セブルス・スネイプ

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セブルス・スネイプ: Severus Snape)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。

概要[編集]

主人公ハリー・ポッターの母校ホグワーツ魔法魔術学校の教師。ハリーの両親とは同級生で、ハリーの父ジェームズ・ポッターとは犬猿の仲であった。そのため、ジェームズに生き写しのハリーに対しても激しい嫌悪感をみせる。

シリーズを通して底が見えない謎めいた存在であると同時に、彼自身の経歴から物語のキーパーソンと言える存在である。

シリーズ第6巻のタイトル『謎のプリンス』はスネイプのことを指す。

登場巻[編集]

全巻

人物[編集]

名前[編集]

姓のSnapeはイギリスのサフォークに実在する村の名前から。名のSeverusはラテン語で「手荒い、厳しい」の意。愛称は「セブ」(Sev)。

セブルス・スネイプ (Severus Snape) の名は彼が所属していたスリザリン寮の創設者サラザール・スリザリン (Salazar Slytherin) と同じイニシャルになる。

通称[編集]

同期生で不仲であったジェームズ・ポッターシリウス・ブラックからは、「スニベルス(泣きみそ)」(Snivellus) と呼ばれていた。Snivellusは名前をもじったもので動詞・名詞のsnivel(鼻水を垂らす、鼻水)に由来する。しかし彼が泣き虫だったという描写は作中にはない。派生した蔑称に「スニベリー」(Snivelly) もある。一度だけリリー・ポッターにも「スニベルス」と呼ばれている。

学生時代、闇の魔術や純血主義に傾倒してからは「半純血のプリンス」(Half-Blood Prince) を自称していた。これは、マグルの父と"純血"の魔女の間に生まれた半純血であり、かつ母の旧姓が「プリンス」であることに由来している。

外見[編集]

顔は土気色で、大きな鉤鼻が目に付く。髪は黒くねっとりとしており、肩まである長髪の前髪を左右に分けている。瞳の色も黒で、重たげな漆黒のローブを纏っている。作中ではたびたび「(育ちすぎた)コウモリのよう」と形容されている。

略歴[編集]

生い立ち[編集]

1960年1月9日、スピナーズ・エンドに住むスネイプ家に生まれる。スピナーズ・エンドは、廃墟となった工場と汚れた川の近くにある荒れ果てた袋小路の名。ペチュニア・エバンズは直接的な言葉こそないものの芳しくない場所だと考えており、また実際に訪れたベラトリックス・レストレンジは「マグルの掃き溜め」と評している。両親は物心ついた頃から不仲であり、家庭環境は良くなかった。

9〜10歳の頃、ペチュニアリリー・エバンズ姉妹と知り合う。自分と同じく魔力を持つリリーには初めて会話する以前から好意を持っており、“マグル生まれ”のリリーに魔法界のことを教えるうち、友人となった。一方でペチュニアとは互いに蔑視しており、姉妹の関係を悪化させる一因になった。

学生時代[編集]

1971年9月、ホグワーツ魔法魔術学校に入学、スリザリン寮生となる。陰鬱な家庭に育ち、闇の魔術の世界でしか己を生かせず、入学時点で既に上級生よりも多くの闇の魔術を知っていたことからスリザリン生の間でも異端児扱いされる孤独な存在で、当初スリザリンで彼を認めていたのはルシウス・マルフォイのみであった(在学途中から後に死喰い人となるマルシベールエイブリー等との交友が始まっている)。

