輪廻のラグランジェ
輪廻のラグランジェ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャンル | ロボット | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アニメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作 | Production I.G | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
総監督 | 佐藤竜雄 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監督 | 鈴木利正 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ構成 | 菅正太郎 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
脚本 | 菅正太郎、森田繁 野村祐一、大野木寛 待田堂子、梅原英司 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターデザイン | 森沢晴行(原案) 乘田拓茂、小林千鶴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
音楽 | 鈴木さえ子、TOMISIRO | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アニメーション制作 | XEBEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
製作 | ラグランジェ・プロジェクト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
放送局 | 放送局参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
放送期間 | 2012年1月8日 - 3月25日(第1期) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
OVA:輪廻のラグランジェ「鴨川デイズ」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監督 | 鈴木利正 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ構成 | 管正太郎 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターデザイン | 乘田拓茂、小林千鶴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アニメーション制作 | XEBEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
製作 | ラグランジェ・プロジェクト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発売日 | 2012年8月23日(予定) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他 | ゲーム作品とのHybrid Disc仕様 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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テンプレート - ノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロジェクト | アニメ、漫画、ライトノベル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポータル | アニメ、漫画、ラジオ、文学 |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『輪廻のラグランジェ』(りんねのラグランジェ)は、日本のアニメ作品。テレビシリーズとして、2012年1月より読売テレビほかにて放送開始。放送期間は分割2クールで、2012年の1月から3月まで(全12話)と、7月から9月まで(全12話)を予定している[1]。さらに、同年6月23日より、OVA『輪廻のラグランジェ 鴨川デイズ』がイベント先行上映される予定。
副題には『Flower declaration of your heart』[2]が表記されている。
概要
原作はIGポート傘下のProduction I.Gで、アニメーション制作は同じくIGポート傘下のXEBECが担当。総監督は、XEBECで『機動戦艦ナデシコ』『宇宙のステルヴィア』を手掛けた佐藤竜雄。監督は、同じくXEBECで『ヒロイック・エイジ』『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』を手掛けた鈴木利正がそれぞれ担当する。
ラグランジェ・プロジェクト(製作委員会)からの開発依頼を受けた日産自動車のグローバルデザイン本部が本作品のロボット(オービッド)のデザインを担当する。60人を超えるカーデザイナーやモデラーを集めたコンペティションが行われ、60作品以上出された図案から複数を選定し、デザイナー自身により修正を施された主役・敵役ロボットが劇中に登場することとなる[3][4]。
製作委員会に参加している読売テレビでは宣伝に力を入れており、2011年10月16日に行われた日産自動車の制作発表イベントを翌朝のローカル番組『朝生ワイド す・またん!』で報じた他、同年11月11日には吉田奈央アナウンサーをアニメ本編第4話へテレビリポーター役で出演させることを『ytvアナウンサー向上委員会 ギューン↑』で報じている[5]。
作品の舞台
本作品の主な舞台は千葉県鴨川市となっており、実在の風景を基にした背景画も劇中にて描かれている[6]。同市においては「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会」が発足し[7]、鴨川市民および出身者や千葉県在住者のみに限定されたイベントではあるが、2011年12月23日には鴨川市民会館で本作品第1話の先行上映会が開催され、声優の石原夏織(京乃まどか役)、スタッフの鈴木利正(監督)、佐藤竜雄(総監督)、大河原健(プロデューサー)の4人によるトークショーなども行われた[8][9]。
2012年3月7日放送のNHK『クローズアップ現代』で、自治体による番組とのタイアップ事例として紹介された。
ストーリー
千葉県鴨川市に住む少女・京乃まどかはランという宇宙からやって来た少女と出会い、彼女から「ウォクス」と呼ばれるロボットに乗って欲しいと頼まれる。その鴨川に突如として宇宙からの敵が襲来したことで、彼女の運命は一変する。ランとは別に宇宙から来たムギナミという謎の少女とも出会ったまどか達は、ウォクスを狙う宇宙からの敵に対し、地球を守るために立ち向かうのだった。
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登場人物
メインキャラクター
- 京乃まどか(きょうの まどか)
- 声 - 石原夏織
- 鴨川生まれ・鴨川育ちの17歳。鴨川女子高等学校ジャージ部部長。2年3組在籍。身長159センチメートル、スリーサイズはB84・W58・H88[10]。髪の毛は濃い茶色のセミロングで、ジャージ部の活動の時には前髪を頭の上でまとめて結んでいる。
- 明朗快活で仲間想いな少女。ジャージ着用時は左腕と右足をまくり上げている。「まるっ」と言いながら右手で円を描く癖を持つ。幼少時に母親が海で亡くなり、そのショックから暗い性格になってしまっていたが、明るく人助けに励む当時のようこ(後述)の姿を見て元気を取り戻し、現在に至っている。
- 千葉県に住んでいながら、隣接する東京都には行ったことがない。自分の住んでいる鴨川の町に人並みならぬ愛着を持ち、地域の事情にも詳しい(キリウス達との戦闘では街の人々に被害が及ばないように注意して戦っていた)。いくつもの運動部に助っ人として駆り出されるなど運動神経は良好(助っ人を頼まれる部活は運動部に限らない)。その反面、難解な名前を覚えるのは苦手のようで、「ウォクス・アウラ」を「おくさん」と呼んだり、ヴィラジュリオの名前を口にするたびに違う名前で呼んでいた。
