011 KC 89 365 338 26 89 18 1 5 124 30 2 0 2 2 22 0 1 51 5 .263 .309 .367 .675
2012 149 614 563 69 136 34 1 20 232 73 5 2 0 5 39 4 7 124 4 .242 .296 .412 .708
2013 136 514 472 42 110 26 0 12 172 42 2 4 1 4 32 1 5 83 13 .233 .287 .364 .651
2014 140 500 457 45 97 21 1 15 165 54 1 0 1 4 35 1 3 74 12 .212 .271 .361 .632
2015 147 614 549 73 156 34 1 22 258 82 1 2 4 5 43 1 13 76 14 .284 .348 .470 .817
通算:5年 661 2607 2379 255 588 133 4 74 951 281 11 8 8 20 171 7 29 408 48 .247 .303 .400 .703
  • 2015年度シーズン終了時

記録[編集]

背番号[編集]

  • 8 (2011年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Mike Moustakas Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年10月30日閲覧。
  2. ^ Moustakas Bio and Stats”. Wilmington.bluerocks.milb.com. 2010年8月31日閲覧。
  3. ^ [Mike Moustakas Football Stats - Chatsworth 04-05]. MaxPreps(英語). 2011年6月12日閲覧
  4. ^ “Royals sign No. 2 overall pick 11 minutes before deadline”. ESPN. Associated Press. (2007年8月16日). http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=mlb&id=2976787 2007年12月22日閲覧。 
  5. ^ ]Top 100 Prospects: No. 1-20, BaseballAmerica.com(英語), 2011年6月12日閲覧
  6. ^ Kappel, Nick(2011-01-10). 2011 Fantasy Baseball Prospect Report: Kansas City Royals' Mike Moustakas. Bleacher Report(英語). 2011年6月12日閲覧
  7. ^ 2011年より球団名変更
  8. ^ Kaegel, Dick(2011-06-11). Moustakas belts first Major League homer. royals.com(英語). 2011年6月12日閲覧
  9. ^ Royals agree to terms with seven players on one-year contracts for 2014”. MLB.com Royals Press Release (2014年2月21日). 2014年2月22日閲覧。
  10. ^ a b Sickels, John(2011-06-10). Prospect of the Day: Mike Moustakas, 3B, Kansas City Royals. Minor League Ball(英語). 2011年6月12日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]