三木鉄道三木線

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三木鉄道三木線
西這田駅付近
路線総延長 6.6 km
軌間 1067 mm
駅・施設・接続路線(廃止当時)
exKBHFa + HUB84
exKBHFa + HUB84
exKBHFa
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
0.0 厄神駅
exSTR STRlf
加古川線
exBHF
1.0 国包駅
exBHF
1.5 宗佐駅
exBHF
2.0 下石野駅
exBHF
2.6 石野駅
exBHF
4.3 西這田駅
exBHF
5.3 別所駅
exBHF
6.0 高木駅
exKBHFe
6.6 三木駅
WASSERq
美嚢川
HSTq
三木駅
神戸電鉄粟生線

三木線(みきせん)は、兵庫県加古川市厄神駅から兵庫県三木市三木駅までを結んでいた三木鉄道鉄道路線である。2008年4月1日に廃止された。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):6.6km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:9駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 閉塞方式:スタフ閉塞式

[編集] 概要

美嚢川沿いの田園地帯を走り、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線と金物の町三木を結んでいた。

元々の開業意図が貨物輸送であり、当時の物流ルートであった美嚢川の舟運を代替する目的で加古川・高砂へ向かって線路が敷かれたため、歴史的な人的交流ルートとズレがあり、1916年の開業当初から旅客輸送は僅少であった。1937年に現在の神戸電鉄粟生線が開業すると京阪神方面への旅客流動はさらに減り、戦後の貨物輸送廃止後はジリ貧となっていた。このため1968年には赤字83線に選定され、また1981年に第一次特定地方交通線に指定され、1985年に三木鉄道へと転換された。しかし、転換前は加古川への直通列車が主体であったが、転換後は加古川への直通列車もなくなったために一層乗客が減少するという厳しい状況が続いていた。

三木鉄道は長らく保有車両が2両と旅客鉄道会社では日本最少であったが1998年末に1両増備されたため最少ではなくなった。営業距離も第三セクター鉄道では最短であったが2002年開業の芝山鉄道にその座を譲った。

経営改善を狙い、北海道旅客鉄道(JR北海道)が開発中の線路と道路の両方を走れるデュアル・モード・ビークル (DMV) を導入して、三木線の終点三木駅から約800m離れている神戸電鉄三木駅の間を直通することも検討していたが、2006年に三木市の財政再建のため「三木鉄道の廃止」を公約に掲げ当選した薮本吉秀市長が2007年3月1日の市議会で全線の廃止を正式決定し、早ければ2007年度中に廃線とする方針を表明した。4月26日には三木鉄道の取締役会でも廃線が決定された。

7月23日、市長が廃止届けを提出し、2008年4月1日に廃止する予定を表明した[1]

この決定によって予定通り全線が廃止され、特定地方交通線から鉄道として存続した路線では7例目、うち第三セクター鉄道として存続した路線では5例目、さらにそのうち会社の名前も消滅する全線廃止のケースでは4例目となった。