ホグワーツ特急でリリーと共に、ジェームズ・ポッターシリウス・ブラックと同じコンパートメントに乗り合わせた際、スネイプがリリーにスリザリン入寮を薦めるのを聞いていたジェームズが、「スリザリンに入るくらいなら自分は退学する」と口出ししたことから激しく仲が悪くなる。入学後、必然的にジェームズの友人である、シリウス、ルーピンピーターとも仲が悪くなり、ジェームズとシリウスに悪質な「悪戯」を受けるようになり、時にそれが虐めとも言える行為に派生することもあった。ただし一方的ではなく、スネイプが反撃したり先に杖を上げるような描写もある。またジェームズの仲間であるルーピンの弱みを握り、ジェームズ達を退学に追い込もうと彼を嗅ぎ回った結果、シリウスに唆され人狼になったルーピンのもとに向かい、それを弱みを握ろうとしたジェームズに引き戻され、逆に命を助けられるという出来事もあった。

グリフィンドール寮生となったリリーとの友人関係は続いていたが、学年が上がるに連れ心の距離が次第に開いていった。スネイプは「リリーの心を取り戻すには最も優秀な闇の魔法使いである死喰い人になるしかない」と思い込み、さらに闇の魔術や純血主義に傾倒するようになっていくが、逆効果であった[1]。また、リリーが嫌っていた闇の魔術から離れようとしなかったのは、彼が彼女の闇の魔術への嫌悪に気付くことができなかったから。そのため、彼はリリーと闇の魔術やスリザリンの仲間たちの両方を手に入れようと考えていた。そのためリリーがスネイプに、スリザリンの仲間たちとの付き合いを快く思っていないことや、連中がリリーの友人に闇の魔術を使い傷付けたことを伝えられても耳を貸さなかった。

1976年5月のOWL試験終了直後、ジェームズに逆さ吊りにされた際、庇おうとしたリリーを、思わず意地と屈辱から「穢れた血」と罵ってしまう(5巻『スネイプの最悪の記憶』)。この事件は7巻において、リリーとの断絶を決定づけた出来事だったことが判明する。スネイプはこの際リリーに謝ったが、リリーはついにスネイプに愛想を尽かしてしまった(なおリリーの友人たちは彼女がまだスネイプと付き合いを続けていること自体おかしいと思っていた)。それでもスネイプはリリーへの想いを捨て去ることができず、またこの一件から、スネイプは「穢れた血」という言葉にトラウマを持ち、激しい嫌悪感を示すようになった。そして7年生になりジェームズの慢心が落ち着き、彼がリリーと交際を始めた後も、リリーが知らぬところで激しく対立し、互いに呪いをかけあっていた。

成人後[編集]

ホグワーツ卒業後、死喰い人に加わり「不死鳥の騎士団」をスパイする任務を与えられていた。しかしシビル・トレローニーの予言をヴォルデモートに密告した結果、ポッター一家の命を狙われるようになってしまう。リリーの命だけは助けてほしいと、ヴォルデモートを裏切ってダンブルドアに助けを請い、死喰い人陣営の密偵も兼ねる「二重スパイ」となった。しかし尽力は実らず1981年10月31日にリリーは殺害されてしまう。リリーを死なせてしまったことに絶望するスネイプに対し、ダンブルドアはリリーの遺志を継ぎ彼女の息子ハリーを守るよう諭し、スネイプはそれを誓った。ヴォルデモートの失踪後はダンブルドアの庇護下で母校の「魔法薬学」教授となり、スリザリンの寮監も兼任するようになる。

1991年、ホグワーツに入学してきたハリーに恋敵ジェームズの面影を見たスネイプは、「ジェームズ同様、高慢で嫌な子供」という激しい偏見を抱き(ハリーの性格はどちらかというとリリー似)、逆贔屓をするなど辛く当たるも、「リリーの息子を守る」という誓いのもとダンブルドアに従い行動。1巻ではダンブルドアの命を受けてクィリナス・クィレルをしばしば妨害し、ハリーを守っている。

1995年度には、ハリーに対し閉心術を教えるが、『最悪の記憶』を見られたことに激怒し、訓練を中断してしまう。1996年6月、神秘部の戦いに際しては、ハリーの暗号により状況を察知すると「騎士団」へ通報し、特にシリウスに対しては本部に留まるよう頼んでいた。

