素晴らしき哉、人生!
| 素晴らしき哉、人生! | |
|---|---|
| It's a Wonderful Life | |
| 監督 | フランク・キャプラ |
| 脚本 | フランク・キャプラ フランセス・グッドリッチ アルバート・ハケット |
| 原作 | フィリップ・ヴァン・ドーレン・スターン 『The Greatest Gift』 |
| 製作 | リバティ・フィルムズ フランク・キャプラ |
| 出演者 | ジェームズ・ステュアート ドナ・リード ライオネル・バリモア ヘンリー・トラヴァース |
| 音楽 | ディミトリ・ティオムキン |
| 撮影 | ジョセフ・ウォーカー ジョセフ・バイロック |
| 編集 | ウィリアム・ホーンベック |
| 製作会社 | Liberty Films |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 130分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
『素晴らしき哉、人生!』(すばらしきかな、じんせい!、It's a Wonderful Life)は、1946年のアメリカ映画。監督はフランク・キャプラ。
目次 |
作品情報 [編集]
フランク・キャプラ、ウィリアム・ワイラー、ジョージ・スティーブンスの3人が協力して設立したリバティ・ピクチャーズの第1号作品。
アメリカ映画協会(AFI)が選ぶ「感動の映画ベスト100」では1位に、同協会の「アメリカ映画ベスト100」では11位にランクインしている。
2003年のAFI選定「ヒーローと悪役ベスト100」ではジョージ・ベイリーがヒーローの9位に、ポッターが悪役の6位にランクイン。
2008年のAFI選定「10ジャンルのトップ10」ではファンタジー部門3位にランクイン。
これまでのキャプラ映画の集大成として1946年に公開するも、当時は興行的には惨敗。
1946年(第19回)のアカデミー賞では作品賞を含めた5部門にノミネートされるも、『我等の生涯の最良の年』や『ヘンリィ五世』の台頭により無冠に終わった。
アメリカでは不朽の名作として毎年末にTV放映されることから、それまでキャプラを知らなかった若い世代から再評価され、今ではクリスマスにこの映画が流れるのは定番となり、アメリカで最も親しまれた作品としてよく知られる映画である。現在、パブリックドメインとなっている。
アメリカではどの大学の映画学科でも、この映画を必ず見せて、学生の指針としている。
脚本はフィリップ・ヴァン・ドーレン・スターンの作品『The Greatest Gift』から着想を得たもの。
あらすじ [編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
自分の夢を追いながらも父親の急死に伴い家業の建築貸付組合(B&L)を継いで田舎の小さな町で過ごさざるを得なくなっていたジョージ・ベイリー(ジェームズ・ステュアート)は、町一番の富豪である銀行家ポッター(ライオネル・バリモア)の圧力に負けず、真面目に働いていた。家庭にも恵まれて、事業も好転しつつあったが、そんな彼に不運な出来事が起こる。そして、クリスマスの晩に自殺を図ろうとした彼に、翼をまだ持っていない二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)が翼を得るために彼を助ける使命を受け、現れた。
天使は「生まれて来なければよかった」と言う彼のため、特別に彼が生まれて来なかった場合の世の中を見せる。そして彼がいかに素晴らしい人生を送ってきたかを理解させようとする。
キャスト [編集]
- ジェームズ・ステュアート:ジョージ・ベイリー
- ドナ・リード:メアリー・ハッチ
- ライオネル・バリモア:ヘンリー・ポッター
- ヘンリー・トラヴァース:クラレンス
- トーマス・ミッチェル:ビリー・ベイリー(ジョージの叔父)
- ボーラ・ボンディ:ジョージの母親
- フランク・フェイレン:アーニー(タクシードライバー)
- ワード・ボンド:バート(警官)
- グロリア・グレアム:バイオレット
- H・B・ワーナー:ガウワー(薬局店主)
- トッド・カーンズ:ハリー・ベイリー(ジョージの弟)
- ヴァージニア・パットン:ルース・ディキン
- サミュエル・S・ハインズ:ジョージの父親
- シェルドン・レナード:ニック(バーテンダー)
- チャールズ・レイン
スタッフ [編集]
- 監督・製作:フランク・キャプラ
- 脚本:フランク・キャプラ、フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット
- 原作:フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン
- 撮影:ジョセフ・ウォーカー
- 美術:ジャック・オッケイ
- 音楽:ディミトリ・ティオムキン
- 録音:リチャード・ヴァン・ヘッセン
- 編集:ウィリアム・ホーンベック
受賞 [編集]
- 1946年(第19回) アカデミー賞 ノミネート
- 作品賞
- 主演男優賞 ジェームズ・スチュワート
- 監督賞 フランク・キャプラ
- 編集賞 William Hornbeck
- 録音賞 John Aalberg
- 1947年(第4回) ゴールデングローブ賞
- 監督賞 受賞
- 1990年 アメリカ国立フィルム登録簿 新規登録作品
余話 [編集]
- マティーニバーでジョージが祈りを捧げている場面で歌を歌っているのは、ディズニー映画『白雪姫』の主演声優アドリアナ・カセロッティ(クレジット無しの出演)である。
- マペット映画『マペットのメリー・クリスマス(It's A Very Merry Muppet Christmas Movie)』2003 は、本作を元に翻案した映画である。
- 古代生物アノマロカリスを紹介したグールドのノンフィクション『ワンダフルライフ バージェス頁岩と生物進化の物語』の題名は、本作にちなんでいる。[1]
- 映画監督のスティーヴン・スピルバーグは、大好きな映画の一本であると語っている[2]。
- 映画監督の黒澤明が雑誌文藝春秋で選んだ「黒澤明が選んだ100本の映画」のうちの一本である。[3]
注釈 [編集]
- ^ 『ワンダフルライフ バージェス頁岩と生物進化の物語』「序言及び謝辞」(ハヤカワ文庫版15頁)より
- ^ 「アクターズ・スタジオ・インタビュー」
- ^ 文藝春秋 1999年4月号
学術的参考文献 [編集]
- 杉野健太郎 「アメリカ映画における社会変動とスタイル変容 ― 『素晴らしき哉、人生!』から『クラッシュ』へ」、杉野健太郎編『映画のなかの社会/社会のなかの映画』(映画学叢書[監修加藤幹郎]、ミネルヴァ書房、2011年)所収。
外部リンク [編集]
- IVC 淀川長治解説ページ
- 素晴らしき哉、人生! - allcinema
- 素晴らしき哉、人生! - KINENOTE
- It's a Wonderful Life - AllMovie(英語)
- It's a Wonderful Life - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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