スバル・ヴィヴィオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィヴィオ(VIVIO )は1992年から1998年にかけて富士重工業(スバル)が生産、販売していたハッチバックタイプの軽自動車である。
目次 |
[編集] 概要
1992年3月にレックスの後継モデルとして発売。デビュー当初のキャッチフレーズは「SIMPLE RICH(シンプルリッチ)」。 車名は英語のVIVID(鮮やかな、生き生きとした)からの造語。また、排気量の「660」をローマ数字で表記した 「VI VI 0」 にもかけられている。ヴィヴィオは、多くのグレードと「ビストロ」や「Tトップ」などの派生車種を持ち、ラリーなどのモータースポーツへも参戦した(後述)。ボディタイプは3ドアハッチバックと5ドアハッチバックの2種類で、発売当時主流となりつつあった5ナンバーの乗用車となる3ドア / 5ドアのセダンと、税制上の優遇措置があった、いわゆる軽ボンバンと呼ばれる4ナンバーの商用車である3ドアバンが存在した。ともにハッチバックボディーであるが、軽自動車クラスの慣例として、バンとの棲み分けから乗用グレードを「セダン」と呼んでいる。
軽自動車枠の寸法すべてを室内容積に振り向けることをせず、ショルダーラインから上の窓まわりを一段絞って見栄えを整えたことや、曲線を生かし張りを持たせた面構成がスタイリング上の特徴となっている。ボディカラーもレックスでのソリッドカラー中心の展開から、光沢感、高級感のあるメタリックやマイカ塗装へ移行しており、品質感向上をアピールした。乗用と商用で車体後部の形状を作り分けていることも特徴で、乗用グレードではレンズ面積の大きい横長のリアコンビランプを採用した。また、バンでは欧州仕様のバンパーが装着され、リアコンビランプを小型化し、その分ハッチの開口部を広げ荷役性を向上させている。ヘッドランプやフロントグリル周りの意匠、丸みを帯びたバンパーなどは、レックスの最終型(KH1 / KP1 型)に先取りの形で反映されている。
ヴィヴィオはスバル初の660cc 新規格型軽自動車で、レックスとは異なり、最初から全長 3,295mm のクルマとしてデザインされていた。これに伴い、シャシも新設計され、ホイールベースも拡大されている(2,295 → 2,310mm)。また、全高が約 45mm 低くなった(1,420 → 1,375mm)ことで低重心化が図られ、操縦安定性も向上した。 発売当時の軽自動車の保安基準は、時速30kmでの衝突安全を確保するものとされていたが、ヴィヴィオは普通車の保安基準である時速40kmでの衝突安全を確保していた。その結果、当時の軽規格の中では車体の強度と剛性は高い。 国内だけでなく、欧州にも通過騒音基準に合わせた排気系の変更と、ハンドル位置(右、左)の変更がなされ、輸出された。日本国内よりも使用速度域の高い欧州の自動車専門誌でも、優れたシャシ設計による高い操縦安定性が評価を受けた。
1998年10月 - 生産終了。後継車はヴィヴィオのプラットフォームを改良したプレオである。
[編集] ドライバーズ・ミニ・コンセプト
前席は運転席側の空間を少しでも広くするため、助手席のサイズはやや小ぶりで、不都合の無い範囲で左側に寄せられている。このため、シフトレバーやパーキングブレーキレバーが設置されているセンタートンネル(車内の床のふくらみ部分)も前席部では車体の中央を通っておらず、やや左側に張り出している。このおかげで運転席側の広さを確保し、良好なドライビングポジションを実現している(運転席フットレストはスペースの都合で省略されている)。これは軽自動車が1名乗車の機会が多いとされる調査に基づき、運転席の居住性を重視した「ドライバーズ・ミニ」というコンセプトに則るもの。
走りに関しては現在でも定評があり、軽自動車では異例となるニュルブルクリンクでのテストを行い、RX-R (FF) のベストタイムは9分54秒台であった(CARトップより)。また、筑波サーキットでのテストにおいても、RX-R (FF) が1分13秒35という、軽規格車両としては極めて優秀なタイムを記録している(K-CARスペシャルより)。サーキットでの好タイムは、一般的な軽自動車としては贅沢な部類にはいる4輪独立懸架の採用と、多くの走行実験から得られた適切なジオメトリー設定の成果であった。他社の軽スポーティーグレードとの比較テストでも、同等性能のタイヤを装着した場合、リアにトーションビーム式サスペンションを用いた車種に比べ、ヴィヴィオのロードホールディング性能の高さ(コーナリングでタイヤからスキール音が出始める速度がより高い)は高い評価を受けている。なお、RX-Rの最高速は自動車雑誌各誌のテストで軒並み182km/hを記録(140km/hで作動する速度リミッターをカットしての記録)しており、生産終了から10年あまり経った現時点においても、軽自動車としてはトップレベルの動力性能を誇っている。
