Amazon Appstore

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Amazon Appstore
Amazon.com-Logo.svg
開発元 Amazon.com
初版 2011年3月22日
最新版 2.6.53 / 2012年5月21日(2年前) (2012-05-21[1]
対応OS Google Android
種別 ソフトウェアアップデートダウンロード販売
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.amazon.com/appstore
テンプレートを表示

Amazon AppstoreとはGoogle Androidに対応したモバイルアプリケーション英語版ストアである。2011年3月22日にオープンした。アメリカ合衆国、イギリス[2]、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン[3]で利用できる。オープン時有料無料合わせて3,800本のアプリケーションが配信されていた。Amazon.comは開発者に売価の70%か開発者の希望小売価格の20%のどちらか高い方を支払っている[4]

2011年9月28日、Amazon.comは新しい低価格タブレットであるKindle Fireを発表した[5]。このタブレットはアプリケーション販売をGoogleのではなくAmazon AppstoreのみにするAmazonのエコシステムによるメディア消費英語版のためにユーザーインターフェースはAmazon Appstoreによりシンクロする新しいデザインになっている。

Amazon Appstoreには「free app a day→今日だけ無料のアプリケーション」機能がある[6]。毎日通常有料のアプリケーション(ゲームが多い)が日替わりで無料で配布される。オープン日はAngry Birds Rio(広告無し)が宣伝を兼ねて無料で配布された[7]。欧州でのオープン日はAngry Birds(広告無し)が無料配布された。しかし、無料対象アプリケーションは定価の20%を支払うというAmazonの規約の例外となり開発者には何も支払われない[8]

また「Test Drive」という機能では30分間、ユーザーがウェブブラウザでAmazon EC2クラウドにあるAndroidのバーチャルコピーを使ってアプリケーションを試すことができる[9]

当初Amazon Appstoreはアメリカ合衆国のみで展開していたが[10]、2012年8月30日にイギリスを含む欧州各国で展開されるようになった[11]

問題[編集]

Amazon Appstoreがオープンした少し後、国際ゲーム開発者協会 (IGDA)はオープンレターでAmazonの配信規約に懸念を表明した[12][13][14]。条件に関する主な懸念はAppstoreの規約ではもし開発者が他のストアでプロモーションを行ったらAppStoreでの価格を永久に安くすることを強制したり、Amazon側が開発者の分け前を事前の許可なしで削減する決定をすると同時にアプリケーションの価格を安いのに選べることである。

このオープンレターを受けてAmazonはAppstore開発者許諾契約を説明したが[15]、「Amazonの規約はゲーム開発者への脅威を表している」と宣言したIGDAの懸念を緩和させる事にはならなかった[16][17]

2011年7月、スウェーデンの開発企業であるBithackが自身のアプリケーションでるApparatusをAppstoreから撤退させ、このストアは独立系開発者にとって「災害」だったと説明するオープンレターを出した[18]。主な問題として、審査が事情に遅いことと、非対応機をフィルタリングする手段がないこと、Amanzonが開発者との相談なしに値段を変更することを挙げ[19]、IGDAがAmazonの方針に関する警告を再度繰り返していることに通じるとしている[20]

商標権侵害訴訟[編集]

アップルは自社のApp Storeと名前が同一であることを理由にAmazonを提訴した[21]。Amazonはこの名前を商標とするにはあまりにも普遍過ぎると主張し、裁判官に訴訟の却下を要請した[22]。アップルはAmazonが名前の使用で商標を侵害したいうと主張でAmazonによる訴訟却下要請に反論した[23]。連邦裁判所はアップルによる仮差し止め請求を退けたが、Amazonが主張するこの名前が一般的であることまでは同意せず、アップルが差し止めるためにAmazonのサービスとの「混乱を招く可能性」を確立しなかったことを引き合いに出している[24]。アップルはAmazonがKindle Fireの宣伝を始めた後、Amazonは「Amazon Appstore for Android」から「for Android」の部分を削除することでユーザーをさらに混乱させようとしているして訴訟を修正した。アップルによる第二修正訴状では「Amazonの使用はまたAmazonのサービスの劣化した品質や自社のApp Storeに関連する自社のApp Storeそのものやそれを利用するのにデザインされた自社製品に対する善意を減らす可能性がある。」としている[25]

