ジャズ (クイーンのアルバム)

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ジャズ
クイーンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1978年7月 - 10月
ジャンル
時間
レーベル
プロデュース
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間2位イギリス[8]
  • 週間3位オランダ[9]
  • 週間5位(ドイツ[10]日本
  • 週間6位アメリカ[11]、スウェーデン[12]、ノルウェー[13]
  • 週間7位フランス[14]
  • 週間8位(オーストリア)[15]
  • 週間13位(カナダ)[16]
  • 週間20位(ニュージーランド)[17]
  • ゴールドディスク
  • プラチナRIAA[18]IFPI スイス[19]ZPAV[20]NVPI[21]
  • ゴールドBPI[22]BVMI[23]SNEP[24]、IFPI オーストリア[25]
  • クイーン アルバム 年表
    • ジャズ
    • (1978年)
    『ジャズ』収録のシングル
    1. バイシクル・レース/ファット・ボトムド・ガールズ
      リリース: 1978年10月13日
    2. ドント・ストップ・ミー・ナウ
      リリース: 1979年1月26日
    3. ムスターファ
      リリース: 1979年4月(ボリビア、西ドイツ、スペイン、ユーゴスラビア)
    4. ジェラシー
      リリース: 1979年4月(アメリカ、カナダ、ブラジル、ニュージーランド、ソ連)
    テンプレートを表示

    ジャズ』(英語: Jazz)は、イギリスロックバンドクイーンの7作目のスタジオ・アルバム。1978年11月10日にEMI(イギリス)とエレクトラ・レコード(アメリカ)から発売され、同年11月25日に日本でもワーナー・パイオニアエレクトラより発売された。

    1975年発売の『オペラ座の夜』以来、ロイ・トーマス・ベイカーをプロデューサーに迎えた作品。ディスクジャケットにはロジャー・テイラーの提案で、ベルリンの壁に描かれていたものと同じデザインが採用された。

    全英アルバムチャートで最高位2位[8]Billboard 200で最高位6位を獲得[11]するなどのヒットを記録した。

    背景[編集]

    前作『世界に捧ぐ』を引っ提げたライブツアー終了後に夏季休暇を挟み、1978年7月にフランスにあるスーパー・ベア・スタジオで本作のレコーディング・セッションを開始し、のちにスイスのマウンテン・スタジオに場所を移して作業が行われた[26]。プロデューサーには『オペラ座の夜』以来となるロイ・トーマス・ベイカーが参加したが、ベイカーが参加した最後のクイーンのアルバムとなった[26]

    アルバムタイトルは、「前作のアンセム群を越えることが非常に困難である」という自覚と、「一つの方向性に偏らず、より多彩なアプローチに復帰することが前へと進む道筋になる」ということから「ジャズ」と命名された。なお、アルバムタイトルには「パンクニュー・ウェイヴをはじめとしたあらゆるものへのアンチテーゼ」というニュアンスも含んでいる[26]

    1978年10月13日に本作からの先行シングルとして両A面シングル『バイシクル・レース / ファット・ボトムド・ガールズ』、1979年1月26日に本作からのリカット・シングル『ドント・ストップ・ミー・ナウ[注釈 1]が発売された。なお、ボリビア、西ドイツ、スペイン、ユーゴスラビアでは「ムスターファ」、アメリカ、カナダ、ブラジル、ニュージーランド、ソ連では「ジェラシー」もシングル・カットされている。

    1978年10月28日から1979年8月18日にかけて、本作を引っ提げたライブツアーを敢行した。

    2011年再発盤[編集]

    2011年6月22日にユニバーサルミュージックよりリマスター盤及びボーナスEPが付属するリミテッド・エディションが発売された[27]。日本では先行発売されたほか、SHM-CD仕様となっている[27]

    リミテッド・エディションに付属のボーナスEPには、「ファット・ボトムド・ガールズ」のシングルバージョン、「バイシクル・レース」のインストゥルメンタルバージョン、「ドント・ストップ・ミー・ナウ」の別バージョン[注釈 2]、「レット・ミー・エンターテイン・ユー」のライブ音源、「ドリーマーズ・ボール」の初期段階のアコースティックバージョンの5曲が収録された[27]

    なお、従来の作品では、「ファット・ボトムド・ガールズ」の冒頭にてテープの不具合が生じていたが、再発盤では修正されている。

    収録曲[編集]

