チューニングカー
チューニングカー(英語:tuning car)またはチューンドカー(英語:tuned car )とは、何らかの方法で、基本となる車両に対して性能の向上が図られた自動車のことである。また、「チューニング」 = 「調律」の意味が示すように、改造や部品の追加・交換のみを指す言葉ではなく、改造車(カスタムカーやモディファイドカー)とは区別される。
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概要 [編集]
一般的な意味合いとして、部品や部位ごとの能力を高め、車両の性能を高める作業を指す。目的は、出力を上げる、無駄な燃料消費を少なくする、挙動を変える、放熱を良くする、耐久性を増すなど、多岐にわたる。
一般的な量産車では、生産時にはコストや歩留まりが、出荷後は長期安定性やメンテナンスフリー性が重視され、機械としての能力をスポイルしている箇所が多い。それらをひとつずつ吟味し、改善するのが作業としてのチューニングとなる。
車体では
- 複数の鉄板結合部補強による車体(サスペンション取り付け位置)変形の防止
- 下面や付加物を含めた空気抵抗の減少と空力の適正化。
- 走行時の空気移動量を利用し、エアスクープによりラム・エアーをエンジン吸気や各冷却器系へ利用導入、排出するダクトの増設。
- 部材の変更などによる軽量化。
など。
エンジンでは、
- ECUマップの最適化 - エンジン回転数と負荷に応じた燃料噴射時期と噴射量(噴射時間)の適正化
- 冷却水と潤滑油の温度管理
- 気化器又はインジェクター変更による燃焼エネルギーの増大
- 回転上限の拡大(使用可能回転数及び馬力の向上)
など。
ドライブトレインでは
- エンジンを含む、マウント(支持剛性)の適正化
- クラッチ容量(総面積)と圧着力の適正化
- トランスミッションとファイナルリングギアの変速比の適正化
- トランスミッション、デフ、ドライブジョイント、ドライブシャフト容量の適正化
- デフレンシャル・ギア(差動歯車)ーLSD(差動制限式歯車)の装着
- 各ギアボックスの潤滑と冷却性の確保など。
足回りでは、
- サスペンションジオメトリーの適正化
- 取り付け剛性の確保
- 各アーム(リンク)類の剛性の確保
- ブッシュ硬度の適正化もしくは、材質変更〔樹脂→金属〕
- フリクションの低減
- 地上高の適正化
- 空力の適正化
- 軽量化
- ばね定数の適正化
- ダンパー特性の適正化
- ブレーキ
- 容量の適正化
- 摩擦特性の適正化
- ブレーキペダル自体と取り付け部の剛性確保
- ブレーキキャリパーやローターの変形防止
- 許容温度(熱量)の適正化
- 冷却能力の向上
- 軽量化
- タイヤ
- 内圧の適正化若しくは、充填気体の変更
- サイズ(面圧と摩擦力)の適正化
- コンパウンド(粘着力と寿命)の適正化
- ころがり抵抗の低減
- 軽量化
- ホイール
- 剛性、強度、重量の適正化
など。
室内では
- ドライビングポジション(シート、ステアリングホイール、ペダル、フットレスト位置の適正化
- 安全装備(ロールケージ、キルスイッチ、消火器)の追加
- 計器類の追加
- 軽量化
などと非常に多岐に渡る。
このように、チューニングとは非常にデリケートな作業の積み重ねの上に成り立っており、適切なメンテナンスを怠るなどで一部の機能が低下してもそのバランスが崩れることから、チューニングカーは当初の性能を維持している期間が短い = 寿命が短い、と誤った認識が広まった。
これらの作業には高い技術と多くのノウハウが必要であり、かつ車両の性能を維持するため高い頻度でのメンテナンスも欠かせなくなる。それらの受け皿として、チューナーと専用の工具と設備を備えるチューニングショップが存在する。
一般的な意味合いとして、アフターマーケットにて入手した改良用品等をユーザーがショップへ取り付け依頼等個人で純正品から交換ないし部材加工を施した自動車を指す。キットパーツではなくコンプリートカー[1]として販売している場合もあり、日本でもAMGやM Gmbh社のコンプリートカーは、それぞれメルセデス・ベンツ、BMWのディーラーで購入が可能である。また、後述のワークスチューナーのパーツやコンプリートカーは、親会社のディーラーで購入が可能となっている場合が多く[2]、チューニングは身近な行為となっている。
なお大部分のチューニングカーはレースや最高速アタックなどの限られた目的ではなくむしろ総合的な性能の向上を目的としており、バランスを考えずに改造をするとかえって自動車を扱いづらくしてしまう[3]ので、注意が必要である。
