岐阜市立女子短期大学

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岐阜市立女子短期大学
(撮影:2007年)
大学設置 1950年
創立 1946年
学校種別 公立
設置者 岐阜市
本部所在地 岐阜県岐阜市一日市場北町7-1
北緯35度25分33.29秒 東経136度43分0.74秒 / 北緯35.4259139度 東経136.7168722度 / 35.4259139; 136.7168722座標: 北緯35度25分33.29秒 東経136度43分0.74秒 / 北緯35.4259139度 東経136.7168722度 / 35.4259139; 136.7168722
学生数 374
学部 英語英文学科
国際文化学科
食物栄養学科
生活デザイン学科
 ファッションデザイン専修
  ファッションデザインコース
  ファッションビジネスコース
 建築・インテリアデザイン専修
 ヴィジュアルデザイン専修
研究科 なし
ウェブサイト http://www.gifu-cwc.ac.jp/
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岐阜市立女子短期大学(ぎふしりつじょしたんきだいがく、英語: Gifu City Women's College、公用語表記: 岐阜市立女子短期大学)は、岐阜県岐阜市一日市場北町7-1に本部を置く日本公立大学1946年創立、1950年大学設置。大学の略称は岐女短(ぎじょたん)。

概観

大学全体

  • 岐阜市立女子短期大学は、岐阜県岐阜市内にある日本公立1950年に男女共学の岐阜短期大学として設置されたが、1954年からは岐阜女子短期大学に改名されてから現在までは、女子大学となっている。4学科を擁する全国の短大でも少数の総合短大となっている。

教育および研究

  • 岐阜市立女子短期大学には「人間学」や「心理学」などの一般科目のほか「国際ネットワーク大学コンソーシアム共同授業単位互換科目」が設置されている。
  • 「教養演習」と題した科目では学科ごとに独自のメニューが設定されているのが特徴である。「スポーツ実技」と題した科目では、ゴルフボウリングといったものが取り入れられている。
  • 「学外教養演習」として、鵜飼いの見学といった全国の短大でもユニークなものがある。
  • 生活デザイン学科では、アメリカ中国韓国などでの語学研修やイタリアフランスなどでのファッションデザイン研修が行われてきている。

学風および特色

  • 岐阜市立女子短期大学は東海地区の名門女子短大として、県外からの入学者も多く、学生の進路に関しては、民間への就職、公務員となるほか、4年制大学への編入学も盛んである。
  • 毎年5月に、新入生を対象とした歓迎会としてスポーツ大会が催される。競技種目としてバレーボールやドッジボールなどがある。

沿革

  • 1946年(昭和21年)岐阜女子専門学校が創設される。
  • 1949年(昭和24年) 岐阜専門学校となり男女共学となる。
  • 1950年(昭和25年) 岐阜短期大学(ぎふたんきだいがく)として開学する。英文科を置く。
  • 1951年(昭和26年) 別科被服専修を設置する。
  • 1954年(昭和29年) 共学から再び女子のみの岐阜女子短期大学(ぎふじょしたんきだいがく)となる。
  • 1955年(昭和30年) 生活科・被服科を増設する。
  • 1969年(昭和44年) 学科名を改称する。
    • 英文科→英文学科
    • 生活科→食物栄養学科
    • 被服科→被服学科  
  • 1988年(昭和63年) 岐阜市立女子短期大学と改称する。学生数は以下の通り
    • 英文学科:108[1]
    • 食物栄養学科:女174[1]
    • 被服学科:女217[1]
  • 2000年 (平成12年)国際文化学科を新設する。市内長良福光地区から現在地にキャンパス移転する。
    • 英文学科→英語英文学科
    • 被服学科→生活デザイン学科
  • 2002年 (平成14年)生活デザイン学科を専攻分離する。
    • インテリアデザイン専攻:入学定員を20名とする。
    • アパレルデザイン専攻:入学定員を40名とする。
  • 2007年(平成19年) 生活デザイン学科を2専修4コース制に変更する。
    • アパレルデザイン専攻→ファッションデザイン専修(ファッションデザインコース、ファッションビジネスコース)
    • インテリアデザイン専攻→感性デザイン専修(建築・インテリアデザインコース、グラフィックデザインコース)
  • 2013年(平成25年) 感性デザイン専修を2専修に分割、3専修体制に変更する。
    • ファッションデザイン専修→ファッション専修
    • 感性デザイン専修→建築・インテリア専修、ヴィジュアル専修

