南阿蘇鉄道高森線
| 南阿蘇鉄道高森線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
雄大な景色を望む立野橋梁
立野駅も参照 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 路線総延長 | 17.7 km | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 軌間 | 1067 mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高森線(たかもりせん)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村の立野駅から熊本県阿蘇郡高森町の高森駅に至る南阿蘇鉄道の鉄道路線である。
目次 |
[編集] 概要
旧国鉄特定地方交通線であった高森線を第三セクターに転換して開業した路線。立野を出て北の阿蘇五岳(中央火口丘)、南の外輪山に挟まれた南郷谷を白川に沿って東に進み終点の高森に至る。高森駅を除いた全駅が南阿蘇村に属している。
起点の立野駅は阿蘇カルデラを囲む外輪山の切れ目にあり、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線と接続している。立野駅はスイッチバックがあることで知られているが、これは豊肥本線で阿蘇谷(阿蘇カルデラの北半分)に進む場合に通るもので、高森線を行く場合は経由しない。
立野 - 長陽間にある立野橋梁は九州では珍しいトレッスル橋で、2010年7月に山陰本線の旧余部橋梁が供用を停止してからは日本最長 (136.8m) の鉄道用トレッスル橋である[1]。また同区間にある第一白川橋梁(高さ64.5m)は、完成当時水面からの高さが日本一であった。現在でも、のちに建設された、高千穂橋梁、大井川鐵道関の沢橋梁に次ぐ高さである。1953年6月26日の熊本大水害(6.26水害)時には、橋梁前後のトンネルにも水が押し寄せてきたという。第一白川橋梁では、以前高千穂橋梁で行っていたように、運転士が乗客に車窓を楽しませるため、乗客サービスの徐行運転をすることがある。
この路線には日本一長い駅名の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」があるほか、もうひとつ「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」という長い駅名を持つ駅がある。
かつては高千穂線とつながり九州中部を横断する予定だったこの路線も、南阿蘇の山々と田園風景の中を行くのんびりしたローカル線になっている。高森駅近くには、工事中の異常出水で工事を断念せざるを得なかった高森トンネルが高森町湧水公園として保存されている。
[編集] 路線データ
- 路線距離(営業キロ):17.7km
- 軌間:1067mm
- 駅数:9駅(起終点駅含む)
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:特殊自動閉塞式(電子符号照査式)
- 交換可能駅:1(中松)
[編集] 運行形態
定期運行の普通列車はすべて立野 - 高森間の線内折り返し運転でワンマン運転を実施しており、毎時1本程度運行されている(早朝の1往復は土曜日・休日・休校日は運休)。
観光客向けとして、3月から11月までの土日祝日(春休み・夏休み期間およびゴールデンウィークは毎日)トロッコ列車「ゆうすげ号」が2往復運行されている(1往復は普通列車との併結)。そのゆうすげ号は旅名人の九州満喫きっぷでの乗車はできない(別途乗車券も必要となる)。
[編集] 歴史
豊肥本線の前身である宮地線の支線として開業した。改正鉄道敷設法で「熊本県高森ヨリ宮崎県三田井ヲ経テ延岡ニ至ル鉄道」として定められ、高森駅から三田井(高千穂)を経て延岡までの延伸が計画されていたが、宮崎県側の高千穂 - 延岡間が高千穂線(後の高千穂鉄道高千穂線)として開業したのにとどまり、高森 - 高千穂間の建設はトンネル掘削中の異常出水事故により中断、1980年凍結された。完成していた一部のトンネルや高架橋は1998年までに解体された(高森 - 高千穂間の詳細は高千穂鉄道高千穂線「未開業区間」の項を参照)。
- 1928年(昭和3年)2月12日 立野 - 高森間が宮地線として開業、長陽・阿蘇下田・中松・阿蘇白川・高森の各駅を新設
- 12月2日 豊肥本線の全通により立野 - 高森間を高森線に分離
- 1981年(昭和56年)9月1日 第1次特定地方交通線として廃止承認
- 1984年(昭和59年)2月1日 全線の貨物営業を廃止
- 1986年(昭和61年)4月1日 南阿蘇鉄道に転換
- 11月1日 加勢・見晴台の各駅を開業
- 1992年(平成4年)4月1日 南阿蘇水の生まれる里白水高原駅を開業(日本一長い駅名)
- 1993年(平成5年)8月1日 阿蘇下田駅を阿蘇下田城ふれあい温泉駅に改称
[編集] 今後の予定
[編集] 駅一覧
| 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|
| 立野駅 | - | 0.0 | 九州旅客鉄道:豊肥本線 | 南阿蘇村 |
| 長陽駅 | 4.7 | 4.7 | ||
| *加勢駅 | 1.0 | 5.7 | ||
| 阿蘇下田城ふれあい温泉駅(阿蘇下田駅) | 1.5 | 7.2 | ||
| *南阿蘇水の生まれる里白水高原駅 | 1.9 | 9.1 | ||
| 中松駅 | 1.4 | 10.5 | ||
| 阿蘇白川駅 | 3.0 | 13.5 | ||
| *南阿蘇白川水源駅 | (2012年3月17日開業予定) | |||
| *見晴台駅 | 2.6 | 16.1 | ||
| 高森駅 | 1.6 | 17.7 | 高森町 |
()内は、転換前の旧駅名。*印は転換時(後)に設置された新駅
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』12 九州沖縄、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790030-2。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||