日本における歴史 [編集]
初期 [編集]
こうした車両の作成例は国内ではモータリゼーション、スーパーカーブーム、富士グランチャンピオンレースの1970年代頃から市販車ベースに盛んになっており自動車専門誌への投稿、当時少数では在るもののショップへの依頼からのプライベートレース出走等によって広まり続けている。腑分けとしてオーナーは街道レーサーや族車、エンスーなどから枝分かれする。サスペンションシステムの改変の一例をオーナー種別毎にみてみると、族車ユーザーの例として見た目重視的なスタイルからか車高を極端に低くする方法としてサスペンションシステム中のスプリングを外す例があった(いわゆるノーサス)。しかしこれでは車高が下がりスタイルが変わったとしても、トータルバランスが著しく崩れるなど機能的には改悪であった。[4]。また、見た目重視の改造のなど、タケヤリ、デッパなどの装着する車両が多いのもこの部類の特徴。その他の特徴として、太いタイヤを履かせる為のブリスターフェンダーなどに見る鉄板叩き出し、タコ足、横出し直管などがある。外装系ではガラス繊維FRP製などを手本としていたが、ユーザー自身のワンオフによるものが主であり、当時の保安基準を度外視した社外外装メーカーも存在する中で規制前に作成されたそれらを流用していた傾向もあり、デッパの断裂、および脱落防止のための吊り下げワイヤなど、実用性の方向性に向くのはもっと軽く強い素材が台頭し、コストダウンされた後であるが、当時は町工場などで作成されるため苦労していた模様である。
街道レーサー、エンスーユーザー向けセッティングとしては社外海外製強化ショックの導入、スプリング長を短くした上でのバネ定数アップやブッシュ類の強化、タワーバー導入によるホイールアライメント変化の抑制、車体の低重心化というバランスを保つ方向性から、車のコーナリング特性を含む運動性能を向上させようとする節があり、プライベートレース出走を考慮に入れた構成になっている。また、車体のバランスを考えたエアロパーツを社外品、または純正品フル装備で装着したり、日本国内レース仕様をオーバーラップさせる改造を行うユーザーが街道レーサーには多く、エンスーは外車ユーザーや、外観だけ純正仕様とする傾向が強い[要出典]。だが、メーカー純正リリース時点で運輸省、警察の圧力による死亡事故撲滅の為か環境対策の為に、メーカーがパワーを自己規制する時代となると、その後ターボ車が台頭してくるまで市販車ベースのワークスレース活動を縮小していたオイルショックの影響下における時代である。そう言う時代に旧車でのノウハウを積んで来たチューナーも数多く存在していた。その中で個人ユーザー向けで中心となった当時のチューンの要素として、日本の自動車メーカーの空燃技術はキャブレータ車のNAオンリーの時期でもあり、空燃比の効率化を目的としたフィルター取り外しや圧縮空気導入(ラム・エアー)などを模索していた。次に点火システムのCDI化であり、当初はデスビという、イグニッションコイルから来た昇圧電流を気筒の本数分ある点火プラグへ機械的に振り分ける部品を電子化することで点火の確実性をあげ、メンテ周期を伸ばし、燃費を向上させる後付け用品の装着が多かった。特に旧車などへはメジャーと言って良いほど装着例は多粋に渡る。この頃では、ボアアップ系の話題はレストアのジャンルから引っ張ってきた技術では在るが、日本では車検を通すことが困難なため、アメリカなどから雑誌等で来る話題程度にアンダーグラウンドに知られていた程度である。
特に1970年代後期~1980年代時の道路交通法では、スプリングを抜くことはもちろん、交換でさえも申請なしでは違法行為であったため、一個人が手を加えると車検(継続検査)を通すのは困難であった。この頃神社で販売されている貼り付け形の交通安全お守りの反射板があるという理由で車検落ちすることがあったり、KPGC10スカイライン(ハコスカ)GT-Rの標準装備であるオーバーフェンダーでさえ注意されることもあった。
本来、マル改車検と言われる改造自動車申請をすれば合法となったものの、この申請には専門的知識を要する。例えばサスペンションやシャーシ形式の変更等は耐久検査も含むため、もう1セット作成しておき、図面も提出しなければならない。ごく普通の個人オーナーがワンオフとして行うには困難であった。その厳しさゆえ、申請をパスできる車はごく一握りしか存在していない。