[編集] 運行形態

線内折り返し列車のみ毎時1 - 2本程度の運行で、ワンマン運転を実施していた。交換可能な途中駅はなく全線1閉塞であり、1本の列車が線内を行き来していた。

[編集] 利用状況

[編集] 輸送実績

[編集] 収入実績

[編集] 歴史

播州鉄道が開業した路線が、播丹鉄道を経て戦時買収されたもの。国鉄再建法の規定により特定地方交通線に選定され、第三セクターの三木鉄道に転換された。

転換にあたり、より利用しやすいよう簡素な構造の駅をいくつか新設している。このため、駅間距離は比較的短い。

  • 1916年大正5年)11月22日 - 播州鉄道 厄神 - 別所間(3.3M≒5.31km)が開業。国包駅、石野停留場、別所駅開業。
  • 1917年(大正6年)1月23日 - 別所 - 三木間(0.8M≒1.29km)が延伸開業し全通。三木駅開業。
  • 1922年(大正11年)5月9日 - 石野停留場休止。
  • 1923年(大正12年)7月1日 - 石野停留場営業再開。
  • 1930年昭和5年)4月1日 - 営業距離をマイル表記からメートル表記に変更(4.1M→6.7km)。
    • 12月20日 - 別所 - 三木間に高木神前停留場開業。
  • 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道が国有化、三木線となる。別所 - 三木間改キロ (+0.1km)。石野停留場を駅に格上げ。高木神前停留場廃止。
  • 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物営業廃止。
  • 1981年(昭和56年)9月18日 - 特定地方交通線第1次廃止対象として廃止承認。
  • 1984年(昭和59年)2月23日 - 第三セクター鉄道への転換を決定。
  • 1985年(昭和60年)4月1日 - 三木鉄道に転換。別所 - 三木間改キロ (-0.2km)。
  • 1986年(昭和61年)4月1日 - 宗佐駅、下石野駅、西這田駅、高木駅開業。高木駅は旧・高木神前停留場と同一地点。
  • 2006年(平成18年)3月18日 - ダイヤ改正を実施、早朝の始発列車を30分繰り下げ。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 全線廃止 (-6.6km)。神姫バス三木鉄道代替バスを運行開始。

[編集] 廃止前後の動き

三木鉄道が2007年7月に始めた休日限定の列車の貸切プランが好調で、車内でブッシュドノエルを作る列車[2]や、廃止を惜しむ鉄道ファンによるイベント列車[3]が報道された。三木駅ではDVD写真集せんべいチョロQなども販売された。

2008年3月1日より、「Thanks ありがとう三木鉄道 1916-2008」と書かれた惜別HMが、所属するミキ300形全車両に掲出されていた。3月29日から31日は、名残を惜しむ鉄道ファンや沿線住民が大量に乗車し混雑が予想されたため警備員70人体制で備えた。

廃線後、踏切は撤去され、線路内や三木駅内等に立ち入ることはできず、線路だけが残されていたが、2009年3月から線路の撤去作業が開始され、同年6月20日現在8割方作業が終わっている[4]

[編集] 駅一覧

駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
厄神駅 - 0.0 西日本旅客鉄道:加古川線 加古川市
国包駅 1.0 1.0  
*宗佐駅 0.5 1.5  
*下石野駅 0.5 2.0   三木市
石野駅 0.6 2.6  
*西這田駅 1.7 4.3  
別所駅 1.0 5.3  
*高木駅 0.7 6.0  
三木駅 0.6 6.6  

[編集] 廃止代替バスの運行について

詳細は「神姫バス三木営業所」を参照

2008年4月1日より神戸電鉄恵比須駅(一部の便は三木鉄道三木駅)から厄神駅間で神姫バスにより代替バスが運行されている[5]。日中はすべての便が恵比須駅 - 厄神駅間の運行となっている。基本的に三木鉄道の運行本数を維持している(毎時1 - 2本)が、時刻が多少変更となっている。代替バスではICカードのNicoPaならびにICOCAPiTaPaが使用可能となっている(厄神駅で接続する加古川線はサービスエリア外)ほか、神姫バス全線定期が使用できる[6]

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ 鉄道事業法では廃止予定日1年前までに届け出ることになっているため、2007年7月23日に提出された廃止届けも廃止予定日は2008年8月1日となっていたが、関係自治体などへの意見聴取で反対がなければ廃止予定日を繰り上げてもよいことになっており、三木鉄道でも廃止日が2008年4月1日に繰り上げられた。
  2. ^長~いロールケーキ作ろう! 三木鉄道、22日に催し 神戸新聞 2007年 12月8日
  3. ^列車「貸し切りプラン」人気 廃止前の三木鉄道」神戸新聞 2007年12月17日
  4. ^レールの撤去作業ほぼ完了 三木鉄道」神戸新聞 2009年6月20日
  5. ^ 交通新聞社JR時刻表4月号
  6. ^ 三木鉄道廃止代替バスの運行を開始しますPDF (234 KiB) - 神姫バスグループ、2008年4月1日付。

[編集] 外部リンク

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