- ランに頼まれたことから、なりゆきで「ウォクス・アウラ」のパイロットとなる。初陣はジャーマン・スープレックス・ホールドで勝利を決めた。10歳の時に溺れ、その時にアウラに遭ったことをおぼろ気に覚えており、メモリアはこの際に刻まれたようである。
- ランとムギナミがジャージ部に入部したことで、念願の部室を手に入れ、部長としての醍醐味をかみ締める。そして、地球へやって来たヴィラジュリオと出合い、ムギナミの正体と彼の目的を知らされ、ムギナミに対するヴィラジュリオの態度に激怒する。その後の戦闘ではムギナミの敵討ちと称して出撃してヴィラジュリオと対峙するが、彼を信じるムギナミに阻まれ、彼女からぶつけられた辛辣な言葉に対する怒りの感情に「ウォクス・アウラ」が呼応し、「輪廻」と呼ばれる謎の現象を引き起こす。後にムギナミとお風呂へ入り、心情を語り合って彼女とは和解した。「キッス」の大部隊との戦闘では、ジャージ部の3人が揃って戦うことを熱望してファロスに向かい、凍結が解かれた「ウォクス・アウラ」で出撃する。しかし、戦闘の巻き添えで重傷を負ったようこの姿を目撃し、その動揺から再び「輪廻」を開いてしまう。その際、向こうの世界でユリカノと出会い、自分で選んだやり方をすべきだと諭され現実に復帰。3機のウォクスで巨大な花を空に作り出す。しかし、機体が突如機能停止し、そこをヴィラジュリオに狙われるが、地球へ到着したレ・ガリテの艦隊の援護で窮地を脱する。戦いが終わった後は母星に帰るランを涙ながらに送り出し、それまでと同じようにジャージ部部長としての助っ人活動に取り組んでいる。
- なお、メモリアは右腰の後ろにある。
- ラン
- 声 - 瀬戸麻沙美
- とある重大な任務のために宇宙からやってきた少女。フルネームは「フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ」。16歳。身長161センチメートル、スリーサイズはB82・W55・H85[10]。薄い水色の髪の毛を三つ編みにして、いつも頭の後ろで短くまとめており、頭の左側に白い花の形の髪飾りを付けている。「ウォクス・リンファ」のパイロットで、まどかをファロスへと導き、彼女を「ウォクス・アウラ」に乗せた。「わんっ」が口癖(しかし、これはアステリア〈後述〉から「地球の挨拶」と称して吹き込まれていた嘘であり、彼女の口から真実を知ってショックを受けていた)。
- 彼女はポリヘドロンの構成国家の1つ、惑星レ・ガリテの王女であり、国王であるディセルマインの妹。反ポリヘドロン義賊同盟「キッス」の頭領であるヴィラジュリオとも知り合いで、幼い頃は彼と遊んで暮らしていた。
- 当初は、「ウォクス・リンファ」をウォーリア形態に変形させることが出来なかったが、キリウス達との戦闘に苦戦するまどかのピンチに出撃し、その際に機体を変形させることができるようになった。
- 普段は感情をあまり表に出さないが、意外と情に厚く、まどかをいつもさりげなく思いやっている。見た目はクールで、苦手な物はないしっかり者に思われがちだが、実はカナヅチでお化けが苦手(ムギナミの悪戯で溺れた時には彼女の人工呼吸で意識を取り戻した。おらが祭のお化け屋敷では怖さのあまり泣いてしまったことがある)。まどかと親しげなムギナミを意識しているのか、BWHでムギナミがウェイトレスになると、自分もやると言い出したものの、ムギナミと逆に失敗ばかりのドジっ娘ぶりを披露することになってしまった(しかし、男性客には大受けし、来客の数は激増していた)。見た目の印象に反してかなりツンデレの部分があり、興奮すると着ている物をいきなり全部脱いでしまうなど、まどかやムギナミも驚くような行動に出ることがある。
- ムギナミに続いて鴨川女子高等学校に転入し、まどかの左隣の席に着いた。さらにジャージ部へと入部してまどかの家へと居候する。正体が不明なムギナミに対しては疑念を抱いており、モイドと連絡を取り合って身元を探っていた。後に彼女が「お兄ちゃん」と呼ぶデ・メトリオの元王子、ヴィラジュリオと再会し、その変貌ぶりに驚愕した。まどかとムギナミが仲違いをした際は、出て行こうとしたムギナミを引き止め、3人の仲を取り持った。アステリアが「ウォクス・アウラ」の凍結命令を出した時は、ムギナミと共に格納庫に立てこもり、反対活動を行った。「キッス」の大部隊との戦闘では、ムギナミと連携して敵に立ち向かった。戦闘の最終局面にレ・ガリテの艦隊が地球へ飛来し、ヴィラジュリオを助けて一緒に去ってしまったムギナミを必ず連れて帰ることをまどかに約束。母星へと帰った。
- なお、メモリアは左腋にある。
- ムギナミ
- 声 - 茅野愛衣
- ランと同じく宇宙からやってきた少女。しかし目的も素性もランとは大きく異なる。17歳。身長157センチメートル、スリーサイズはB93・W60・H90[10]。ウェーブのかかった薄いオレンジ色の髪の毛は上半身を覆うほどに長く豊かで、作中の女子キャラ達の中でもひときわ目立っている。他のキャラ達と違って名字はないらしく、鴨川女子高等学校に転入した時にも「ムギナミ」としか紹介されていないが、そのことで他の生徒たちから違和感を持たれている様子は特にない。
- ジャージ部の3人の中では一番の巨乳で体型も若干太め。そのため胸が窮屈なのか、鴨川女子高制服のブレザーおよびジャージ部のジャージを着る時には前の部分を閉めていない。相手から何かを頼まれた時に「かしこまり〜」と言うのが口癖。
- 彼女は反ポリヘドロン義賊同盟「キッス」の一員であり、頭領のヴィラジュリオを「お兄ちゃん」と呼んで慕っている。ファロスの所有する「ウォクス」を欲していた組織のために独断でファロスへと侵入し、「ウォクス・イグニス」に接触して、体にメモリアを刻み付け、「ウォクス・イグニス」のパイロットになった。
- ポリヘドロンにある辺境の流刑地、惑星ウ・ゴーの出身で、身寄りのない孤児であり、幼少時は貧困のため盗みなどをしながらホームレスの生活を送っていた。しかし、ある時、海岸で倒れていたヴィラジュリオと出会い、後に彼に誘われて「キッス」の一員となった。おっとりとした口調だが、運動神経はまどか並みに良く、人命救助やウェイトレス、料理もそつなくこなす器用さを持つ(「キッス」の内部では厨房の担当で100人分もの料理を作っていたらしい)。
- 鴨川女子高等学校に転入してきて、まどかの右隣の席に着く。そして、まどかからジャージ部にスカウトされ、まどかの家に居候した。最初は私服で登校していたが、第7話から制服を着用している。正体や目的が不明であったため、当初はファロス司令部やランから監視を受けていた。
- ランやまどかには、たとえ敵同士として戦うことになったとしても今の生活を楽しみたいと語り、地球へやって来たヴィラジュリオとの再会を喜んだが、予想に反して彼から乱暴な態度で突き放され、大きな衝撃を受けた(彼女が「ウォクス・イグニス」のパイロットになったのは、ヴィラジュリオの意に反する行為だった模様)。その後の戦闘では「ウォクス・イグニス」に乗り出撃。ヴィラジュリオを疑いきれず、まどかを罵ってしまうが、後にまどかとお風呂で語り合い、互いに和解した。「キッス」の大部隊との戦闘では、ヴィラジュリオへの想いを断ち切り、彼と激闘を繰り広げたが、地球へ飛来したレ・ガリテ軍の攻撃を受けて傷付いた彼を助け、その場から去った。その2週間後に、まどかへまた鴨川へ戻ってくることを誓う内容の手紙を送った。ヴィラジュリオがデ・メトリオの国王に就任した後、彼の近衛兵になった模様[11]。
- なお、メモリアは下腹部にある。
鴨川女子高等学校
まどか、ラン、ムギナミが通う女子高校。全校生徒数は約450人[12]。海岸沿いに位置する。まどかが所属するジャージ部が存在する(当初の部員はまどか1人だけだったが、後にランとムギナミが入部する)。制服は夏服はポロシャツで冬服はブレザー。第11話においては、学校を挙げてまどか達ジャージ部の戦闘を応援した。
- 岩淵まちこ(いわぶち まちこ)
- 声 - 浅倉杏美
- 鴨川女子高等学校の体育教師。26歳[12]。ようことは友人で、ジャージ部のOG。
