ヘンリー・トラヴァース

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Henry Travers
ヘンリー・トラヴァース
ヘンリー・トラヴァース
1920年撮影
本名 Travers John Heagerty
生年月日 (1874-03-05) 1874年3月5日
没年月日 (1965-10-18) 1965年10月18日(91歳没)
出生地 イングランドの旗 イングランド ノーサンバーランド州プラダ
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ハリウッド
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 俳優
活動期間 1933年 - 1949年
配偶者 エイミー・フォレスト=ローズ (Amy Forrest-Rhodes、?-1954:死別)
主な作品
ミニヴァー夫人』、『素晴らしき哉、人生!
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ヘンリー・トラヴァース(Henry Travers、1874年3月5日 - 1965年10月18日)は、イングランド出身のイギリス俳優1946年の映画素晴らしき哉、人生!』における天使クラレンス・オドバディ (Clarence Odbody) 役が最もよく知られている。

生い立ち[編集]

トラヴァースは、医師だった父ダニエル・ヒガティ (Daniel Heagerty) の息子、トラヴァース・ジョン・ヒガティ (Travers John Heagerty) として、ノーサンバーランド州プラダ (Prudhoe) に生まれた。その後はベリック・アポン・ツイードで育ったため、多くの評伝において、誤ってベリック・アポン・ツイード生まれと記されていた[1]。一家は、ノーサンバーランド州コーゼンサイド (Corsenside) 近郊のA68に面したウッドバーン (Woodburn) から、1866年ころにプラダへ転入し、1976年ころにベリック・アポン・ツイードのツイードマウス (Tweedmouth) に転居すプラダに数年間住んでいた。トラヴァースは、建築家になるべくベリックで修業をしていたが、やがてヘンリー・トラヴァースの名で舞台に立つようになった。

経歴[編集]

イギリスで舞台俳優となった後、トラヴァースはアメリカ合衆国へ移民し、1933年からハリウッド映画に出演するようになった。初出演した映画は、『ウィーンの再会 (Reunion in Vienna)』であった。最後の映画出演は、1949年のことであった。トラヴァースの最も有名な役柄は、フランク・キャプラ監督の古典的作品『素晴らしき哉、人生!』において、ジェームズ・ステュアートが演じる主人公を自殺から救う天使クラレンスである。トラヴァースはまた、映画『ミニヴァー夫人』における演技によって、第15回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

おもな出演作品[編集]

素晴らしき哉、人生!』でクラレンス・オドバディを演じるトラヴァース(左)。

墓所[編集]

1965年に死去した後、トラヴァースはカリフォルニア州グレンデールフォレスト・ローン・メモリアル・パーク (Forest Lawn Memorial Park) に埋葬された。

脚注[編集]

  1. ^ GRO Register of Births, Marriages and Death and 1881 Census for England & Wales

外部リンク[編集]