デコレーション携帯電話

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デコレーションされた携帯電話用カバーの数々

デコレーション携帯電話(デコレーションけいたいでんわ)とはユーザーによって装飾が施された携帯電話(主にフィーチャーフォン)のこと。デコ電デコケータイなどと略され、装飾することはデコると表現する。

概要

携帯電話端末にネイルアートの技術を用いデコレーションを施したもので、主にスイーツをかたどった模型ラインストーンシールなどを貼り付けるといった手法がとられている。

それらの装飾は、ユーザー自身が行う以外に、ネイリストが副業として行うこともある。ネイリストがネイルアートの手法を用いてエアブラシで携帯電話にマニキュアでペイントしたものは、携帯アートと呼ばれ、デコ電の発端でもある。2009年頃からはデコレーションを学ぶ為のスクールなどが多数あった。ネイルスクールのように決まった名称がなく、デコチェンスクール、モバイルデザイナーズスクール、ブリンク・アート・スクールなど、様々な呼び方の学校があった。

メディアで歌手や女優などの芸能人が、自身の携帯を披露した事で一気にファッション的に流行し、それらの影響より、キャリアであるソフトバンクモバイル自体が、Vodafone 705SHの全面にスワロフスキー・クリスタルでデコレーションを施したスワロフスキー・クリスタルモデルを発売した。

「デコる」対象は携帯電話以外にも、文房具手鏡イヤホンなど日用品全般に広がっており、最初からデコレーション風のデザインになった製品やデコレーション風のカバーも多く市販された。

スマートフォンの到来以降は、スマホケースによる装飾へ継承されていった。

注意点

  • パーツの形状によっては使用時に髪や服、爪を引っ掛けやすくなる。
  • デコレーションが携帯電話の開閉や充電、カメラ撮影など機能を損なう可能性がある。
  • 携帯電話を修理などに出した際、作業の妨げになる装飾やシールは剥がされることがある。またデコレーションを行ったことに起因する故障は保障の対象とならない。
  • ユーザー自身が分解を伴う改造を行ったものの使用は、電波法違反となる可能性がある。

関連項目

外部リンク