- 彼女と田所の学校への訪問により、まどかがウォクスに乗って戦っていた事を初めて知る。ランとムギナミがジャージ部に入部したことで、まどか達に部室を提供する。プールに逃げ出したうなぎの捕獲など、雑用を頼む事もある(なお、この際のうなぎが、おらが祭での蒲焼きに使われた)。
- 野上さち(のがみ さち)
- 声 - 山口立花子
- 鴨川女子高等学校の生徒。17歳。まどかの幼馴染。サーフィン部所属(鴨女のサーフィン部は県大会で優勝する程)。
- キリウス達との戦闘中にまどかがウォクスで、いつものように“まるっ”をやった事で、まどかがロボットに乗って戦っていた事を知る。幼少時に海で溺れ、ようこに助けられた事がある。ランと仲良くなり、おらが祭ではサーフィン部の看板娘役を彼女に頼む。
- 近藤みち(こんどう みち)
- 声 - 三森すずこ
- 鴨川女子高等学校の生徒。16歳。まどかのクラスメイト。天文部所属。
- さちと同じく、まどかがロボットに乗って戦っていた事を知る。ムギナミと仲良くなり、おらが祭ではカフェの手伝いを彼女に頼む。
- 高倉えりか(たかくら えりか)
- 声 - 南里侑香
- 鴨川女子高等学校の生徒会長及び剣道部部長。18歳。
- 剣道では今年の県大会で三連覇を目指している。
- まどかを探して学校にやって来たイゾをまどかの彼氏と勘違いする。
- 五十嵐しょうこ(いがらし しょうこ)
- 声 - 野水伊織
- 鴨川女子高等学校の生徒。16歳。剣道部所属。
- えりかと同じくイゾをまどかの彼氏と思い込んでしまう。
- 葛原ともえ(くずはら ともえ)
- 声 - 森谷里美
- 鴨川女子高等学校の生徒。15歳。映画研究部所属。
- おらが祭では、まどかの主演映画を制作して公開し、次回はランとムギナミにも出て欲しいと彼女達を誘っていた。
- 岩あやね(いわ あやね)
- 声 - 藤村歩
- 鴨川女子高等学校の生徒。17歳。テニス部所属。
まどかの関係者
- 中泉ようこ(なかいずみ ようこ)
- 声 - 能登麻美子
- まどかの従姉で、姉代わりの海洋考古学者。25歳[12]。鴨川女子高等学校ジャージ部のOG。プロレスに詳しく、時たままどかに技をかけることもある。以前から海洋考古学者として「ウォクス・アウラ」の調査・研究を行っていたが、半ば横取りの形でノウムンドゥス財団に「ウォクス・アウラ」を奪われて以来、移動型地球防衛前線基地ファロスの周囲を探る様になる。
- まどかと「ウォクス・アウラ」との関係を以前から知っていたようで、当初は彼女がウォクスに乗ることに反対していた。しかし、それ以上にまどか自身の意思を尊重しており、彼女が2度目の戦闘中にウォクスの中で悩んでいた際は、携帯越しの通話で一喝し、彼女を立ち直らせた。その後、モイドからIDカードを渡され、ファロスへの出入りを許される。颯太と共に「ウォクスの伝説」を調べ、「キッス」の大部隊との戦闘では、アステリアに「ウォクス・アウラ」の凍結解除をするように説得した。しかし、直後に校庭に落下してきた敵機から生徒をかばい、重傷を負ってしまうが一命は取りとめており、元気になった後も傷跡はそのままにしている。
- 中泉浩(なかいずみ ひろし)
- 声 - 浜田賢二
- サーフショップ兼レストラン「BWH(BWHは "Be With Hiroshi" の略)」のオーナー。44歳。ようこの父親で、まどかの叔父。
- 第6話のセリフからバツイチのようである。なお、BWHは常連からスリーサイズと呼ばれている[12]。
- 客寄せのために、ランとムギナミの2人が店でバイトをしてくれないかと望んでいる。実際に2人がウェイトレスをした際は男性客が急増した。地球へやって来たヴィラジュリオとコートの取り合いで知り合いになり、彼とまどかが出会う切っ掛けを作る。第7話で、まどか達に新しいウェイトレス服をプレゼントする。ランが母星へ帰る際は店でお別れ会を開いた。
- 芹沢颯太(せりざわ そうた)
- 声 - 井口祐一
- ようこのアシスタントの海洋考古学者。23歳。
- ようこと同じくモイドからIDカードを渡され、ファロスへの出入りを許される。「ウォクス・シリーズ」と古代語や伝承との関連性を調査している。第12話でおにぎりを落とした際、偶然ラグランジェの花を発見する。
ファロスの関係者
ノウムンドゥス財団が建造した前線基地の乗組員。田所司令以下ブリッジクルーは戦闘での指揮を行うほか、「ウォクス・シリーズ」の整備など数多くの人々が仕事に就いている。ファロス本体の詳細については「#移動型地球防衛前線基地ファロス」の項目を、「ウォクス・シリーズ」の詳細については「#オービッド」の項目を参照。余談だが、司令部制服のロゴ(胸にあるマーク)がスポンサーである日産の高級車ブランドであるインフィニティのエンブレムに所々変わるという描写がある。
- 田所正蔵(たどころ しょうぞう)
- 声 - 保村真
- ファロスの司令官。30歳。独身[12]。堅苦しい場が苦手で、ネクタイを締めることを嫌う。
- 状況に振り回されやすい苦労人。ようこが言った、まどかが戦う条件として彼女が今後も普通に学校へ通うことを認める。
- ポリヘドロンの惑星レ・ガリテとは一種の協力関係にあり、モイドと互いに情報交換を行っている。「キッス」の大部隊が地球へ到来した時は、アステリアに「ウォクス・アウラ」の凍結解除を何度も要請し、聞き入れられない場合は全責任を背負ってまどかを出撃させる事を決めていた。
- 渡部えり(わたべ えり)
- 声 - 田中理恵
- ファロスの艦長。49歳。航行・索敵担当チームのリーダー。
- 元自衛官で、ブリッジメンバーでは最年長である中年女性。
- 「キッス」大部隊との交戦に当たり、田所に「ウォクス・アウラ」の凍結解除を求めるよう促した一人。
- 上原はるか(うえはら はるか)
- 声 - 藤村歩
- ファロスのブリッジメンバー。18歳。管制担当チームのリーダー。
- ブリッジメンバーでは最年少である。眼鏡っ娘でもある。
- ジェイムズ・ロウ
- 声 - 川田紳司
- ファロスのブリッジメンバー。27歳。通信担当チームのリーダー。
- ブリッジの自分の席にロボットのフィギュアを飾っている。
ノウムンドゥス財団
ファロスの建造や「ウォクス・シリーズ」の運用に関わっている財団。
- アステリア
- 声 - 金元寿子
- フルネームは「アステリア・リーザマリー・ド・ロシュフォール」。ノウムンドゥス財団の会長代理。
- 外見は少女ながら実質的な決定権を持ち、合衆国大統領ですら電話1本で命令できる程である。ランに「わん」という嘘の地球の挨拶を教えた張本人。「ウォクスの伝説」やユリカノの消息について知っているらしく、メモリアとは異なる紋章を胸元に持つ。自らを「この宇宙を安寧と惨禍で創った永遠のループに引き込んだ魔女」と呼ぶなど、物語の鍵を握る重要人物。
- 過去と同様の惨劇を繰り返させないために、ようこに力添えを頼み、「ウォクス・アウラ」の凍結を命じるが、第11話で、ようこの説得を受けてアウラの凍結解除を認めた。また、ヴィラジュリオとも通じており、アレイを専属メイドとして側においてもいた。鴨川女子高校のおらが祭に顔を出し、売られていたうなぎの蒲焼などの食べ物を気に入る。
- まどか達は初対面の時は彼女に敬語を使っていたが、後に敬語抜きで話し合うようになる。
- ロシュフォール八世
- ノウムンドゥス財団の会長だが、高齢のため実権をアステリアに譲っている。アステリアからは曾祖父にあたる。
ポリヘドロン
地球から約50光年離れた[12]宙域にある星間国家。惑星デ・メトリオやレ・ガリテが加盟している。2万年前に「ウォクスの伝説」によって地球を離れた人類の末裔とされ、地球を不可侵領域として地球側との交流を絶っていた。現在は「ウォクス・シリーズ」を必要としており、地球との接触を図っている。
デ・メトリオ
ポリヘドロンの構成国家の1つ。キリウス、イゾ、アレイの出身惑星で、王女はユリカノ。また、ヴィラジュリオはデ・メトリオの元王子。ユリカノについては、#デ・メトリオ・ル・ユリカノ」を参照。
- キリウス
- 声 - 野島健児
