ボヘミアン・ラプソディ

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ボヘミアン・ラプソディ
クイーンシングル
初出アルバム『オペラ座の夜
B面 アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー
リリース
録音 1975年
ジャンル ロック
時間
レーベル EMIUK
ハリウッド・レコード (US
作詞・作曲 フレディ・マーキュリー
プロデュース ロイ・ベイカー
ゴールドディスク
プラチナム
チャート最高順位
  • 1位(イギリス)
クイーン シングル 年表
ナウ・アイム・ヒア
1975年
ボヘミアン・ラプソディー
(1975年)
マイ・ベスト・フレンド
1976年
ミュージックビデオ
「Bohemian Rhapsody」 - YouTube
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ボヘミアン・ラプソディ」(Bohemian Rhapsody)は、クイーン1975年10月31日に発表した、フレディ・マーキュリー作の楽曲。

アルバム『オペラ座の夜』に収録。演奏時間が長すぎるために、内部で議論となったが、同年にそのままシングルカットされ(B面はロジャー・テイラー作の「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」。アルバムバージョンの冒頭に、効果音が付加されたバージョン)、世界中で大ヒットした。本国イギリスの全英シングルチャートでは9週連続1位を獲得した。アメリカビルボード誌では、1976年4月24日に週間ランキングの最高位第9位を獲得。ビルボード誌1976年年間ランキングは第18位。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では163位。2010年現在、この曲はビートルズレッド・ツェッペリンエルトン・ジョンなどの楽曲を抑えて、イギリスで最も売れた曲とされている。クイーンの楽曲としては珍しく、歌詞中にタイトル(Bohemian Rhapsody)が一切登場しない。

同時にプロモーションビデオも製作された。明確な意味でのプロモーションビデオとしては世界初と言われる。また、TV出演のスケジュールが合わなかったため急遽制作され、出演できないかわりにこのビデオを流した。撮影は約2時間で終了した。その視覚的重要性を、当時の業界関係者や、他のミュージシャンらに認識させることとなった。さらに、HIV合併症が元でフレディが死去した直後の1992年には映画『ウェインズ・ワールド』の挿入歌として再びヒットし、同じく多くの国々で1位となる。この時の印税は、エイズ基金などの研究機関や関係慈善団体などに寄付された。

2002年にはギネスブックを発行しているギネス・ワールド・レコーズ社が31000人以上から取った「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートの結果、「イマジン」(ジョン・レノン)や「ヘイ・ジュード」「イエスタディ」(ビートルズ)を抑えて1位になった(授賞式にはロジャーとブライアンが出席)。

解説[編集]

曲の構成は冒頭から順に

  1. アカペラ
  2. バラード
  3. オペラ
  4. ハードロック
  5. バラードである2.の延長

となっている。

ヒットしたためにステージ演奏が要求されたが、バンドのメンバー4人での通奏や完全再現は不可能であった。初期のステージでは分割した形で、2. と 4. とをそれぞれ、別々の曲と組み合わせた、メドレー形式として演奏された。その後、中期以降においては、ほぼ1曲通して演奏されることとなったが、1. は省略して、2. のイントロ相当部分のフレーズの繰り返し、ないしは独自のピアノ弾き語り部分を、冒頭に付加して行われた。3. はテープのみを流し、その間に、衣装を変えて再登場して4.以降をライヴ演奏するなどの視覚的効果も加えられた。クイーン+ポール・ロジャースのステージでは、1. は省略、2. はフレディ・マーキュリー存命時のライヴのヴォーカル・トラックに合わせた演奏(スクリーンにもフレディの姿が映し出された)、3. はテープ、4. 以降ポール・ロジャースも加わるという構成だった。クイーン+アダム・ランバートのステージでは、1. は省略、2. は1番はアダム・ランバート、2番はアーカイブ映像によるフレディ、3. はテープ、4. は再びアダム、5. はフレディとアダムのデュエットという構成になっている。

関係スタッフの証言によると、この曲の録音は、24トラックレコーダーを使用して行われた。NHK放送のドキュメンタリー「ボヘミアン・ラプソディ殺人事件」[1]ではマスターテープの実物が画面に映し出され、24トラックとの解説が行われている。(当時は16トラック録音が主体であった[2])。

キーポイントでもあり、ライヴ再現での大きな障害ともなっている 3. のコーラスの録音は、ドラムセットのうちのバスドラシンバルピアノエレキベース、リードボーカルといった、実際にミックスされている正式パートの他、仮歌とリードギターといった、ミックスされないトラックを除く残りのトラックに、フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーといった、歌える3人のメンバーがオーバーダビングし、それらを順次何度もピンポン録音することによって、おおよそ180~200人分かそれ以上の「声の効果」を出そうとしたものであり、実際にそれくらいの声が重ねられている。またダビングのし過ぎでテープが劣化し、テープを明かりに翳すと光が漏れて見えたため、慌てて別のテープにダビングしたというエピソードが残されている。

