レイン (ビートルズの曲)
「レイン」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズ の シングル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
A面 | ペイパーバック・ライター | |||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
録音 |
アビー・ロード・スタジオ 1966年4月14日、4月16日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | パーロフォン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞・作曲 | レノン=マッカートニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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「レイン」("Rain")は、1966年5月にビートルズが発表した12枚目のオリジナル・シングル(「ペイパーバック・ライター」)のB面曲である。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では463位にランクされている。
解説
レノン=マッカートニーの作品。リード・ヴォーカルはジョン・レノンだが、作曲にはポール・マッカートニーも加わっている[1]。
1966年にイギリス盤公式オリジナル・アルバム『リボルバー』レコーディング・セッションで録音された。ビートルズの公式発表曲中、「テープの逆回転」を使用してリリースされた初めての曲である。最後のヴァースにある、ジョンのヴォーカルの一節が逆回転になっている。ジョンは「自分のアイディア。偶然テープを逆回しにしたら出来上がった」と語っている[2]。一方で、プロデューサーのジョージ・マーティンによれば偶然出来たものではなく、苦労してマーティンがうまく曲に組み込んだものであるという[3]。
リズム・トラックはテープの録音速度を上げて通常再生時にスローになるようにし、ジョンのボーカルは逆にテープの録音速度を下げて通常再生時にピッチが上がるようにするというテクニックを利用している。リンゴ・スターはこの曲のドラムがベストプレイであったと語っている[4]。ポールは歌うようなベースラインで演奏し、ジョージ・ハリスンはインド風のフレーズをギターで弾き続けている[5]。
ステレオ・ヴァージョン
「レイン」のリアル・ステレオ・ヴァージョンはビートルズの活動中にはリリースされなかった。ただしアメリカでは1970年2月にリリースされたアルバム『ヘイ・ジュード』に収録された。本国では同アルバムのイギリス・リリース(1979年5月)が最初となる。CDでは1988年3月にリリースされたアルバム『パスト・マスターズ Vol.2』に収録された。
プロモーション・フィルム
A面の「ペイパーバック・ライター」同様にテレビ局ごとに複数のヴァージョンが制作され、1966年5月19日にEMI第1スタジオで演奏する姿をビデオで撮影したもの(モノクロ1本とカラー1本ずつ)と、翌日に屋外でカラー35mmフィルムで撮影されたものの2種類から制作された計3ヴァージョンが存在する[6]。
脚注
参考文献
- バリー・マイルズ 『ポール・マッカートニー―メニー・イヤーズ・フロム・ナウ』 竹林正子訳、ロッキングオン、1998年。
- Weinberg, Max; Robert Santelli (1984). Big Beat : Conversations With Rock's Great Drummers. Chicago: Contemporary Books
- デービッド・シェフ『ジョンとヨーコラスト・インタビュー : Love & peace』 石田泰子訳、集英社、1990年。
- イアン・マクドナルド 『ビートルズと60年代』 奥田祐士訳、キネマ旬報社、1996年。