- 宇宙から鴨川に飛来したグループの1人。フルネームは「ラクス・レストリネ・ハ・キリウス」。19歳。専用オービッド「リベルタス」のパイロットで三人組のリーダー格。生真面目な性格であり、それゆえに結果としてズレた言動を取ることもある。また、マニュアル型であり、まどかと交戦した際は彼女の予想外の行動に戸惑っていた。地球では、ヴィラジュリオから与えられた勝浦市のアジトに3人で滞在する。イゾを探しに出かけた際に海でまどかと出会うも、それが本人とは気づかなかった。地球に「キッス」の大部隊が迫る中、ユリカノのためにヴィラジュリオと共に戦うことを一度は決意するも、自分達自身の考えで行動することを決め、鴨川を標的とした艦隊の一斉砲撃を亜空フィールドで防ぐ。その後はアステリアが身元引受人となり、3人ともBWHに雇われることとなる。
- 漫画「輪廻のラグランジェ 〜暁月のメモリア〜」では、王立軍教育航空アカデミーの生徒で、没落貴族の息子であり、剣術の大会で常に優勝してきたとされる。また、王女ユリカノの入浴を率先して覗きに行こうとするなど、コミカルな面も見せる。
- イゾ
- 声 - 吉野裕行
- キリウスやアレイの仲間。フルネームは「ソフィロ・カリア・ロス・イゾ」[12]。18歳。専用オービッド「ウォルンタス」のパイロット。一見好戦的だが、仲間想い。テレビで時代劇を見てまどかを暗殺することを思い立ち、短剣を持ち出して1人で鴨川女子高校に向かう。だが、剣道部でまどかの彼氏と勘違いされ、やる気が失せてそのまま帰宅する。キリウス達と今後の行動を話し合い、第11話では「キッス」の艦隊の攻撃から鴨川を守った後、BWHへと雇われる。
- 漫画「輪廻のラグランジェ 〜暁月のメモリア〜」では、王立軍教育航空アカデミーの生徒で、主人公を務める。
- アレイ
- 声 - 松岡禎丞
- キリウスやイゾの仲間。フルネームは「ダノン・シ・アレイ」。17歳。専用オービッド「テネリタス」のパイロット。独断で最初に地球へ襲来してまどかの操縦する「ウォクス・アウラ」と対戦するが、敗北。機体ごと鹵獲され捕虜となったが、何者かの手引きによりファロスから脱走する。
- その後は消息が不明だったが、第8話でアステリアの側にメイド服の女装姿で仕えていたことが判明する。服がこれしかないという理由で、その後もメイド姿で行動している。しかし、アステリアからお金に不自由しないブラックカードを貰っているため、何故それで服を買わないのかとキリウスにつっこまれていた。BWHで食事をした際、カードが使えず、店内でバイトをして食事代を返済した。キリウス達と今後の行動を話し合い、第11話では「キッス」の艦隊の攻撃から鴨川を守った後、BWHへと雇われる。
- 漫画「輪廻のラグランジェ 〜暁月のメモリア〜」では、王立軍教育航空アカデミーの生徒で、2年はかかる基礎教育課程を半年で終わらせた天才とされる。常にゲーム機で遊んでいる。
レ・ガリテ
ポリヘドロンの構成国家の1つ。デ・メトリオとは対立している。ランとモイドの出身惑星で、国王はディセルマイン。
- ディセルマイン
- 声 - 小野大輔
- ランの兄。フルネームは「フィン・エ・ルド・シ・ディセルマイン」。22歳。惑星レ・ガリテの若き王。
- モイドとランを地球へ派遣する。モイドに通信で「ウォクス」の回収を急ぐよう伝え、回収部隊を向かわせる。
- 第12話で自ら艦隊を率いて地球へ飛来し、ヴィラジュリオと「キッス」の艦隊を攻撃し排除。その後、ラン達と共に母星へ戻る。
- これを機に、地球とは友好国として正式に同盟関係を結ぶ[11]。
- モイド
- 声 - 興津和幸
- フルネームは「バランス・T・モイド」。ランのお目付け役で、彼女のことをお嬢様と呼ぶ。ファロス司令部の面々とは協力関係にある。丁寧な口調だが、物腰は慇懃無礼。好物はプリン・ア・ラ・モード。ぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べるのが好きらしい。
- 第3話にて、ようこ達に「お礼」と称しファロスに入出可能なIDカードを渡す。第6話では、ムギナミを唆して「ウォクス・イグニス」へと搭乗させる。また、「ウォクス・アウラ」が発生させた「輪廻」と呼ばれる現象について知っている模様。第12話では田所の呼びかけにも「うるさい!」と一喝するほど、まどか達が発生させた現象に見入っていた。その後、ランと共に母星へ帰還する。
反ポリヘドロン義賊同盟「キッス」
反ポリヘドロン義賊同盟。頭領はヴィラジュリオ。ムギナミも組織の一員である。
- ヴィラジュリオ
- 声 - 中村悠一
- 反ポリヘドロン義賊同盟「キッス」の頭領。22歳。専用オービッド「アルヴィリウム」のパイロット。
- フルネームは「デ・メトリオ・ル・ヴィラジュリオ」[12]で、ポリヘドロン加盟惑星であるデ・メトリオの元王子。王女ユリカノの兄。現在はポリヘドロンとは対立している。若い頃に貧困生活をしていたムギナミに出会い、彼女を組織に誘う。また、レ・ガリテの国王ディセルマインや王女のランとも知り合い。
- 地球へとやって来てキリウス達が乗ってきた宇宙船を破壊し、彼らに手を結ばないかと提案を持ちかける。組織の一員であるムギナミから「お兄ちゃん」と呼ばれ慕われているが、血は繋がっていない。彼女が組織に無断で勝手に「ウォクス・イグニス」と接触したことを責めて突き放し、まどか達に「ウォクス・シリーズ」全ての破壊を要求。それが受け入れられない場合は、ファロスごと沈めると宣戦布告した(彼自身としては、義妹のムギナミを危険な戦闘に就かせたくなかったため、彼女が無断で「イグニス」のパイロットになったことを許せなかったようである)。まどか達との初戦後は、鴨川に隣接している勝浦市のアジトにキリウスらとともに潜伏している。キリウス達には当初協力を求めていたが、好きに行動してくれて構わないと態度を変える。地球へ到着したグラニア率いる「キッス」の艦隊と連携し、戦闘ではムギナミを圧倒。キリウス達がどう動くかも予測していた。最終的に機能停止したまどかのアウラを破壊しようとするが、地球へ飛来したディセルマインの攻撃を受けて傷付き、ムギナミに助けられながら撤退した。その後、デ・メトリオへと帰還し、国王に就任した模様[11]。
- まどかには「ジュビジュバ」、「ヴィランジュリオン」などと呼ばれている。
- グラニア
- 声 - 中島愛
- 反ポリヘドロン義賊同盟「キッス」のメンバー。21歳。
- 有能な前線指揮官で、ヴィラジュリオを敬愛している。艦隊を率いて地球へ向かい、衛星軌道上から戦闘を指揮する。
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登場メカニック
オービッド
本作に登場するロボット(人型兵器)は、「オービッド」の総称で呼ばれる。その戦闘能力は高く、モイド曰く「地球の科学では歯が立たない」。多くのオービッドは「亜空粒子」と呼ばれる高エネルギーを得る事ができる粒子を機体の稼動や武装に使用している。
ウォクス・シリーズ
地球側のオービッド。全3機が移動型地球防衛前線基地ファロスに配備されており、地球防衛の要の存在となっている。地球上で3個発見されたウォクス・コアを基にし、亜空粒子の中でも未知の粒子のウォクス粒子で稼動する。性能ではポリヘドロン製のオービッドを上回っており、敵の亜空フィールドを突破するためにモイドによって提案され採用された戦闘機型のピアサー(開口琴)形態と、人型のウォーリア(闘士)形態の2つの形態に変形することができる[13]。機体の起動と制御はパイロットの皮膚電位活動 (SPA) によって行われるため、パイロットの個体差がそのまま機体の性能差に直結する[13]。パイロット側から操縦系への干渉は「生体感応制御波」と呼ばれ、制御波レベルの上昇と共に機体出力もアップするという特性を持つ。操縦にはメモリアと呼ばれる印が必要となる。固定武装は持たず、武器やシールド展開機構を腕にアタッチメント装着して戦う[14]。2万年前の幻のオービッドを模して作られた機体であり、キリウス達はこのウォクスを「伝説」と呼び、重要視している。
- ウォクス・アウラ
ウォクス・アウラ VOX AURA | |
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全高 | 17.3 m(ウォーリア形態時) |
全長 | 21.2 m(ピアサー形態時) |
武装 | 32式試作ソード×1(第6話) プロムス×1 |
防御装備 | イテム |
搭乗者 | 京乃まどか |
- パイロットは京乃まどか。白色にエメラルドグリーンが特徴。鴨川沖で最も原型に近い状態で発見されたウォクス・コアを基にしており、旧称はカモガワ・モデル。アウラとは、古代語で“風”を意味している。