ちなみに、根からのストリートファイターであったRE雨宮代表、雨宮勇美は、ほぼ全てのデモカーをマル改車検に通すことに成功している(失敗例としてAZ-1ベースのGreddy VI)。
成長期 [編集]
BNR32 スカイラインGT-Rの登場とともに、チューニング業界は一気に加熱することとなる。
それまでチューニングの対象としてポピュラーなエンジンであった1G-GTE、7M-GTEやL型ではエンジンライフを極端に削ったフルチューンに近いパワーが、BNR32ではマージンをたっぷり取ったブーストアップ仕様で同程度(450PS - )であった。また、軽度なエンジンチューンとタービン交換(600PS - )でそれもあっさりと抜くRB26DETTと、強力なトラクションを発揮するアテーサ4WDシステムのおかげで、ナンバー取得がどうあがいても不可能なRRCプロクラスの車さえをあっさりと抜き去る能力を持っていた(当時のプロクラスが11秒台だったのに対し、ヴェイルサイドの2.7L+TD06Sツイン仕様が街乗り可能なのに10秒台前半を連発)。
Optionでは自走可能な車で300km/hオーバーな車が続々と登場し、HKS関西サービスのGT-Rは280km/hアベレージで30分間の走行を行い、チューンドカー=耐久性の減少と言う言葉を消し去った。
爆発期 [編集]
1995年(平成7年)アメリカからの圧力もあり、自動車の部品に対する規制が一気に緩和される。これによって今まで非合法とされてきたチューニングカーが合法になった例は少なくない[5]。
また、旧基準ではマル改車検を取れないような大幅な改造でもマル改車検を取得することができるようになった。かつてマル改車検が取れず、涙を飲んだRE雨宮 Greddy VIも東京オートサロンにて、リニューアルと共に車検を取得している。
しかしパワーを上げるため触媒を取り払う、爆音マフラーを入れるなどの違法チューンは相変わらずで、ディーラーでもあまり良い顔はされなかった。ただこれによりチューニングカーがレーシングカー顔負けの能力を持つことになった。
沈静期 [編集]
ゼロヨン、ドリフト、グリップ、最高速と、ジャンルが特化して行った結果、どのジャンルも均等に楽しめるチューニングメニューは存在せず、どのジャンルで楽しむにしてもお金がかかり過ぎるようになってしまった。バブルが崩壊してしまったため、パーツ1つ買うのに60万~70万かかるようなフルチューンもできず、ライトチューンレベルに引き下げる事になってしまった。
しかしこれが功を奏したのか、ディーラーレベルでも保安基準適合マフラーやローダウンスプリングを販売する所が出始めた。
転換期 [編集]
1999年(平成11年)一部(主に騒音)の規制が強化され、これにより各社とも方針の転換を余儀なくされた。
しかしここから得た物は非常に大きい。例を上げるとT.P.O.に合わせた音量を出せる可変バルブ式マフラー、排気抵抗を下げつつも浄化能力は純正同等なメタル触媒などである。
また、技術革新はどんどん進み、どんなジャンルも少しのセッティング変更で楽しめるような、汎用性を持ったチューニング(いわゆるストリート仕様)が推奨されるようになった。
日常生活を犠牲にせず、いざとなったら楽しめるというスタイルは、1台しか車を持てない一般家庭にヒットしていく事となる。部品の進化が進んでいった結果、SUPER GT出場のGT300クラスの車をしのぐ速さを手に入れる車も出るようになった[6]。
現在 [編集]
人の心が変わってきたのか、自分のスタイル以外の車を良しとする人が多くなってきた。 以前はエアロチューンのみの車は嫌われることが多かったが、今ではそういう楽しみ方も増え、スポーツコンパクトというジャンルにまで発展している。
新型のスポーツカーが少ないため、スポーツカー以外の車を快適性を損なわないで速くするというスタイル(通勤快速仕様/ストリートスタイルなどと呼称される)が大半を占めるようになる。
改造ではなく、自分の気に入らない部分を調律(チューニング)するという考えである。
問題点 [編集]
- 爆音マフラーで暴走する車や、重低音の唸り音を出す市販マフラー使用車が後を絶たず、騒音問題となっている。
- 規制緩和によって合法・非合法の認識がカーマニアの中では大きく変わったが、規制緩和前なら違反だった改造が合法になったため、警察官や(陸運局)検査員により、整備不良と誤認されることもある[7]。
主なジャンルとチューン内容 [編集]
ストリート [編集]
快適性を犠牲にせず、乗りやすい速さを求めるスタイル。現在の主流。
