Lubuntu

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Lubuntu
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Lubuntu 14.04 LTS English.png
Lubuntu 14.04 LTS
開発元企業 / 開発者 Lubuntu Community and LXDE Foundation
OSの系統 Linux
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
最新安定版リリース 14.04 (Trusty Tahr) / 2014年4月17日(6か月前) (2014-04-17[1]
カーネル種別 モノリシック
ユーザランド GNU
既定のユーザインタフェース LXDE
ライセンス 主にGNU GPL
ウェブサイト lubuntu.net

Lubuntu(ルブントゥ、/luːˈbuːntuː/)はUbuntuから派生したディストリビューションであり、「軽量で、リソース消費量が少なく、省エネ」なことを目指したプロジェクトである。デスクトップ環境LXDEを使用している[2][1][3]

LXDEはOpenboxウィンドウマネージャーを使用することで、ネットブックノートパソコン、旧型のPCなどのために軽量化を図っており、その点でLubuntuはXubuntuと共通している[2]が、最初のレビューによると通常インストールや一般的な使用状況ではXubuntuやUbuntuの半分のRAMしか使用しない[4]

名前の由来[編集]

Lubuntuという名前はLXDEUbuntuの組み合わせからなる。LXDEはLightweight X11 Desktop Environment頭字語で、Ubuntuはズールー語コサ語他者への思いやりを意味する。

歴史[編集]

LXDEは、最初にUbuntu 8.10 "Intrepid Ibex"の追加パッケージとして作られた。また、その前のバージョンにも(少し手間はかかるが)インストールすることができる[5][6]

2009年2月、マーク・シャトルワース(Ubuntuの創始者)はLXDEプロジェクトをUbuntuコミュニティ内で独立したプロジェクトになるよう招待した。これはLubuntuと呼ばれる新しい派生Ubuntuを作るという目的があった[1][7]

2009年3月、Mario BehlingによりLaunchpad上でLubuntuプロジェクトが開始された。このとき初期のプロジェクトロゴも作られた。また、Behlingによりアプリケーション、パッケージ、コンポーネントのリストを含む公式のUbuntuウィキプロジェクトページも作られた[3][8]

2009年8月、最初のテスト用ISOイメージファイルがLive CDとしてリリースされたが、これにはインストールオプションがなかった[9][10]

2009年12月30日、Lubuntu 10.04 Lucid LynxのAlpha 1 "Preview"バージョンのISOイメージがテスト用に公開され、2010年1月24日にはAlpha 2が出た[11][12][13]

2011年5月11日、Lubuntu 11.10を最初の安定版とし、正式にUbuntuの公式プロジェクトとして取り込まれることが発表された[14]

2014年4月17日、Lubuntu 14.04を公開。シリーズとしては初の長期サポート(LTS)となった。ただしサポート期間はUbuntu LTSと違い3年間である。

評価[編集]

Linux MagazineのレビュアーChristopher Smartによる最初のテストでは、LubuntuのRAM使用量は通常インストール状態でデスクトップとして使われたXubuntuやUbuntuのほぼ半分であり、Live CDを使った場合1/3になることが示された[4]

リリース履歴[編集]

サポート終了 サポート中 未リリース
バージョン コードネーム リリース日 サポート期限 備考
8.10 Intrepid Ibex 2008年10月30日 2010年4月 オプションパッケージとしてのみ入手可能[5]
9.04 Jaunty Jackalope 2009年4月23日 2010年10月 オプションパッケージとしてのみ入手可能[5]
9.10 Karmic Koala 2009年10月26日 2011年4月 オプションパッケージとしてのみ入手可能[15]
10.04 Lucid Lynx 2010年5月2日 2013年4月[16] 初めてのスタンドアローン版[11]、古いCPUをサポートするためにLTSとして扱われた[17]
10.10 Maverick Meerkat 2010年10月28日 2012年4月 安定ベータ版
11.04 Natty Narwhal 2011年4月28日 2012年10月 安定ベータ版
11.10 Oneiric Ocelot 2011年10月13日 2013年4月 安定版
12.04 Precise Pangolin 2012年4月 2013年10月[18] 安定版。LTSではない
12.10 Quantal Quetzal 2012年10月 2014年4月 安定版
13.04 Raring Ringtail 2013年4月 2014年1月[19] 安定版。このバージョンから非LTSリリースのサポート期間が変更されている
13.10 Saucy Salamander 2013年10月 2014年7月 安定版
14.04 Trusty Tahr 2014年4月 2017年4月[20] 現在のバージョン(LTS)

参考文献[編集]

  1. ^ a b c Canonical Ltd.. “lubuntu”. 2014年4月21日閲覧。
  2. ^ a b Smart, Chris (2009年5月). “Another day, another Ubuntu derivative.”. 2009年5月21日閲覧。
  3. ^ a b Canonical Ltd. (2009年5月). “Lubuntu”. 2009年5月24日閲覧。
  4. ^ a b Linux Magazine (2009年9月). “Lubuntu”. 2009年10月12日閲覧。
  5. ^ a b c LXDE Wiki (2008年11月). “Ubuntu”. 2008年12月3日閲覧。
  6. ^ TuxJournal.net (2009年). “Interview with Mario Behling of LXDE page 1”. 2009年7月21日閲覧。
  7. ^ TuxJournal.net (2009年). “Interview with Mario Behling of LXDE page 4”. 2009年7月21日閲覧。
  8. ^ Behling, Mario (2009年3月). “Lubuntu”. 2009年5月24日閲覧。
  9. ^ Behling, Mario (2009年8月). “First Lubuntu test ISO available”. 2009年9月4日閲覧。
  10. ^ Distrowatch (2009年9月). “DistroWatch Weekly, Issue 319, 7 September 2009”. 2009年9月8日閲覧。
  11. ^ a b Lavergne, Julien (2009年12月). “Lubuntu Lucid Alpha 1 "Preview"”. 2010年1月8日閲覧。
  12. ^ Distrowatch (2010年1月). “Booting Ubuntu in 15 seconds, Lubuntu update, Slackware articles round-up, insecurity of OpenBSD, Qimo 4 Kids 2.0”. 2010年1月25日閲覧。
  13. ^ Lavergne, Julien (2010年1月). “Lubuntu-desktop - Lubuntu Lucid Alpha 2 "Preview 2"”. 2010年1月15日閲覧。
  14. ^ Lubuntu made ‘official Ubuntu derivative’”. 2011年5月17日閲覧。
  15. ^ Gilir (2009年10月). “Lubuntu 9.10 and plan for Lucid”. 2010年5月2日閲覧。
  16. ^ Lubuntu 10.04 is now available for download
  17. ^ Lubuntu 11.04 Release Notes
  18. ^ Lubuntu 12.04 Release Notes
  19. ^ Lubuntu 13.04 Release Notes
  20. ^ Lubuntu 14.04 Releases Notes

関連項目[編集]

外部リンク[編集]