- 第6話でファロスが開発した刃を発熱させて敵を斬撃する32式試作ソードを仮の武装として装備。その後、亜空粒子を応用してライフルモードとソードモードに対応する「プロムス」、円形の亜空ゲートを形成し、敵弾を吸収する防御フィールド発生装置「イテム」が武装・防御装備として使用可能となる。
- 第3話にて、まどかはこの機体に「みどり」という愛称を付ける。それまでは(「ウォクス・アウラ」を聞き間違えて)「おくさん」と呼んでいた。「輪廻」と呼ばれる謎の現象を引き起こした事で、アステリアの命令により凍結されるも、第11話にて解除される。
- 第12話で、「輪廻」を開き巨大な花を作り出した後に機能を停止。それ以後は起動をしなくなる。
- ウォクス・リンファ
ウォクス・リンファ VOX RYMPHA | |
---|---|
全高 | 17.3 m(ウォーリア形態時) |
全長 | 21.9 m(ピアサー形態時) |
武装 | 120mm試作マシンガン×1(第6話) ユールム×1 |
防御装備 | トランテム |
搭乗者 | フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ |
- パイロットはラン。白色にライトブルーが特徴。マダガスカル沖で発見されたウォクス・コアを基にしており、旧称はマダガスカル・モデル。地球で最初に起動したウォクス。アウラと異なりスタビライザー防護用のフィンは開発過程で取り付けられた。リンファとは、古代語で“水”を意味している。
- 第6話でファロスが開発した120mm試作マシンガンを仮の武装として装備(亜空粒子を使わない実弾兵器で、命中精度は低かった)。その後、亜空粒子を応用したライフル「ユールム」と敵の攻撃に反応しオートで展開するリンファ専用の大型シールド「トランテム」が武装・防御装備として使用可能になる。ユールムは通常のライフルモードや、連射性能の高いマシンガンモード、さらに銃口から刃を伸ばしたレイピアモードにもできるほか、ピアサー形態でも射撃可能。
- 第3話にて、ランはまどかに倣ってこの機体に「オルカ」という愛称を付ける。
- ウォクス・イグニス
ウォクス・イグニス VOX IGNIS | |
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全高 | 17.4 m(ウォーリア形態時) |
全長 | 21.9 m(ピアサー形態時) |
武装 | カスタッシュ×2 |
防御装備 | イテム |
搭乗者 | ムギナミ |
- パイロットはムギナミ。白色にオレンジ色が特徴。バミューダ沖で発見されたウォクス・コアを基にしており、旧称はバミューダ・モデル。保管状態の悪さをリカバリーするため、補強パーツが多く使われている。イグニスとは、古代語で“炎”を意味している。ムギナミは第6話にて初めて操縦した。
- 武装は、イグニス専用に開発された他機よりもベイロードが高い二連装の重火器「カスタッシュ」。腰部に装着するとキャノンモード(ピアサー形態でも砲撃可能)、両手に握ればハンドガンモード、本体を連結させると近接戦闘に対応した両刃のロッドモードとなる。また、アウラと同じように防御装備として「イテム」も展開可能。
- ムギナミはこの機体に「フーポォ(中国語で琥珀という意味)」という愛称を付ける。
デ・メトリオのオービッド
デ・メトリオの王立軍教育航空アカデミーの生徒の設計データを基に、技術研究本部にて開発されたキリウス達専用のオービッド。機体の開発には王女ユリカノも関わっている。3機とも共通のプラットフォームを持つ。コクピットは3つのパーツからなり、機体に急制動がかかった場合はパーツ同士が結合してパイロットを保護する[15]。全機体が共通して黒い円錐状の防御膜「亜空フィールド」を展開する能力を持ち、フィールドは全身を覆うように展開することもできる。亜空フィールドはファロスに配備されたレーザー砲やミサイルをことごとく無効化する防御力を発揮し、3機揃って展開を行うと、戦艦クラスの宇宙艦隊の一斉射撃すらも防ぐことが可能。また、3機が完全に連携した場合は中規模の軌道要塞すら制圧できるという[15]。各機とも黒を基調としたカラーリングが特徴。
- リベルタス
リベルタス LIBERTAS | |
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全高 | 17.4 m |
武装 | ウルグラウン×2 |
防御装備 | 亜空フィールド |
搭乗者 | ラクス・レストリネ・ハ・キリウス |
- パイロットはキリウス。黒色に紫色が特徴。武装は刀身の長さを変更できる二振りの亜空ソード「ウルグラウン」のみで、火器を持たない。長さのみならず、日本刀と同様に『峰打ち』モードでの攻撃も可能だが、この状態でも相手にダメージを与えることが可能。
- ウォルンタス
ウォルンタス VOLUNTAS | |
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全高 | 17.9 m |
武装 | デクンター×2 ペルトゥス×2 |
防御装備 | 亜空フィールド |
搭乗者 | ソフィロ・カリア・ロス・イゾ |
- パイロットはイゾ。こげ茶色にオレンジ味のかかったイエローが特徴。
- 武装はクワガタムシの顎のように突き出た二門の亜空砲「デクンター」と、二振りの亜空メイス「ペルトゥス」[16]。亜空砲は威力よりも速射性を重視している。また、亜空メイスはブーメランのように戻ってくる投擲武器としても使用可能。遠近どちらの距離でも戦えるオールラウンダー。
- テネリタス
テネリタス TENERITAS | |
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全高 | 17.4 m |
武装 | デミセラー×2 プルグラウン×1 |
防御装備 | 亜空フィールド |
搭乗者 | ダノン・シ・アレイ |
- パイロットはアレイ。濃紫色にピーコックブルーが特徴。
- 両肩部の二門の亜空砲「デミセラー」と、亜空ソード「プルグラウン」を武装に持つ中距離支援機。亜空砲はコライダー(高エネルギー放出のための特殊な加速器)も兼ねている[15]。第1話にてウォクス・アウラと交戦し、バックドロップを受け沈黙。ファロス側に鹵獲されるも、第4話でアレイが脱走した際に機体を奪い返された。
レ・ガリテのオービッド
惑星レ・ガリテの軍が使用するオービッド。
- マグレーグル
- パイロットはディセルマイン。武装は亜空槍「デハスタ」。槍により接近戦のほか、先端から放つ亜空ビーム砲で遠距離攻撃も可能。
- マグフォート
- ディセルマインの親衛隊「エクエス」が使用するオービッド。マグレーグルと同タイプの機体で、武装は亜空槍「イナセス」。
- マグドーラ
- レ・ガリテ軍の汎用オービット。脇部に装着した武器ユニットによって攻撃範囲や効果が異なる。
キッスのオービッド
反ポリヘドロン義賊同盟「キッス」が使用するオービッド。
- アルヴィリウム
- パイロットはヴィラジュリオ。武装は大型の亜空砲「デシウス」や亜空ソード「イングラウン」[17]、ワイヤーを装備する。
- アルヴィティオ
- 有人機の汎用オービッド。武装は亜空弾を放つランス「パラディアク」[14]を装備する。
- トリロク
- 無人機の汎用オービッド。武装は亜空弾を放つランスを装備する。
艦船
地球の艦船
- 移動型地球防衛前線基地ファロス
- ノウムンドゥス財団が建造し、「ウォクス・シリーズ」と呼ばれるオービッドが配備されている要塞。普段は海上に停泊している。周囲には、戦術高エネルギーレーザー砲を搭載したイージス護衛艦や砲台、対艦ミサイル発射装置などが配備されているが、キリウス達のオービッドには効果的なダメージを与えられず、主にウォクスの援護や牽制に使用される(フィールドを持たない敵一般機には有効)。第11話以降は、レ・ガリテの技術を活用し、対オービッド用光学兵器を配備したことに加え、防御装備としてファロス全体を覆うように亜空フィールドが展開可能となり、オービッドや宇宙艦艇からの攻撃に対してある程度の防御・反撃が可能となった。また、ベイロード・フェアリング内に武装を内蔵して高度50キロメートルまで打ち上げられる「F-VII型武装搬送ロケット」も発射可能[13]。第6話では、これを使用してアウラとリンファに試作装備を届けた。劇中では「艦船」とは呼称されていないが、海上を移動できるため、便宜上本項目に含める。