内装はがしや、エアコン、オーディオユニットの取り外しなどの極端な軽量化は行わず、逆にカーナビゲーションや追加スピーカーなどを搭載し、重量増になっている事もある。D1ストリートリーガルの登場で内装完備+オーディオ装備(+エアコン装備)がこの仕様の最低条件とされるが、中にはそれらが何もない状態で走る人も居るため「本人がストリート仕様と言い張ればストリート仕様」というのが一般的な認識。
エンジンも街中で乗ることを考え、低回転域のトルクが極端に細くなるほどのチューンは行わず、吸排気系チューン+ECUチューン。それに加えターボ車ではポン付けタービンと呼ばれる、エンジン内部を強化しなくても使えるターボチャージャーを装備することがある。
これに加え、自分だけのかっこよさを追求するため、外装にエアロパーツを取り付ける、ローダウンサスペンションや車高調整式サスペンションを装備し、車高を下げることも多い。
これと言ったメイン車種が決まっておらず、自分の好きな車をチューニングしていくのも特徴であり、以前と比較すると、現在は幅広い車種にまでアフターパーツが販売されていることも理由の一つである。
これらを合計し、チューナーからの言葉を借りれば「街中でも高速道路でもストレスを感じない」仕様と言える。
グリップ [編集]
街乗りと兼用する車では、ストリートカーの内容に加え、Sタイヤの装着でグリップ力を上げる、ロールケージ等の装着でボディ剛性を上げるなどするくらいだが、極端なチューンとなると、内装はすべて軽量化のために剥がされ、エアコン、オーディオ、場合によってはパワーステアリングまで外される場合がある、しかしあまりにもグリップがある車はパワーステアリングなしではハンドルが切れなくなるため[8]、この手法は1Kgでも軽量化したいライトウェイトカーでは存在する[9]。
これに加え、室内はロールケージでジャングルジム同然になり、外装は空力でグリップを得るために羽根だらけになることもある[10]。
エンジン関係は、鋭いピックアップを得るために極端なパワーチューンにはならないが、FR車ではあまりにも低回転域のトルクがありすぎると、ヘアピンコーナー立ち上がり等でホイルスピンを誘発し、タイムが上がらなくなる原因にもなるため、あえて高回転寄りの特性にすることがある[11]。
ラーマンに至っては「出せるものを抑えるぐらいだったら出してくれた方がいい」というほどであり、ある程度のオーバーパワーならドライバー側で対応できるとされている[12]。しかしパワーバンドについては「あそこでシフトアップしなくちゃいけないんだけど、シフトアップしちゃうと加速して行かなくなるのが勿体ない」のように厳しく言及しているため、あくまでも最大ブースト圧を下げることに関してだけ良くないと言っている点には注意すべきである。
ドラッグ [編集]
まず大切なのがエンジンパワー、そして車を前に進めるためだけの強力なトラクション性能である。
極端にパワーを追求したエンジンと、トラクションを得るために他のジャンルとは全く違うセッティングになるサスペンションが特徴的である。
また、タイヤもほかのジャンルでは使えないような直線グリップ重視、コーナリンググリップ軽視の特殊なタイヤが使われる。
パワーとトラクションが最重要視されるため、パワーを得やすい大排気量車やトラクションを得やすい4WD車が主に使われるが、コンパクトカーや軽自動車などの小型・軽量な車両が使われることも。
最高速 [編集]
これもドラッグ仕様同等のパワーが要求される。しかし、空力で車体を押さえ込んだり、高速域でも安定したコーナリングが要求されるため、ボディ側はグリップ仕様に近いものとなる。
ただサスペンションは硬すぎるとギャップで跳ねてしまい危険なので、若干柔らか目に設定される。
初期の最高速はフェアレディZなどを中心とした日本スポーツカーや、海外のスーパーカーが主流であった。また、雨宮勇美はマツダ・シャンテに12A ロータリーエンジンを換装してターボ化した物を、TRUSTのカンブ大川はトランザムを使い、異彩を放っていた。
その後バブル崩壊の影響で、莫大な改造費用がかかる最高速仕様のチューニングは衰退し、維持費の高価なスーパーカーも数を減らしていった。更に谷田部高速周回路の閉鎖により、国内の最高速ステージは北海道にあるワーカム北海道[1]へ移った。
ドリフト [編集]
ドリ車の項目を参照されたい。
自分でスポットにまで走りに行き、そのまま帰ってくるためにD1ストリートリーガルに出られるような車両が多いのだが、中にはD1グランプリに出られるようなハイチューンの車も使われる。