1996年夏には、ルシウス・マルフォイの息子で教え子の一人であるドラコが、死喰い人見習いとなる。それに懸念を抱いたルシウスの妻ナルシッサの依頼により、ドラコをバックアップすると破れぬ誓いを交わす。

同年、「闇の魔術に対する防衛術」教授に就任するが、翌夏、ダンブルドアを(本人からの頼みで)殺害、ホグワーツから逃亡。その後、ヴォルデモートが魔法界を掌握すると、その力を背景にホグワーツ校長に就任する。しかし、表向きはヴォルデモートに従いつつも、裏ではダンブルドア(の肖像画)の命を受けて、ハリーたちを陰から支援する役目を担っていた。

そして1998年5月2日、ホグワーツの戦いの前、ミネルバ・マクゴナガルによる攻撃で「逃亡」したスネイプは、叫びの屋敷(映画版ではボート・ハウス)でヴォルデモートの側近くに仕えたが、スネイプをニワトコの杖の正当な所有者であると信じたヴォルデモートにより、ナギニに致命傷を負わされる。直後に現れたハリーに自分の記憶を託し、その瞳[2]をしっかり見つめつつ、絶命した。

性格[編集]

陰険さとスリザリン生への贔屓があまりに露骨なため、他の寮生からは嫌われている。 ハーマイオニー・グレンジャーが正しい答えを言っているにも関わらず「知ったかぶり」と評して減点したり、ネビル・ロングボトムなどあまり出来が良くない生徒を蔑む。

また前述の通り、スネイプはスリザリン寮の出身である。この寮は狡猾な者が集う寮とされ、実際にスネイプも、シリウスから「難を逃れるだけの狡猾さを備えている」と評された他、映画『謎のプリンス』ではベラトリックスに「口では偉そうなことを言いながら、いざとなると蛇のようにスルリと穴に潜る臆病者」と評された。

しかしリリーへの愛情と贖罪に命を掛けられる強さを持っている。また自身の恋敵であり、虐めとも呼べる仕打ちを受けたこともあるジェームズの仲間であったルーピンに、嫌がらせをしながらも脱狼薬で教師の仕事を全うできるよう協力していた(シリウスを取り逃がした腹いせで最後は退職に追い込んだが)。分霊箱の呪いで瀕死のダンブルドアの治療にも手を尽くすなど、自分を認めた人間に対してはとても義理堅い。

リリーを失って以降も、二重スパイという危険な立場に身を置き続けたことから、ダンブルドアから「イゴール・カルカロフよりずっと勇敢な男」と言われている。後にスネイプを嫌悪していたハリーも、自身の息子アルバス・セブルスに対し「(スネイプは)父さんが知っている人の中でも、おそらくいちばん勇気のある人だった。」と告げている。 また、映画では人狼化したルーピンが理性を失った際、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人を咄嗟に庇った。

才能[編集]

魔法薬の調合に長けており、学生時代は魔法薬学の教科書の間違いを見破って勝手に訂正していた。6巻で彼の教科書を入手したハリーが授業中に試してみたところ、完璧に教科書通り調合したハーマイオニーよりもその全てが良い結果となっている。

また闇魔術にも詳しく、長年に渡って「闇の魔術に対する防衛術」の教授職を狙っていた。実際に3巻では教授を務めるルーピンの代役として何度か授業を行っており、6巻で念願の職を射止めている。

無言呪文でハリーの呪文を全てねじ伏せ、ホグワーツ教師の中でも屈指の実力者であるマクゴナガルフリットウィックの二人を相手に大立ち回りを演じるなど決闘の実力も高い。また、7巻終盤ではヴォルデモートから箒を使わずに空を飛ぶ術を教わったため、ヴォルデモートと同じく杖さえあれば自在に空を飛ぶことができるようになった。