デ・メトリオの艦船
- デクアス級揚陸艦
- かつて、デ・メトリオの王立海兵隊で運用されていた惑星上陸用舟艇に、極長距離惑星間航法ドライブを搭載して再就役した揚陸艦。2枚のセイルが増設され、余剰の亜空粒子を推進エネルギーとして航行する。オービッド一小隊の格納が可能。なお、同型艦は存在しない[15]。キリウス達が乗って地球へとやって来たが、ヴィラジュリオの手で破壊される。
レ・ガリテの艦船
- レ・ガリテ戦艦
- 第12話で地球に飛来する。武装はレーザー砲など。
キッスの艦船
- ヴィラジュリオの宇宙船
- 無人機の「トリロク」を多数搭載している。中央部にアルヴィリウムの出撃用ハッチがある。
- 高速巡洋艦
- 重砲艦
- 有人オービッド「アルヴィティオ」を多数搭載しており、ファロスや鴨川に艦砲射撃を行う。
用語
鴨川関係
- 鴨川シーワールド
- 鴨川を代表する海洋レジャーセンター。第8話でランの誘いにより、まどか達が訪れる。エンディングにもデフォルメされたアイコンで登場する。
- 魚見塚展望台
- 鴨川の市街地と太平洋を望むことができる展望台。第12話でまどかとランが、ここにある「誓いの場」に「誓いの鍵」を付けて、再び会うことを約束する。
- JR外房線
- 房総半島の太平洋側を走行している路線。第9話でキリウス達はこの路線の電車に乗って勝浦から鴨川(安房鴨川)に移動した。
- おらが丼
- 鴨川の町おこしでPRしている丼料理。市内の飲食店で各々趣向を凝らして販売している。おらが祭においても、3年2組で用意していた。
- おらが祭
- 鴨川女子高等学校における文化祭。まどか達ジャージ部も雑用として働いている。
- 鴨川エナジー
- 鴨川で販売されている飲料水。まどかが愛好しており、異星人であるヴィラジュリオにも好評。オロナミンCやリポビタンDのようないわゆる「健康ドリンク」を思わせる黄色をしており、本来は薄めて飲む様だが、まどかやヴィラジュリオはストレートで飲んでいる。ランもまどかに勧められ、ストレートで飲むも気分を悪くする。また、キリウスもヴィラジュリオの勧めで口にするが、「最初の口さわりは爽やかだが胃に届く頃にはどす黒い甘さを感じる」と感想を述べている。
- さんが焼きバーガー
- 郷土料理である、さんが焼きをバンズで挟んだハンバーガー。「BWH」の人気メニューにして、まどかの好物。
技術
- 亜空粒子
- ポリヘドロンで開発・研究されている、有用な基本粒子。高エネルギーを得る事ができ、オービッドの稼動や構成に根幹的に関わっている。各武装や「亜空フィールド」といった防御装備への流用もされている。この粒子は、2万年前の地球で大量に発見された[13]。
- ウォクス粒子
- 亜空粒子の中でも希少かつ未研究な素粒子[13]。後述のウォクス・コアはこの粒子の結晶から構成されており、「ウォクス・シリーズ」はウォクス粒子をエネルギー元にして稼動する。
- ウォクス・コア
- 「ウォクス・シリーズ」のコアとなる構造物。1820年に、2万年前の状態のままインド洋のマダガスカル沖で最初に発見された(通称:マダガスカル・モデル、後のウォクス・リンファ)。続いて1960年に大西洋のバミューダ諸島で2つ目が発見(通称:バミューダ・モデル、後のウォクス・イグニス)、さらに2022年に太平洋の鴨川沖で3つ目が発見された(通称:カモガワ・モデル、後のウォクス・アウラ)。これらのコアは発見に関わったノウムンドゥス財団により管理され、レ・ガリテの先遣調査団が彼らと秘密裏に接触し、幻のオービッドである「ウォクス・シリーズ」の復活プロジェクトが開始された。
その他の用語
- メモリア
- まどか、ラン、ムギナミの体に印されている紋章。「ウォクス・シリーズ」と接触すると体に印が刻まれ、操縦が可能となる。
- 誰でもメモリアを持てる訳ではなく、また、メモリアを持たない者は「ウォクス」のパイロットになることができない。
- ウォクスの伝説
- 2万年前の地球には「ウェトゥムンドゥス」[13]という国家群を中心とする高度な文明が存在しており、現在でいう素粒子物理学などの科学技術を用い、その時代に発見された亜空粒子を使って星域間移動までもを実現していたが、「ウォクス」の暴走によって滅亡状態となり、生き残った人類は地球を離れたというもの。ポリヘドロンの人々は過去の地球人の末裔であり、亜空粒子などの開発技術も継承された。ただし、地球を離れた人々と地球に残った人々との間ではウォクスの認識に違いがあり、後者は石版を残している(即ち滅亡していない)上に、それらの石版には「暴走」に関する記載は見られない。
- 輪廻(輪廻の輪)
- 第6話でまどかの乗る「ウォクス・アウラ」が発生させた謎の発光現象。モイド曰く、「輪廻が開いた」。この現象が起こると、付近一帯に雪のようにラグランジェの花が降る。ウォクスの伝説との関連性がある。語源はインドの諸宗教における「転生」「生まれ変わり」を指す語。
- ラグランジェ
- レ・ガリテに生息する植物で、5枚の花弁を持つ白い花を咲かせる。「輪廻」の発生と共に出現するのはこの植物の花である。地球に生息するかどうかは劇中で描写されていないが、アステリアはこの花の名を知っている。花言葉は「自由」「魔力」「慌て者」。語源は18世紀に活躍した数学者の名。
- ミリティア・ゾデアの惨劇
- デ・メトリオの王女ユリカノが引き起こしたとされる事件。この事件でユリカノは消息不明となった。
スタッフ
- 原作・制作協力 - Production I.G
- 総監督 - 佐藤竜雄
- 監督 - 鈴木利正
- シリーズ構成 - 菅正太郎
- 構成協力 - 森田繁、野村祐一
- キャラクター原案 - 森沢晴行
- キャラクターデザイン - 乘田拓茂、小林千鶴
- オービッドデザイン - 日産自動車 グローバルデザイン本部(大須田貴士、菊地宏幸、村林和展)
- メカ総作監 - 松村拓哉
- CG制作 - グラフィニカ
- プロップデザイン - 原由知、寺岡賢司、曽野由大
- 美術監督 - 渡辺三千恵
- 美術設定 - 小木斉之
- 色彩設計 - 関本美津子
- 撮影監督 - 青木隆
- 3DCGラインディレクター - 白井宏旨
- 3DCGアニメーションディレクター - 本間健太郎
- 編集 - 坂本久美子
- 音響監督 - 明田川仁
- 音楽 - 鈴木さえ子、TOMISIRO
- 音楽プロデューサー - 福田正夫
- 音楽制作 - フライングドッグ
- 企画・プロデュース - 大河原健、諏訪道彦
- プロデュース協力 - 徳村憲一、細川修
- プロデューサー - 菊川裕之、北田修一、平澤直、川北健、小岐須泰世
- アニメーションプロデューサー - 千野孝敏
- アニメーション制作 - XEBEC
- 製作 - ラグランジェ・プロジェクト(バンダイビジュアル、読売テレビ、フライングドッグ、Production I.G、サミー、博報堂DYメディアパートナーズ)
主題歌
- 第1期
-
- オープニングテーマ
-
- 「TRY UNITE!」
- 作詞 - サエキけんぞう / 作曲・編曲 - Rasmus Faber / 歌 - 中島愛
- エンディングテーマ
- 第2期
-
- オープニングテーマ
-
- 「マーブル」
- 作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - Rasmus Faber / 歌 - 中島愛
各話リスト
サブタイトルにはすべて「鴨川」が含まれている。
話数 | サブタイトル | シナリオ | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作監 | エンドカード |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | ようこそ、鴨川へ! | 菅正太郎 | 鈴木利正 | 鶴窪久子、松村拓哉(メカ) | 乘田拓茂 | 森沢晴行 | |
第2話 | 鴨川スピリット | 鈴木利正 | 博史池畠 | 藤崎賢二 | 小林千鶴 松村拓哉 |
藤真拓哉 | |
第3話 | 鴨川にランの花咲く | 野村祐一 | 佐原亜湖 | 飯村正之 | 小林千鶴、沓澤洋子 | 小林千鶴 乘田拓茂 |
深崎暮人 |
第4話 | 鴨川スイマーズ | 森田繁 | 樋口香里 | 小野勝巳 | 小澤円(キャラ) | 乘田拓茂 松村拓哉(メカ) |