担当[編集]

プロモーションビデオ[編集]

世界初と言われる[3]プロモーションビデオは序盤と終盤は演奏シーンで、冒頭と中盤のオペラ部分ではメンバーが『クイーン II』のジャケットを彷彿とする暗闇の中で歌うというミステリアスな世界観が描き出されている。このプロモーションビデオは音楽界に衝撃を与え、多くのパロディ作品が作成された。メンバーが暗闇の中で並んでいるシーンはもはやクイーンの代名詞的な存在となり、「Radio Ga Ga」や「ワン・ビジョン」などのクイーンの楽曲のプロモーションビデオの一部にも登場している。

チャート[編集]

売り上げ・資格[編集]

国/地域 認定 認定/売上枚数
イタリア (FIMI)[13] Gold 25,000*
イギリス (BPI)[14] 2× プラチナ 2,300,000[15]
アメリカ合衆国 (RIAA)[16] ゴールド+ゴールド 3,609,000[17]
合計: 5,934,000

*認定のみに基づく売上枚数
^認定のみに基づく出荷枚数

カバーとコラボレート[編集]

1992年のフレディ・マーキュリー追悼コンサートではエルトン・ジョンアクセル・ローズが歌った。バラード部分はエルトン・ジョン、ロック部分はアクセル・ローズが歌い、最後にエルトンとアクセルが一緒に歌うという構成。

日本では聖飢魔IIのヴォーカリストのデーモン閣下が、『タモリの音楽は世界だ!』『ROCK FUJIYAMA』などのTV出演時に独唱でこの曲を歌っている。また、グッチ裕三は『ハッチポッチステーション』のコーナー「ハッチポッチMTV」で童謡犬のおまわりさん』とクロスオーバーさせている(バラード以降のダイジェストを替え歌で構成)。このコーナーではPVの映像を演出に至るまで丁寧に再現している。

1980年代
1990年代
2000年代
2010年代

楽曲が使用された作品[編集]

TV作品
CM
劇場予告編

出典[編集]

  1. ^ NHK BS 世紀を刻んだ歌・ボヘミアン・ラプソディ殺人事件(2002年4月10日)出演:西田尚美
  2. ^ オペラ座の夜』30周年記念盤のインタビューでブライアン・メイは「当時は16トラックだった」と語っている。
  3. ^ グレッグ・ブルックス 『フレディ・マーキュリーア・ライフ、イン・ヒズ・オウン・ワーズ』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2007年、ISBN 978-4401630981
  4. ^ "December 1975/ Archive Chart: 20 December 1975" UK Singles Chart.
  5. ^ “RPM Top Singles”. RPM 25 (5). (1 May 1976). http://www.collectionscanada.gc.ca/rpm/028020-119.01-e.php?andfile_num=nlc008388.4125aandtype=1andinterval=20andPHPSESSID=m89iq841abagb37ld9c0fdc1f3 2010年6月23日閲覧。. 
  6. ^ "Dutchcharts.nl – Queen – Bohemian Rhapsody" (in Dutch). Single Top 100.
  7. ^ "Charts.org.nz – Queen – Bohemian Rhapsody". Top 40 Singles.
  8. ^ a b "Queen – Chart history" Billboard Hot 100 for Queen.
  9. ^ Billboard Top 100 – 1976”. 2011年5月11日閲覧。
  10. ^ End of year charts 1991”. Everyhit. 2011年5月28日閲覧。
  11. ^ Billboard Top 100 – 1992”. 2010年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月30日閲覧。
  12. ^ End of decade charts”. Everyhit. 2011年5月28日閲覧。
  13. ^ "Italian single certifications – Queen – Bohemian Rhapsody" (Italian). Federazione Industria Musicale Italiana. 20 December 2012閲覧.  Select Online in the field Sezione. Enter Queen in the field Filtra. The certification will load automatically
  14. ^ "British single certifications – Queen – Bohemian Rhapsody". British Phonographic Industry.  Enter Bohemian Rhapsody in the field Keywords. Select Title in the field Search by. Select single in the field By Format. Select ' in the field By Award. Click Search
  15. ^ “Digital generation pushes the oldies into the million-sellers club”. Music Week. (6 September 2010). http://www.musicweek.com/news/read/digital-generation-pushes-oldies-into-the-million-sellers-club/043509 2012年6月6日閲覧。. 
  16. ^ "American single certifications – Queen – Bohemian Rhapsody". Recording Industry Association of America. 22 March 2012閲覧.  If necessary, click Advanced, then click Format, then select Single, then click SEARCH
  17. ^ Grein, Paul (2011年10月5日). “Week Ending Oct. 2, 2011. Songs: Gone But Not Forgotten”. Yahoo! Music. 2012年5月10日閲覧。
  18. ^ 『Ukulele Kurikocer』JAN 4988102266653
  19. ^ Bohemian Rhapsody - Lake Street Dive
  20. ^ 劇場上映版予告編のみ。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]