[編集] メカニズム
[編集] エンジン・駆動方式
エンジンはレックスから引き続き、クローバーフォー (CLOVER4) と呼ばれる直列4気筒の「EN07」型が横置きで搭載された。仕様として、SOHCのNAがキャブレター仕様とEMPI(電子制御式燃料噴射)仕様の二種類、アイシン製スーパーチャージャー(MSC) 装着車がSOHCとDOHCの二種類存在する。ホットモデルの「RX-R」と「RX-RA」にはDOHCエンジンを採用している。「RX」はレオーネ以来、シリーズ中のホッテストモデルに与えられてきた称号で、ヴィヴィオの 「RX-R」 では「超高密度スポーツ集積マシーン」と謳われている。「RA」は、スバルのモータースポーツベース車に共通の記号で、競技に不要な豪華なトリムや快適装備の類は一切ない(エアコンは装着可)代わりに、軽量化(約20kg)、ボディー各部の補強、サスペンションスプリングとダンパー、トランスミッションのギア比などが「RA」専用のものとなっている。特にギアリングは、ファイナル(デフの歯数比)を含めたオーバーオールの数値が非常にクロース(接近)した設定となっている。駆動方式はFFを基本とし、パートタイム式及びビスカスカップリングを用いたフルタイム式の四輪駆動モデルも用意されていた。なお、リコール対象にはならなかったが、オルタネーター B 端子からの配線とバッテリー端子を結ぶコネクターに問題があり、電圧が不安定になり、不具合が発生する個体が稀にある。
[編集] サスペンション
サスペンションは、スバル伝統のコストのかかる4輪独立懸架のストラット型を採用。前輪は従来同様のマクファーソンストラットながら、I 型ロアアーム + テンションロッドから、強固な L 型ロアアームとした上に、後輪は従来のセミトレーリングアーム式から、ストロークの豊富なデュアルリンクストラット(パラレルリンクストラット)式となった。販売用カタログでは「レガシィと同じメカニズム」と謳われた。94年のマイナーチェンジで、リアサスペンションリンク(アーム)の形状が見直され(ジオメトリー変更)、よりアンダーステア傾向を抑えた特性に変更された。なお、DOHC MSC 仕様では前後に、SOHC MSC 仕様と一部 DOHC MSC 仕様では、前側にロールを抑制するトーションバータイプのスタビライザーが装備されている。
[編集] トランスミッション
組み合わされる物は5速MT、スバル独自の無段変速機ECVT 、モデルライフ途中に追加された、バン向けの3速ATの3種類。ECVT車の後期型には、ティプトロニック式の6速マニュアルモードを備える「スポーツシフト」(SPORTSHIFT) (後術)搭載車も存在した。
- 5速MT
- ヴィヴィオには OD 付き5速マニュアルトランスミッションが採用されている。これは、1 ~ 4 速をクロースレシオとし、構造上3気筒エンジンに比べ低回転域のトルクが不足しがちな4気筒エンジンの弱点を補う意味もある。1994年登場の C 型で、全車2速のシンクロ機構がダブルコーンタイプに変更され、耐久性とシフトフィーリングの向上が図られている。なおA ・B 型であっても、C 型以降のダブルコーンシンクロに組み替える事も出来る(互換性がある)。1996年登場の E 型で、エンジンのプレミアムガソリン対応化によって増加したトルクに対応する為、クラッチディスク径が変更され、クラッチ寿命の適正化とトルク伝達力の強化がなされている。
- ECVT
- DAF の乗用車で実用化された、ファンドーネ製スチールベルトを用いた CVT の弱点でもあった、ベルトの耐久性と、発進時の違和感やスロットル操作によるスナッチを改善した、スバル独自の CVT。プーリーへの油圧とクラッチの動作を電子制御化したもので、フィアットにも技術供与された。従来のプラネタリーギア式のオートマチックトランスミッションには無い、段のない滑らかな変速フィーリングや低燃費、クリープ現象の抑制が実現されていた。一方で耐久性に弱点があり、本体のスチールベルトは10万km の保証パーツであったが、電磁パウダークラッチは扱いによっては故障が頻発した。このトラブルは乗用メインの「セダン」より、耐久性が要求される商用バンで問題視され、後のマイナーチェンジで一般的な3速ATに変更されている。
