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スバル・フォレスター

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スバル・フォレスター
5代目 中国仕様車
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1997年-
ボディ
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式 四輪駆動
その他
兄弟車

スバル・レガシィ

スバル・インプレッサ
系譜
先代 スバル・インプレッサグラベルEX
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フォレスター(Forester)は、SUBARU(旧・富士重工業)が1997年から製造・販売しているミドルクラスのクロスオーバーSUVである。

Forester」は、英語で「林業を行う人」、「森に住む人」を意味する[注釈 1]。本来はコンセプトモデル同様に「ストリーガ(Streega)」として、全世界統一ネームで発売される予定だったが、ストリーガの語源の一つである「strega」(イタリア語で「魔女」)について、欧州では魔女に悪い印象を持つこと、あるいは魔女狩りの暗い歴史を想起させることからこれとは無関係な「フォレスター」に変更された、とする説が有力なようである[2]

概要

プラットフォームインプレッサと共有し、モノコック構造を持つ事からクロスオーバーSUVに分類される。フォレスター以前に日本国内市場向けに販売されたSUBARUブランドの(クロスオーバー)SUVには、ビッグホーン(1988年 - 1993年)や、インプレッサの特別仕様車グラベルEX(1995年 - 1996年)などがある。

クロスオーバーSUVではあるが、車高を下げて舗装道での安定性を高めたクロススポーツシリーズや「STIバージョン」も設定され、悪路での走行を可能にする車高を確保しつつ、低重心で高出力のエンジンという組み合わせはオンロードでも高い走破性を確保している。そのため、全てのグレードで、SUBARUのアイデンティティといえる縦置き水平対向エンジン四輪駆動を組み合わせる「シンメトリカルAWD」が採用される。

初代 SF系(1997年 - 2002年)

スバル・フォレスター(初代)
SF5/SF9型
前期型(1997年2月 - 2000年1月)北米仕様
後期型(2000年1月 - 2002年2月)北米仕様
概要
販売期間 1997年2月2002年2月
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 四輪駆動(フルタイム4WD)
パワートレイン
エンジン EJ20型 水平対向4気筒SOHC 2.0 L
EJ20型 水平対向4気筒DOHCターボ 2.0 L
EJ25型 水平対向4気筒DOHC 2.5 L
変速機 5MT/4AT
前後ストラット
前後ストラット
車両寸法
全長 4,460 mm
全幅 1,735 mm
全高 1,595 mm
1,580 mm (2.5 T/25)
1,535 mm (2.0 S/tb-STi II)
車両重量 1,360 - 1,430 kg
その他
販売終了前月までの新車登録台数の累計 14万6732台[3]
系譜
先代 スバル・インプレッサグラベルEX
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年表

1995年11月
東京モーターショーにコンセプトカー「スバル・ストリーガ」として出展。
1997年2月
発売(SF系)。「C/tb」「S/tb」「T/tb」の3グレードが設定され、エンジンは2.0 Lターボ(250 ps/31.2 kg m)のみであった。スバル初のSRSサイドエアバッグ(前席)を採用した。ちなみに、フォレスターのインパネは、同年秋のインプレッサ年次改良の際に流用された[注 1]
1997年7月
NA車「C/20」を追加。2.0 Lで最高出力は135 psだった。自然吸気MT車にはトランスファーに低速副変速機を付けた「デュアルレンジ」が備わっている。
1998年1月12日
NA車「C/20」をベースに、フォグランプ、スポークタイプアルミホイール、マフラーカッターなどを装備し、スポーティーなデザインにするとともに、MOMO製本革巻ステアリング、本革巻セレクトレバー(AT車)/シフトノブ(MT車)、本革巻ハンドブレーキレバーなどを装備しながら価格を抑えた特別仕様車「S/20」を発売。
1998年9月7日
一部改良。エンジンを「BOXER PHASE II」に改良するなど走りの性能を向上するとともに、新グレードとして2.5 L NA車「T/25」を追加。「S/20」はカタロググレード化。なお、ターボ車については最高出力が250 psから240 psに10 ps低下する一方、最大トルクは31.2 kg mから31.5 kg mへと0.3 kg m引き上げられた。
1998年11月27日
「S/20」をベースに、ケンウッド製インテグレーテッド・サウンドシステム、フロントキャプテンシート(AT車のみ)、フロントUVカットガラスを装備した特別仕様車「S/20 Limited」を発売。
1999年5月6日
「S/tb」をベースに、フロント・サイド・リヤアンダースポイラーなどのエアロパーツ、16インチメッシュタイプ・ゴールドアルミホイール、ゴールドエンブレム、プロテインレザー&モケットの専用シートを装備した特別仕様車「S/tb type A」(2000台限定)を発売。
2000年1月13日
マイナーチェンジ。外内装のリファインやサスペンションを改良。「C/20」と「S/20」はエンジンをリーンバーン(希薄燃焼)仕様に改良し燃費を向上するとともに、ブレーキアシストを追加。「T/25」はドアミラーを大型化。MT車はクラッチスタートシステムを追加。グレード体系を整理し、「C/20」、「S/20」、「S/tb」、「T/25」の4グレードに。
2000年5月8日
「S/tb」の4AT車をベースにエアロパーツを装備し、車高を下げ、STIによる専用チューニングを施してオンロードでの走行性能を高めた新グレード「S/tb-STi」を発売。
2000年7月24日
「C/20」をベースに15インチアルミホイール、フロントメッキグリル、メッキドアハンドル、3連奏CDチェンジャー付オーディオ、電動格納式リモコンドアミラーを装備しながらも、ベース車とほぼ同じ価格設定にした特別仕様車「C/20スペシャル」を発売。
2000年12月27日
一部改良。全車にデュアルSRSエアバッグが装備された。同時に、「S/tb-STi」のマイナーチェンジ仕様として「S/tb-STi II」が追加。225/45ZR17タイヤ、新デザインのBBSホイールを採用。サスペンション、ストラットの改良、ブッシュ硬度向上などを実施。タイヤおよびサスペンションの改良に併せ、ステアリングギヤ比を、従来の19.0 - 15.2:1から16.5:1に変更。液入り中空タイプエンジンマウントを採用。新デザインのロータイプルーフレール・ブラックモノトーンのインテリアを採用。スムーズな回頭性を発揮するVTD-AWD[注 2]が装備された。また、「S/tb」と「T/25」にパナソニック製フォレスター7ディスクサウンドシステム(6連奏CDチェンジャー+MD&AM/FMチューナー)、「C/20」にCD&AM/FMチューナー一体型オーディオを設定。「T/25」にはダーク木目調センターパネル、ダークウッドのMOMO製本革巻ステアリングホイール、ビルトイン空気清浄機を装備した。
2001年6月11日
「S/20」をベースに、「S/tb-STi II」と同じエアロパーツを装備し、専用スポーティトリコットシート表皮、パナソニック製フォレスター7ディスクサウンドシステムを装備した特別仕様車「S/20 type A」を発売。
2001年10月1日
新グレード「STi II タイプM」を追加。「S/tb」の5速MT車をベースに「S/tb-STi」と同じエアロパーツを装着し、エンジン(専用ECUおよびマフラーにより、純正比10psアップの250psとなる)や足まわりにSTiによる専用チューニングなどを施した。
2001年10月10日
特別仕様車「S/tb-STi II リミテッド」、「C/20スペシャルII」を発売。前者は「S/tb-STi II」をベースにRAYS製17インチ鍛造アルミホイールとパナソニック製フォレスター7ディスクサウンドシステムを装備し、機能を充実したモデル。後者は2000年7月に発売した「C/20スペシャル」のバージョンアップ仕様で、今回は本革巻ステアリングホイール、本革巻セレクトレバー(AT車)/本革巻シフトノブ(MT車)、本革巻サイドブレーキレバー、ビルトイン空気清浄機などを追加し、より機能的になった。
2002年1月[4]
生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
2002年2月
2代目と入れ替わる形で販売終了。

