くま川鉄道湯前線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
沿線風景

湯前線(ゆのまえせん)は、熊本県人吉市人吉温泉駅から熊本県球磨郡湯前町湯前駅に至るくま川鉄道鉄道路線である。

旧国鉄特定地方交通線であった九州旅客鉄道(JR九州)湯前線を転換して開業した路線。人吉盆地の市町を結んでいる。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):24.8km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:14駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 閉塞方式:タブレット閉塞式(人吉温泉 - あさぎり間)、スタフ閉塞式(あさぎり - 湯前間)
    • 交換可能駅:1(あさぎり)

利用状況は減少傾向である。1989年度に約142万人を輸送していたが、2003年度には98万人まで減ってきている(公式ページより)。

[編集] 運行形態

転換前は八代駅までの肥薩線直通運転があり、さらに1993年頃まで急行「くまがわ」上り1本が湯前線内を普通列車として運転されていたが、以後はすべて線内折り返し運転であり、毎時1本程度(2009年3月14日改正時点で1日14往復。平日、休日とも同じダイヤ)の運行になっている。また、転換後から22時台に上り最終列車として途中多良木駅免田駅相良藩願成寺駅の3駅のみに停車する快速が運転されていたが、2009年3月14日のダイヤ改正で各駅停車になった。1両編成の列車はワンマン運転を実施し、2両編成以上の列車には車掌が乗務する。

[編集] 歴史

改正鉄道敷設法によって湯前駅から妻線の杉安駅まで延伸が計画されていたが、建設されぬまま宮崎県側の佐土原 - 杉安間の妻線は1984年に廃止された。湯前駅から西米良村の村所を経て杉安駅・西都バスセンター間を結んでいたJR九州バス日肥線1996年に湯前駅 - 村所が西米良村営バス、1998年に村所 - 西都バスセンター間が宮崎交通バスに移管された。

  • 1924年(大正13年)3月30日 - 【開業】湯前線 人吉 - 湯前 【駅新設】肥後西村、一武、免田、多良木、湯前
  • 1937年(昭和12年)4月1日 - 【駅新設】東人吉
  • 1953年(昭和28年)7月15日 - 【駅新設】川村、木上
  • 1963年(昭和38年)4月5日 - 【駅新設】東免田、東多良木
  • 1974年(昭和49年)10月1日 - 【貨物営業廃止】多良木 - 湯前
  • 1980年(昭和55年)6月1日 - 【貨物営業廃止】人吉 - 多良木
  • 1987年(昭和62年)2月3日 - 第3次特定地方交通線として廃止承認。
    • 4月1日 - 【承継】九州旅客鉄道
  • 1989年(平成元年)2月27日 - 第三セクター鉄道への転換が決定。
    • 10月1日 - 【転換】くま川鉄道 【駅名改称】東人吉→相良藩願成寺 【駅新設】おかどめ幸福、公立病院前、新鶴羽
  • 2009年(平成21年)4月1日 - 【駅名改称】免田→あさぎり、人吉→人吉温泉

[編集] 駅一覧

全駅が熊本県に所在。また、人吉市以外は全町村球磨郡に属する。

駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 所在地
人吉温泉駅(人吉駅) - 0.0 九州旅客鉄道肥薩線(人吉駅) 人吉市
相良藩願成寺駅(東人吉駅) 1.5 1.5  
川村駅 2.9 4.4 相良村
肥後西村駅 1.4 5.8 錦町
一武駅 3.4 9.2  
木上駅 2.1 11.3  
*おかどめ幸福駅 1.7 13.0 あさぎり町
あさぎり駅(免田駅) 2.0 15.0  
東免田駅 2.4 17.4  
*公立病院前駅 1.1 18.5 多良木町
多良木駅 1.3 19.8  
東多良木駅 1.9 21.7  
*新鶴羽駅 1.6 23.3  
湯前駅 1.5 24.8   湯前町
()内は旧駅名。*印は転換時以降に設置された新駅
14ある駅のうち、改札業務などを行う有人駅は、人吉温泉・相良藩願成寺・あさぎり・多良木・湯前の5駅。その他の駅は無人駅である。

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語