ロン・ウィーズリー

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ロン・ウィーズリー(Ron Weasley)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使い


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目次

[編集] 概要

主人公ハリー・ポッターの同級生で親友ホグワーツ魔法魔術学校の生徒でグリフィンドール寮生。5年次(第5巻)以降は同寮の監督生と同寮のクィディッチ・チームのキーパーを務める。

先祖代々魔法族で、自身も魔法界で生まれ育った生粋の魔法族。非魔法界で育ったハリー(や読者)にとって、異世界である魔法界を知るための重要な情報源になっている。一方、マグルに詳しい父親を持つが、マグル界の知識は乏しい様子。しかし、魔法使いである点を除けばどこにでもいそうなごく普通の少年であり、作品世界における「一般的な魔法使いの少年」を体現していると言えるだろう。

[編集] 登場巻

全巻

[編集] 人物像


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[編集] 名前・通称

フルネームはロナルド・ビリウス・ウィーズリー(Ronald Bilius Weasley)。「ロン」はロナルドの愛称のひとつである。家族からはたまに、からかわれてロニーちゃんRonnie)やロニー坊やと呼ばれることがある。

いわゆる“純血”の魔法使いだが、純血主義ではないため、純血主義者からは「血を裏切る者」と呼ばれることもある。

[編集] 出自

父は“純血”の魔法使いアーサー・ウィーズリー、母は“純血”の魔女モリー・ウィーズリー (旧姓プルウェット)。兄弟姉妹は五人の兄と一人の妹(詳しくは後述)。

判明している親戚には、母モリーの弟である叔父ギデオン・プルウェットおよびフェービアン・プルウェット、姓名不明のマグルの会計士、グリム(死神犬)を見た24時間後に死んだビリウスおじさん、ミュリエル大おばがいる。

[編集] 外見

燃えるような赤毛で背が高い(5巻で双子の兄の背丈を越えた)。そばかすだらけ。(赤毛とそばかすは家族全員に共通なので、両親からの遺伝だろう)目の色はブルー。双子の兄、フレッドとジョージたちとくらべ、ひょろっとした体型をしている。

[編集] 性格・才能

勉強嫌いで遊びやスポーツに夢中、母親にはかなわないなど、基本的にはどこにでもいそうな普通な少年(ただし、ほとんどの科目はきちんと合格しており、監督生にも選ばれているので、ハーマイオニーのおかげもあるが成績はそこそこ良好の様子)。だがグリフィンドール生らしい正義主義者で、4巻ではクィディッチワールドカップで死喰い人魔法使い一家を宙づりしているのを見て「むかつく」と言っていた。また、皮肉めいた言い回しや冗談など三人の中ではムードメーカー的な役回り。実は隠れた指揮能力があり、7巻中盤でハリーがホークラックスを探す目的を忘れ死の秘宝の考えに夢中になった時には、グループを引っ張っていたのは彼だった。

また、マグルや“マグル生まれ”の魔法使い・魔女に対して寛容(ウィーズリー家代々の性質らしい)。

兄が5人もおり、また妹も兄妹唯一の女の子として可愛がられているため、家族の中で最も軽視されていると本人は思い込んでいる。そのことから、自身を過小評価していると同時に、あまり表には出さないが劣等感や嫉妬心が強い。兄たちが揃って優秀なこと、貧乏かつ兄妹が多いためお下がりや中古品ばかり与えられていることも、そうした劣等感や嫉妬心を抱く要因になったと思われる。普段はあまり気にしていないが、親友のハリー・ポッターハーマイオニー・グレンジャーに対しても、ハリーが魔法界の超有名人であることや、ハーマイオニーが学年一の秀才であることに密かな劣等感を抱いているため、監督生に選ばれた時には「ハリーじゃなくて僕?」相当驚くと同時にかなり喜んでいた。

反面、周囲から期待される状況に慣れておらず、自分に自信が無いため、期待やプレッシャー、魔法による精神操作に非常に弱い。男性を魅了する魔法生物ヴィーラやヴォルデモートのホークラックスなどから強い影響を受けている描写がある。また、自分自身が注目され高く評価されることを自慢し誇張する傾向がある。