2代目 SG系(2002年 - 2007年)

スバル・フォレスター(2代目)
SG5/SG9型
前期型 クロススポーツ
後期型 クロススポーツT
概要
販売期間 2002年2月2007年12月
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 四輪駆動(フルタイム4WD)
パワートレイン
エンジン EJ20型 水平対向4気筒 2.0 L
EJ20型 水平対向4気筒ターボ 2.0 L
EJ25型 水平対向4気筒 2.5 L DOHC インタークーラーターボ
変速機 5MT/6MT/4AT
前後ストラット
前後ストラット
車両寸法
ホイールベース 2,525 mm
全長 4,485 mm
全幅 1,735 mm
全高 1,590 mm
1,550 mm(クロススポーツ・STI)
車両重量 1,320 - 1,500 kg
その他
販売終了前月までの新車登録台数の累計 11万4422台[5]
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年表

2002年2月12日
フルモデルチェンジ。SG系。エクステリアはキープコンセプトの感があるが、初代と比べて10 - 30 kg軽量化した。EJ20型ターボエンジンは最大出力が240 psから220 psと性能低下されたが、トルク特性の見直しにより街乗りでの扱いやすさは向上した。また、「良-低排出ガス車」認定を取得した。なお、初代に設定のあったEJ25型の2.5 L NAは消滅した。自然吸気MT車には引き続き、ランカスターと同様のデュアルレンジ機構を装着している。グレード体系は「X」・「X20」・「XT」の3グレードとなった。発売後2週間で月販目標の3,000台を達成。なかでも、ターボエンジンを搭載した「XT」に人気が集中し、全受注台数の6割を占めた。北米では月産1万台を目指した。
2002年10月24日
タウンユースを意識した新グレード「CROSS SPORTS」を追加(10月31日より販売)。車高が1,550 mmに抑えられているほか、フロントに倒立式ストラットサスペンションやサマータイヤが採用されていた。しかし、最低地上高は170 mmで、SUVとしての高い走破性も確保されていた。
2003年2月3日
一部改良。ベーシックグレードの「X」をベースに撥水加工表皮シート、カラードバンパー、15インチアルミホイール、フロントフォグランプ、荷室/リヤシートバックハードマット等を装備して機能を充実させ、スポーツやレジャーシーンで使い勝手に優れた新グレード「X BACKPACK EDITION」を追加。この他、先に発売された「CROSS SPORTS」に採用されているドアミラーやフロントワイパーを採用するとともに、リアシートのピロー位置とシートバックの腰まわり部形状の最適化を行い、居住性や快適性を向上。同時に「X20」をベースにエンブレム付リヤクォーターピラーカバー、型押しロゴ入り専用ベージュ色本革シート、ベージュ色のドアトリム&インテリアを装備した特別仕様車「X20 L.L.Bean EDITION」を発売。
2003年3月
GM インドにシボレーブランドでフォレスターを供給。
2003年7月30日
都市型SUVモデル「CROSS SPORTS 2.0i」を追加。先に発売された「CROSS SPORTS(後に、「CROSS SPORTS 2.0T」に改称)」のNAエンジン仕様である。
2004年2月3日
一部改良。スライド式リヤシートリクライニングなどが新たに採用された。また、新グレードとして、2.5L DOHCターボエンジン+6速MTを搭載し、18インチタイヤやブレンボブレーキシステムを採用し、オンロードでの走行性能を高めた「STi Version」を追加し、特別仕様車で発売されていた「L.L.Bean Edition」はカタロググレード化し、2.0L ターボエンジン仕様(XT L.L.Bean Edition)が追加された。
2004年6月29日
「CROSS SPORTS 2.0i」をベースに、ルーフスポイラー、濃色ガラス、ソリッドフォースサウンドシステム(MD+6連奏インダッシュCD&AM/FMチューナー、7スピーカー)などを装備し、ブラックとグレーの2トーン表皮の専用シートを採用しつつ、価格を抑えた特別仕様車「CROSS SPORTS α」を発売。
2004年7月5日
WRCラリー・ジャパンの開催を記念した特別仕様車「XT WR Limited 2004」を発売。WRブルーのボディカラー+ゴールドペインテッドホイールを採用(2004年11月末までの期間限定販売)。
2004年8月30日
「X20」をベースに、傷や汚れに強い荷室ハードマット&リアシートバックハードマット、小さな荷物の散乱を防ぐカーゴネットシステムを採用するとともに、2灯式HIDヘッドランプ、サイドエアバッグ、専用16インチアルミホイールを装備した特別仕様車「X20 タフパッケージ」を発売。
2005年1月27日
フルモデルチェンジ並みの大幅なマイナーチェンジを行う。NA車含め、全車が4輪ディスクブレーキ装着、しかもフロントに2ポットキャリパーが採用となり、制動性能を高めた。ただし、自然吸気MT車のデュアルレンジ機構はこの時に廃止された。また、NAエンジンは燃焼効率の改善と触媒浄化効率の向上により、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」を取得。全車に大容量マフラーが装着され、低背圧化による出力向上と排気音の低減を実現した。グレード体系を整理し、「CROSS SPORTS」シリーズと「STi Version」は一旦販売を終了。「L.L.Bean Edition」はNAエンジン仕様のみとなった。
2005年4月25日
「STi Version」を改良の上、販売再開(5月6日より販売開始)。シフトセレクトストロークを最適化し、ステアリングギアボックスを改良(取付構造の改良・ラック径の拡大・ダンパーバルブ追加)。また、スピードメーターはスバルの量産車では初めて、240 km/hスケールを採用した)。
2005年6月24日
「CROSS SPORTS」シリーズを改良の上、販売再開。
2005年12月25日
一部改良。ヘッドランプレベライザーを標準装備し、サスペンション特性を変更。一部グレードにはソリッドフォース・サウンドシステム(2.0XT)、HIDヘッドランプ(L.L.Bean Edition)、スポーティパッケージ(L.L.Bean Edition/STi Version)が標準装備された。同時に、「2.0X」をベースにベージュ色のファブリック/本革シート、フレッシュパッケージ、HDDナビゲーションシステムを標準装備した特別仕様車「AIRBREAK」を発売。
2006年2月20日
発売から約9年3か月で累計生産台数が100万台を突破したことを発表。
2006年2月22日
「CROSS SPORTS 2.0T」のAT車をベースに、STI製17インチアルミホイールやフロントアンダースポイラー、バケットタイプのフロントシートなどを装備し、スポーティ感を高めた特別仕様車「CROSS SPORTS S-EDITION」を発売。
2006年8月4日
特別仕様車「AIRBREAK」を再発売。シート色がベージュ、ブラックの2色から選べるようになった他、新たに運転席パワーシートや本革巻ステアリングホイールが追加された。
2007年1月22日
一部改良。新ボディカラー「スティールシルバー・メタリック」と「ダークグレー・メタリック」を設定。また、「STi Version」に装備されていたステアリングホイールを全グレードに拡大適用された他、フロントドアのドアトリム形状変更し、ドアポケット部にドリンクホルダーが追加された。さらに、従来の「CROSS SPORTS 2.0T」にアルカンターラとファブリックを組み合わせた専用シート表皮やソフトフィールブラック塗装のセンターパネル、HIDロービームランプなどを装備した「CROSS SPORTS 2.0T SPORT」を新設定し、同年2月に発売された特別仕様車「CROSS SPORTS S-EDITION」の特別装備品をオプションパッケージ化した「S-EDITIONパッケージ」を「CROSS SPORTS」シリーズに設定した。同時に、発売10周年を記念し、「2.0X」のAT車をベースに17インチアルミホイールやHIDロービームランプなどを装備しながら価格を抑えた特別仕様車「10th ANNIVERSARY」を発売。新グレードの設定や特別仕様車の発売に伴い、「2.0XS」並びに「2.0XT」を廃止。
2007年8月3日
「CROSS SPORTS 2.0i」をベースに、アルカンターラ/ファブリックシート、運転席8ウェイパワーシート、HIDロービームランプなどを装備した特別仕様車「CROSS SPORTS 2.0i ALCANTARA-Style」を発売。同じ頃、「CROSS SPORTS 2.0T SPORT」の廃止により、日本向けターボ車の生産を終了した。
2007年11月[6]
残りの全グレードの生産終了。以降は在庫対応分のみの販売となる。
2007年12月
3代目と入れ替わって販売終了。