- 3速AT
- 発売直後はオートマチック全車に ECVT を採用していたが、コスト面やフル積載状態での耐久性などに難があり、1995年のマイナーチェンジで、商用バンモデルにスズキ車用のアイシン・エイ・ダブリュ製オートマチックトランスミッションを採用した。
- スポーツシフト
- スバルは1995年の第31回東京モーターショーに、独ポルシェ社と共同開発したティプトロニック式コントロールの可能なCVTipというECVTを搭載したコンセプトモデル、ヴィヴィオRX-Tを出展した後、1997年にヴィヴィオのMSC車向けに6速マニュアルモード付きのECVTであるスポーツシフトを採用した。(※スポーツシフト (SPORTSHIFT) はProdrive.Ltdの登録商標)。
[編集] 主な歴史
- 1992年3月 - レックスの後継車として「ヴィヴィオ」(A型)登場。
- 1993年2月 - 「RX-RA」「GX-R」を追加。
- 1993年5月 - 「T-Top」発売
- 1993年9月 - マイナーチェンジ(年改)でB型に移行。新冷媒採用。
- 1994年2月 - 「GX-T」が追加。
- 1994年 - マイナーチェンジ(年改)でC型に移行。NAエンジン車のフロントフェイスが変更。後部の車体構造が小変更され、後席3点式シートベルトが標準装備化。リアサスペンション形状変更 MSC車アルミホイール変更 カラードドアミラー・カラードドアハンドル廃止。
- 1995年4月 - バンのミッションをECVTから3速ATに変更
- 1995年6月 - 「M300」追加発売
- 1995年10月 - マイナーチェンジ(年改)でD型に移行。3ドア車のリアサイドウィンドウが羽目殺しタイプに変更。
- 1995年11月 - 「ビストロ」発売
- 1996年10月 - マイナーチェンジ(年改)でE型に移行。NAエンジン車のフロントフェイス変更。ヒーターコアを抗菌コート済みフルエアミックスタイプに変更。リモコンドアミラーの鏡面積拡大。
- 1997年5月 - 「RX-SS」を追加発売。
- 1997年9月 - マイナーチェンジ。「GX-SS」を追加発売。
- 1998年10月 - 生産終了。
[編集] モータースポーツへの参戦
1992年のパリ ~ モスクワ ~ 北京・マラソンレイドに参戦し、プロローグランでワークスパジェロを上回るタイムを記録した。1993年のサファリラリーには、WRC にレギュラー出場していたワークスドライバーのコリン・マクレーと、地元ケニアのパトリック・ジルがグループA仕様のヴィヴィオRX-R 4WDで参戦。チームはマクレーに「とにかく他チームの前を走れ」、ジルには「なにがなんでも完走しろ」とオーダーを出した。一時トヨタワークスのセリカを上回る総合4位を走行、マクレーは車を壊してリタイアとなったものの眼を見張る速さを見せ、ジルは見事完走し最終的にA-5クラスで優勝を遂げた。生産停止から暫く経つ近年でも、WRCラリージャパンに地元北海道をはじめとするプライベーターが本車種で参戦しており、時に上位クラスも侮れない速さを見せる場面もある。ヴィヴィオのFIA ホモロゲーションは、2006年まで有効であった(APRCに限り2010年までに延長)。
[編集] グレード構成
ヴィヴィオの装備やエンジンの違いによるグレードの一覧を下に示す。 簡単な説明と主要装備を記した。
- ex
- 3ドア最上級モデル。電動カラードリモコンミラー、タコメーター、ピンストライプ、運転席 SRS エアバッグ、フル装備(エアコン・パワーウインドー・パワーステアリング)。
- es
- 5ドア最上級モデル。exに加えてブロンズガラス、チルトステアリング、後席ヘッドレスト、運転席ハイトアジャスターが付くが、SRSエアバッグはメーカーオプション。 中期型では装備水準が低下する。
- em
- フル装備の上級グレード。emまでがアナログクロックや電動カラードリモコンドアミラー、フルトリム内装が装備される。中期型からは装備水準が低下する。
- em-p
- 特に女性を意識したグレード。emと比較して専用シート生地、SRSエアバッグ、UVカットガラスが装備される。
- em-s
- 中期型のemにリアスポイラー(LEDハイマウントストップランプ付)と12インチアルミホイールが装備されたスポーティーグレード。