えれっと |
第5話 | 鴨川に来た男 | 梅原英司 菅正太郎 |
上坪亮樹 | 乘田拓茂(キャラ)、岡勇一(キャラ) 松村拓哉(メカ) |
乘田拓茂 | 冬川基 | |
第6話 | 風と火と水と鴨川と | 菅正太郎 | 吉川博明 | 近藤一英 | 小宮山由美子(キャラ)、猿渡聖加(キャラ) 大浪太(メカ) |
沓澤洋子 鶴窪久子 |
比村奇石 |
第7話 | 曇り のち 鴨川 | 野村祐一 | 五十嵐紫樟 | 織田誠(キャラ) | 小林千鶴(キャラ) 松村拓哉(メカ) |
桂井よしあき | |
第8話 | 鴨川ロリータ | 森田繁 | 飯村正之 | 江森真理子(キャラ) | 乘田拓茂 鶴窪久子 松村拓哉(メカ) |
碧風羽 | |
第9話 | 勝浦発→鴨川行 | 大野木寛 | 樋口香里 | 孫承希 | 沓澤洋子(キャラ)、小林千鶴(キャラ) 舘崎大(キャラ) |
小林千鶴 | 西村キヌ |
第10話 | さらば鴨川 | 森田繁 | 吉川博明 | 近藤一英 | 小宮山由美子(キャラ)、猿渡聖加(キャラ) 藤田正幸(キャラ) |
乘田拓茂 小林千鶴 松村拓哉(メカ) |
みぶなつき |
第11話 | 鴨川絶対防衛ライン | 大野木寛 | 上坪亮樹 | 鶴窪久子(キャラ)、堀たえ子(キャラ) 松村拓哉(メカ) |
乘田拓茂 小林千鶴 |
ここのか | |
第12話 | またいつの日か、鴨川で | 野村祐一 | 五十嵐紫樟 | 乘田拓茂(キャラ)、小林千鶴(キャラ) 岡勇一(キャラ)、沓澤洋子(キャラ) 織田誠(キャラ)、鶴窪久子(キャラ) 松村拓哉(メカ) |
乘田拓茂 小林千鶴 松村拓哉(メカ) |
依河和希 |
放送局
- 第1期
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送時間 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
東京都 | TOKYO MX | 2012年1月8日 - 3月25日 | 日曜 22:00 - 22:30 | 独立局 | |
日本全域 | バンダイチャンネル | 日曜 22:00配信 | ネット配信 | 有料会員のみ3日間先行配信後、 1週間限定無料配信。 | |
北海道 | 札幌テレビ | 2012年1月9日 - 3月26日 | 月曜 25:43 - 26:13 | 日本テレビ系列 | |
近畿広域圏 | 読売テレビ | 月曜 25:44 - 26:14 | 製作委員会参加、MANPA第1部 | ||
福岡県 | 福岡放送 | 月曜 26:04 - 26:34 | |||
千葉県 | チバテレビ | 2012年1月10日 - 3月27日 | 火曜 25:30 - 26:00 | 独立局 | |
中京広域圏 | 中京テレビ | 火曜 26:44 - 27:14 | 日本テレビ系列 | ||
日本全域 | ニコニコ生放送 | 2012年1月11日 - 3月28日 | 水曜 24:00 - 24:30 | ネット配信 | |
日テレプラス | 2012年4月7日 - | 土曜 11:30 - 12:00 | 日本テレビ系列 CS放送 |
リピートあり |
2011年12月25日には、ニコニコ生放送で第1話の先行上映が主要声優陣による対談コーナーと併せて行われた。
バンダイチャンネルでの無料配信は、当初の予定より1日遅れて2012年1月12日に開始された。バンダイチャンネルに合わせ、公式サイト上でも同期間限定の無料配信が開始されている[18]。
バンダイチャンネル版の第1話は、諸事情から地上波版に映像修正を施した内容となっている。バンダイチャンネルと提携しているインターネット動画配信サイトGyaO!でも見る事が出来る(木曜日更新)。
- 第2期
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送時間 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
東京都 | TOKYO MX | 2012年7月1日 - | 日曜 22:00 - 22:30 | 独立局 | |
日本全域 | バンダイチャンネル | 日曜 22:00配信 | ネット配信 | 有料会員のみ3日間先行配信後、 1週間限定無料配信。 | |
北海道 | 札幌テレビ | 2012年7月2日 - | 月曜 25:33 - 26:03 | 日本テレビ系列 | |
近畿広域圏 | 読売テレビ | 月曜 25:53 - 26:23 | 製作委員会参加、MANPA第1部 | ||
福岡県 | 福岡放送 | 月曜 25:59 - 26:29 | |||
千葉県 | チバテレビ | 2012年7月3日 - | 火曜 25:30 - 26:00 | 独立局 | |
中京広域圏 | 中京テレビ | 火曜 26:37 - 27:07 | 日本テレビ系列 |
関連商品
BD & DVD
- テレビアニメシリーズ
発売日 | 巻数 | 収録話 | Blu-ray(初回限定版) | Blu-ray(通常版) | DVD(初回限定版) | DVD(通常版) |
---|---|---|---|---|---|---|
2012年3月23日 | 第1巻 | 第1話、第2話 | BCXA-0437 | BCXA-0425 | BCBA-4280 | BCBA-4268 |
2012年4月20日 | 第2巻 | 第3話、第4話 | BCXA-0438 | BCXA-0426 | BCBA-4281 | BCBA-4269 |
2012年5月25日 | 第3巻 | 第5話、第6話 | BCXA-0439 | BCXA-0427 | BCBA-4282 | BCBA-4270 |
2012年6月22日予定 | 第4巻 | 第7話、第8話 | BCXA-0440 | BCXA-0428 | BCBA-4283 | BCBA-4271 |
2012年7月27日予定 | 第5巻 | 第9話、第10話 | BCXA-0441 | BCXA-0429 | BCBA-4284 | BCBA-4272 |
Hybrid Disc
映像コンテンツとPS3版テレビゲームを同時収録したHybrid Discシリーズの一つとして、バンダイナムコゲームスから2012年8月23日に発売予定[19]。パッケージの名称は『輪廻のラグランジェ -鴨川デイズ- GAME&OVA Hybrid Disc』。
OVA「鴨川デイズ」
時期はテレビアニメ1期と2期の合間に位置する頃。正月を迎えていた地球・鴨川で年賀状の山に埋もれるまどか。その中には50光年の彼方にあるポリヘドロンから届いたランとムギナミからの手紙もあった。それぞれの日常を送る3人の心の交流を描く、ショートストーリー。
PS3「鴨川ドリームマッチ」
OVA「鴨川デイズ」と同時収録される、1on1の3D対戦アクションシューティングゲーム。ウォクスシリーズや各陣営のオービッドを劇中のキャラを通して操縦して戦う。アニメ1期のストーリーを追展開するミッションモードも搭載されている。
CD
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2012年3月28日 | 輪廻のラグランジェ オリジナルサウンドトラック | VTCL-60296 |
漫画
輪廻のラグランジェ
『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)Vol.1より連載中。作画はIsII。アニメ本編のコミカライズ。
輪廻のラグランジェ 〜暁月のメモリア〜
『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)2011年18号より連載中。作画は吉岡公威。
暁月は「あかとき」と読む。イゾ、キリウス、アレイら3人の訓練生時代を描いた前日談である。
暁月のメモリアの登場人物
- デ・メトリオ・ル・ユリカノ
- 声 - 伊瀬茉莉也
- 惑星デ・メトリオの王女で、ヴィラジュリオの妹。
- 教育実習生としてイゾ、キリウス、アレイ、サヌの指導を行う。厳しい面もあるが、明るい性格で面倒見も良い。
- アニメ本編にも登場する。現在は消息不明となっているが、第12話の向こうの世界で京野まどかの前に現れ、パイロットとして「ウォクスに選ばれた」ことに悩むまどかに重要な示唆を与える。
