リーキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

リーキ
分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 単子葉植物綱 Liliopsida
亜綱: ユリ亜綱 Liliidae
目: ユリ目 Liliales
科: ユリ科 Liliaceae
属: ネギ属 Allium
: A. ampeloprasum
変種: var. porrum
学名
Allium ampeloprasum var. porrum
和名
リーキ
英名
leek

リーキAllium ampeloprasum var. porrum、syn. A. porrum、英: leek)は、地中海沿岸原産の野菜リークとも。意訳して西洋ネギニラネギ西洋ニラネギなどとも。また、フランス語名のpoireauより、ポロネギとも呼ばれる。

ネギと同属で、クロンキスト体系ではユリ科APG植物分類体系ではネギ科)に属する。ネギのように円筒形の白い部分を食用とする。ネギよりは太くて重く、下仁田ネギに似る。ネギと違い、葉は硬く平らにつぶれている。

春まきの品種と秋まき(越冬型)の品種とがある。一般的に越冬型の方が香りが強い。煮込みスープサラダなどとして食べられる。

ベルギーオランダなどのヨーロッパ産もしくはオーストラリアニュージーランドのオセアニア産の輸入がほとんどであり、日本での生産量は非常に少ない。国内では長野県池田町茨城県取手市などで、わずかに特産品づくりとしての試験的な生産が試みられており、希少な国産品として大田市場帝国ホテルに高値で卸されている。

[編集] ウェールズとリーキ

リーキは、ラッパスイセンとともに、ウェールズ国花国章である。国花というが、リーキの花ではなく、食用とする茎葉の部分が国花となっている。

ウェールズの守護聖人デイヴィッドのシンボルでもある。彼は、ウェールズの軍人に、戦場で敵味方の区別をするために帽子にリーキをつけさせた。それにちなみ、3月1日聖デイヴィッドの日Saint David's Day)には、リーキを身につける習慣がある。

ウェールズの郷土料理にはリーキを使ったものが多い。リーキポリッジ(リーキがゆ)、カウルケニン(リーキスープ)などがある。

なお、英語で「ウェールズのタマネギ (Welsh onion)」と呼ばれるのは日本などの「ネギ」であって、リーキではない。これは、かつてWelshに「外国の」という意味があったからである。

[編集] 関連項目