3代目 SH系(2007年 - 2012年)

スバル・フォレスター(3代目))
SH5/SH9/SHJ型
前期型(2007年12月 - 2010年11月)
概要
販売期間 2007年12月 - 2012年11月
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 四輪駆動(フルタイム4WD)
パワートレイン
エンジン EJ20型 水平対向4気筒 2.0 L DOHC(前期型)
FB20型 水平対向4気筒 2.0 L DOHC(後期型)
EJ20型 水平対向4気筒ターボ 2.0 L DOHC
EJ25型 水平対向4気筒ターボ 2.5L DOHC(後期型)
変速機 5MT/4AT/5AT
前:ストラット/後:ダブルウィッシュボーン
前:ストラット/後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,615 mm
全長 4,560 mm
全幅 1,780 mm
全高 1,675 mm
車両重量 1,430 - 1,540 kg
その他
販売終了前月までの新車登録台数の累計 7万2591台[7]
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年表

2007年11月26日
ティザーサイト公開 (リア側のシルエットのみを見せる手法が採られた)。
2007年12月25日
3代目にフルモデルチェンジ。先代よりも車高が高くなり、よりクロスオーバーSUVらしくなった。ボディーサイズは、2代目の後席の居住性に関するユーザーからの要望を酌む目的もあって若干拡大しながらも、リアオーバーハングを抑え込んでいる。リアサスのダブルウィッシュボーン化により初代・二代目と続いた変則リクライニングから、一般的なバックレスト可倒型リクライニングが採用でき、実質の居住感は大幅に向上した。また、この代からサイドアンダーミラーが全グレード標準装備となった。月間販売目標は2,000台と発表されている。
先代までのキャビン高の低いステーションワゴンとSUVのクロスオーバー的なスタイルから、より純粋なSUVへの転身は、主マーケットである北米では高評価を受けたが、これまでのスタイルを長所と受け止めていた日本の旧型オーナーにとっては、肥大化・重重量化と受け止められ、否定的な意見も見られる。しかしながら、見た目とは裏腹に重量増加は最小限に抑えられており、SG型の最終型「CROSS SPORTS(MT)」とSH型の初期型「XT(MT)」ではその差は20 kgとなっている。(1,440 kg→1,460 kg)また、左右アウターリアビューミラー部の幅は先代より1 cm狭められており、最小旋回半径の小径化(5.4 m→5.3 m)とともに、取り回し性は同等水準を確保している。
エンジンは日本国内仕様に限り2.5 LのDOHC16バルブAVCSターボを廃止し、2.0 LのNA・DOHC16バルブAVCSと2.0 Lの同ターボ。NAエンジンはSOHCからDOHCとなり、スバル初のレギュラーガソリン仕様のDOHCエンジンとなった。ターボエンジンはSF型からSG型へのモデルチェンジ時にダウンしたピークパワーを再び引き上げる(220 ps→230 ps)とともに、トルクピークの低回転化(3,500 rpm→2,800 rpm)およびトルク増大(31.5 kg・m→32.5 kg・m)によって重量増を補っている。また、この出力向上によって、先代モデルでみられた日本国外向け2.5 Lターボモデルと出力の差がほぼなくなった。(日本国外向け2.5 Lターボモデルのエンジンは引き継がて、230 ps/5,200 rpm、32.6 kg・m/2,800 rpmである) 環境性能も向上され、NA車は「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を、ターボ車は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得するとともに、車両重量1,520 kg以上の「2.0XS(AT車)」は「平成22年度燃費基準+20%」を達成。また、NA・AT車にはメーターパネル内にランプを点灯することで省燃費運転を促進するInfo-ECOモード機能を採用した(ターボ車の「2.0XT」はSI-DRIVEのインテリジェントモードに組み込まれる)。
シャシーはインプレッサと同様にSIシャシー(Subaru Intelligent Chassis)、サスペンションはリアサスペンションがダブルウィッシュボーン式となった。ドアも従来のサッシュレスドアから、サッシュドアに変更された。
グレード体系はベーシックモデルの「2.0X」、充実装備のスタンダードモデル「2.0XS」、力強い走りと環境性能を併せ持ったターボモデルの「2.0XT」の3グレードとなり、「2.0XS」と「2.0XT」のAT車にはより機能を充実した「プラチナセレクション」ならびに「プラチナレザーセレクション」を設定した。発売開始1か月間の受注台数は月販目標の2倍以上にあたる4,285台を受注した。全受注の約6割はスタンダードモデルの「2.0XS」である。
2008年9月24日
スバル発売50周年記念特別仕様車「BLACK LEATHER LIMITED」を発売。「2.0XS」ならびに「2.0XT」をベースに、ブラックレザーシート、キーレスアクセスおよびプッシュスタート、フロントシートヒーター、運転席&助手席8ウェイパワーシート、メタル調パネルシート、高音質6スピーカーを装備。さらに、「2.0XS」では「2.0XT」に標準装備されているHIDロービームランプ、17インチアルミホイール、スポーツルミネセントメーター(ウェルカム&グッバイ照明付)、イモビライザー、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア、リヤクォーター、リヤゲート)が追加装備される。
2009年1月27日
一部改良。オプション設定であったサイドエアバッグ、カーテンエアバッグを「2.0X」を除く全グレードに標準装備し、また全グレードにリヤフォグランプを標準装備し安全性を向上。また、2008年9月発売の特別仕様車「BLACK LEATHER LIMITED」をカタロググレード化し、「ブラックレザーセレクション」を設定(「プラチナレザーセレクション」は廃止)。ボディカラーは新たに「パプリカレッド・パール」を追加し(2.0Xを除く)、サスペンションの仕様変更により、操縦安定性と乗り心地を向上した。
2009年7月30日
「2.0X」をベースに、専用シート表皮、クロームメッキドアハンドル、17インチアルミホイール、スポーツルミネセントメーター(ウェルカム&グッバイ照明付)、ルーフスポイラー、HIDロービームランプ、SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグを装備し、上級グレード並みの仕様にしながら、価格を抑えた特別仕様車「SPORT LIMITED」を発売。
2009年9月2日
「2.0X」をベースに大型ガラスサンルーフ、撥水シート、ルーフレール、キーレスアクセス&プッシュスタート、運転席&助手席8ウェイパワーシート、SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグを装備し、快適性・安全性を向上。環境対応車 普及促進税制にも適合した特別仕様車「2.0X FIELD LIMITED」を発売。
2009年12月1日
「2.0XT」のAT車で触媒の変更やECUセッティングの見直しを行ったことで「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得するとともに、「平成22年度燃費基準+15%」も同時に達成した。また、フロントワイパーデアイサー、ヒーテッドドアミラー、運転席&助手席8ウェイパワーシート、フロントシートヒーターを標準装備した。
2010年1月21日
スバルコリアを通じ韓国での発売開始を発表(韓国語表記「포레스터」、発音は「ポレスト」)し[8]、同年4月末より発売を開始した。なお、排気量は北米仕様と同じ2.5 Lとなる。
2010年4月
仕様変更。「2.0XT」のMT車もAT車同様に触媒の変更やECUセッティングの見直しを行い「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を取得。MT車の場合はオプションの装着により車両重量が1,520 kgを超えた場合に「平成22年度燃費基準+15%」達成となる(通常は「平成22年度燃費基準達成」)。
2010年5月18日
特別仕様車「2.0X FIELD LIMITED II」を発売。本タイプは2009年9月に発売された「2.0X FIELD LIMITED」のバージョンアップ仕様で、新たに17インチアルミホイールなどが装備された。
2010年10月25日
マイナーチェンジ[9]。2.0 L N/A車(2.0X、2.0XS)に新世代BOXERエンジンであるFB20型を搭載。基本性能の高効率化がなされたことで、全域におけるスムーズな加速性能と燃費性能を両立。これにより、「2.0XS」の4AT車(プラチナセレクションを除く)は「平成22年度燃費基準+25%」を達成。加えて、足回りについてもバネ、ショックアブソーバー、ブッシュの全面的な見直しが行われ、乗り心地と安定性が向上した。また、フロントデザインを変更するとともに、「2.0X」を除く全グレードでLEDサイドターンランプ付ドアミラーと左右独立温度調整機能付フルオートエアコンを採用し、ルーフスポイラーの形状も変更。また、「2.0XSプラチナセレクション」と「2.0XSプレミアムセレクション」は17インチアルミホイールのデザインを変更するとともに、2眼メーターとセンター部のリングで構成された「スポーツルミネセントメーター」を採用した(「2.0XS」もメーカーオプションで装備可能、後者は「2.0XT」にも標準装備)。なお、NA車はエンジンの置換に伴って車両型式をSHJ型に変更した。
合わせて、2.5 Lターボエンジンとマニュアルモード付E-5ATを採用した「S-Edition」を追加。本グレードではスポーティーな操縦安定性を実現するために専用のチューニングを施すとともに、専用のフロントグリル・シート・ドアトリム・メーターやSTI製17インチアルミホイールを採用した。また、スバルテクニカインターナショナルから「S-Edition」をベースに、強靭でしなやかな走りを実現する専用チューニングや装備を施したコンプリートカー「tS」を発表した(12月24日販売開始)[10]
2011年8月
仕様変更。ボディカラーが変更となり、「スパークシルバー・メタリック」を「アイスシルバー・メタリック」に、「スティールシルバー・メタリック」を「ダークグレー・メタリック」にそれぞれ差し替えた。
2011年10月18日
「2.0X」をベースに、215/65R16タイヤおよび16インチアルミホイール、HIDロービームランプ(ポップアップウォッシャー付)、フロントフォグランプ、クリアビューパック(フロントワイパーデアイサー、ヒーテッドドアミラー)、ルーフスポイラー、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤクオーター・リヤゲート)、マフラーカッター(直径90×75ツイン)と要望が高い装備を備えた特別仕様車「2.0X S-style」を発売。
2012年10月[11]
生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
2012年11月
4代目と入れ替わる形で販売終了。

