ネビル・ロングボトム

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ネビル・ロングボトム(Neville Longbottom)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使い

目次

[編集] 概要

主人公ハリー・ポッターのクラスメイトで友人。ホグワーツ魔法魔術学校の生徒でグリフィンドール寮生。

誠実でどちらかと言えば真面目な性格だが、忘れん坊な上、何をやっても失敗ばかりしており、自分に自信が無い。唯一、薬草学が得意。家庭の事情により、非常に厳格な祖母に育てられており、祖母に逆らうことができない。

[編集] 登場巻

全巻

[編集] 人物

[編集] 名前・通称

名前のLongbottomのbottomは英語で「びり」という意味がある。また容姿のイメージはシェイクスピア真夏の夜の夢に登場する魔法にかかりロバの頭をしているBottomという人物から。

[編集] 外見

ぽっちゃりした丸顔で、ハリーの印象では母親似。

[編集] 家族

父は“純血”の魔法使いフランク・ロングボトム、母は“純血”の魔女アリス・ロングボトム。兄弟姉妹についての記述は無く、家庭の事情から一人息子と思われる。

現在の保護者オーガスタ・ロングボトムは父方の祖母。

また親戚に大叔父アルジーと大叔母エニドがいる。アルジーは、幼いネビルが魔法の才能を見せないことを気にして魔法の才能を引き出そうとしたり、ホグワーツの入学記念にカエルのトレバーを買い与えたり、アッシリア旅行の土産にとても貴重な植物ミンビュラス・ミンブルトニアを買ってあげたりと、非常にネビルを可愛がっている。エニドは、アルジーの話と共に登場するため、アルジーの妻か、兄弟と推測される。

なおロングボトム家は、魔法族の中でも最も古い純血の家系の一つ。ブラック家とは遠い親戚同士だといわれており、作者直筆のブラック家の家系図によればシリウス・ブラックナルシッサ・マルフォイの曽々祖父フィニアス・ナイジェラスの孫娘の一人がロングボトム家に嫁いでいる。

[編集] 性格・才能

物忘れが激しく何をやっても失敗ばかりで、いつもおどおどしている。しかし薬草学の授業だけは得意で、それが他の苦手科目を補っている。

一見すると臆病そうだが、実際は自分に自信がないだけであり、自信があれば信念を貫く一面もある。それでも厳格な祖母には逆らえない。後に自信をつけて本来の勇敢さを発揮するようになり、祖母にもその意思を認められるようになった。


注意以降の記述でネビル・ロングボトムに関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


1巻ではハリー、ロン、ハーマイオニーの三人が校則を破るのを止めようとしたことが校長のアルバス・ダンブルドアに「敵に立ち向かうことも非常に勇気を要するが、味方に立ち向かうにはそれよりも勇気を要する」と評価され、グリフィンドールの寮対抗杯優勝の立役者となった。また、飛行訓練の際に事故を起こして手首を骨折している(原作では誤って地面を強く蹴ってしまったからだったが、映画では急に箒が浮遊、暴走してしまっている)。

2巻マグル出身の生徒が次々と襲われた時、純血であるにも関わらず、襲撃されるのを心配していた(本人曰く「自分はスクイブだから」)。

5巻ではハリー率いるダンブルドア軍団に参加。その後、死喰い人の集団脱獄に発奮して練習に打ち込み、「闇の魔術に対する防衛術」のO.W.L.に合格する程の、誰よりも長足の進歩を遂げた。神秘部での戦いでも、グリフィンドール生に相応しい勇敢さで死喰い人に立ち向かい、ハリー以外の子供たちの中でただ一人最後まで立っていられた。その後、ハリーとダンブルドアの会話の中で、実はハリーと紙一重の運命にあったことが判明する。

6巻では、新しく買った杖(桜の木とユニコーンの毛)がオリバンダーの店で売られた最後の杖だったことがオリバンダーが失踪した後に判明した(ちなみに5巻までは父の杖を使っていたが、神秘部の戦いで折れてしまった)。ホグワーツ特急ではホラス・スラグホーンのパーティー(スラグ・クラブ)にロングボトム家の子供、と言うことで招待されたが、それ以降はパーティーには招待されていない。また、ダンブルドア軍団の続行を願った数少ない一人であり、ホグワーツでの死喰い人との戦いにも参加している。

一般に何かに心が萎縮すると魔法は失敗しやすいらしく、ネビルのダンブルドア軍団での上達振りを見ると、彼に失敗が多いのは精神的に萎縮しているからだと考えられる。自分に激しい劣等感を抱いているのに対し、本来は優れた魔法の才能を持っていると思われ、「O・W・L」での得意の「薬草学」は「優・O」であり、「呪文学」では「良・E」と祖母を上回った。また魔法薬学の授業では普段以上に失敗が多いが、これも彼がセブルス・スネイプに対して恐怖心を抱いているせいかと思われ、スネイプのいない魔法薬学のO.W.Lテストのときにとてもうれしそうだったことからも言える。