基礎データ

所在地

  • 岐阜県岐阜市一日市場北町7-1

交通アクセス

教育および研究

組織

学科

  • 英語英文学科
  • 国際文化学科
  • 食物栄養学科
  • 生活デザイン学科
    • ファッション専修
    • 建築・インテリア専修
    • ヴィジュアル専修

専攻科

  • なし

別科

  • かつて被服専修が置かれていた[2]
取得資格について
資格
  • 栄養士資格:食物栄養学科を対象に取得できる。
  • 衣料管理士2級資格が生活デザイン学科を対象に取得できる。ほか、2級建築士受験資格が取得できるカリキュラムも組まれている。但し、卒業後に実務経験を経る必要がある。
教職課程
かつては以下の教職課程が設置されていた。いずれも1989年度入学生までとなっている。
  • 中学校 教諭二種免許状
    • 英語:旧・英文学科にて設置されていた。
    • 家庭:旧・被服学科と旧・食物栄養学科にて設置されていた。
  • 当初は中学校教諭ほか高等学校教諭免許状の教職課程を併設[3]
    • 英語:旧・英文学科にて設置されていた[3]
    • 家庭:旧・被服学科と旧・食物栄養学科にて設置されていた[3]

附属機関

  • 岐阜市立女子短期大学附属図書館

研究

  • 『岐阜女子短期大学研究紀要』:岐阜県立図書館ほか所蔵。
  • 『岐阜市立女子短期大学研究紀要』:岐阜県立図書館ほか所蔵。

教育

  • 特色ある大学教育支援プログラム
    • 『デザインを通した地域との交流による教育-「学生を育てる」・「地域を育てる」総合的な教育の取組み-』において 2003年に採択されている。

学生生活

部活動・クラブ活動・サークル活動

学園祭

スポーツ

  • バレーボール部が2004年山梨県立女子短期大学主催の中部公立短期大学交歓競技会では優勝を成し遂げている。ほか、東海リーグや県リーグでも活躍している。
  • 中部公立短期大学交歓競技会に参加している。

大学関係者と組織

大学関係者一覧

大学関係者

  • 木村秀夫:初代学長
  • 竹森正孝:前学長
  • 杉山寛行:現学長

施設

キャンパス

  • 岐阜市立女子短期大学は、2000年金華山の麓にあった長良福光キャンパスから新築移転され、コンクリート打ち放しの壁面と大きなガラス窓で占められた、モダンなデザインが特徴としたキャンパスに生まれ変わっている。
  • キャンパスのデザインは、2000年に「中部建築賞」を受賞している。
  • キャンパス内にはの樹が植えられており、短大の風物詩となっている。
  • 学内にある大学生協は1999年10月に設立され、現在購買・書籍・食堂・共済・サービスなどの事業を取り扱っている。


対外関係

他大学との協定

国内大学

アメリカ

韓国

社会との関わり

不祥事

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂への落書き
2008年、当短大の学生6人がイタリアでの海外研修中にフィレンツェサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂落書きをしたことが発覚した。短大側は同年6月24日に記者発表を行い、同大聖堂に謝罪を行ったことなどを明らかにした。
なお同時期には京都産業大学の学生も、同様の行為を行っていたことが明らかになっている。

関連項目

参考文献

岐阜市立女子短期大学関連書物

  • 『岐阜市立女子短期大学50年史』:岐阜市立女子短期大学校史委員会編・1996年岐阜市立図書館ほか所蔵
  • 『岐阜市立岐阜女子短期大学大学概要』:1990年発行。岐阜県立図書館ほか所蔵。

脚注

  1. ^ a b c 昭和64年度版『全国学校総覧』48頁より。
  2. ^ 1980年3月31日廃止。
  3. ^ a b c 教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)47頁「岐阜女子短期大学」の項より。
  4. ^ 放送大学 平成28年度 単位互換案内

公式サイト


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