大阪成蹊短期大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 大阪成蹊短期大学 | |
|---|---|
|
大阪成蹊短期大学
|
|
| 大学設置 | 1951年 |
| 創立 | 1933年 |
| 学校種別 | 私立 |
| 設置者 | 学校法人大阪成蹊学園 |
| 本部所在地 | 大阪府大阪市東淀川区相川三丁目10-62 |
| 学部 | 総合生活学科 児童教育学科 創造文化学科 観光学科 経営会計学科 |
| ウェブサイト | 大阪成蹊短期大学公式サイト |
大阪成蹊短期大学(おおさかせいけいたんきだいがく、英語: Osaka Seikei College)は、大阪府大阪市東淀川区相川三丁目10-62に本部を置く日本の私立大学である。1951年に設置された。大学の略称は成蹊。本稿では、旧来の大阪成蹊女子短期大学(おおさかせいけいじょしたんきだいがく 英称:Osaka Seikei Women’s College)を含めて説明する。
目次 |
[編集] 概観
[編集] 大学全体
- 大阪成蹊短期大学は、大阪府大阪市東淀川区内にある日本の私立短期大学。学校法人大阪成蹊学園により1951年大阪成蹊女子短期大学として設置された。現在、5学科を擁する全国でも屈指の大規模短期大学であり共学となっている。ピーク時の一学年定員は1,480人だったが、現在は一部の学科が大阪成蹊大学に改組され、規模縮小されている(ちなみに2011年5月での在学生数は1,217人である)。
- 創立以来68,162人もの人材を育成、輩出してきた。(2010年3月現在)
- 2012年度に向かい、3つの改革を実現
- 児童教育学科 幼児教育学専攻の定員を150名から200名に
- 新調理実習室と新栄養実習室をオープン
- スポーツ&カルチャーセンター開設 クラブ活動を応援
[編集] 建学の精神(校訓・理念・学是)
- 大阪成蹊短期大学における建学の精神は「桃李不言下自成蹊」となっている。これは中国古典の司馬遷の「史記」にある一文から引用したもので、「桃李の如く美しく花咲き、甘き果実を結び、人々から愛され、親しまれるような人物を社会へ送り出す云々」という意味合いが込められている。
- 行動指針は「忠恕(ちゅうじょ)」で、「夫子の道は忠恕のみ」の言葉より、「忠」は誠実、「恕」は思いやりを表し、誠を尽くし人の立場になって考え行動するという意味であり、建学の精神を実践するにあたり、「忠恕」を行動の指針としている。
[編集] 教育および研究
- 大阪成蹊短期大学における教育(5つのフィールドと11の学び)
- 児童教育学科
- 総合生活学科:栄養に関する科目を学ぶ栄養コース、食物に関する科目を学ぶ食物コース(調理クラス・フードコーディネートクラス)、服飾に関する科目を学ぶ生活デザインコース(アパレルデザインクラス・ファッションコーディネートクラス)がある。
- 観光学科:全国の短大で唯一の観光学科であり、宿泊業・旅行業・運輸業に関する専門科目を学び、旅行業務取扱管理者資格などの取得支援も行われている。オーストラリアでの語学研修もある。
- 経営会計学科:経営学・会計学・工業簿記・商法・マーケティングなどビジネス系の専門科目を学ぶ。
- 創造文化学科:コミュニケーションの手段である表現についての専門科目を日本語や日本文化、英語や英米文化の視点から学ぶ学科となっている(文化表現コース・パフォーマンスコース)。
[編集] 学風および特色
- 大阪成蹊短期大学は、2005年度に財団法人短期大学基準協会JACAの第三者評価より『適格』と認定を受けている。
- 全国の短大で唯一の観光学科がある。
- 設置学科が5つと全国の短大でも多い方である。
- 男女共学である。
