逆ギレ
逆ギレ(ぎゃくギレ、逆切れ)とは、俗に、本来なら怒られるべき立場の人が、逆に怒り出すこと[1](宥めている人が激怒してしまった場合も含む)。
概要
自己に責められるべき非、過失があることを指摘、追及しようとする者を撥ねつけようと、または寄せ付けまいと図って(反省、謝罪の態度を取らずに逆に)怒り出すこと、または怒りの雰囲気を漂わせること。単なる「逆上」と混同され、同様の意味で使用されることもある。
お笑い芸人の松本人志がテレビ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』で使い始めたことがきっかけとなり、世間に浸透したとされている。
近年では、新型コロナの流行に伴うマスク着用をめぐる逆ギレ事例が見られる。2020年9月、ピーチ航空の機内で男性がマスク着用を拒否し、他の乗客に大声を出すなどして「安全な航行に協力しようという姿勢」がなかったため、安全運航を阻害したとして降機させられた[2][3]。この男性は2020年11月にも長野県内のホテルでトラブルを起こし、警官10名近くが出動する騒ぎとなった[2]。
脚注
- ^ 新選国語辞典(小学館)2011年
- ^ a b “飛行機「マスク拒否」男性、今度はホテルで... 警官10人近く出動の大騒ぎに”. J-CASTニュース (2020年12月1日). 2020年12月14日閲覧。
- ^ “「マスク拒否」で相次ぐ旅客機での退去命令、乗客側の訴えに道理はあるか”. DIAMOND online (2020年9月21日). 2020年12月14日閲覧。