関連項目[編集]

その他のアプリストア[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Amazon Appstore Updated to 2.6.53 – Brings New “Test Drive” Feature To Select Devices”. Phandroid (2012年5月21日). 2012年5月29日閲覧。
  2. ^ Amazon Appstore Live in the UK”. mobo.net. 30/0/2012閲覧。
  3. ^ http://www.egovmonitor.com/node/53678
  4. ^ Amazon Appstore | Android”. SigitArinto.com (2011年3月22日). 2011年4月5日閲覧。
  5. ^ http://abcnews.go.com/Technology/amazon-kindle-fire-announced-jeff-bezos-beat-apple/story?id=14623497
  6. ^ The Amazon Appstore's Free App List, http://www.electricbreadcrumbs.com/2011/04/amazon-appstores-free-app-list.html 
  7. ^ New Amazon Android App Store - 1 Free App / Day - Baltimore Sun”. Articles.baltimoresun.com (2011年3月22日). 2011年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月5日閲覧。
  8. ^ Amazon Appstore, Not so Amazing”. GigaOM (2011年7月5日). 2011年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月6日閲覧。
  9. ^ Jason Kincaid (2011年3月22日). “Amazon’s Android App Store Launches: Test Drive Apps Directly From Your Browser”. Techcrunch.com. 2011年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月5日閲覧。
  10. ^ http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html?nodeId=200551840
  11. ^ http://www.egovmonitor.com/node/53678
  12. ^ Important Advisory about Amazon’s Appstore Distribution Terms”. International Game Developers Association. 2011年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月14日閲覧。 “We are not aware of any other retailer having a formal policy of paying a supplier just 20% of the supplier’s minimum list price without the supplier’s permission.(...)If you ever conduct even a temporary price promotion in another market, you must permanently lower your list price in Amazon’s market
  13. ^ IGDA warns Android game developers about Amazon's Appstore terms”. guardian.co.uk (2011年4月14日). 2011年5月14日閲覧。
  14. ^ IGDA Outlines 'Significant Concerns' Over Amazon Appstore Terms”. Gamasutra (2011年4月14日). 2011年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月14日閲覧。
  15. ^ Clarification about Amazon Appstore Developer Agreement”. Amazon.com, Inc. (2011年4月15日). 2011年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月14日閲覧。
  16. ^ Amazon’s clarification fails to address game developer concerns”. International Game Developers Association (2011年4月19日). 2011年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月14日閲覧。
  17. ^ Tir de barrage contre Amazon”. Canard PC (2011年4月14日). 2011年5月14日閲覧。
  18. ^ Apparatus will be pulled from Amazon Appstore”. bithack.se (2011年7月4日). 2011年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月15日閲覧。 “If you are a small indie development team, or possibly even alone, don't bother with Amazon Appstore. Create a great app, publish it on Android Market, and provide great customer support. You will never succeed on Amazon Appstore without a big wallet, or at least an established reputation so that Amazon puts value behind their promises.
  19. ^ Game developer pulls app from Amazon Appstore over problems”. The Inquirer (2011年7月5日). 2011年7月15日閲覧。 “The final problem was that Amazon changed the price without consulting the developer. The price was cut to $0.99, only a quarter of its original price, which, while perhaps good for players, is not good for the developer.
  20. ^ IGDA still unhappy with Amazon Appstore policies”. Joystiq (2011年7月8日). 2011年7月15日閲覧。
  21. ^ Eaton, Kit (2011年3月22日). “Apple sues Amazon over 'app store' name”. CNN Tech. 2012年9月15日閲覧。
  22. ^ Cheng, Jacqui (2011年4月26日). “Amazon responds to Apple: "app store" is generic, toss the suit”. Ars Technica. 2012年9月15日閲覧。
  23. ^ Apple claims Amazon Appstore 'tarnishes' App Store trademark”. Electronista (2011年6月10日). 2012年9月15日閲覧。
  24. ^ Levine, Dan (2011年7月6日). “Judge rejects Apple bid for injunction against Amazon”. Reuters. 2012年9月15日閲覧。
  25. ^ Cheng, Jacqui (2011年11月18日). “Kindle Fire Dragged Into Apple’s ‘App Store’ Suit Against Amazon”. Ars Technica. Wired. 2012年9月15日閲覧。