Concentration 20
『Concentration 20』 | ||||
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安室奈美恵 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1996年 - 1997年 SONY MUSIC STUDIO RECORD PLANT COMPLEX STUDIO tk sequence 1105st LARRABEE WEST | |||
ジャンル |
エレクトロニック[1] ポップ・ミュージック[1] J-POP[1] シンセポップ[1] | |||
時間 | ||||
レーベル | avex trax | |||
プロデュース | tetsuya komuro | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
Allmusic link | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
安室奈美恵 アルバム 年表 | ||||
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『Concentration 20』収録のシングル | ||||
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ミュージック・ビデオ | ||||
「a walk in the park」 - YouTube 「CAN YOU CELEBRATE?」 - YouTube 「How to be a Girl」 - YouTube |
『Concentration 20』(コンセントレーション・トゥエンティ)は、日本の女性歌手、安室奈美恵の3枚目のオリジナルアルバム。小室哲哉プロデュースによるアルバムである。
解説
[編集]1997年7月24日にavex traxより、前作から約1年の間隔でリリースされた。
ヒットを記録した前作アルバム「SWEET 19 BLUES」に続く3rdアルバム。自身最大のヒット曲となった「CAN YOU CELEBRATE?」も収録された。
制作背景
[編集]ロサンゼルス・サンタモニカにて2週間レコーディングに専念した。アルバムのタイトルは、「その時のスタジオがサンタモニカの20thストリートにあってそこで集中したこと」「20世紀もあとわずかだから、残された時間を集中して過ごそう」「20世紀中聴き続けられるのではないか?」「『SWEET 19 BLUES』を発表したときに19歳を過ごしてきた人達が20代を迎える」等という色々な意味合いにとれて遊べて、イマジネーションを広げられるように名づけ、偶然にもタイトルと発売時の安室の年齢が意識していないのにもかかわらず一致した[3][4]。
曲の構成は「『CAN YOU CELEBRATE?』等100万人にセールスできたら、それを捨てて次に行く人達にも届く」様にする為に、小室は楽曲の構成・音色を端から端まで網羅し、安室のキャパシティ・表現力の幅広さに対応できる様にした[4]。
アルバム制作にはその他、お馴染みのMARC、久保こーじ、m.c.A・T(富樫明生)も参加した。「Storm」では、前作に続いてm.c.A・Tをフィーチャー。
コンセプト
[編集]アルバムコンセプトは「FANCY&COOL」であり、「華やかで派手」な部分を「CAN YOU CELEBRATE?」で、「クール」な部分を「Close your eyes, Close to you」「Concentration 20 (make you alright)」「Whisper」で強調した[4]。
音色のコンセプトはテクニックに走るのではなく、グルーヴ感・サンプリングで表現する様にした。「生音だけだと熱を感じすぎる。機械だけだとクール過ぎてしまう。アルバムのどこを聞いても両方が同居できている様にしたい」という意向から、生音はサンプリングして硬質な響きにして、それをシンセサイザーの音色と合わさるようにアレンジし、安室のイメージに合わせる様にした[4]。
リリースマーケティング、プロモーション
[編集]発売2日後には、アルバムを引っ提げて自身初となったドームツアー“mistio presents namie amuro SUMMER STAGE 1997 Concentration 20”をスタートし、大阪ドーム・東京ドーム・福岡ドーム・ナゴヤドームの4大ドームで30万人を動員した。東京ドームでの模様を収めたライヴビデオ「Namie Amuro Concentration 20 Live in Tokyo Dome」は、1997年12月3日にリリースされた。
翌月8月には、10代の歌手としては初となったオリコンにおけるシングル・アルバム総売上げ2000万枚突破を達成した。累計出荷枚数は235万枚[5]。
発売当初はCD EXTRA仕様となっていたが、現在出荷されてあるものはCD-DA仕様に変更されてある[6]。
主な記録
[編集]- 登場2週目でミリオンセラーを達成。
- 累計売上枚数は193.0万枚。
- オリコン1997年間アルバムチャート7位。
- オリコン1997年間アーティストセールス4位。
- 第12回“日本ゴールドディスク大賞”ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。
- 歴代アルバム売り上げ80位。
楽曲解説
[編集]- Concentration 20 (make you alright)
- 安室は「曲のキー・歌詞が色んな解釈ができる歌なんですよ。だから小室さんのラップと歌の中間みたいな仮歌を何度も聞いて、曲に慣れることで自分の物にするまでがすごく大変でした」と振り返っている[7]。
- Close your eyes, Close to you
- 2015年の『namie amuro LIVEGENIC 2015-2016』で久々に披露した。
- Me love peace !!
