5ive
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5ive(ファイヴ、Five)は、1997年に結成されたイギリスのボーイズグループ。
全世界で2000万枚を売り上げ[2][3]、ポップ、ラップ、ロックなどジャンルを問わない音楽性で人気を博した。
2001年に解散、2025年にオリジナルメンバー5人で本格的に再始動することを発表し、ツアーを開催。
メンバー
[編集]- ショーン・コンロン(1997-2001,2012-)
- スコット・ロビンソン(1997-2001,2006-2007,2012-)
- リッチー・ネヴィル(1997-2001,2006-2007,2012-)
- ジェイソン・"J"・ブラウン(1997-2001,2006-2007,2025-)
- アブズ・ラヴ(1997-2001,2006-2007,2012-2014,2025-)
バイオグラフィー
[編集]デビュー
[編集]1997年、スコット、J、リッチー、アブス、ショーンの5人はスパイス・ガールズの生みの親であるボブ・ハーバート、クリス・ハーバートによって、約3,000人の中からオーディションで選ばれた。選ばれた後、5人はBMC/RCA(レコード会社)と契約する。同年12月に"Slam Dunk (Da Funk)"をリリース。UKチャート10位を記録し、NBAの1998年公式テーマソングにも選ばれた。この次にリリースされたWhen The Lights Go Outは彼らにとって初の世界的なヒットとなり、UKチャートで4位、USチャートで10位を記録した。その後、予定されていた1stアルバムのプロモーション活動のため、ディズニー・チャンネル、MTV、TRLなどさまざまな番組に出演する。結果、UKアルバムチャート、オーストラリア・アルバムチャート、ニュージーランド・アルバムチャートで1位、USアルバムチャートで27位を獲得した。1998年には"Everybody Get Up"、"Got The Feelin'"、"Until The Time Is Through"をリリースしどれもイギリスでトップ5を記録した。
Invincible
[編集]1999年8月、2ndアルバム『Invincible』からのファーストシングル、"If Ya Gettin' Down"をリリース。世界中で大ヒットとなり、10月にリリースした"Keep On Movin'"で初めてのUKチャート1位を記録する。そして、同時にアルバムもUKアルバムチャートで4位を記録する。2000年3月に"Don't Wanna Let You Go"をリリース、UKチャート9位を記録。同年3月3日にブリット・アワードで"We Will Rock You"をクイーンとパフォーマンスした、5iveのカバー・シングルは2度目の全英1位を記録。またこのブリット・アワードではベスト・ポップ・アクト賞を受賞した。2000年上半期はUK、ヨーロッパ、ロシア、オーストラリア、南アメリカをツアーでまわり成功をおさめた。
このツアーの後、5iveはUKでいくつかのコンサートをひらいた。また、5iveとアジアのレコード会社の間に何らかの問題が生じ、アジアツアーはキャンセルされた。このような苦難もあり、5iveは次のアルバム制作に熱を入れることとなった。この間、彼らはヨーロッパでいくつもの賞を受賞しつづけ、2000年12月には母国イギリスで2度目のツアーを開始。2001年1月には世界的なフェスティバル、Rock In Rio(リオ・デ・ジャネイロ)に参加、約50万人のファンの前でパフォーマンスをした。
Kingsize、解散
[編集]2001年5月、当初『XL』という名前で制作が進められていた3rdアルバム『Kingsize』が完成し、8月にリリース。この頃にメンバーのショーンが腺熱で休養する事が発表され、5iveは4人で活動することとなり、アルバムからのファーストシングル、"Let's Dance"のプロモーション・ビデオではショーンの等身大のパネルが代わりに登場した。"Let's Dance"はUKチャートで2週連続1位を記録。
ショーンはこの時期にうつ状態に陥っており、7月にはメンバーから脱退。更にスコットは婚約者であるケリー・オーカーが妊娠したという知らせを聞き、一時的に5iveから離れることになった。7月のベルギーでのコンサートでは、リッチーが左足の激しい捻挫をし、5iveはついに活動を休止。将来を考えた結果、2001年9月27日にMTVセレクトを通して解散を発表した。解散発表の次の日に、スコットはケリーと結婚した。
解散後の11月には"Closer To Me"と"Rock The Party"をダブルAサイド・シングルとしてリリース。Closer To Meのミュージック・ビデオは彼ら自身がデビューから撮り溜めていたビデオを繋げて制作され、フランキー・ヴァリのGreaseをサンプリングしたRock The Partyのビデオではアニメーションの5iveが登場する。そして集大成として初のベスト盤『Greatest Hits』が発売された。
再結成
[編集]2006年9月17日、5iveのオフィシャルページを通して、5iveがなんらかの告知をするという情報がながれた。そして、同月27日、解散からちょうど5年、5iveはまた活動を再開すると発表。しかしメンバーにはショーンは含まれておらず、解散時と同じ4人での活動を予定していた。
2007年3月8日の深夜には新曲"'70 Days"と"Settle Down"を彼らのMyspaceで公開するが、再結成発表後たった7か月で5iveは再び解散することを公式ページで発表。
2012年10月、イギリスのリアリティ番組、"The Big Reunion"の企画でまたもや再結成することが決まった。ショーンが復帰した代わりにJは参加せず。2014年8月にアブスが脱退を発表[4]。活動は再び縮小するものの、2022年にはインディ・レーベルからアルバム『タイム』を配信限定で発表。
2025年、オリジナルメンバー5人で本格的な再結成と再始動を行うことを発表。ツアー"Keep on Movin' Tour"も開催されることになり、10月からイギリス全土で公演を開催。イギリスではO2アリーナを含む多くの公演が完売したこともあり、更に公演が追加された[5]。2026年からはオーストラリアとニュージーランドで公演を開催する[6][7]。
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]| チャート最高位 | シングル |
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| アルバム名: Time |