- ヤン・デ・シハ・サヌ
- キリウス、イゾ、アレイと同じクラスの少女。イゾと同郷で、父親は軍人。
- イゾに対してはそっけない態度を取るが、本気で嫌っているわけではない模様。
- モモスン
- イゾ達の隣のクラスの女生徒。髪型はツインテールで語尾に「チ」と付けるのがクセ。
- アカデミー内の個人情報に詳しい。
- ガリアル・レヴィン・タイラ
- 「パ・ドロス戦役」の英雄とされる第1方面軍司令部の司令。28歳。10以上の役職を持つ。
- 常に最前線で指揮を執ることから「生き急ぎのタイラ」の渾名をつけられている。
暁月のメモリアの登場メカニック
- デ・メトリオ訓練機
- タイラ大佐の手で用意された、イゾ達が乗るオービッド。装備は薙刀のような模擬槍。
- 実戦に近い形で訓練できるように調整された機体で、装備次第では即戦力になりえるとされる。
- 練習機
- アレイがユリカノに自分を認めさせるために乗った航空機。
暁月のメモリアの用語
- 王立軍教育航空アカデミー
- 惑星デ・メトリオ全土から選りすぐられた成人男女80名が、王立軍のパイロットとなるべく教練を積む教育機関。
- 1クラス4人の学生に主任教官1人、教官2人、教育実習生1人が付き、卒業まで彼らの生活をサポートする。
小説
- リアル書籍版小説『輪廻のラグランジェ』
- web短編小説『碧落のメモリア』
- 公式サイト内で2012年4月より連載開始。構成・脚本:菅正太郎。ヴィラジュリオがポリヘドロンの流刑惑星ウ・ゴーにいた頃、それまでの人生を回想する物語。
- web短編小説『昏黒のメモリア』
- 公式サイト内で2012年5月下旬より連載開始予定。
Webラジオ
ラグラジ! 〜石原夏織と瀬戸麻沙美の『輪廻のラグランジェ』Webラジオ〜のタイトルで2011年11月12日よりHiBiKi Radio Stationにて配信されている。2011年12月まで隔週土曜日配信、2012年1月から毎週土曜日配信。本放送前の2011年11月5日にはプレ放送として第0回が配信された。
- パーソナリティ
- ゲスト
書誌情報
- 漫画
-
- Production I.G(原作)・IsII(漫画) 『輪廻のラグランジェ』 スクウェア・エニックス〈ビッグガンガンコミックス〉、既刊1巻(2012年5月1日現在)
- 2012年3月24日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-7575-3542-8
- 吉岡公威(漫画)・菅正太郎(シナリオ)・Production I.G(原案・協力)・XEBEC バンダイビジュアル(協力) 『輪廻のラグランジェ 〜暁月のメモリア〜』 スクウェア・エニックス〈ヤングガンガンコミックス〉、既刊1巻(2012年5月1日現在)
- 2012年1月21日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-7575-3477-3
- Production I.G(原作)・IsII(漫画) 『輪廻のラグランジェ』 スクウェア・エニックス〈ビッグガンガンコミックス〉、既刊1巻(2012年5月1日現在)
- 小説
-
- 月見草平、メディアファクトリー〈MF文庫J〉、既刊1冊(2012年5月1日現在)
- 『輪廻のラグランジェ1』、2012年2月29日初版第一刷発行(2012年2月24日発売[20])、ISBN 978-4-8401-4385-1
- 『輪廻のラグランジェ2』、2012年4月30日初版第一刷発行(2012年4月25日発売[21])、ISBN 978-4-8401-4550-3
- 月見草平、メディアファクトリー〈MF文庫J〉、既刊1冊(2012年5月1日現在)
脚注
- ^ “鴨川舞台のアニメ「輪廻のラグランジェ」 1月からテレビ放映”. 房日新聞. 房州日日新聞社 (2011年12月5日). 2012年2月26日閲覧。
- ^ “タイトルロゴ”. ytv:輪廻のラグランジェ. 讀賣テレビ放送. 2011年12月30日閲覧。
- ^ “日産、新作TVアニメ「輪廻のラグランジェ」にロボットデザインを提供”. 財経新聞 (財経新聞社). (2011年10月17日) 2011年10月23日閲覧。
- ^ “日産:日産自動車×ラグランジェ・プロジェクト”. LAGRANGE meets NISSAN. 日産自動車. 2011年10月23日閲覧。
- ^ “「新アニメ『輪廻のラグランジェ』主役の石原夏織さんに吉田アナが突撃!」”. ytvアナウンサー向上委員会. 讀賣テレビ放送 (2011年11月11日). 2011年11月14日閲覧。
- ^ “かもラグ 聖地巡礼”. KamoNavi × LAGRANGE. かもナビ実行委員会. 2011年12月30日閲覧。
- ^ “輪廻のラグランジェ プレスリリース”. かもがわナビ. かもナビ実行委員会 (2011年11月18日). 2011年12月30日閲覧。
- ^ “『輪廻のラグランジェ』 地元で先行上映会 鴨川が舞台のアニメ”. ちばとぴ (千葉日報社). (2011年12月24日) 2011年12月26日閲覧。
- ^ “ご当地アニメで町おこし=「聖地巡礼」で観光客狙う-千葉県鴨川市”. 時事ドットコム (時事通信社). (2011年12月28日) 2011年12月30日閲覧。
- ^ a b c 『アニメディア』2012年2月号 アニメディアスクープ よくわかる!『輪廻のラグランジュ』キャラクター&ストーリー徹底解説。
- ^ a b c “輪廻のラグランジェ 年表”. 輪廻のラグランジェ 公式サイト. ラグランジェ・プロジェクト. 2012年4月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『輪廻のラグランジェ(1)』2012年。ISBN 978-4-8401-4385-1。
- ^ a b c d e f 『月刊ホビージャパン』、ホビージャパン、2012年6月、JAN 4910081270628。
- ^ a b 『LAGRANGE DESIGNS』2012年。ISBN 491-0-13-638062-3{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。。
- ^ a b c d 『月刊ホビージャパン』、ホビージャパン、2012年7月、JAN 4910081270727。
- ^ 『月刊ビッグガンガン』2012Vol.02、スクウェア・エニックス、2012年、9頁。
- ^ 『輪廻のラグランジェ(2)』2012年。ISBN 978-4-8401-4550-3。
- ^ Twitter / 輪廻のラグランジェ: 【配信告知】延期しておりましたバンダイチャンネル最新 ...より。
- ^ バンダイナムコゲームス・「Hybrid Disc」ポータルサイト
- ^ “輪廻のラグランジェ1”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. メディアファクトリー. 2012年2月25日閲覧。
- ^ “輪廻のラグランジェ2”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. メディアファクトリー. 2012年4月25日閲覧。
外部リンク
- 「輪廻のラグランジェ」 - 公式サイト
- 輪廻のラグランジェ - Production I.G
- 輪廻のラグランジェ - XEBEC
- 輪廻のラグランジェ - 読売テレビ
- 輪廻のラグランジェ - TOKYO MX
- 輪廻のラグランジェ - 日テレプラス
- 輪廻のラグランジェ - バンダイチャンネル
- 輪廻のラグランジェ - ニコニコチャンネル
- 輪廻のラグランジェ (@lag_rin) - X(旧Twitter)
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- 日産自動車×ラグランジェ・プロジェクト - 日産自動車
- KamoNavi × LAGRANGE / 輪廻のラグランジェ かもナビ特設サイト - かもがわナビ
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