ボガートセブルス・スネイプ

[編集] 周囲との関係

両親はネビル1歳のときに心神を喪失、以来聖マンゴ魔法疾患傷害病院に長期入院しており、休暇のたびに祖母と共に両親の見舞いに訪れている。母がくれた紙くずを大事にとっておくほど大切に思っているが、精神を病んだ両親を恥じ、友人たちに話したことはなかった。が、1995年のクリスマス(第5巻)に聖マンゴを訪れたハリー、ロン、ハーマイオニー、ジニーに知られている(ただしハリーは、4巻でダンブルドアの記憶を見て知っていた)。

フランクと母アリスは2人とも闇祓いで不死鳥の騎士団に加わっていたが、ヴォルデモート失踪直後にベラトリックス・レストレンジ率いる死喰い人の拷問(磔の呪文)により心神喪失状態となった。

祖母オーガスタは厳格な性格で、ネビルは逆らうことが出来ない。

両親の事情からか、ヴォルデモートや死喰い人への敵対意識は非常に強く、ヴォルデモートや死喰い人の要求を断固として拒否する描写がある。

[編集] 家族・血縁

[編集] 友人

[編集] 財産・ペット

大おじさんに買ってもらったトレバーという名のカエルをペットにしているが、よく逃げ出す。授業でもたびたび引き合いに出されることがあり、フリットウィックに飛ばされたり、スネイプも「ネビルの作った縮み薬をトレバーに飲ませる」と脅したことがある(結局飲ませたものの、ハーマイオニーが薬の作り方を助言してくれたため、トレバーは無事だった)。

[編集] 物語終了後

19年後(第7巻最終章)は、ホグワーツにて薬草学の教鞭を取っている。なお前任のポモーナ・スプラウト教授は老衰で死去した。

7巻発売後の作者インタビューによると、同学年のハッフルパフ生だったハンナ・アボットと結婚。ハンナはダイアゴン横丁の入口にあるパブ「漏れ鍋」の女主人となっており、ネビルも普段は漏れ鍋の二階で生活しているとのこと(ホグワーツでは教職員も実質的な寮生活であるため、恐らく夏休み中の帰省場所と言う意味であろう)。

[編集] 主な来歴

1980年7月30日、魔法族のロングボトム家に生まれる。

1981年10月31日、ポッター家を襲撃したヴォルデモートが失踪。これが原因で、共に優秀な闇祓いであった両親が死喰い人から拷問を受け、心神喪失状態になる。

8歳の頃、アルジー大叔父に誤って二階の窓から落とされ、初めて魔力を示す(一般に魔力が発現するのは7歳前後とされる)。

1991年ホグワーツ魔法魔術学校に入学、グリフィンドール寮生となる。 1年次終盤、校則を破ろうとしたハリー・ポッターロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーの3名を止めようとするが失敗。しかし、友人の校則違反を止めようとした勇気を校長アルバス・ダンブルドアに認められ、寮対抗杯に貢献する(第1巻)。

1995年12月25日聖マンゴ魔法疾患傷害病院に長期入院中の両親を見舞いに訪れた際、ハリー、ロン、ハーマイオニー、ジニー・ウィーズリーと遭遇。隠していた両親の事情を知られてしまう(第5巻)。

5年次(第5巻)、ハーマイオニーに誘われダンブルドア軍団に参加。参加者の中で最も練習に力をいれ、最も目覚しい上達を遂げる。ハリーが魔法省に乗り込む際に同行し、共に死喰い人と戦う。

1997年、ヴォルデモートが魔法界を掌握し死喰い人をホグワーツに送り込むと、それに対抗するため、ジニー、ルーナと共にダンブルドア軍団の活動を再開。ハリーが必ずホグワーツに戻ると信じ、厳しい弾圧に耐えながら仲間を徐々に増やし死喰い人に抵抗し続けた(第7巻)。

1998年5月、機会を見てヴォルデモートのペットである大蛇ナギニを殺すようハリーから頼まれ、それを果たした(第7巻)。

[編集] もう一人の男の子

かつてシビル・トレローニーが予言した「ヴォルデモートを打ち破る者」に当てはまる人物は二人いた。一人はハリー・ポッター、そしてもう一人はネビル・ロングボトムである。しかしヴォルデモートがポッター家を襲ったことで、ハリーが「選ばれ」予言された人物となった。すなわち、予言がなされた時点で「ヴォルデモートを打ち破る者」は確定しておらず、「ヴォルデモートを打ち破る者」の存在を恐れたヴォルデモートの行動が「ヴォルデモートを打ち破る者」を決定した、と言うことである。

ネビル自身はこのことを知らないが、仮にネビルが「選ばれ」ていたとしても、ヴォルデモートを倒していただろうと作者は語っている。


以上でネビル・ロングボトムに関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 映画

マシュー・ルイスが演じている。小説ではぽっちゃりしており、初期の作品でもそれを踏襲していたが、映画「アズカバンの囚人」からはかなり痩せて身長もだいぶ伸びている。ルックスも男前になってきている。吹き替えは上野容が担当。

[編集] 脚注