- 児童教育学科を中心に社会人学生も多数いる。(社会人入学生は条件を満たせば入学金・授業料が半額になる。)
- 学生はもちろん、職員も自動車通学通勤は認められていない。ただ、自転車やバイクでの通学は許可さえあれば可能。
- 2011年度より学内すべて禁煙。(校門付近も禁煙)
- 学内でのあいさつ運動がかなり浸透している。
- 2011年12月より、大阪市東淀川区相川地区は、大阪市より「たばこ市民マナー向上エリア制度」に登録・承認され、路上喫煙防止地区となった。したがって、学内だけでなく大学付近全体が禁煙となった。この制度に教育機関が参加するのも全国初のものである。
[編集] 沿革
- 1933年(昭和8年) 高等成蹊女学校が開校される。
- 1951年(昭和26年)大阪成蹊女子短期大学開学。
- 国文科I部
- 家政科I部
- 1952年 II部を設置。
- 国文科II部
- 家政科II部
- こみち幼稚園開設
- 1953年 学科の新設が行われる。
- 保育科
- I部
- II部
- 保育科
- 1956年 学科の新設が行われる。
- 初等教育科
- I部
- II部
- 初等教育科
- 1963年 体育科を開設。短期大学II部廃止。
- 1964年 英文科を開設。
- 1967年 学科の新設が行われる。
- 観光科
- デザイン科
- 1969年 学科名を変更する。
- デザイン科→デザイン美術科
- 1971年 学科名の変更が行われる。
- 初等教育科→児童教育学科 初等教育学専攻
- 保育科→児童教育学科幼児 教育学専攻
- 国文科→国文学科
- 英文科→英文学科
- 家政科→家政学科
- 体育科→体育学科
- 観光科→観光学科
- 1975年 幼稚園名を大阪成蹊女子短期大学附属こみち幼稚園と改称
- 2003年 国文学科と英文学科を統合・改組し表現文化学科とする。家政学科を改組し総合生活学科とする。経営会計学科増設。大阪成蹊短期大学と改称し、共学化する。同時に2つの四年制大学(大阪成蹊大学・びわこ成蹊スポーツ大学)を開学する。
[編集] 基礎データ
[編集] 所在地
- 本部キャンパス(大阪府大阪市東淀川区相川3-10-62)
[編集] 交通アクセス
[編集] 象徴
- 大阪成蹊短期大学のカレッジマークは桃の花をイメージしている。
[編集] 教育および研究
[編集] 組織
[編集] 学科
- 児童教育学科
- 初等教育学専攻
- 幼児教育学専攻
- 総合生活学科
- 栄養コース
- 食物コース(調理クラス・フードコーディネートクラス)
- 生活デザインコース(アパレルデザインクラス・ファッションコーディネートクラス)
- 観光学科
- 経営会計学科
- 創造文化学科(文化表現コース・パフォーマンスコース)
[編集] 学科の変遷
- 国文科
- I部→国文学科
- II部:1954年度における全学生数は47人となっている。
- 家政科
- I部→家政学科
- II部:1954年度における全学生数は52人となっている。
- 保育科
- I部→児童教育学科幼児教育学専攻
- II部:昭和62年度用の『全国短期大学高等専門学校一覧』によると1963年廃止となっているが、同年度の『全国学校総覧』では既に学生がいなくなっている。1954年度における全学生数は79人。1957年廃止。
- 初等教育科
- I部→児童教育学科初等教育学専攻
- II部:I部と同様、小学校教諭二級免許状・幼稚園教諭二級免許状が取得できたものと考えられる。昭和62年度用の『全国短期大学高等専門学校一覧』によると1963年廃止となっているが、『全国学校総覧』では既に学生がいなくなっている。
- 体育科→体育学科:募集は2002年度まで。翌年度よりびわこ成蹊スポーツ大学へ改組
- 英文科→英文学科
- 観光科
