ヘヴン・フォー・エヴリワン

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ヘヴン・フォー・エヴリワン
ザ・クロスのシングル
収録アルバム Shove It
リリース 1988
規格 7インチシングル, 12インチシングル, CD シングル
録音 1987–1988
ジャンル ロック
時間 5:08
レーベル パーロフォン
作詞者 ロジャー・テイラー
プロデュース ロジャー・テイラー, David Richards
ヘヴン・フォー・エヴリワン
クイーンのシングル
収録アルバム メイド・イン・ヘヴン
リリース 1995年10月23日
規格 7インチシングル、12インチシングル、カセットシングル、CDシングル
録音 1987, 1993–1995
ジャンル ロック
時間 5:36 (アルバム版)
4:37 (シングル版)
レーベル パーロフォン (ヨーロッパ)
ハリウッド (北米)
作詞者 ロジャー・テイラー
プロデュース クイーン

ヘヴン・フォー・エヴリワン」(Heaven for Everyone)は、クイーンのドラマーロジャー・テイラー作の楽曲。もともとは彼のサイドプロジェクトであるザ・クロスのアルバム『Shove It』に収録されており、そこではフレディ・マーキュリーをゲスト・ボーカルに迎えていた。後年クイーンによって再録され、1995年のアルバム『メイド・イン・ヘヴン』に収録された。マーキュリーの没後4年で最初のシングルとしてリリースされ、全英シングルチャートで2位になった[1]

デヴィッド・マレットが監督したミュージック・ビデオは、ロンドンのケンジントンにある自宅のガーデンロッジにあるマーキュリーへのグラフィティメッセージの画像で始まり、その後、 ジョルジュ・メリエスの1902年のサイレント映画月世界旅行』と1904年の『The Impossible Voyage』からの映像が続く[2]

背景と制作[編集]

ハイランダー 悪魔の戦士』での作業が完了した後の1986年、テイラーはクイーンのアルバム『カインド・オブ・マジック』でのセッションの一部として曲を書いたという説がある。 もしそうなら、その曲は使われなかったか、アルバムが完成した時点ではまだ不完全だったということだろう。

テイラーがアルバム『Shove It』の制作を開始したとき、彼はフレディ・マーキュリーにボーカルを依頼し、2つのバージョンを録音した。1つはテイラーのリード・ヴォーカルにマーキュリーのバックボーカルを合わせたもの、もう1つはマーキュリーがリードボーカルをとったものである。テイラーがリードを歌ったバージョンは、マーキュリーのものよりも約20秒長くなっている。

また、ザ・クロスのバージョンでは、イントロ・中間部のそれぞれにテイラーによる韻文の朗読が収録されている(マーキュリー版では歌われていないが、歌詞カードには記載がある)。そして、どちらも共通してテイラーの"And that is the end of this section."というセリフで曲が終わる。この曲がアルバムの半分の収録順であることからのセリフなのか、それともアルバム内で唯一の「深刻なテーマを扱う曲」である同曲の終わりを意味するものなのかは不明である。

英国では、『Shove It』にマーキュリー版、シングルにテイラー版を収録している。 米国では、アルバムにテイラー版を収録し、シングルカットはなされなかった。

テイラーは後に、この歌は「愛と尊厳、そして反戦について扱っている。」と発言している。

担当[編集]

ザ・クロス版

クイーン版[3]

収録曲[編集]

ザ・クロスのシングル盤(1988年3月20日発売)[編集]

英国版 7インチシングル
  1. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Roger Taylor vocals)
  2. ラヴ・オン・ア・タイトロープ - Love on a Tightrope
英国版 12インチシングル
  1. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Roger Taylor vocals)
  2. ラヴ・オン・ア・タイトロープ - Love on a Tightrope
  3. コンタクト - Contact

フレディー・マーキュリーの死後、クイーンはアルバム『メイド・イン・ヘヴン』を完成させるにあたり、この曲をクイーンの新曲として再演奏することにした。 1987年に録音されたマーキュリーのボーカルに新しい伴奏とバックボーカルが加えられた。ザ・クロス版に含まれていたテーラーによる韻文の3パートは、クイーン版には含まれていない。クイーンは、これらの要素を削除した理由は明らかにしていない。

1995年10月23日 (アルバムをリリースする2週間前)、同アルバムからは最初のシングルとして英国で発表された。1995年10月30日 (アルバムをリリースする1週間前)、この曲を共通のA面としてB面収録曲が異なる二枚のシングルがリリースされた。シングルのリリースにあたって、曲中のインストパートが部分がカットされた(ほぼ1分相当)。