    特記がない限り、リード・ボーカルはフレディ・マーキュリー

    アナログ盤A面
    #タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
    1.ムスターファ(Mustapha)フレディ・マーキュリー 
    2.ファット・ボトムド・ガールズ(Fat Bottomed Girls)ブライアン・メイ
    • フレディ・マーキュリー
    • ブライアン・メイ
    3.ジェラシー(Jealousy)フレディ・マーキュリー 
    4.バイシクル・レース(Bicycle Race)フレディ・マーキュリー 
    5.「うちひしがれて」(If You Can't Beat Them)ジョン・ディーコン 
    6.「レット・ミー・エンターテイン・ユー」(Let Me Entertain You)フレディ・マーキュリー 
    アナログ盤A面
    #タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
    7.「デッド・オン・タイム」(Dead on Time)ブライアン・メイ 
    8.「セヴン・デイズ」(In Only Seven Days)ジョン・ディーコン 
    9.「ドリーマーズ・ボール」(Dreamer's Ball)ブライアン・メイ 
    10.「ファン・イット」(Fun It)ロジャー・テイラー
    • ロジャー・テイラー
    • フレディ・マーキュリー
    11.「去りがたき家」(Leaving Home Ain't Easy)ブライアン・メイブライアン・メイ
    12.ドント・ストップ・ミー・ナウ(Don't Stop Me Now)フレディ・マーキュリー 
    13.「モア・オブ・ザット・ジャズ」(More of That Jazz)ロジャー・テイラーロジャー・テイラー
    合計時間:

    演奏[編集]

    脚注[編集]

    [脚注の使い方]

    注釈[編集]

    1. ^ B面にはイギリス盤のみ「セヴン・デイズ」、日本盤やアメリカ盤などには「モア・オブ・ザット・ジャズ」が収録された。
    2. ^ カットされたギターのフレーズが含まれたアレンジ

    出典[編集]

    1. ^ Lhooq, Michelle (2018). Queen. Enslow Publishing, LLC. p. 59. ISBN 9781978505261. https://books.google.com/books?id=KRCDDwAAQBAJ&pg=PA59 
    2. ^ Marsh, Dave (1979年2月8日). “Queen: Jazz”. Rolling Stone (Penske Business Media). https://www.rollingstone.com/music/albumreviews/jazz-19790208 2020年7月24日閲覧. ""tight guitar/bass/drums heavy-metal clichés..."" 
    3. ^ “Queen: Queen 40 Limited Edition Collector's Box Set Volumes 2 & 3”. PopMatters. https://www.popmatters.com/151473-queen-queen-40-limited-edition-collectors-box-set-volumes-2-3-2495917036.html 2020年7月24日閲覧. "" which continues to mix the group's noted pop works..."" 
    4. ^ Nick Deriso (2018年10月25日). “The Best Song From Every Queen Album”. Ultimate Classic Rock. 2020年7月24日閲覧。 “"...it was a curious album that found Queen traveling deeper into stadium rock..."”
    5. ^ Erlewine. Jazz - Queen | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年7月23日閲覧。
    6. ^ Petridis, Alexis (2011年12月15日). “Queen: Jazz; The Game; Flash Gordon; Hot Space - review”. The Guardian (London). https://www.theguardian.com/music/2011/dec/15/queen-jazz-game-flash-gordon-review 2020年7月23日閲覧。 
    7. ^ Queen: Album Guide”. Rolling Stone. Penske Business Media. 2011年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
    8. ^ a b Official Albums Chart Top 75 (26 November 1978 - 02 December 1978)”. Official Charts Company (1978年11月26日). 2020年7月23日閲覧。
    9. ^ Steffen Hung. “Queen – Jazz”. dutchcharts.nl. 2020年7月23日閲覧。
    10. ^ charts.de”. charts.de. 2015年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
    11. ^ a b Billboard 200 Chart”. Billboard. Prometheus Global Media (1979年1月6日). 2020年7月23日閲覧。
    12. ^ Steffen Hung. “Queen - Jazz”. swedishcharts.com. 2020年7月23日閲覧。
    13. ^ Steffen Hung. “Queen - Jazz”. norwegiancharts.com. 2012年11月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
    14. ^ InfoDisc : Tous les Albums classés par Artiste”. Infodisc.fr. 2014年3月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
    15. ^ Steffen Hung. “Queen - Jazz”. austriancharts.at. 2012年11月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
    16. ^ Results - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca. 2016年10月26日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
    17. ^ Steffen Hung. “Queen - Jazz”. charts.nz. 2020年7月23日閲覧。
    18. ^ American album certifications – Queen – Jazz”. RIAA. 2020年7月23日閲覧。
    19. ^ The Official Swiss Charts and Music Community: Awards (Queen; 'Jazz')”. IFPI Switzerland. 2020年7月23日閲覧。
    20. ^ Polish album certifications - Queen - Jazz”. ZPAV. 2020年7月23日閲覧。
    21. ^ Dutch album certifications - Queen - Jazz”. NVPI. 2020年7月23日閲覧。
    22. ^ BRIT Certified”. BPI. 2020年7月23日閲覧。
    23. ^ Gold-/Platin-Datenbank (Queen; 'Jazz')”. BVMI. 2020年7月23日閲覧。
    24. ^ Austrian album certifications - Queen - Jazz”. SNEP. 2020年7月23日閲覧。
    25. ^ Austrian album certifications - Queen - Jazz”. IFPI Austria. 2020年7月23日閲覧。
    26. ^ a b c クイーン『JAZZ / ジャズ』制作秘話”. uDiscover. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2020年7月24日閲覧。
    27. ^ a b c “クイーン、『世界に捧ぐ』から『ホット・スペース』まで6月22日発売”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2011年5月28日). https://www.barks.jp/news/?id=1000070287 2020年7月24日閲覧。 

    外部リンク[編集]