ダンディーケーキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ダンディーケーキは、イギリススコットランド地方ダンディーで生まれたフルーツケーキ。オレンジの皮や特産のマーマレードが入り、上にアーモンドが飾られているのが特徴。

ダンディー名産であるダンディー・マーマレード製造会社のキーラー社(James Keiller & Son, en:Keiller's marmaladeも参照)で、マーマレード原料の余りを流用したケーキとして考案された。キーラー社は18世紀に創業した企業である。創業のきっかけは、嵐を避けてダンディー港へ停泊中のスペイン船から、苦酸っぱいセビリアオレンジビガラート)を薬用とは知らずに買いこんでしまったところ、創業者夫人が機転を利かせてマーマレードを発明したとされる。

イギリスの伝統的なフルーツケーキen)のバリエーションであるが、その中では比較的あっさりとした味である。そのため、キーラー社の考案したレシピはスコットランド全土に広まり、さらにはイギリス各地から海外にも受け入れられている。クリスマスケーキに使うところもある。

作り方[編集]

主な材料は、生地用が小麦粉ブラウン・シュガーバターおよびベーキングパウダー。加える果実類として、オレンジピール、カラント(en, 極小粒のレーズン)、サルタナ種のレーズン、刻んださくらんぼ砂糖漬け、マーマレード、アーモンド粉など。ほかに飾り用に炒ったアーモンド。

生地はパウンドケーキと同じく、シュガーバッター法を使ったバターケーキである。バターとブラウンシュガーを練ってクリーム状にし、卵を少しずつ加えて気泡ができるように混ぜる。小麦粉とベーキングパウダー、果実類を加えて、小麦粉のグルテンの粘りが出ないようさっくりと合わせる。丸いケーキ型に流しいれたら、上に放射状にアーモンドを飾り付け、オーブンで焼く。

焼いてすぐには食べず、熟成させてから食べるのが美味だとされる。そのため、焼いてから3週間以上は寝かせておく。

参考資料[編集]

  • 山口もも 『英国お菓子めぐり』(新紀元社、2004年)
  • 岡田哲 『コムギ粉料理探究事典』(東京堂出版、1999年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]