deb (ファイルフォーマット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
deb
拡張子 .deb
MIME Type application/vnd.debian.binary-package
開発者 Debianプロジェクト、dpkg開発チーム
種別 パッケージ管理システム
テンプレートを表示

deb(ディーイービー)は、Debianなどで利用されるソフトウェア・パッケージのフォーマット

概要[編集]

拡張子 ".deb" のファイルは、DebianUbuntuなど多くのLinuxディストリビューションで利用されるバイナリのパッケージである。これらのパッケージはgzipbzip2LZMAで圧縮された2つのアーカイブで構成される。そのうち1つはコントロールの情報、もう1つはデータを含む。

dpkgaptまたはaptitudeでコントロールすることができる。

DebianUbuntuLinux MintなどDebian派生のディストリビューションでは、このパッケージフォーマットを利用してインストールされているソフトウェアを管理し、aptやaptitude、GUIフロントエンドのSynapticなどを利用して、ソフトウェアの依存関係の処理、ソフトウェアに関する情報の参照などを行うことができる。

また、脱獄(Jailbreak)されたiPhoneでは、このdebは主にパッケージマネージャCydiaにて脱獄Appの導入に使用され、依存関係の処理、脱獄Appに関する情報の参照などを行うことができる。さらに脱獄App「iFile」や脱獄Appのコンソールエミュレーター等でdpkgコマンドを使用することでdebパッケージを直接インストールすることができる。

他にLinuxディストリビューションで利用されるソフトウェア・パッケージのフォーマットとしては、rpmなどが存在する。

構造[編集]

debパッケージの中身は以下のような構造である。

 |--- debian-binary
 |--- data.tar.gz (拡張子は圧縮方式により異なる)
 | |--- . (root) (以下、インストール後のディレクトリ構造)
 |   |--- usr, bin ... 
 |
 |--- control.tar.gz
   |--- .
     |--- control
     |--- md5sums

controlはテキストファイルであり、アーキテクチャ、ソフトウェアの依存関係、パッケージ・メンテナの名前などが記載されている[1]

脚注[編集]

  1. ^ deb(5) manpage