Unity (ユーザインタフェース)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Unity
Unity Logo
Ubuntu 13.04 Desktop.png
Unity 7(Ubuntu 13.04
開発元 Canonical Ltd.
初版 2010年06月09日 (2010-06-09)[1]
最新版 7.1.1[2] / 2013年10月10日(5か月前) (2013-10-10[2]
プログラミング言語 Vala, C++[3]
対応OS Ubuntu, Linux
プラットフォーム パーソナルコンピュータ,
スマートテレビ,(Ubuntu TV
スマートフォン/タブレットPCUbuntu Touch
対応言語 多言語
サポート状況 開発中
種別 シェル
ライセンス GPLv3,
LGPLv3
公式サイト unity.ubuntu.com
テンプレートを表示

UnityとはカノニカルによってUbuntu用に開発されているGNOMEデスクトップ環境用のシェルインタフェースである。縦に配置されたLauncher[4]と呼ばれるアプリケーションスイッチャー[5]などのインタフェースが特徴で、タブレットやネットブックなど画面サイズが限定された環境でもスペースを有効に利用できるよう設計されている。Ubuntu11.04から採用され、Ubuntu11.10から本格的に採用された。動作にOpenGLを使用したCompizを必要とするUnityと、必要としないUnity 2Dが存在する。

ユーザインタフェース[編集]

  • Launcher
  • Quicklist
  • Dash
  • Head-Up Display
  • Global menubar
  • Overray Scrollbar
  • Indicators

ツールキット[編集]

Unityのインタフェースを構成するボタン、テキストボックスなどの部品には、Nuxと呼ばれるツールキットが用いられている。NuxはGTK+Qtといった他のツールキットとは異なり、Unityで動かすことを主目的として開発されており、レンダリングにOpenGLを利用する。

動作要件[編集]

3Dアクセラレーションが動作するグラフィックハードウェアとドライバが必要 (Unity)。条件を満たしていない場合はLLVMpipeというOpenGLのソフトウェア実装が使用される。

利用[編集]

UnityとAyatanaプロジェクト[6]のサポートは主にUbuntu用に開発が行われ、最新バージョンはUbuntuに最初に提供される。

Ubuntu以外のLinuxディストリビューターはAyatanaに変更を加えることで取り込みを試みている。Ayatanaの構成はアプリケーションの調整が必要であり、他のディストリビューションで採用するとより複雑になる。

  • Arch LinuxはUnityとUnity2Dを含む多くのAyatanaコンポーネントを提供している[7]。2011年7月の段階ではUnity2Dのみ最新バージョンで使用可能である[8]
  • FedoraではUnityにGTKの非サポートパッチの適応が必要であることを理由にデフォルトのレポジトリでは提供していないが[9]、パッチが適用されているopenSUSEのレポジトリのブランチを使用することでUnityをFedoraにインストールすることが可能となっている[10]
  • Frugalware Linux英語版は今後の開発ブランチの一部としてUnityとUnity2Dを含むAyatanaを採用している[11]
  • OpenSUSEはGNOME用の多くのAyatanaコンポーネントを提供している[12]がUnityの提供はCompizを主な問題として保留されていたが[13]新しい開発者がArch LinuxとFedora用のバージョンと共にそのタスクを引き継いだ[10]

批判[編集]

あまりにもタブレットに最適化されすぎていて、デスクトップで使用するのは好ましくないとの意見や、まだ実用レベルではないという意見もある。 DistroWatchのページアクセスランキングにおいてLinux MintがUbuntuを抜いて1位になった原因について、japan.internet.comではUnityに否定的なユーザーがMintに流れたのが原因では、と報じている。[14]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Canonical Ltd (2010年12月). “Publishing history of "unity" package in Ubuntu”. 2010年12月9日閲覧。
  2. ^ a b Unity in Launchpad”. 2013年10月27日閲覧。
  3. ^ Jagdish Patel, Neil (2010年11月). “~unity-team/unity/trunk : 573”. 2010年12月13日閲覧。
  4. ^ Welcome to Ubuntu 11.04”. Ubuntu Official Documentation. Ubuntu documentation team. 2011年6月13日閲覧。
  5. ^ Proffitt, Brian (2010年5月10日). “Ubuntu Unity Interface Tailored for Netbook Screens”. ITWorld. 2010年10月28日閲覧。
  6. ^ The Ayatana Project”. Canonical Ltd. (2011年). 2011年10月31日閲覧。 “The Ayatana Project is the collective project that houses user interface, design and interaction projects started by Canonical.”
  7. ^ Ayatana”. Arch Linux Wiki. 2011年11月26日閲覧。
  8. ^ http://aur.archlinux.org/packages.php?ID=45533
  9. ^ Unity For Fedora (As in OpenSUSE or Arch)”. Lists.fedoraproject.org (2012年1月26日). 2012年9月22日閲覧。
  10. ^ a b Unity Desktop Available for Fedora”. OMG! Ubuntu!. 2013年3月18日閲覧。
  11. ^ Ayatana Project Portage”. Frugalware Linux Wiki. 2011年11月26日閲覧。
  12. ^ GNOME Ayatana”. openSUSE Wiki. 2011年11月26日閲覧。
  13. ^ Nelson Marques. “GNOME Ayatana”. openSUSE. 2011年11月26日閲覧。
  14. ^ Ubuntu の人気が急降下 ― Unity の採用が原因か?

参考[編集]

Unityを使うには