魔法の開発者という一面もあり、実用性のある強力な呪文を幾つか開発している。ホグワーツ在学中に開発した呪文については「半純血のプリンス蔵書」(自分の魔法薬学の教科書)に書き残している。

幼い頃から閉心術を使っていたので閉心術に非常に長けている。人知を超えた開心術の使い手のヴォルデモートも、スネイプの嘘だけは最後まで見抜けなかった。5巻では、ダンブルドアの命令でハリーに閉心術を指導している(結局失敗しているが)。

表向きは死喰い人の一員であるため、通常は守護霊を使用しないが、7巻前半では、彼が夜のディーンの森に出現させた牝鹿の守護霊によってロンとハリーが再会し、グリフィンドールの剣を入手した。

人間関係[編集]

父はマグルトビアス・スネイプ、母は"純血"の魔女アイリーン・プリンス。兄弟姉妹についての記述はない。両親は不仲で、家庭環境はあまり良くなかった。その影響で人間不信に陥り、感情を人前に晒すことを嫌って幼い頃から閉心術を使うようになる。

結婚はしておらず独身。6巻で自宅が登場するが、「ふだんは人が住んでいないような雰囲気」という描写がある(両親の生死について明確な描写はない)。

贔屓するスリザリン生からは好かれており、逆に冷遇する他寮の生徒からは嫌われている。特にスネイプが嬉々としていびる対象としていたネビル・ロングボトムからはボガードがスネイプに変身するほど怖がられていた。

リリーとは幼馴染。美人で魔力のあるリリーに心惹かれていた。決別後もリリーを愛し続け、彼女の結婚後も死後もその愛情が変わることはなく、ポッター家の写真のリリー部分だけ切り取ったり、リリーがシリウスに宛てた手紙の「愛を込めて リリー」の部分のみ保管していたほど。スネイプの守護霊はリリーと同じ牝鹿であり、その様子にダンブルドアは涙を流した[3]

一方で魔力のないペチュニアを蔑視し、ペチュニアもスネイプを蔑んでいたため、両者の仲は悪く、それがエバンズ姉妹の関係悪化を加速させた節もある。

ジェームズとは、入学直前のホグワーツ特急内で初めて会った時から折り合いが悪く、犬猿の仲だった。シリウスやルーピンは両者の仲が険悪だった理由について「スネイプがジェームズの人気と才能を妬んでいた」「ジェームズは闇魔術を嫌い、闇魔術に傾倒したスネイプのことも嫌っていた」とハリーに語っている。7年生になりジェームズの高慢さが改められ、リリーと付き合うようになった後も隙あらばスネイプは彼に呪いをかけようとし、リリーが知らないところで二人の対立は続いていた。

シリウスに対しては、ジェームズと共に学生時代スネイプを攻撃していたことやとルーピンを嗅ぎ回った際に人狼となったルーピンの居場所を教えられ危うく死に掛けたこと、また彼の裏切りによってリリーが死んだと思っていたことから凄まじい憎悪を抱いており、3巻では彼に「吸魂鬼のキス」が施されるのも厭わない様子を見せた。その後、リリーに関する誤解が解け両者は共に「不死鳥の騎士団」の一員となるが、それでも顔を合わせるたびに険悪な雰囲気になっていた。

ピーターに対しては、6巻でヴォルデモートの命を受け自宅に住まわせていたが、学生時代ジェームズとシリウスが自分を攻撃するのを楽しみ、後ろで笑っていたためかぞんざいに扱っていた。リリーが殺害されるきっかけを作ったのはピーターであるが、そのことを知っていたのかは不明である。