クイーンのシングル盤(1995年発売)[編集]

英国盤 CD1
  1. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
  2. イッツ・ア・ビューティフル・デイ - It's a Beautiful Day
  3. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Album Version)
英国盤 CD2
  1. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
  2. 炎のロックンロール - Keep Yourself Alive
  3. 輝ける7つの海 - The Seven Seas of Rhye
  4. キラー・クイーン - Killer Queen
英国盤 カセット
  1. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
  2. イッツ・ア・ビューティフル・デイ - It's a Beautiful Day (Single Version)
アメリカ盤 CDシングル
  1. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
  2. ソウル・ブラザー - Soul Brother
    1981年に録音された楽曲。
英国盤 12インチシングル / プロモーションCD
  1. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
英国盤 7インチシングル
  • A面:ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
  • B面:ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Album Version)

ミュージック・ビデオ[編集]

1904年の映画『The Impossible Voyage』からの画像。1995年のクイーンのミュージック・ビデオで使用された。

クイーンによるミュージック・ビデオはデヴィッド・マレットが監督し、1995年に公開された。 [2] ビデオは、ケンジントンにあるガーデンロッジ の落書き(マーキュリーを追悼するもの)のカットで始まり、ジョルジュ・メリエスによる映画『月世界旅行』(Le Voyage dans la Lune, 1902年)、『The Impossible Voyage』(Le Voyage à travers l'impossible, 1904年)、そして『The Eclipse』( L'éclipsedu soleil en pleine lune 、1907年)からの映像が続く。 [2]

2つめのミュージック・ビデオはSimon Pummellが監督し、「サードハンド」というロボットを操作するキプロス系オーストラリア人のパフォーマーStelarcを起用し、人間と機械の新しい時代を象徴している。

ザ・クロス版のミュージック・ビデオでは、カメラは三段構成のセットを行き来する。下段では老人二人が火を焚き、中段ではザ・クロスが演奏し、上段ではテイラーがビーチのようなでセットで弾き語りをしている。

チャートと売上[編集]

参照資料[編集]

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  1. ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums. London: Guinness World Records Limited
  2. ^ a b c Queen Promo Videos: Heaven For Everyone Ultimate Queen. Retrieved 14 November 2011
  3. ^ “Heaven for Everyone”. AllMusic. https://www.allmusic.com/album/heaven-for-everyone-mw0001016201 2019年4月27日閲覧。 
  4. ^ "Australian-charts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". ARIA Top 50 Singles.
  5. ^ "Austriancharts.at – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in German). Ö3 Austria Top 40.
  6. ^ "Ultratop.be – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in Dutch). Ultratop 50.
  7. ^ "Ultratop.be – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in French). Ultratop 50.
  8. ^ "{{{artist}}}: {{{song}}}" (in Finnish). Musiikkituottajat – IFPI Finland.
  9. ^ "Lescharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in French). Les classement single.
  10. ^ "Offiziellecharts.de – {{{artist}}} – {{{song}}}". GfK Entertainment Charts.
  11. ^ a b I singoli più venduti del 1995” (Italian). 2018年4月6日閲覧。
  12. ^ "Dutchcharts.nl – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in Dutch). Single Top 100.
  13. ^ "Charts.org.nz – {{{artist}}} – {{{song}}}". Top 40 Singles.
  14. ^ "Norwegiancharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". VG-lista.
  15. ^ (Polish) Notowanie nr721. LP3. (24 November 1995). http://lp3.polskieradio.pl/notowania/?numer=721 2019年3月5日閲覧。. 
  16. ^ "Official Scottish Singles Sales Chart Top 100". Scottish Singles Top 40.
  17. ^ "Swedishcharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". Singles Top 100.
  18. ^ "Swisscharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". Swiss Singles Chart.
  19. ^ "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart.
  20. ^ The ARIA Australian Top 100 Singles 1995”. ARIA. 2016年3月3日閲覧。
  21. ^ 1995 Belgian (Flanders) Singles Chart” (Dutch). Ultratop. 2010年4月18日閲覧。
  22. ^ 1995 Belgian (Wallonia) Singles Chart” (French). Ultratop. 2010年4月18日閲覧。
  23. ^ 1995 French Singles Chart Disqueenfrance.com Archived 14 February 2009 at the Wayback Machine. (Retrieved 30 January 2009)
  24. ^ JAAROVERZICHTEN – Single 1995” (Dutch). 2018年4月6日閲覧。
  25. ^ French certifications snepmusique.com (Retrieved 8 May 2019)
  26. ^ UK certifications Bpi.co.uk (Retrieved 28 December 2008)

外部リンク[編集]