4代目 SJ系(2012年 - 2018年)

スバル・フォレスター(4代目)
SJ5/SJG型
X-BREAK 後期型
概要
販売期間 2012年11月 - 2018年7月
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 四輪駆動(フルタイム4WD)
パワートレイン
エンジン FB20型 水平対向4気筒 2.0 L DOHC
FB25型 水平対向4気筒 2.5 L DOHC (海外仕様)
FA20型 水平対向4気筒 2.0 L DOHC 直噴ターボ"DIT"
EE20型 水平対向4気筒ディーゼル 2.0 L DOHC EURO5
(海外仕様)
変速機 6MT/CVT(リニアトロニック
前:ストラット/後:ダブルウィッシュボーン
前:ストラット/後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,640 mm
全長 4,595 mm
全幅 1,795 mm
全高 1,715 mm
車両重量 1,440 - 1,590 kg
その他
2015年5月までの累計販売台数 7万7115台[12]
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年表

2012年11月1日
公式発表に先立ち、ティザーサイトによるフルモデルチェンジの事前告知を行うことを発表[13]
2012年11月13日
フルモデルチェンジ[14]。キャッチフレーズは「実証。全方位SUV」。
グレード名については変更がなされ、「2.0XT」以外は他車種同様、排気量の後に「i(フォレスターの場合は「2.0i」)」「i-L(同「2.0i-L」)」「i-S(同「2.0i-S」)」を名乗るようになった。グレード体系はNA車が「2.0i」、「2.0i-L」、「2.0i-L EyeSight」、「2.0i-S EyeSight」の4グレード、直噴ターボ車は「2.0XT」と「2.0XT EyeSight」の2グレードを設定し、計6グレード。
NA車はエンジンにFB20型を継続採用するが、トランスミッションで改良を行い、MT車(「2.0i」・「2.0i-L」に設定)は5速から6速に多段化し、短行程(ショートストローク)化(同時に、国内のスバルのFB20エンジン搭載車で唯一のMT設定車種でもある)。AT車はトルクコンバータ式の4ATから既に他のスバル車に採用されているCVTリニアトロニック」に置換。「2.0i」を除くグレードにおいては6速マニュアルモードとアイドリングストップを搭載している。ターボ車である「2.0XT」にはレガシィに搭載されている「新世代BOXER直噴ターボ"DIT"」エンジンであるFA20型を280 psにチューニングし直した上で搭載。なお、ターボ用のリニアトロニックは高出力に対応するためトルクコンバータやチェーンなどの部品を最適化した専用設計となる。併せて、専用のサスペンションチューニングを施した。なお、燃費向上により、リニアトロニック車はNA車・直噴ターボ車を問わず平成27年度燃費基準を達成した。また、今回から「SI-DRIVE」を「2.0i」を除くNA車にも採用し、スイッチをステアリング内に移した(NA車はインテリジェント(I)モードとスポーツ(S)モードの2モードを、直噴ターボ車は8段ステップ変速の専用制御を採用したスポーツシャープ(S#)モードを追加した3モードをそれぞれ搭載)。併せて、ボディやシャシーの要所に剛性向上を行った。また、「2.0i」を除くリニアトロニック車には「X-MODE」を新搭載。ボタン1つでエンジン・トランスミッション・AWD・VDCの統合制御を行い、駆動力やブレーキを適切に制御することで悪路走破性を高めたほか、下り坂などで車速が急激に上がる場面でも常に一定の車速を維持するヒルディセントコントロールも備えている。
エクステリアはSUVらしい力強い存在感を持ちながら空力特性や機能性に配慮したデザインとし、Aピラー下端部を前方に200 mm出した。また、スバルのターボ車といえばボンネットダクトが特徴ではあるが、この代ではスバルの乗用車ではほぼ初めてターボ車であってもダクトを持たないデザインになっている。そのためボンネット裏には流動板が設けられており、フロントグリル部から取り入れたフレッシュエアをその流動板に沿って流しインタークーラーまで導く手法をとっている。直噴ターボ車ではダークメッキロントグリルとフロントバンパーを専用デザインにし、ヘッドランプにブラックベゼルを、フロントフォグランプにメッキリングをそれぞれ追加した。インテリアは室内寸法・ピラーの配置・後席のフロア形状・前後席の着座位置などを大幅に見直した。また、インパネ中央上部にカラー表示の「マルチファンクションディスプレイ」を搭載。瞬間/平均燃費や渡航可能距離、省燃費走行の目安になる「ECOゲージ」を表示するほか、燃費や「ECOゲージ」の履歴も確認できるのでエコドライブをサポートするとともに、装備の作動状況やメンテナンス情報などの車両状態を視覚的に確認することができる。安全性能も強化し、これまで非装備だった運転支援システム「EyeSight(Ver.2)」を標準装備したグレードを設定した。これにより、レガシィ、インプレッサエクシーガとあわせて、スバルが現在日本国内で販売されている主要車種すべてに「EyeSight」を標準装備したグレードが設定されたことになる。
2013年10月1日
2013年グッドデザイン賞を受賞[15]
2013年10月29日
一部改良[16]
メーカーオプションのパワーリアゲートやSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグを「2.0i」を除く全グレードに拡大適応したほか、これまではターボ車の「2.0XT」系のみに標準装備されていたスポーツタイプメーター(常時発光式ホワイト照明)とアルミパッド付スポーツペダルを「2.0i-S EyeSight」にも標準装備。「2.0i-L」系に標準装備(「2.0i」はメーカーオプション設定)されている17インチアルミホイールは切削光輝仕上げが施された。ボディカラーは「ディープチェリー・パール」に替わり、新色の「ジャスミングリーン・メタリック」を追加した。
2013年12月24日
特別仕様車「X-BREAK」を発売[17]