- M300
- スバル軽自動車販売300万台達成記念のM300シリーズ。木目調オーディオパネル、フロントスポーティシート、SRSエアバッグ装備。
- M300 スーパーチャージャー
- M300 Type Sのスーパーチャージャー搭載バージョン。BBSのホイールを標準装備。
- M300 エクストラ
- 後期型にラインナップされたM300シリーズの廉価グレード。CDプレーヤーや木目調パネル、キーレスエントリー装備。
- A1
- 1993年11月に発売された限定車。4WD + ECVTのみで、ABSを標準装備。
- サウンドスペシャル
- 1994年1月に限定発売。ケンウッドサウンドシステムを装備。
- Reebok
- 1996年5月限定発売。スニーカーやスポーツウェアで有名なリーボックとのコラボレーションモデル。MSC車に準じたスポーティーな外観、ブルーの専用シート、ADDZESTサウンドシステム、SRSエアバッグ等を装備。
- リーパル
- JA が仲介して販売していた。専用ステッカー、フロアマット、サイドバイザーなどの専用装備が付く。
- トランスケアシリーズ
- 1997年5月発売。助手席回転シート等を装備した福祉仕様。
- el
- 前期型では廉価グレードとしてラインナップされた。エアコンは装備されているがパワーステアリングはメーカーオプション。布シートやホイールキャップが装備されている。販売の主流となったグレードであるが、中期モデルで装備が簡略化され、セダンの最廉価グレードとなる。
- el-s
- 中期型で追加された廉価グレード。布シートや12インチフルホイールキャップ等が装備され、前期モデルのelを受け継いだ内容となっている。
- ef
- 前期型にラインナップされた最廉価グレード。セダンとバンがある。プリントレザーのシート地となるが、カラードバンパー、エアコン標準装備。
- ef-s
- バンの上級グレードで、内容的にはバンefとさほど変わらないが、パワーステアリングがメーカーオプションから後期型では標準装備になった。
- ef-sII
- 1997年11月に発売された。ef-sより豪華なバン最終型。
- e
- バンの下位グレードで主に業務用。バンパーとアウターリアビューミラーが無塗装(素材色の黒)で、エアコンが標準装備されない。
- 2シーター
- バンの最廉価グレードで、MTのみの設定。その名の通り、後部座席を取り外しており、eから更にリアデフォッガーやリアゲートオープナーまで省略されている。スズキ・アルトの最廉価グレードと横並びの55.8万円の価格設定となっていたが、多分に戦略的な値付けで、ヴィヴィオの生産コストでは、利益は度外視であった。
- GX
- 前期型に設定されたMSC(SOHC)を積む上級グレード。exに近い装備内容であるが、SC系フロントフェイスやサイドエアロ、デュアルマフラー、運転席ハイトアジャスター、ミシュランタイヤ、ピラーブラックアウトを装備する。ECVTのみの設定である。
- GX-R
- 中期型で追加されたグレードで、GX系のパワートレーンにRX-Rに準じた内外装を与えたものである。後期型ではマニュアル仕様車が選べた。
- GX-L
- 中期型で追加されたグレードであるが、装備内容はほぼ前期型GXに準ずる。
- GX-SS
- RX系のDOHCエンジンに SportShift を組み合わせた仕様。5ドア車で駆動方式はFFのみの設定。
- RX-R
- MTのみのラインナップでヴィヴィオの最速型。MSC(DOHC)を積み、スポーツバケットシート、ポテンザタイヤ(4WD車はミシュランMXTがOE設定)、センターアンテナなどを装備している。E型ではハイオクガソリン仕様となり、オプションでBBSホイールも選択できた。またE型ではシート地のデザイン、レターマークのデザインも変更されている(MSC車共通)。
- RX-R S1
- MSCを搭載したRX-Rの限定車。RX-Rでは初となるシルバーのボディカラーに、フロント熱線反射ガラス、サイドブロンズガラス、ケンウッドサウンドシステムを装備し、1992年9月にスバル4WD20周年記念車として発売。その後1993年7月に富士重工40周年記念車として、新たにケンウッドサウンドシステムを装備し再び発売された。
- RX-R スペシャルバージョン
- サファリラリーでのクラス優勝を記念して1995年5月に発売されたRX-Rの200台限定車。STi/PIAA製のフォグランプ(H3-55W)にSTiロゴ入りのフォグランプカバー、フジツボ製レガリスKマフラー、ケンウッドサウンドシステム等を装備。