本人が自身を優秀でないと語り、物語描写上も一見傑出したところのないように見えるが、実はチェスの達人。第1巻では、人間が駒になってやはり人間大の駒を相手に戦う「魔法使いのチェス」で指揮を執り、自らがクイーンの攻撃を受ける代わりにハリーを勝利に導いた。ハーマイオニーも、チェスでは彼に勝てない。またグリフィンドール生らしい勇気も持ち合わせていて、チェスの試合で自分が身代わりになってハリーを勝利に導いたり、ハリーと共に「秘密の部屋」に乗り込んだり、神秘部でハリーやハーマイオニー達と一緒に死喰い人と戦ったりとハリーにとって頼りになる存在である。また6巻の最後で、ハリーやハーマイオニーと共にホークラックスを探しに行くことも決意している。ハリーの真似をして蛇語を話したこともあり、秘密の部屋を開けホークラックス破壊に一役買った。

また第5巻から、グリフィンドール寮クィディッチチームのキーパーに選抜されている。キーパーとしての成績は、精神面によって大きなむらがあり、不調のときにはかかしよりも悪いが、絶好調の時には滅多に弟を褒めない双子の兄たちですら感心するほど。

兄に熊のぬいぐるみを蜘蛛に変えられるという昔のトラウマで、蜘蛛が嫌い。

父アーサーが魔法省に勤務しているため、魔法省の内部事情にも通じているところがある。

ボガートはアクロマンチュラ (Acromantula)、パトローナス・チャームによる守護霊はテリア

[編集] 趣味

[編集] 周囲との関係

自身は“純血”だが、“マグル生まれ”や“混血”の魔法族に対して寛容であり、純血主義者を除く周囲との関係は基本的に良好。実際、親友のハリーは“マグル育ち”の“混血”であり、同じく親友のハーマイオニーは“マグル生まれ”である。一方で純血主義者とは激しく対立しており、特にドラコ・マルフォイとは犬猿の仲。

家族の中では年齢が低いため、特に母モリーや双子の兄フレッドとジョージから、時に幼く扱われることが不満である。妹のジニーに対しては、唯一年下の兄妹であるためか、(特に恋愛について)過保護な面も見られる。また長兄ビルは「どんなときでもきちんと扱ってくれた」として、最も信頼している様子である。

ハリーに対しては、初めて会ったときに「かの有名なハリー・ポッター」であることを確認した程度で、ハリーを特別扱いする描写は見られない。ただし大おばミュリエルの発言(第7巻第8章)から、ハリーのいないところでは親友であることを自慢していたと思われる。親友であるハリーが有名人であることに密かに嫉妬心を抱いているが、それ以上にハリーのことを気にかけている。4巻ではハリーが年齢制限を破って炎のゴブレットに名前を入れたと思い込み(実際はクラウチJr.の策略による誤解)、一時的に絶交していた。だがハリーが第1の課題をクリアしたとき、陰謀に気付き仲直りした。その3年後の第7巻ではホークラックスの影響もあり、旅の生活苦の不満や家族の安否の心配や劣等感などが一気に噴出し、再びハリーと絶交、旅から逃げ出してしまう。しかし、それを深く後悔していたところ、ダンブルドアから相続した遺品『灯消しライター』(下記)の力を借りて再びハリーたちと合流した後は共に最後まで戦い抜く。

ハーマイオニーに対しては、入学当初はお節介で融通の利かない彼女にいい印象を持っていなかったが、親友となって以降は主に勉強や知識面で大いに頼るようになる。3巻ではハリーに折角送られてきたファイアボルトをマクゴナガル教授が没収する結果をもたらした彼女に対し一方的に逆上、一時期修復不可能寸前のところまで関係が崩壊した。しかしハリーの尽力もあって結局和解している。

恋愛に関しては意外と嫉妬深い一面を持っている。4巻でハーマイオニーのダンスの相手がビクトール・クラムと知ると、それまでクラムの熱狂的なファンだったにも関わらず、クラムの悪口を言ったり自分のクラム人形を壊したりしている。といっても、ダームストラング生がブルガリアに帰国する際に、クラムに向かってサインをお願いしたところから、本気で憎んでいたわけではない模様。だが、それ以降もクラムの話題が出るたびに不機嫌になっていた。

