ダンディーケーキ
ダンディーケーキは、イギリス・スコットランド地方のダンディーで生まれたフルーツケーキ。オレンジの皮や特産のマーマレードが入り、上にアーモンドが飾られているのが特徴。
ダンディー名産であるダンディー・マーマレード製造会社のキーラー社(James Keiller & Son, en:Keiller's marmaladeも参照)で、マーマレード原料の余りを流用したケーキとして考案された。キーラー社は18世紀に創業した企業である。創業のきっかけは、嵐を避けてダンディー港へ停泊中のスペイン船から、苦酸っぱいセビリアオレンジ(ビガラート)を薬用とは知らずに買いこんでしまったところ、創業者夫人が機転を利かせてマーマレードを発明したとされる。
イギリスの伝統的なフルーツケーキ(en)のバリエーションであるが、その中では比較的あっさりとした味である。そのため、キーラー社の考案したレシピはスコットランド全土に広まり、さらにはイギリス各地から海外にも受け入れられている。クリスマスケーキに使うところもある。
作り方 [編集]
主な材料は、生地用が小麦粉、ブラウン・シュガー、バター、卵およびベーキングパウダー。加える果実類として、オレンジピール、カラント(en, 極小粒のレーズン)、サルタナ種のレーズン、刻んださくらんぼ砂糖漬け、マーマレード、アーモンド粉など。ほかに飾り用に炒ったアーモンド。
生地はパウンドケーキと同じく、シュガーバッター法を使ったバターケーキである。バターとブラウンシュガーを練ってクリーム状にし、卵を少しずつ加えて気泡ができるように混ぜる。小麦粉とベーキングパウダー、果実類を加えて、小麦粉のグルテンの粘りが出ないようさっくりと合わせる。丸いケーキ型に流しいれたら、上に放射状にアーモンドを飾り付け、オーブンで焼く。
焼いてすぐには食べず、熟成させてから食べるのが美味だとされる。そのため、焼いてから3週間以上は寝かせておく。
参考資料 [編集]
- 山口もも 『英国お菓子めぐり』(新紀元社、2004年)
- 岡田哲 『コムギ粉料理探究事典』(東京堂出版、1999年)
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- Dan Lepard's Dundee cake bakealong - 詳細なレシピや調理動画など。