走行場のジャンル [編集]
主に峠、首都高速道路(環状線、湾岸線、横羽線等)、街中などで違法な暴走行為が繰り返されている。ただ最近ではオービス等が設置されている為、首都高速道路を走るチューニングカーは減少した。また、峠等でもキャッツアイと呼ばれている黄色い段が道路中央部に設置されるようになり、高速走行時にこれに乗るとクラッシュ、又はサスペンションやボディを破損する恐れがあるため峠族も姿を消しつつある。
ワークスチューニング [編集]
自動車メーカー直系のことを総称して「ワークス」と呼ぶ。TRD(トヨタ自動車)・ニスモ(日産自動車)・無限(本田技研工業)・マツダスピード(マツダ)・STI(富士重工)・ラリーアート(三菱自動車工業)・Dスポーツ(ダイハツ工業)・スズキスポーツ(スズキ)が主である。また、これ以外にもトヨタとつながりがあるモデリスタ・トムス・トヨタテクノクラフト、日産とつながりのあるオーテックジャパン、ホンダとつながりのあるモデューロなど、主にドレスアップを担当しているメーカー直系も存在する。但しトヨタテクノクラフト、オーテックジャパン、特殊用途車両の架装メーカー
ワークスチューニングの特徴としては、ほぼすべてのパーツがディーラー販売され、新車と同等の保証を盛り込み、装着しても車検対応となっていることである。また、ワークスチューニングが行われた新車や、状態のよい中古車がコンプリートカーとしてディーラーで販売される。
近年では自動車ディーラーでもディーラーオプションでワークス系のほか、市販されている社外品の装着が行われている。
コンプリートカー [編集]
市販車をベースにさまざまなパーツを装着し、車一台の形として販売するもの。中には原型を留めていないもの[13]やエンジン内部の部品が全て入れ替わったりしているものもある。ワークス系のコンプリートカーはディーラーで「特別仕様車」として販売されることもある。
呼称における注意点 [編集]
「チューニングとは本来「調律・同調する」という意味であり、「改造」の意味合いは全くない。チューニングカー=改造車と扱われることから、しばしば誤解を招くが、両者とも「手を加える」という点では一致しており、「現状の物(車)に手を加えることで、好みの状態に調律させる」と考えるのが妥当である。
脚註 [編集]
- ^ 市販車をベースにチューニングを施されたオリジナルの完成車。
- ^ 例えば、パッソTRDスポーツMはトヨタのディーラーで購入できる。
- ^ タイヤの偏平率を上げて(数値で言えば下げて)乗り心地が悪くなるなど。
- ^ 車高を下げるとアライメントが狂うため、単に車高を下げただけではグリップがおちてしまう
- ^ 例えばサスペンション変更が無申請で可能になる、など。
- ^ 筑波サーキットではHKS CT230が2秒近く引き離す結果になった。
- ^ 取り締まりの騒音測定で間違った測定方法をしている場合があり、Option広告内コラムにてPhoenix Powerの横山が目撃している。
- ^ 例えばスーパーGTに出場してるようなマシンは、スリックタイヤの強力なグリップ、走り続けるという疲労の観点からパワーステアリングを搭載している。
- ^ 以前マツダからコンプリートカーで発売された M2 2008(NA6CE ユーノス・ロードスターベース)では、本来標準装備であるパワーステアリングが軽量化のために排除されている。
- ^ 各種スーパーラップ用デモカーはウイングやスポイラーだけでは稼ぎきれないエアログリップを、フロントカナードやリアのフェンダー形状などで得ている。
- ^ Option内「低速トルク」特集にて、パワーハウス・アミューズの田名邊が発言。それに対してドリフト派の今村は「そこで踏んで白煙を出したいからその部分が欲しい」と発言している。
- ^ Option内スーパーラップ特集にて「パワーはアクセルの踏み方、アンダーやオーバーはブレーキの仕方で押さえられる、けどトラクションと最大パワーは車なりにしかならない(要約)の発言をしている。
- ^ 光岡自動車の外装フルカスタマイズカーが有名
関連項目 [編集]
- 改造車
- 東京オートサロン - チューニングカーメインのモーターショー。
- 大阪オートメッセ - 大阪で行われる、チューニングカー、ドレスアップカーメインのモーターショー。
- 熱走!! Exciting Car Showdown - 名古屋で行われる、チューニングカー主体のカーショー。
- Option - チューンドカーを扱っている雑誌。