6巻でハーマイオニーに惹かれていることがはっきりしたが(ただ、前述のようにクラムに嫉妬していたことを考えると、4巻の頃には既に惹かれていただろうと推測される)、ジニーに「ハーマイオニーとクラムはキスした」と言われただけでハーマイオニーに冷たく当たり、彼女にあてつける為だけにラベンダー・ブラウンと人目を気にせずいちゃついていたが、結局長続きしなかった。7巻にて、ハーマイオニーもまたロンを特別意識している描写がはっきりと読み取れる(ただし4巻のダンスパーティ後にてハーマイオニーのそのようなセリフがある。もっともロン自身は気付かなかったようだ)。ロンもまた、今までのように嫉妬などの形ではなく、ハーマイオニーへの好意を隠さず示すようになった。

[編集] 家族・血縁

[編集] 友人

[編集] 好意・恋愛

  • ラベンダー・ブラウン(元恋人、ただしラベンダーの方から一方的に迫ってきただけで、それほど意識はしていなかった)
  • マダム・ロスメルタ(好意)
  • フラー・デラクール(好意)
  • ハーマイオニー・グレンジャー

[編集] 宿敵・ライバル・嫌悪

[編集] 結婚後の家族

スコーピウス・マルフォイ、及び従兄弟のアルバスとは同学年。母譲りで聡明らしい。
  • ヒューゴ・ウィーズリー(長男)
  • ハリー・ポッター(義弟、ジニーの夫)
  • ジニー・ポッター(妹、ハリーの妻)
  • ジェームズ・シリウス・ポッター(甥、ハリーとジニーの息子)
  • アルバス・セブルス・ポッター(甥、ハリーとジニーの息子)
  • リリー・ルーナ・ポッター(姪、ハリーとジニーの娘)
  • アンジェリーナ・ジョンソン(義姉、ジョージの妻)
  • フレッド・ウィーズリー(甥、ジョージとアンジェリーナの息子)
  • ロクサーヌ・ウィーズリー(姪、ジョージとアンジェリーナの娘)
  • オードリー(義姉、パーシーの妻)
  • モリー・ウィーズリー(姪、パーシーとオードリーの娘)
  • ルーシー・ウィーズリー(姪、パーシーとオードリーの娘)
  • フラー・ウィーズリー(義姉、ビルの妻)
  • ガブリエル・デラクール(義妹、フラーの妹)
  • ビクトワール・ウィーズリー(姪、ビルとフラーの娘)
  • ルイ・ウィーズリー(甥、ビルとフラーの息子)
  • ドミニク・ウィーズリー(甥、ビルとフラーの息子)

[編集] 財産・ペット

ロンの所持品は概ね、家族のお下がりか、中古販売されていた安物である。数少ない新品は、何らかのお祝いに買ってもらったものが多い。

最初の杖は、本体はトネリコ、芯は一角獣のたてがみ(少し横に飛び出している)で、次兄チャーリーのお下がり。この杖は2年時に事故で折れてしまうが、スペロテープなるテープで接着してこの年の最後まで使い、終盤折れていた事が意外な形で役に立つこととなる(第2巻5章)。
2本目の杖は、3年時に買ってもらった新品(第3巻4章、おそらく2年時終盤の「ホグワーツ特別功労賞」受賞のお祝い)で、本体は、芯はユニコーンの尻尾、長さは33センチ。この杖は死喰い人に奪われる(第7巻23章)。
3本目の杖は、2本目の杖を失った後にピーター・ペティグリューから奪い取ったもの(第7巻23章)。本体は、芯はドラゴンの琴線、長さは23.5センチ、脆い。
ペット
ホグワーツ入学時に、三兄パーシーからネズミスキャバーズを譲り受ける。3年時の終盤にスキャバーズを失い、(スキャバースは、ピーター・ペティグリュー、別名ワームテールが変身していた)以降はシリウス・ブラックからもらったフクロウのピッグウィジョンを飼うようになった(第3巻)。
5年時、監督生に選ばれたお祝いとして、当時最新型のクリーンスイープ11号を買ってもらった(第5巻9章)。
腕時計
17歳の誕生日(第6巻18章)に両親から贈られた新品。
灯消しライター
ダンブルドアからロンが相続した物品。外見は普通の銀のライターだが、使うと『カチッ』と音がして近くにある灯りを吸い取る。吸い取れる灯りはランプの火から電灯の灯りまで様々。周りに灯りがない状態でまた使うと中に吸い込まれていた灯りが全て元あった場所まで放出されるが、元の場所に戻れない物は小型の太陽の様な形で一定の距離を保って浮かんでいる。ルーファス・スクリムジョールによれば、これはダンブルドア自ら設計した物で、世界にひとつしかないかも知れない代物らしい。「使うたびにわしを思い出して欲しい」と遺言状には記してあったが、実際にはロンが途中でハリー達を見捨てて逃げ、尚且つそれを後悔することを見越したダンブルドアが、青い光の球がハリーたちのいる場所へロンを誘導するよう魔法をかけたもので、ロンはこれを使ってハリーたちのいる場所へ辿り着き、ハリーの窮地を救った。