同年11月に開催された第43回東京モーターショーに参考出品されていたモデルをベースに市販化したもので、「2.0i-L EyeSight」をベースに、ファブリックシート(サイド:合成皮革、オレンジステッチ)とカーゴフロアボード(ラゲッジスムーザー機構付)を撥水仕様にするとともに、本革巻ステアリングホイール、本革巻セレクトレバー(ピアノブラック調加飾パネル+シフトブーツ)、ドアアームレストにオレンジステッチを施した。外装も切削光輝仕上げに加えてダークシルバー塗装も施した17インチアルミホイールやシルバールーフレールを装備した。ボディカラーは本仕様車専用色の「クォーツブルー・パール」を含む8色を設定した。
2014年5月27日
特別仕様車「2.0XT EyeSight Advantage Line」を発表(5月30日発売)[18]
最上位グレードの「2.0XT EyeSight」をベースに、外観はハイラスター塗装を施した18インチアルミホイールとサテンメッキドアミラーを装備、内装は東レのウルトラスエード表皮を採用したシートとドアトリム、スライド機構付コンソールリッドにブルーステッチを採用。高級本革を採用し、ダークキャストメタリック加飾を施したステアリングホイール、ブルーメタリックドレープ加飾を施したインパネ、ピアノブラック調のエアコンスイッチ(シルバーリング付)を採用した。
2014年11月25日
一部改良及び特別仕様車「S-Limited」を発売[19]
全車にシャークフィンアンテナを採用したほか、インテリアに金属調やピアノブラック調の加飾を施すなど、内外装の仕様を変更。併せて、ハーマンカードンサウンドシステム&SDナビゲーションのオプション設定を追加した。特別仕様車の「X-BREAK」は「タンジェリンオレンジ・パール」と「デザートカーキ」の2色の専用ボディカラーが追加されて10色展開となった。特別仕様車「S-Limited」は「2.0i-L EyeSight」をベースに、ターボ車「2.0XT」系専用装備だった外装アイテム(18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)、スポーティデザインフロントバンパー、ヘッドライトブラックベゼル)を特別装備したNA車で、内装には、ファブリック/合成皮革シート、カーボン調インパネ加飾パネル、アルミパッド付スポーツペダル、常時発光ホワイト照明(スポーツタイプ)メーターを特別装備している。なお、カタロググレードのグレード体系が見直され、「2.0i-S EyeSight」及び「2.0XT」を廃止した。
さらに、この一部改良に合わせて、3代目に設定されていたスバルテクニカインターナショナル(STI)の手によるコンプリートカー「tS」も4代目をベースとした新仕様で発売[20]。SI-DRIVEに搭載されているS#モードを「tS」専用にチューニングを行ったほか、brembo製ベンチレーテッドディスクブレーキ、BBS製19インチ鍛造アルミホイール、STI製フロント/リアアンダースポイラー、専用チューニングサスペンション、フレキシブルパーツなどを装備。外観にはSTIオーナメントを装着し、ブラック仕様のフロントグリルやリアバンパーにはチェリーレッドのピンストライプを配し、内装もSTIロゴ入りスポーツメーターやカーボン調インパネ加飾パネルを採用。EyeSight(ver.2)も車高のローダウン化とbrembo製ベンチレーテッドディスクブレーキの装備に合わせてチューニングを行った専用仕様品を標準装備した。
2015年4月14日
特別仕様車「2.0i-L EyeSight Proud Edition」を発表(6月1日発売)[21]
「2.0i-L EyeSight」をベースに、専用ウルトラスエードシート(センターキルト)、専用シルバーカーボン調インパネ加飾パネル、専用ドアトリム(合成皮革/センターキルト)、スライド機構付コンソールリッド(合成皮革、シルバーステッチ)、サイドクラッディング(クロームモール付)、クロームウインドゥモール、キーレスアクセス&プッシュスタート、運転席&助手席8ウェイパワーシートを特別装備しながら車両本体価格をベース車と同じ価格に設定した。
2015年10月6日
オフィシャルウェブサイト内の専用サイトにてマイナーチェンジモデルの外観や概要を公開し、東京モーターショー2015のプレスデー当日に正式発表することを発表した[22]
2015年10月28日
大幅改良(11月2日発売)[23]。キャッチフレーズは「新しい自分に会いに行こう。」で、CMソングにはスピッツの「」が起用された。
外観はフロントフェイスを刷新し、ワイド感を表現したフロントグリル・フロントバンパー(フロントバンパーは「S-Limited」を除くNA車のみ)を採用。リアコンビランプは新デザインとなったヘッドランプ同様にコの字型のモチーフを採用し、赤いレンズを上方に集約。17インチアルミホイールは燃費性能も考慮して空力性能に優れたデザインに変更し、ターボ車に装備の18インチアルミホイールも新デザインに変更した。ボディカラーは「ディープシーブルー・パール」、「バーニッシュドブロンズ・メタリック」と入れ替えで「ダークブルー・パール」、「セピアブロンズ・メタリック」を設定した。
内装は「2.0i」を除く全車において、インパネにシルバーのフレームとピアノブラック調のコンビネーション加飾パネルを採用したほか、インパネセンタートレイやドアグリップに表皮を巻き、メーターパネル中央には「EyeSight」や「SI-DRIVE」の動作状況をはじめ、運転に必要な情報をわかりやすく表示するカラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを装備。リアシートには左右それぞれの席にLOW-HIGH2段の温度調節機能を設定したリアシートヒーターを採用した。また、メーカーオプションのハーマンカードンサウンドシステム&SDナビゲーションにはSiri対応の音声認識機能「Siri Eyes Free」を対応化させ、メーカーオプションの本革シート装着車にセットされている運転席パワーシートにはシートポジションをスイッチ1つで再現できる運手席パワーシートメモリー機能を追加した。