- デザイン科→デザイン美術科:募集は2002年度まで。翌年度より大阪成蹊大学芸術学部へ改組
- 経営会計学科
- 表現文化学科→創造文化学科:2011年度より改名
[編集] 専攻科
- なし
[編集] 別科
- なし
[編集] 取得資格について
- 保育士:児童教育学科幼児教育学専攻にて設置されている。初等教育学科では保育士資格は取得できない。
- 栄養士:総合生活学科にて設置されている。
- 調理師:総合生活学科食物コース調理クラスに所属する必要がある。
- 図書館司書資格が全学科にて取得できる。
- フードスペシャリスト資格:総合生活学科食物コース食物クラスに所属する必要がある。
- 司書教諭資格(小学校二種免許または中学校二種免許取得者に限る。)
- 児童教育学科初等教育学専攻
- 総合生活学科
- 創造文化学科
- 中学校教諭二種免許状
- 小学校教諭二種免許状:児童教育学科初等教育学専攻にて設置されている。過去にあった初等教育科II部にも設置されていたものとみられる。
- 幼稚園教諭二種免許状
- 児童教育学科
- 幼児教育学専攻
- 初等教育学専攻
- 過去にあった、保育科・初等教育科II部にも設置されていたものとみられる。
- 児童教育学科
- 栄養教諭二種免許状:総合生活学科食物コースにて設置されている。
[編集] 附属機関
- 大阪成蹊短期大学附属図書館
- 大阪成蹊短期大学附属こみち幼稚園
- 大阪成蹊短期大学教育支援センター
- 大阪成蹊短期大学国際交流センター
[編集] 学生生活
[編集] 部活動・クラブ活動・サークル活動
- 大阪成蹊短期大学のクラブ活動
[編集] 学園祭
- 大阪成蹊短期大学の学園祭は「桃花祭」と呼ばれ、2011年度は10月22日・23日に行われた。吉本芸人によるライブにspan!・女と男・和牛が来訪し、JAMOSAのLIVEや軽音楽部による演奏などが催された。
[編集] スポーツ
- バレーボールが強く、当短大で最古のクラブで全日本大学選手権での常連となっている。
[編集] 大学関係者と組織
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 大学関係者
- 安藤勝一郎:初代学長
- 政本幸三:前学長
- 武蔵野 實:現学長(元京都教育大学副学長)
[編集] 施設
[編集] キャンパス
- 本館(5階建て)
- 西館(5階建て)
- 1階には、学生食堂「ラ・サンティア」やコンビニがある。(2010年12月に改装)ラ・サンティアとはフランス語で「こみち(蹊)」を意味する。
- 100室のピアノ個人練習室とピアノ個人レッスン室がある。放課後の自習にも利用できる。
- 中央館(5階建て)
- 北館(4階建て)
- 視聴覚教育とコンピュータを統合し、マルチメディアシステムを導入した多目的情報教育施設。パソコンはいつでも自由に使える。
- 1階は駐輪場や第一グランド(サンパティオ)とつながった多目的なスペースになっている。
- キャンパス広場:2010年に新しくなった。天気の良い日はここで弁当など食べられる。
- 図書館(7階建て)
- 赤レンガの建物で、本学のシンボル的存在。約22万冊の蔵書がある。
- 第一体育館:2階建てで入学式・卒業式なども行われる。第二体育館と通路でつながっている。
- 第一グラウンド:通称「サンパティオ」と呼ばれ、全面芝生の広場である。高校生も授業や課外活動等でよく利用している。
- 南館:本キャンパスから道路を隔てた場所にある。2012年より芸術学部が入る。
- 第二体育館:トレーニングルームや器械体操室もある。屋上に屋根が開閉する「全天候型プール」がある。
- 東館:2012年より芸術学部が入る。
- 第三体育館(トロワジム):アスレティックジム・エアロビクススタジオ・フリークライミング施設(短大では珍しい)がある。