[編集] 物語終了後

親友のハーマイオニー・グレンジャーと結婚し、娘ローズと息子ヒューゴを授かった。なお、ローズはハリーの次男アルバスと同級生である。

7巻発売後の作者インタビュー[1]によると、兄フレッドとジョージが創業した悪戯道具専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」の経営に携わり、資産を得たとのこと。

[編集] 主な来歴

1980年3月1日、オッタリー・セント・キャッチポール村近くの「隠れ穴」に住む魔法族のウィーズリー家に、六男として生まれる。

1991年9月1日ホグワーツ魔法魔術学校に入学。グリフィンドール寮生となる。ロンドンのキングズ・クロス駅ハリー・ポッターと初対面。ホグワーツ特急内で同席し意気投合する。以降、同じくグリフィンドール寮生となったハリーと行動を共にするようになる。

同年10月31日、級友のハーマイオニー・グレンジャーハロウィーン・パーティーを欠席する原因を作る。その後ハリーと共に、トロールに襲撃されたハーマイオニーを救出。以降、彼女とも親友になる。

1年生の時、ハリーやハーマイオニーを友人とし、賢者の石を守るためのチェスの試合でハリーを勝利に導いた。

1992年8月3日、父アーサーの車フォード・アングリアを“借り”て、ハリーを迎えに兄フレッドとジョージ共にダーズリー家を訪問(第2巻3章)。軟禁されていたハリーを救出する。

同年9月1日、ホグワーツ特急に乗車できなかったため、再びフォード・アングリアを“借り”て、ハリーと共にホグワーツへ向かう。しかし到着時の事故でフォード・アングリアを失い、また杖が折れてしまう。

1993年5月29日、ハリーと共に「秘密の部屋」事件を解決。功績を称えられ、「ホグワーツ特別功労賞」を授与される(第2巻18章)。

4年生で初めてハリーと「炎のゴブレット」を巡って喧嘩をする。しかし陰謀に気付きすぐに仲直りをする。

5年生ではハーマイオニーと共に監督生になる。また、クィディッチグリフィンドール寮チームのキーパーになる。神秘部で死喰い人と戦う。

1997年3月1日(17歳の誕生日)、毒入り蜂蜜酒を飲み瀕死に陥るが、ハリーに助けられる。

6巻終盤、ハリーが来年はホグワーツに戻らないと決意したのを見て「何があろうと、僕たちは君と一緒だ」と言い、ハリー、ハーマイオニーと共にホグワーツを去ることを決意する。

1997年7月26日、ハリーの成人に伴う安全地帯への移送作戦(第7巻4章)では護衛を務めた。


以上でロン・ウィーズリーに関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 映画

ルパート・グリントが演じている。吹き替えは常盤祐貴が担当。

[編集] ゲーム

日本語版は渕崎ゆり子が担当。

[編集] 脚注

  1. ^ J.K.ローリング「ハリー・ポッターと死の秘宝」ブルームズベリー・ライブ・チャット 2007 ネタバレ和訳 - ポッターマニア