Pacman

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Pacman
Pacman.system sync and upgrade.20070921.png
ターミナル上で実行されたPacman。
作者 Judd Vinet
開発元 Judd Vinet, Arch Linux Community
対応OS Linux
プラットフォーム i686, x64
種別 パッケージ管理システム
ライセンス GNU GPL
公式サイト http://www.archlinux.org/pacman/
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Pacman(パックマン)はArch Linuxの一コンポーネントとして開発されたソフトウェアパッケージ管理システム。Arch Linux創設者であるジャッド・ヴィネットにより作成された。

概要[編集]

Pacmanはインストールするパッケージとその依存関係を自動的に解決し、すべての必要なパッケージのダウンロードおよびインストールを行う。その他にもインストールされたパッケージの検索、アップグレード、削除、クリーンアップや、リポジトリ以外からの、ローカルシステムやインターネット上のパッケージファイルのインストールなど、パッケージ管理に関するほぼすべての作業を行う。理論的には、利用者は一つのコマンドを実行するだけでシステムの完全なアップグレードが行える。また、Arch Linuxの他、Frugalwareのパッケージマネージャにも採用されている[1]

Pacmanはすべてのパッケージに、コンパイルされたバイナリファイルを含む圧縮されたtarアーカイブを使用する。パッケージはリポジトリ設定によりFTPHTTPまたはその両方でダウンロードする。ダウンロードに使用するソフトウェアはデフォルトではwgetだが、aria2など他のダウンロードユーティリティへのカスタマイズも可能である。また、ソースコードからのパッケージ作成を補完するABS(Arch Linux Build System)が用意されている。

主な使用法[編集]

パッケージのインストール[編集]

リポジトリ上にあるパッケージの検索
pacman -Ss [キーワード]
リポジトリ上にあるパッケージのインストール
pacman -S [パッケージ名]
ローカルシステム上にあるパッケージ (.pkg.tar.xz/gz) のインストール
pacman -U [ファイルパス]
インターネット上にあるパッケージ (.pkg.tar.xz/gz) のインストール
pacman -U [URL]

パッケージの削除[編集]

指定したパッケージのみの削除(依存関係にあるものは削除しない)
pacman -R [パッケージ名]
指定したパッケージとそれ以外で使用されない依存関係にあるものを削除
pacman -Rs [パッケージ名]

システムのアップグレード[編集]

リポジトリとローカルパッケージデータベースとの同期
pacman -Sy
リポジトリとローカルパッケージデータベースとの同期およびアップグレード
pacman -Syu

ローカルパッケージデータベースの検索[編集]

インストール済みパッケージの検索
pacman -Qs [キーワード]
インストール済みパッケージの情報
pacman -Qi [パッケージ名]
インストール済みパッケージのファイルリスト
pacman -Ql [パッケージ名]
インストール済みパッケージのリストアップ
pacman -Qqe > pkglist
リストアップしたパッケージ情報を元にしたインストール
pacman -S $(cat pkglist)

その他[編集]

孤立したパッケージの削除
pacman -Rs $(pacman -Qtdq)
パッケージキャッシュ (/var/cache/pacman/pkg) のクリーンアップ
pacman -Scc

脚注[編集]

  1. ^ The Frugalware Developer Team (2007年3月17日). “Package management basics”. Frugalware 0.6 (Terminus) Documentation. 2007年9月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]