フランス国立科学研究センター
| フランス国立科学研究センター | |
|---|---|
| 正式名称 | Centre national de la recherche scientifique |
| 日本語名称 | フランス国立科学研究センター |
| 略称 | CNRS |
| 組織形態 | 科学技術的性格公施設法人(EPST) |
| 所在地 | 3 rue Michel-Ange 75794 Paris 北緯48度50分51.5秒 東経2度15分50.4秒 |
| 人数 | 25,600 |
| 所長 | アラン・フックス(2010年1月~) |
| 設立年月日 | 1939年10月19日 |
| 所管 | 国民教育・高等教育・研究省 |
| ウェブサイト | http://www.cnrs.fr |
フランス国立科学研究センター(フランスこくりつかがくけんきゅうセンター、仏:Centre national de la recherche scientifique 、略してCNRS)は、1939年10月19日設立のフランス最大の政府基礎研究機関である。常勤スタッフ26,080人(うち研究者11,664人、技術者14,416人、その他事務局員)と非常勤スタッフ4,000人を擁する。2006年の予算は27億3,800万ユーロであった。
目次 |
組織[編集]
CNRSには現在6つの科学研究部門がある。
- 1) 数学、物理学、地球科学、宇宙科学(MPPU)
- 2) 化学
- 3) 生命科学(SDV)
- 4) 人文科学および社会科学(SHS)
- 5) 環境科学と持続的開発(EDD)
- 6) 情報科学と工学(ST2I)
5)と6)は学際研究部門であり、分野横断的研究グループが残る4つの『コア』研究部門と緊密に連携する。National Commission for Scientific Research(CN)は、研究者を発掘し評価する機関で、科学研究を47のセクションに割りふる役目も負っている。研究グループは1つないし複数のdépartementに属するが、各研究者が所属するのは1つのsectionだけである。
運営上の理由でCNRSは18の地域division(パリ地域で4 division)を設けている。
CNRSは研究ユニット(名称 laboratoires 、通称 unité )をセンター独自で立ち上げる(unités propres de recherche 略称 UPR)ほか、大学その他の高等教育機関やその他の研究機関と共同で立ち上げる(unités mixtes de recherche 略称 UMR)こともある。各研究ユニットには個別のコード番号が与えられ、大学教授やCNRSの研究ディレクターなどがディレクターとして統括する。
現在CNRSの研究者は1,256の研究ユニットで活動中で、共同研究に参画する組織外の研究者を含めた総員の85%を占める。このような『混成』グループ研究の普及はフランスのシステムとしては例外的である。
CNRS本部の所在地はCampus Gérard Mégie, rue Michel-Ange, 16e arrondissement de Parisである。
北緯48度50分52秒 東経2度15分51秒 / 北緯48.847719度 東経2.264065度)
雇用[編集]
CNRSの正規メンバーには序列による2分類がある。
- 研究アソシエーツ(chargés de recherche)(第2級、第1級)
- 研究ディレクター(directeurs de recherche)(第2級、第1級、特例級 )
原則として研究ディレクターが研究グループを率いるが、例外もまたある。
常勤職員(研究技術者、技術・運営スタッフ)全員の採用は、毎年全国規模で実施する採用試験による。合格者は公務員の地位と処遇を得る。
国際活動[編集]
CNRSはブリュッセル、北京、東京、ハノイ、ワシントンD.C. 、ボン、モスクワ、チュニス、ヨハネスブルグ、サンチアゴに連絡事務所をおく。
略史[編集]
センターはアルベール・ルブランの大統領令により1939年に創設された。1954年以後毎年、フランス人科学者や若い研究者を金・銀・銅のメダルで表彰してきた。1966年には組織を改変し、2つの専門機関が誕生した。1つは1967年発足の国立天文地球物理研究所で、これは1985年に国立宇宙科学研究所(INSU)に改組された。もうひとつは1971年発足の国立核物理素粒子物理研究所(IN2P3)(英)である。
近年CNRSの活動を見直す機運が高まり、幅広い変革が課題になっている。特に問題となっているのは、人材採用、待遇、キャリア管理、評価手法である。最近の政府プロジェクトには、CNRSを研究プロジェクト毎にサポートする機関へと組織変更することや、CNRSの研究者を各大学に再配置することなどがある。
最高責任者[編集]
2006年1月11日付でカトリーヌ・ブレシニャックが総裁に就任。1997年-2000年には理事長を経験。 2006年1月18日付でアーノルド・ミギュが理事長に就任。
近年の総裁一覧[編集]
- René Pellat : 1989年 - 1992年
- Edouard Brezin : 1992年 - 2000年
- Gérard Mégie : 2000年 - 2004年
- Bernard Meunier : 2004年 - 2006年
- Catherine Bréchignac : 2006年-
歴代理事長一覧[編集]
- Jean Coulomb : 1957年-1962年
- Hubert Curien : 1969年-1973年
- Robert Chabbal : 1976年-1980年
- François Kourilsky : 1988年 - 1994年
- Guy Aubert : 1994年 - 1997年
- Catherine Bréchignac : 1997年 - 2000年
- Geneviève Berger : 2000年 - 2003年
- Bernard Larrouturou : 2003年- 2006年
- Arnold Migus : 2006年-
付属研究所[編集]
- 原子・分子計算ヨーロッパセンター(CECAM)(英)
- 科学技術情報研究所 (INIST)(英)(仏)
- 情報学・統計システム研究所 (IRISA)(英)(仏)
- パリ天体物理学研究所 (IAP)(英)(仏)
- 細胞分子生物学研究所 (IBMC)(英)(仏)
- ジャン・ニコ研究所 (IJN)(英)(仏)
- 音声言語研究所(LPL)(英)(仏)
- 解析・システムアーキテクチャ研究所 (LAAS)(英)(仏)
- パリ第6大学情報学研究所 (LIP6)(英)(仏)
- 機械・エンジニアリング科学のための情報学研究室(LIMSI)(英)(仏)
- ソレイユ(英)(仏)
外部リンク[編集]
- 公式サイト
- CNRSの歴史
- CNRSの歴史/序 Catherine Bréchignac, « Avant-propos », La Revue pour l'histoire du CNRS, N°1 -Novembre1999,
- CNRSの歴史/序En ligne, mis en ligne le 1 mars 2006. Consulté le 25 août 2008
- CNRS Editions