既採用の「EyeSight」はアクティブレーンキープ(車線逸脱抑制制御)の追加やプリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールの性能向上を行った「EyeSight(ver.3)」に進化し、死角検知機能・車線変更支援・後退時支援で構成された後側方警戒支援機能「スバルリヤビークルディテクション」に加え、「EyeSight」のステレオカメラを用いて対向車や先行車を検知し、ヘッドランプに内蔵されたシェードによってハイビーム照射範囲を無段階で調整するスバル車初の装備アダプティブドライビングビームをパッケージ化した「アドバンスドセイフティパッケージ」をメーカーオプションとして新設定。また、1灯でハイビームとロービームを切替できるバイファンクションプロジェクターを備えたLEDハイ&ロービームランプや、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かすステアリング連動ヘッドランプもスバル車で初めて採用した。さらに、「2.0i」を除く全車にはSRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグも標準装備した。
走行性能では、シャシー性能を強化し、フロントのクロスメンバー剛性アップやリアのショックアブソーバーのレバー比の変更及びトレーリングリンクブッシュの最適化により操舵安定性や直進安定性を向上。サスペンションセッティングはショックアブソーバーの減衰力やコイルスプリングのバネ定数を最適化したほか、前後ショックアブソーバーはロッドガイドブッシュと作動オイルを変更することで摺動部のフリクションを安定させて振動を抑え、初期ロール特性を最適化した。ステアリングギア比も15.5:1から14.0:1に変更してクイックギアとしたほか、NA車はエンジンの燃焼改善やフリクション低減などにより燃費性能を向上し、リニアトロニック車は「平成27年度燃費基準+10%」を達成。ターボ車の「2.0XT EyeSight」はコーナリングのライントレース性を向上するアクティブ・トルク・ベクタリングを採用するとともに、オートステップ変速制御も採用し、SI-DRIVEの「S#(スポーツシャープ)モード」では8段ステップ変速をクロスレシオ化した。さらに、ドアガラスの板厚アップやシール部品の強化、リニアトロニックの改良などにより走行時の静粛性も向上した。
2016年2月26日
マレーシアでのKD組立開始
2016年7月11日
特別仕様車「Brown Leather Selection」を発売[24]
スバル初のBOXERエンジン搭載車であるスバル・1000の発売から50周年を記念した特別仕様車の第2弾として設定されたもので、NA車の「2.0i S-Limited」とターボ車の「2.0XT EyeSight」をベースに、レザーシートをはじめとするインテリアをブラウンでカラーコーディネートしたほか、シルバーステッチを施した高触感本革巻ステアリングホイールにはスバル車として初めてとなるステアリングヒーターを搭載。そのほか、パワーリアゲートを特別装備したほか、「S-Limited Brown Leather Selection」には「2.0XT EyeSight」に標準装備されているアドバンスドセイフティパッケージも特別装備した。
2016年10月3日
特別仕様車「Style Modern」を発売[25]
スバル・1000の発売50周年記念特別仕様車の第6弾(フォレスターでは「Brown Leather Selection」に次いで2モデル目)として設定されたもので、「2.0i-L EyeSight」をベースに、シート表皮にブルーグリーンステッチと専用タグを施したウルトラスエード/合成皮革の専用コンビシートを採用するとともに、ドアトリムにウルトラスエード、ドアトリムアームレストに合成皮革、インパネ加飾にクロスメッシュ+シルバー加飾を採用。外観はサイドウィンドウ全周とサイドクラッディングにクロームモールを装備。装備面ではキーレスアクセス&プッシュスタートと運転席&助手席パワーシートを装備した。また、オプションとして、「S-Limited」に標準装備されている18インチアルミホイールをはじめ、パワーリアゲート、シルバールーフレール、アドバンスドセイフティパッケージと多数用意されている。
2017年3月13日
一部改良(4月3日発売)[26]
グレード体系を一部変更し、「2.0i」はリニアトロニックのみの設定に変更の上、EyeSight(ver.3)を標準装備して「2.0i EyeSight」に改名。同時に、既存の「2.0i-L」ではリニアトロニックの設定を廃止してMTのみとした。併せて、EyeSightに装備されているアクティブレーンキープの作動車速域を従来の65km/h以上から60km/hに拡大した。
「X-BREAK」は、新たに「カラーアクセント仕様」を追加設定した。本仕様では、17インチアルミホイールにダークグレーメタリック塗装を、フロントフォグランプのカバーとサイドクラッティングのモール部にオレンジ加飾を、フロントグリルにシルバーメッキ+ブラック加飾をそれぞれ施し、ルーフレールとカラードドアミラーをブラックに変更。X-BREAKリアオーナメントを装備し、アドバンスドセイフティパッケージを標準装備しながら、「X-BREAK」と同一価格に設定した。なお、「カラーアクセント仕様」を選択した場合、ボディカラーは、「クリスタルホワイト・パール(オプションカラー)」、「アイスシルバー・メタリック」、「ダークグレー・メタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」の4色のみとなる。また、ボディカラーは「X-BREAK」専用色の「タンジェリンオレンジ・パール」と「デザートカーキ」の2色を廃止した。
2017年7月25日
特別仕様車「Smart Edition」を発表(8月22日発売)[27]
上級グレードである「S-Limited」と「2.0XT EyeSight」をベースに、フロントグリルをダークメッキに、電動格納式リモコンカラードドアミラー(LEDサイドターンランプ&ターンインジケーター付)とルーフアンテナ(シャークフィンタイプ)をブラックカラードに、インパネ加飾パネルとセンタートレイ&ドアグリップ加飾をシルバー加飾にそれぞれ変更したほか、「2.0XT EyeSight Smart Edition」にはサイドクラッディング(クロームモール無)も装備。ブラックのルーフレールをメーカーオプションに設定した。
一方で、クロームウインドゥモール、アルミパッド付スポーツペダル、運転席&助手席8ウェイパワーシート、後席シートヒーターを省いたことで、「S-Limited Smart Edition」はベース車比8.64万円、「2.0XT EyeSight Smart Edition」はベース車比12.636万円それぞれ安く設定した。
2018年6月[28]
生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
2018年7月
5代目と入れ替わって販売終了。