- 『海』『レゲエ』をテーマにしている[7]。
- To-day
- 「一日の終わりは誰だって、何だかさびしくなってしまうもの」をテーマにしている[7]。
- Storm feat. m.c.A・T
- ラップの掛け合いに挑戦している。
- Whisper
- 安室の叫び声をサンプリングして、素材として使用している[7]。2014年の『namie amuro LIVE STYLE 2014』で久々に披露した。
収録曲
[編集]CD・PLAYBUTTON
[編集]- Concentration 20 (make you alright)
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:小室哲哉
- 作詞:マーク・パンサー
- B w/z you
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:小室哲哉
- 作詞:マーク・パンサー
- Close your eyes, Close to you
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:小室哲哉
- 作詞:マーク・パンサー
- Me love peace !!
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:小室哲哉
- 作詞:マーク・パンサー
- No Communication
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:小室哲哉 - ダイドードリンコ「mistio」CMソング
- 作詞:マーク・パンサー
- a walk in the park [Remix]
- To-day
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:久保こーじ
- 作詞:マーク・パンサー
- Storm
- 作詞・作曲・編曲:m.c.A・T
- Whisper
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:小室哲哉 - maxell「ニューカラーMD」CMソング
- 作詞:マーク・パンサー
- CAN YOU CELEBRATE? [Remix]
- I know…
- 作曲・編曲:小室哲哉
- インスト
- How to be a Girl [STRAIGHT RUN]
- 作詞:マーク・パンサー
作曲・編曲:小室哲哉 - 10thシングル
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ(現・エフティ資生堂)「シーブリーズ '97」CFイメージソング
- 作詞:マーク・パンサー
- その他
-
- avex networkに加入できるプログラムが入ったCDエクストラ仕様
- ライヴDVD「Namie Amuro Concentration 20 Live in Tokyo Dome」
- ライヴDVD・Blu-ray 「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 〜20th Anniversary Best〜」
- ライヴDVD・Blu-ray「namie amuro LIVE STYLE 2014」
- ライヴDVD・Blu-ray「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」
参加ミュージシャン
[編集]- Additional Musician
- 小室哲哉:Programmed & Keyboards (#1〜6,9〜12)、Guitar (#1〜5,9)、Chorus (#6,10,12)
- 久保こーじ:Programmed & Keyboards (#7)
- 富樫明生:Programmed & Keyboards & Chorus (#8)
- 村上彰久:Synthesizer Programmed
- 松本零士:Synthesizer Programmed
- 岩佐俊秀:Synthesizer Programmed
- アンドリュー・シェップス:Mixing Programmed
- マイケル・トンプソン:Guitar (#4,5,10)
- 松尾和博:Guitar (#7,12)
- 佐野健二:Bass (#1〜6,9,10)
- 住吉中:Bass (#7,12)
- リン・マブリー:Chorus (#1〜5,9,10)
- ヴァレリア・メイヨー:Chorus (#1〜5,9,10)
- ウィル・ウィトン:Chorus (#1〜5,9,10)
発売形態
[編集]形態 | 発売日 | 品番 | 備考 |
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CD | 1997年7月24日 | AVCD-11463 | |
2012年9月16日 | AVCD-38602 | 期間限定スペシャルプライス盤。 | |
PLAYBUTTON | 2012年6月27日 | AQZD-50814 | 限定生産盤。 |
脚注
[編集]- ^ a b c d Namie Amuro - Concentration 20 at Discogs Discogs. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “1997年8月度ゴールドディスク認定”. 一般社団法人 日本レコード協会. 2020年5月18日閲覧。
- ^ 「ぴあ」1997年7月28日号7Pより。
- ^ a b c d ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』1998年1月号袋とじ「SELF LINER NOTES '97」p.10より。
- ^ 安室奈美恵ディスコグラフィー、日刊スポーツ。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
- ^ 価格表記も¥2,913+税に変更されてある。
- ^ a b c d ブティック社刊「月刊歌謡曲」1997年9月号「安室奈美恵 ひとりごと。」p.15、「安室奈美恵 新たな物語は今始まった。」pp.215-226より。