東京大学医科学研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
東京大学 > 東京大学医科学研究所
東京大学医科学研究所
The Institute of Medical Science Tokyo Japan First Building 0080-2.jpg
東京大学医科学研究所 1号館(東京都港区)
The Institute of Medical Science Tokyo Japan First Building 0086.jpg
1号館 正面玄関
正式名称 東京大学医科学研究所
英語名称 The Institute of Medical Science, The University of Tokyo
略称 東大医科研、IMSUT
組織形態 大学附置研究所
共同利用・共同研究拠点
所在地 日本の旗 日本
108-8639
東京都港区白金台 4-6-1
北緯35度38分23.4秒
東経139度43分29.6秒
予算 150億円(2007年度)[1]
* 運営費交付金 83億円
* 科研費 16億円
* その他外部資金 27億円
* 病院収入 24億円
人数 職員 660人(2008年11月1日現在)[1]
* 教職員 145人
* 技術職員 154人
* 事務職員 50人
* 有期雇用職員 128人
* 短時間有期雇用職員 183人
* 院生 313人(2008年10月1日現在)[1]
* 研究生 14人(2008年10月1日現在)[1]
所長 清野宏2011年4月1日 -)
設立年月日 1967年[1]
前身 私立衛生会附属伝染病研究所
1892年設立)[1]
上位組織 東京大学
公式サイト http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/index.php
テンプレートを表示
初代所長・北里柴三郎
第2代所長・青山胤通

東京大学医科学研究所(とうきょうだいがくいかがくけんきゅうじょ、: The Institute of Medical Science, The University of Tokyo)は、東京大学の附置研究所であり、医科学の研究を行っている。略称は「医科研」、英語略称は「IMSUT」となっている。「東大医科研」または「白金医科研」とも呼ばれる。場合にもよるが、旧名称である伝染病研究所から「伝研」という古い略称で呼ばれることもある。

研究所敷地内には附属病院がある。近代医科学記念館も設置されており、医科学に関する歴史的資料を保存・展示し、最新情報の提供も行っている。

歴史[編集]

1892年ドイツ留学から帰国した北里柴三郎には、当時、日本では受け入れる機関がなく、国家有為の才能を発揮できない状態にあった。これを聞いた福沢諭吉が私財を投じて設立した研究所が、「大日本私立衛生会附属伝染病研究所」である。福澤の他に森村市左衛門長與專齋もこれを助けた。後に内務省から文部省に移管されるに及んで北里は同所を去り、新たに「北里研究所」を設立して研究を続けた。

沿革[編集]

  • 1892年11月 - 大日本私立衛生会附属伝染病研究所を設立
  • 1899年 - 内務省所管の国立伝染病研究所となる。
  • 1905年4月 - 痘苗製造所および血清薬院を併合
  • 1914年 - 内務省から文部省に移管。初代所長の北里柴三郎は、伝染病研究所が内務省から文部省に移管され東京大学に合併される時、移管に反対して所長を辞任。この時、志賀潔を始めとする研究所の職員全員が一斉に辞表を提出した。伝研騒動といわれる。北里柴三郎は、11月5日に私費を投じて北里研究所を設立した。
  • 1916年 - 東京帝国大学の附置研究所となる。所長および所員は東京帝国大学教授および助教授でほかに専任技師、技手、書記などが多数、任務に服する。病源の検索、予防治療方法の研究、予防消毒治療材料の検査、伝染病研究方法の講習ならびに痘苗血清ワクチン等細菌学的予防治療品の製造および検定にかんする事業を掌る。
  • 1967年 - 伝染病研究所を改組して医科学研究所が設置された。
  • 2001年 - 近代医科学記念館を開設

歴代所長[編集]

組織[編集]

研究部門[編集]

  • 感染・免疫部門
  • 癌・細胞増殖部門
  • 基礎医科学部門

附属施設[編集]

  • 病院
  • 実験動物研究施設
  • 奄美病害動物研究施設
  • 遺伝子解析施設
  • ヒトゲノム解析センター (HGC)
  • ヒト疾患モデル研究センター
  • 先端医療研究センター
  • 感染症国際研究センター

研究[編集]

以下の拠点が2003年度に文部科学省21世紀COEプログラムに採択された。

  • ゲノム医科学の展開による先端医療開発拠点

ヒトゲノム解析センターを中核とした以下の拠点が2008年度にグローバルCOEプログラムに採択された。

  • ゲノム情報に基づく先端医療の教育研究拠点

大学院教育[編集]

医科学研究所は東京大学大学院の教育も担当している。以下の研究科専攻から大学院生を受け入れている。

所在地・アクセス[編集]

医科学研究所の敷地は東京大学白金キャンパス(白金台キャンパス)と呼ばれている。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f 東京大学医科学研究所. “医科学研究所概要2008 (PDF)”. 2010年4月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]