5代目 SK系(2018年 - )

スバル・フォレスター(5代目)
SK5/SK9/SKE型
2018年9月発売型 Advance
概要
販売期間 2018年7月19日 -
(発表:2018年6月20日)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 四輪駆動(アクティブトルクスプリット式AWD)
パワートレイン
エンジン 2.5LFB25
2,498cc 水平対向4気筒 直噴DOHC(A,B型)(海外仕様)
2.0L(e-BOXER):FB20型
1,995cc 水平対向4気筒 直噴DOHC
1.8LCB18
1,795cc 水平対向4気筒 直噴DOHCターボ(C型~)
モーター 2.0 L(e-BOXER):MA1型
交流同期電動機
最高出力 2.5 L
136 kW (184 PS)/5,800 rpm
2.0 L(e-BOXER)
エンジン:
107 kW (145 PS)/6,000 rpm
モーター:
10 kW (13.6 PS)
1.8 L
130 kW (177 PS)/5,200-5,800 rpm
最大トルク 2.5 L
239 N・m (24.4 kgf・m)/
4,400 rpm
2.0 L(e-BOXER)
エンジン:
188 N・m (19.2 kgf・m)/
4,000 rpm
モーター:
65 N・m(6.6 kgf・m)
1.8 L:300 N・m (30.6 kgf・m)/
1,600-3,600 rpm
変速機 リニアトロニック(7速マニュアルモード付)
前:ストラット式独立懸架
後:ダブルウィッシュボーン式独立懸架
前:ストラット式独立懸架
後:ダブルウィッシュボーン式独立懸架
車両寸法
ホイールベース 2.670 mm
全長 4,625 mm
全幅 1,815 mm
全高 1,715 mm
1,730 mm(「X-BREAK」およびルーフレール装着車)
車両重量 1,520 - 1,660 kg
その他
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
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エクステリアデザインは、スバル共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”に基づき、SUVらしい存在感、力強さ、機能性を表現している。ボディフォルム自体は先代のイメージを色濃く引き継いでいるものの、Cシェイプのポジションランプを採用する等、随所に「スバルの新型車」であることをアピールしている。なお、ボディサイズは、全長が+30 mm、全幅が+20 mm、ホイールベースが+30 mmと、それぞれわずかに拡大。全高は先代と変わらず1,715 mmだが、ルーフレール装着車(「X-BREAK」は標準装備)は先代より5 mmだけ低い1,730 mmとなる。

メカニズム面では、5代目インプレッサで導入された「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」を採用し、操舵応答性と操縦安定性が飛躍的に向上した。また、パワートレーンが一新され、水平対向4気筒2.0 Lの「FB20」型に替わり、同2.5 Lの「FB25」型を新搭載した。燃料システムの直噴化をはじめ、約90%の部品で設計を見直したことで、燃費と実用域トルクの向上を実現している。最高出力/最大トルクは、それぞれ136 kW (184 PS)/239 N・m (24.4 kgf・m) を発生する。先代の主力エンジン「FB20」型と比較すると排気量アップも手伝い、最高出力/最大トルクともに27 kW(36 PS/44 N・m(4.4 kgf・m)向上した。また、ホイールのPCDが、先代型は100 mmだったが、新型では114.3 mmに拡大された。また、フォレスターでは初となるハイブリッドモデル「e-BOXER」が設定された(スバルはハイブリッドと呼称していない)。水平対向4気筒2.0 L直噴「FB20」型に、「MA1」型モーターを組み合わせ、電池にはリチウムイオン電池を採用、モーターがパワーアシストすることでガソリン車を上回る加速性能を発揮する設定としている。なお、初代から設定されていた2.0 L自然吸気エンジン、2.0 Lターボエンジンは、5代目では設定されていない。

トランスミッションは、全グレードが自動無段変速機「リニアトロニック」のみとなり、6MT車は廃止された。なお、マニュアルモードは6速から7速に進化している。駆動方式は、先代に引き続きアクティブトルクスプリットAWDを採用しているほか、滑りやすい路面等で、エンジン、トランスミッション、ブレーキ等をコントロールする「X-MODE」も、改良を加えた上で引き続き採用されている。ブレーキは、前後ともベンチレーテッドディスク式となった(先代型の自然吸気エンジングレードの後輪側はディスク式)。安全装備では、引き続き装備されるアイサイト(ver.3)の各機能に加え、アイサイト・ツーリングアシストが全車に標準装備された。これは、全車速追従機能付クルーズコントロールに加え、車線中央維持機能と先行車追従操舵機能で構成され、全車速域でハンドル、アクセル、ブレーキを自動制御して運転を支援するものであり、特に自動車専用道路での疲労を大幅に低減する機能である。また、SUBARU初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」(一部グレードはメーカーオプション設定)が採用された。これは、ドライバーが乗車するとインパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔(最大5人まで登録可能)を認識し、登録したドライバーごとのシートポジション、ドアミラー角度、ディスプレイの表示、空調設定を自動的に再現するほか、登録したドライバーごとの平均燃費を表示することが可能な「おもてなし機能」と、眠気や前方不注意を検知して警告し、安全運転を支援する「警報機能」を備えている。