- 第二グラウンド:桜の名所ともなっている。陸上競技やサッカーなど多目的に使える。
- テニスコート:4面分のテニスコートがある。
- 美術アトリエ棟(建設中):2012年に芸術学部が入る。
- 蹊友会館
- 以前は「こみち寮」「むつみ寮」「めぐみ寮」などの大学の寮があったが、現在はない。職員宿舎もない。
[編集] その他
- 大阪成蹊学園びわこセミナーハウス(滋賀県大津市:学園の在学生や職員は格安で利用できる)
[編集] キャンパス周辺
- 本部キャンパスの北に安威川が流れ、東には番田井路(水路)が流れ、南には神崎川が流れている。大学はちょうど川の中州状態の中に建っている。(番田井路は安威川とほぼ並行に流れているが、大学のところで分かれ、神崎川に合流している。)
- 蹊友会館の東(番田井路)には大学の名前にちなんだ「成蹊橋」が架かっている。
[編集] 対外関係
[編集] 他大学との協定
[編集] カナダ
[編集] オーストラリア
[編集] 韓国
- 濟州觀光大學
[編集] 系列校
[編集] 社会との関わり
- 地域活動の一環として「わくわく子育て講座」が催されている。
- 2009年6月8日に大阪市立啓発小学校と児童教育学科初等教育学専攻との間で学校間提携が成立し、小学校側からは教員をめざす大学生の希望を尊重した実習の場の提供、大学側からは小学校の教育活動に対する学生ボランティア支援という形で双方に調印した。
[編集] 卒業後の進路について
[編集] 就職について
- 児童教育学科
- 家政学科&総合生活学科:アサヒ飲料・資生堂・カネボウ化粧品・オンワード樫山・塩野義製薬・摂津水都信用金庫・日本生命保険・阪急不動産・進々堂・池田銀行・京阪百貨店・サンエー・インターナショナル・ジャヴァグループ・サザビーリーグ・明治屋・第一食品・カプリチョーザなどに就職している。栄養コースでは各病院や保育所・社会福祉施設・一冨士フードサービスなどの栄養職、資生堂・大幸薬品・住友製薬などの研究補助、日清食品・日本ハム・マイカルなどの専門職以外の職に就いている。
- 観光学科:西日本旅客鉄道・東日本旅客鉄道・ジェイアール東海ツアーズ・近畿日本鉄道・日本アジア航空・日本航空・全日本空輸・阪急・阪神ホテルズ・日本生命・ジェイティービー・ウェスティンホテル大阪・大丸百貨店・タカラスタンダードなど観光関連で20パーセント、その他は一般企業に就職している。
- 経営会計学科:紀陽銀行・近畿大阪銀行・関西アーバン銀行・枚方信用金庫・イズミヤ・三協アルミニウムなどの一般企業に就職している。
- 表現文化学科:帝人・三井住友銀行・泉州銀行・ベルクラシック・中山製鋼所・JR西日本ホテルズ・榎本薬品・清水建設・ユー・エス・ジェイほか一般企業への就職者が多い。
[編集] 編入学・進学実績
- 児童教育学科
- 家政学科&総合生活学科:大阪国際女子大学ほか
- 観光学科:流通経済大学・関西大学・阪南大学ほか。
- 経営会計学科:京都産業大学ほか
- 表現文化学科:大阪府立大学・大阪経済法科大学ほか
- 体育学科:仙台大学・東京女子体育大学・中京女子大学・大阪体育大学ほか。
- デザイン美術科:名古屋芸術大学・成安造形大学・京都精華大学・大阪芸術大学・宝塚造形芸術大学ほか。
[編集] 附属学校
[編集] 関連項目
[編集] 公式サイト
[編集] 参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『大阪成蹊女子短期大学』入学案内冊子。大阪市立中央図書館に一部所蔵されている。
- 『大阪成蹊短期大学』入学案内小冊子
この項目は、ウィキプロジェクト 大学のテンプレートを使用しています。
|
|||||||||||||||||||