明治大学先端数理科学インスティテュート

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明治大学先端数理科学インスティテュート
正式名称 明治大学先端数理科学インスティテュート
英語名称 Meiji Institute for Advanced Study of Mathematical Sciences
略称 MIMS
組織形態 大学附置研究所
所在地 日本の旗 日本
164-8525
東京都中野区中野4-21-1(明治大学中野キャンパス)
所長 俣野博
関連組織 明治大学大学院先端数理科学研究科・総合数理学部
ウェブサイト http://cmma.mims.meiji.ac.jp/
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明治大学先端数理科学インスティテュート(めいじだいがくせんたんすうりかがくいんすてぃてゅーと、英称:Meiji Institute for Advanced Study of Mathematical Sciences、略称:MIMS)は、明治大学の附置研究所で、国内における現象数理学に関する研究分野の中心的な役割を担っていくことを目的に設立された。

文部科学省共同利用・共同研究拠点(数学・数理科学分野拠点認定)に指定されている。

概要[編集]

現象数理学の世界的拠点となることを企図し、地震などをはじめとした自然現象から世界経済に至るまで、現代社会が直面する広範な領域の問題の解決に取組む。文理両分野で学外者も多く含むプロジェクトを構築し、生物と数理の融合研究、人とデジタル製造と数理の融合研究、社会と代数構造の数理の融合研究、計測技術と数理の融合研究、折り紙式プリンターと数理の融合研究、錯覚と数理の融合研究などのプロジェクトを推進。

国際的活動としては、海外の有力研究拠点と研究交流協定の締結などにより、人事交流・研究交流を深め、クラウドダイナミックス,自己組織化,折り紙工学,データ科学,生命階層における時空間パターンなどのテーマで国際会議を開催している。

2014年に、文部科学省共同利用・共同研究拠点に認定された。

研究[編集]

組織[編集]

  • 基盤数理部門
  • 現象数理部門
  • 教育数理部門
  • 文理融合研究部門
  • 現象数理・ライフサイエンス融合部門
  • 先端数理部門

採択事業[編集]

  • グローバルCOEプログラム
    グローバルCOEプログラム「現象数理学の形成と発展」が、<数学,物理学,地球科学>部門において2008年度に採択。

他大学・研究機関との協力[編集]

教育[編集]

MIMSの教育研究機関として、2011年に先端数理科学研究科、2013年に総合数理学部が設置されている。

セミナー・イベント[編集]

現象数理学三村賞[編集]

2017年創設。数理モデルの構築・解析を通して自然や社会の様々な現象に潜む謎を解き明かし、自然や社会を深く理解する枠組みとしての数理的視点の重要性を広く世間に伝える活動で顕著な業績をあげている研究者を表彰し、現象数理学の更なる発展を図ることを目的とする。

高校生によるMIMS現象数理学研究発表会[編集]

2011年より毎年、「高校生によるMIMS現象数理学研究発表会」を開催。筑波大学附属駒場高等学校聖光学院高等学校広島大学附属高等学校などが多く入賞している。

所属研究員[編集]

歴代所長[編集]

氏名 在任時期 備考
初代 三村昌泰 2007年4月01日 - 2015年3月31日 日本応用数理学会第13代会長
第2代 萩原一郎 2015年4月01日 - 2017年3月31日 日本応用数理学会第22代会長、日本シミュレーション学会会長
第3代 杉原厚吉 2017年4月01日 - 2019年3月31日
第4代 俣野博 2019年4月01日 - 数理経済学会会長、日本数学会春季賞

所員・研究員[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]