ルーピンに関しては嫌ってはいるが、学生時代自分への攻撃に積極的に関わっておらず、またそれを面白がってもいなかったため、他3人ほどは憎んでいない。7人のポッター作戦に参加した彼を助けようとしたことからもそれは窺える。しかし、ルーピンの授業の代理として来た時にはルーピンの正体を生徒に勘付かせようと狼男についての課題を出したり(実際にハーマイオニーに正体を勘付かれた)、叫びの屋敷ではシリウスとルーピンを前にして狂気染みた憎しみを見せ、シリウスを逃した後は勲賞を受けられなかったことへの腹癒せに生徒の前でうっかりルーピンの秘密を洩らし退職に追い込むなど、昔の復讐とも言える行為も行っている。

アルバス・ダンブルドアは母校の校長であり、卒業後、死喰い人として活動を開始してからは敵対陣営の首領として相見えることになる。しかし自身がホッグズ・ヘッドで盗み聞きした「ヴォルデモートを斃す者に関する予言」を告げ口した為に、想い人のリリー(とその家族)が殺される危険が発覚してからは、彼と密かに接触を図り、最初はリリー一人の保護を願うも、ダンブルドアに夫と息子の命を指摘された後はすぐにポッター一家の保護を願い出ている。しかしその願いも空しくリリーとジェームズが死亡してからは、過去にリリーに対して犯した過ちを償い、そしてリリーの最期の願いを継ぐため、ハリーを命懸けで守り抜くことをダンブルドアに誓い、以後は闇の陣営と騎士団を行き来する二重スパイの危険な役目を負う。それからは戦局の要として行動し、ダンブルドアに忠実に尽くした結果、ダンブルドアと一定の信頼関係が生まれる。スネイプ自身、自分を心底信頼してくれるようになったダンブルドアに恩義を感じていたため、幾ら信頼されているからとは言え、自分を殺させる依頼を任された時やハリーが迎えねばならない結末を知らされた時は、やり切れない怒りを露わにしていた。

ハリー・ポッターに対しては、父に酷似した容貌が否応なくジェームズを思い起こさせるため、入学当初から傲慢不遜で生意気な少年と決め付け冷遇してきた。一方でハリーは謂れのない中傷や理不尽ないじめを止めないスネイプに対して敵意を抱いていた。しかし「憂いの篩」でスネイプの過去や真意、そして背負ってきた苦しみを知ると、母を純粋に愛し抜いた人として敬意を払うようになった。ハリーは後に自身と妻ジニーとの間に生まれた(リリーの目を持つ)次男に、ダンブルドアとスネイプのファーストネームをとって「アルバス・セブルス・ポッター」と名付けている。

自身の教え子であるドラコ・マルフォイはお気に入りの生徒で、恩人の息子ということもあって一見すると露骨な依怙贔屓をしていた。自身のレゾンデートルに深く絡みながら、情の湧かなかったハリーに対する扱いとは対照的に、恩人の子供という有り体な縁しかないにも関わらず、ナルシッサにドラコの保護を依頼された時は破れぬ誓いを躊躇無く結ぶほどの思いやりを見せた(しかしダンブルドアの生死、延いてはハリーを無事勝たせるための計画にも関わる問題であったので、個人的な情愛はどれほどあったかは不明)。

ルシウス・マルフォイはスリザリン寮の先輩にあたり、友人として交流があった。

映画・ゲーム[編集]

賢者の石』から全作品に登場。アラン・リックマンが演じている。日本語版の吹き替えは土師孝也が担当。

なお、2007年12月の著者インタビューによると、リックマンには全巻刊行されるまで秘密を守ることを条件に、かなり早期の段階でスネイプとリリーの関係について教えていた。

ゲームでの声優は茶風林が担当している。

脚注[編集]

  1. ^ 当時は闇の魔法使いが一番有名な時期であり、それだけの有名人になれば見直してくれると思っていた
  2. ^ ハリーは恋敵のジェームズに瓜二つだが、リリーと同じ緑色の瞳を持っている。
  3. ^ 作中に明示されなかったが、この描写こそがリリーの守護霊が牝鹿であったことを意味する。なお、ジェームズは牡鹿であり、夫婦で対になっている。