シングル
[編集]| 年 | シングル | アルバム | 最高位 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| UK [9] |
US [10] |
AUS | NZ [11] |
NED | SWE [12]
| |||
| 1997年 | "Slam Dunk (Da Funk)" | 5ive | 10 | 86 | 51 | 28 | 10 | 28 |
| 1998年 | "When the Lights Go Out" | 5ive | 4 | 10 | 2 | 20 | 32 | 7 |
| 1998年 | "Got The Feelin'" | 5ive | 3 | -- | 4 | 3 | 4 | 12 |
| 1998年 | "Everybody Get Up" | 5ive | 2 | -- | 3 | 1 | 9 | 5 |
| 1999年 | "It's The Things You Do" | 5ive | -- | 53 | -- | -- | -- | -- |
| 1998年 | "Until The Time Is Through" | 5ive | 2 | -- | 9 | 14 | 15 | 11 |
| 1999年 | "If Ya Gettin' Down" | Invincible | 2 | -- | 2 | 1 | 6 | 6 |
| 1999年 | "Keep On Movin'" | Invincible | 1 | -- | 9 | 7 | 3 | 10 |
| 1999年 | "How Do Ya Feel" | Invincible | -- | -- | -- | -- | -- | -- |
| 2000年 | "Don't Wanna Let You Go" | Invincible | 9 | -- | 17 | 5 | 13 | 22 |
| 2000年 | "We Will Rock You (with Queen" | Invincible | 1 | -- | 3 | 29 | 20 | 35 |
| 2001年 | "Let's Dance" | Kingsize | 1 (2週間) | -- | 3 | 11 | 22 | 20 |
| 2001年 | "Closer To Me" | Kingsize | 4 | -- | -- | -- | -- | 不明 |
| 2001年 | "Rock The Party" | Kingsize | 不明 | -- | 56 | 44 | -- | 不明 |
ツアー
[編集]- Invincible Tour(2000年2月~5月)
- UK Tour(2000年12月)
- Keep On Movin' Tour(2025年10月~2026年)
受賞
[編集]- ベスト・ポップ・アクト賞(2000年)
- MTV セレクト賞(1998年)
シルバー・クレフ・アワード
- ベスト・ニューカマー賞 (2000年)
スマッシュ・ヒット・ポール・ウィナー・パーティー
- ベスト・ニュー・アクト賞(1997年)
- ベスト・ヘア・カット賞(スコットが受賞:1997年~1998年)
- ベスト・ブリティッシュ・バンド賞(1998年~2000年)
- ベスト・アルバム賞(1998年)
- ベスト・カバー賞(1998年)
TMF アワード
- ベスト・シングル賞(2000年)
- ベスト・アルバム賞(2000年)
- ベスト・インターナショナル・グループ賞(2000年)
TV ヒット・アワード
- ベスト・ニュー・バンド賞(1999年)
- ベスト・シングル賞(2000年)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c Ankeny, Jason. Five Biography, Songs & Albums - オールミュージック. 2021年11月27日閲覧。
- ^ Croal, Nicola (2025年2月24日). “5ive confirm reunion after Abz Love makes return to band 11 years after quitting”. Daily Record. 2025年9月26日閲覧。
- ^ Casey Cooper-Fiske (2025年2月27日). “Boyband Five to reunite with original members for the first time in 25 years”. The Independent. 2025年9月26日閲覧。
- ^ “Five: We were upset over Abz Love's sudden exit”. Bucks Free Press. Newsquest (2015年1月21日). 2021年11月27日閲覧。
- ^ Garrett, Olivia (2025年3月7日). “How to get Five tickets as extra dates added to 2025 UK reunion tour”. Radio Times. 2025年9月28日閲覧。
- ^ Margolius, Zach (2025年8月22日). “Five: Nostalgic 90s boy band to reunite with all five founding members for Australian tour in May 2026”. Perth Now. 2025年9月26日閲覧。
- ^ “UK boy band Five reunite for Auckland concert in 2026, first full line-up since 2000”. NZ Herald (2025年8月22日). 2025年9月26日閲覧。
- ^ “ARIA Top 50 Accreditations”. Album Accreditations for 2001. 2006年8月5日閲覧。
- ^ “everyHit.com”. Chart positions. 2006年8月5日閲覧。
- ^ “Billboard.com”. Artist Chart History. 2007年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年1月1日閲覧。
- ^ “NZ Top 50 archives”. Chart positions. 2005年11月19日閲覧。
- ^ “Swedish Charts”. Chart Peak Positions. 2006年8月27日閲覧。