年表

2018年3月29日
5代目「フォレスター」を世界初公開[29]
2018年ニューヨーク国際オートショーにおいて、新開発2.5L 水平対向4気筒直噴エンジンを搭載した米国仕様を世界初公開した。米国では2018年秋から販売を開始すると発表。
2018年4月25日
第15回北京国際モーターショーに中国仕様を出展[30]
出展された中国仕様は、モーターアシストを活用した新型パワーユニット(中国仕様ユニット名称「INTELLIGENT BOXER」)を搭載していることを発表。
2018年5月18日
国内向け5代目モデルの先行予約を開始[31]
画像及びプロトタイプの概要・主要諸元を公開。
2018年6月20日
フルモデルチェンジ[32]
2.5L車は7月19日発売、「e-BOXER」を搭載する「Advance」は9月14日発売、と発表された。
グレード構成が刷新され、2.5L車は「Touring」、「Premium」、「X-BREAK(先代では特別仕様車として設定)」の3種。また、e-BOXERとドライバーモニタリングシステム搭載モデルとして「Advance」が設定され、全4グレードを用意した。
ボディカラーは新色の「ホライゾンブルー・パール」、「ジャスパーグリーン・メタリック」、新設定の「クリムゾンレッド・パール(有料色)」に加え、先代から継続設定される「クリスタルホワイト・パール(有料色)」、「アイスシルバー・メタリック」、「ダークグレー・メタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」、「セピアブロンズ・メタリック」、「ダークブルー・パール」の全9色を設定。
「X-BREAK」は、「クリスタルホワイト・パール(有料色)」、「アイスシルバー・メタリック」、「ダークグレー・メタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」の4色から選択ができる。
また、WLTCモードによる燃料消費率並びに排出ガスに対応(JC08モードによる燃料消費率も併記)し、全車「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得し、e-BOXERを搭載する「Advance」は「2020年度燃費基準+10%」を達成する。
2018年10月15日
2018年度グッドデザイン賞を受賞[33]
2013年度に受賞した4代目に続き、2代連続での受賞となった。
2019年6月10日
改良モデルが発表された(7月18日発売)[34]
後席への荷物等の置き忘れをブザーや画面表示で知らせるリアシートリマインダーが新たに採用(全車標準装備)され、従来は「Advance」のみの装備だったLEDライセンスランプを2.5L車全グレードにも拡大し全車標準装備となった。
ボディカラーは「ダークグレー・メタリック」に替わり、新色の「マグネタイトグレー・メタリック」が設定された。
2019年11月26日
特別仕様車「X-Edition」が発表された(2020年1月23日発売)[35]
2.5L車「PREMIUM」をベースに、外観は18インチアルミホイールにガンメタリック塗装、フロントグリル・フロントフォグランプカバーに無塗装ブラック+ダークメタリック加飾、フロント六連星オーナメントにダークメッキがそれぞれ施され、内装はシート(ファブリック/合成皮革、シルバーステッチ付)とカーゴフロアボード(ラゲッジスムーサー機能付)に撥水機能を持たせ、光源にLEDを採用したリアゲート連動のカーゴルームランプとリアゲートランプを装備。機能面ではフロントビューモニターとスマートリアビューモニターで構成された「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」が装備された。
なお、ベース車に標準装備されているアルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)と光輝ウインドゥモールは非装備となる。
2020年10月22日
改良モデルが発表された[36]
2代目レヴォーグで初採用された新開発の1.8L直噴ターボ(DIT)エンジンCB18型を搭載した「SPORT」を新設定。本グレードは専用ダンパーやコイルスプリングが採用されたほか、外観はフロントグリルを加飾付のブラック塗装、フロントフォグランプカバー(加飾付)・ルーフスポイラー(LEDハイマウントストップランプ内蔵)・ルーフアンテナ(シャークフィンタイプ)をグレーメタリック塗装、18インチアルミホイールをダークメタリック塗装でコーディネートされ、内装には東レの「ウルトラスエード」と本革を組み合わせたシートが採用され、随所にブラックやシルバーのステッチが施された。また、「平成30年排出ガス基準25%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得し、2020年度燃費基準を達成する。
さらに、2.5Lに代わりe-BOXER搭載グレードを「Touring」と「X-BREAK」[注 3]にも拡大し、「Premium」は「Advance」に統合される形で廃止になった。燃費性能を向上することにより「2020年度燃費基準+10%」を達成する。「X-BREAK」にはスポーティーな走りをサポートするモーターアシストの新制御「e-アクティブシフトコントロール」が採用された。
また、ドライバーモニタリングシステムが全グレードに設定され、「Advance」と「SPORT」に標準装備、「Touring」と「X-BREAK」にメーカーオプション設定された。
2021年6月14日
8月に発表される予定の日本仕様の大幅改良モデルを初公開し、販売店での先行予約を開始したことが発表された[37]
2021年8月19日
大幅改良モデルが発表された[38]
アイサイトはステレオカメラの広角化とソフトウェア性能が向上された新世代型となり、ヘッドランプに内蔵された複数のLEDを個別制御して照射範囲を緻密にコントロールするアレイ式アダプティブドライビングビームを採用。
外観は2代目レヴォーグで導入されたデザインコンセプト「BOLDER」の採用によってフロントフェイスが刷新され、アルミホイールも新デザインに変更。ロープホール付ルーフレールは全グレードに拡大された。ボディカラーは「X-BREAK」を除くグレードで変更となり、「ジャスパーグリーン・メタリック」を「オータムグリーン・メタリック」に、「セピアブロンズ・メタリック」を「ブリリアントブロンズ・メタリック」にそれぞれ入れ替え、「カスケードグリーン・シリカ」を追加して10色展開となった。
内装では、「Advance」に本革シート(ナッパレザー)のメーカーオプションが新たに設定された。
機能面では、従来「X-BREAK」のみで装備されていたアダプティブ変速制御「e-アクティブシフトコントロール」を「Touring」と「Advance」にも拡大して装備され、「X-MODE」は車速に応じて制御の有無を自動的に切り替える機能が備わり、ヒルディセントコントロールを追加。アクセル操作による車速コントロールがしやすい制御となった。ドライバーモニタリングシステム(グレード別装備)はエアコンの設定温度をジェスチャーで調節可能なジェスチャーコントロール機能が追加された。
2022年6月27日
夏に発表が予定されている一部改良モデルに追加される「STI Sport」に関する情報を専用サイトにて同日より公開したことが発表された[39]
2022年8月25日
一部改良を行い、新グレード「STI Sport」を追加することが正式に発表された[40]
一部改良ではライティングスイッチの操作性が見直され、従来の車幅灯/尾灯&OFFの1ポジションから車幅灯/尾灯とOFFを分けた2ポジションへ変更されたほか、ボディカラーは「Touring」・「Advance」・「SPORT」においてダークブルー・パールからサファイアブルー・パールへ入れ替えた。
新グレードの「STI Sport」はダンパーにSTIチューニングが施され、フロントダンパーには日立Astemo製の周波数応答型ダンパー「SFRD」を採用。コーナリングなど車体に大きな入力が加わる際に高い減衰力を発生させることでロールを抑制してタイヤの接地性を向上。通常走行時には減衰力を低くすることでロードノイズなどの車両に伝わる微振動を軽減する。外観はフロントフォグランプカバー・バンパーガード(フロント・リア)・サイドクラッディングの加飾及びカラードドアミラー・シャークフィンアンテナ・リアガーニッシュ・ルーフスポイラーをブラック(カラードドアミラー以外はブラック塗装)で統一され、18インチアルミホイールにはスーパーブラックハイラスター塗装を採用。リアオーナメント(FORESTER&シンメトリカルAWD)もラスターブラック仕様とした。内装も本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、高触感革)・本革巻セレクトレバー・ピアノブラック調シフトパネルにブラックラスト加飾が施され、ルーフ&ドアトリムをブラックに変え、シートにはブラック&ボルドーのナッパレザーを採用した。ボディカラーは「X-BREAK」と同一ラインナップとする全4色を設定した。

脚注

注釈

  1. ^ ただし、メーターパネルは専用の物が用意された。
  2. ^ 不等・可変トルク配分電子制御AWD
  3. ^ これに伴いリアゲートに装着されていた「X-BREAK」バッジが黒字にオレンジ文字の「e-BOXER」バッジに変更された(このバッジは左右ドアにも装着される)。
  1. ^ 日本語カタログによれば、「フォレスターは『森に住む人』『森を育む人』を意味する英語。新しい時代のライフスタイルを演出するクルマにふさわしい『爽快な走り』『自然の調和』をイメージして」命名された[1]

出典

  1. ^ 富士重工業. “Forester”. 2021年9月19日閲覧。
  2. ^ GENROQ編集部 (2018年12月23日). “フォレスターの原型となったコンセプトモデル、ストリーガを君は知っているか!?”. Motor Fan. 2021年9月19日閲覧。
  3. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第32号19ページより。
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  9. ^ スバル フォレスター シリーズを改良富士重工業ニュースリリース、2010年10月25日
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関連項目

外部リンク