- RX-RA
- モータースポーツ用ベースグレード。フルタイム4WDのみで、専用ECU、1~4速のギア比がクロスした専用ミッション、コイルスプリングのバネレートやショックアブソーバの減衰力等が専用に設定された強化サスペンション、リア機械式LSD等を装備。エアコン、パワーウィンドウ、リモコンドアミラー等が省略され、RX-Rより20kgもの軽量化が図られている。
- RX-SS
- RX系のDOHCエンジンにSportShiftを組み合わせた仕様。外見上の違いはレターマークとツートンカラー。ただし黒はツートンではない物もある。
- T-TOP
- 3000台限定の富士重工40周年記念車。タルガトップに電動格納リアウィンドウを組み合わせ、オープン仕様に仕立てた。カラフルな内装が特徴。ECVTと5速MTを設定。スバルの軽として初のサッシュレスドアと3Boxの車体を採用した。
- GX-T
- T-TOP発売後1000台限定でMSC仕様として発売。パワートレーンはGXに準じてSOHC+MSCにECVTのみの組み合わせ。
[編集] ビストロシリーズ
- ビストロ 1995年追加モデル
- 中期以降のヴィヴィオの販売の中心を占めたグレード。往年の欧州製大衆車を意識した専用の内外装が装備されたグレード。
- ビストロ B-Custom
- ビストロに追加されたグレードで本革シートや、エアバッグ、専用ボディカラーが装備されたビストロの上級仕様。
- ビストロ シフォン
- それまで5ドアだけだったビストロシリーズに追加された3ドア廉価グレード。市販されずに終わった同社の、「スバル・1500(スバル・P-1)」を模したフロントマスク(フロントグリル)と、バンパーオーバーライダー風の装飾が特徴。その他、専用のホイールキャップやシート表皮を装備。
- ビストロ ホワイトエディション
- 車体色がフェザーホワイトのビストロ。ピンストライプ、専用ホワイトホイールキャップが装備される。
- ビストロ L
- ビストロのモデルライフ後半で追加された3ドア廉価グレード。エアバッグがオプションとなっている。
- ビストロ スポーツ
- ビストロにGXの装備内容を与えたモデル。専用の金色に塗装されたBBSアルミホイールが大きな特徴である。数少ないSOHC&MSC&MT設定も選べる。
- ビストロ SS
- RX-SSのビストロ版。FFと4WD両方の設定あり。
- ビストロ クラブ
- 英国大衆車を意識したグレード。
- ボディカラーはピュアブラックメタリック、ビンテージグリーンマイカ、ラズベリーレッドマイカの3種類。
- フロントグリルはメッシュタイプ。ミニライト社製12インチアルミホイールと本革シートを装備。
- 内装は明るい茶色でまとめられている。
[編集] 派生車種
派生車種としては、タルガトップ型のオープンカー「T-TOP」と、レトロスタイルを取り入れた「ビストロ」が挙げられる。
- T-TOPはスバル40周年記念特別車として3000台の限定生産車種として登場したタルガトップ仕様の2+2人乗りモデル。ルーフが取り外せるほか、リアウィンドウを回転式に格納できるため、オープンカーに近い開放感を得ることが可能であった。一方で、オープン化に伴うボディ補強の追加で増加した車体重量に対してのパワー不足を指摘された。後に市場の要望を受けて増産した際には、よりハイパワーなスーパーチャージャーエンジンが搭載された。生産は、オープン構造の車の生産を得意とする高田工業に委託されていた。
- ビストロは標準仕様とは異なる専用外板部品に交換し、レトロ調の外観を与えたモデル。同社のワンボックス車サンバー・ディアスが最初に採り入れ市場で好評であったことから、5ドアモデルの販売対策としたもの。ヴィヴィオの基本車体形状を変えずに、前後バンパー・ヘッドライト、テールランプ、ホイール部分などを変更。個性的な雰囲気を出しつつ、ノーマルとの価格差が僅かであったことから、ヒットとなった。これが契機となり、他メーカーからも相次いで同様のレトロ調モデルが発売された。
[編集] 輸出仕様
ヴィヴィオは輸出仕様車が生産されて欧州に輸出されていた。海外向けには3ドア車と5ドア車があり、左ハンドル仕様も存在する。国内仕様との相違点は、リアセクション(車体、バンパーも含む)がバンと同じであること(5ドアでもバンテール)。また、方向指示器の色が一部クリア色となった他、サイドプロテクションモールも装備された点である。なお、MSC仕様は輸出されていない。

