悪魔城ドラキュラシリーズ
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悪魔城ドラキュラシリーズ(あくまじょうドラキュラシリーズ)は、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)より発売されているコンピュータゲームシリーズ。欧米では「Castlevania[注 1]」というタイトルで発売されており、これが悪魔城ドラキュラシリーズの英語でのシリーズ名である[注 2]。日本でも「キャッスルヴァニア」というタイトルで発売された作品もある。
ゲームジャンルはアクションで、システムは2D横視点のステージクリア型アクション、探索型アクション[注 3]、3Dアクションなどがある。ゲームシリーズの累計販売本数は2000万本を超える[3]。
派生作品として、小説やゲームブック、コミック、アニメーション、パチスロ、舞台化(宝塚歌劇団のミュージカル作品が公演予定[4])なども制作されている。
シリーズ作品
[編集]世界設定等の異なる作品や派生作品などもあわせ、以下、作品名(日本国外で発売されたタイトルは英語での題名も記する)・発売日・対応機種の順に記す。発売元や開発元が表記されていない作品は、コナミ(先述の通り持株会社化以降はコナミデジタルエンタテインメント)による開発・発売である。単独ページがない作品や、移植作などについては簡単な説明も記する。
なお、サブタイトルが無い「悪魔城ドラキュラ」のみのタイトルの作品は、最初のファミコン版以外に、MSX2版、アーケード版、スーパーファミコン版、X68000版もあるが、これらは移植作品ではなく、それぞれ新規に作られた独自作品である。
- 悪魔城ドラキュラ (欧米:Castlevania)
- 1986年9月26日 ファミリーコンピュータ ディスクシステム
- 1988年稼働 VS.アーケード
- 198?年稼働 PlayChoice-10
- 1990年 IBM PC
- 1990年 コモドール64
- 1990年 Amiga
- 1993年2月5日 ファミリーコンピュータ (カセット版)
- 2002年2月18日配信 携帯電話 iアプリ、Vアプリ、EZアプリ
- 2004年8月10日 ゲームボーイアドバンス (ファミコンミニシリーズ。発売元:任天堂)
- 2007年7月17日配信 Wii バーチャルコンソール
- 2012年10月17日配信 ニンテンドー3DS バーチャルコンソール
- 2013年12月4日配信 Wii U バーチャルコンソール
- パソコンのIBM PC版、コモドール64版、Amiga版(これらは欧米で発売された)と携帯電話のアプリ版は、アレンジ移植。中でもAmiga版は独自のグラフィックで作られるなどオリジナル度が高い。FCカセット版にはイージーモードを追加。
- 悪魔城ドラキュラ (MSX2版) (ヨーロッパ、ブラジル:VAMPIRE KILLER)
- ドラキュラII 呪いの封印 (欧米:Castlevania II: Simon's Quest)
- 1987年8月28日 ファミリーコンピュータ ディスクシステム
- 2008年10月28日配信 Wii バーチャルコンソール
- 2013年3月27日配信 ニンテンドー3DS バーチャルコンソール
- 2014年3月5日配信 Wii U バーチャルコンソール
- 悪魔城ドラキュラ (アーケード版) (欧米:Haunted Castle)
- 1988年2月稼動 アーケード
- 2006年5月25日 PlayStation 2 (オレたちゲーセン族シリーズ。発売元:ハムスター)
- ドラキュラ伝説 (欧米:Castlevania: The Adventure)
- 1989年10月27日 ゲームボーイ
- 1997年9月25日 ゲームボーイ (『コナミGBコレクションVOL.1』に収録)
- 2012年3月14日配信 ニンテンドー3DS バーチャルコンソール
- 悪魔城伝説 (欧米:Castlevania III: Dracula's Curse)
- 1989年12月22日 ファミリーコンピュータ
- 2006年8月1日配信 携帯電話 iアプリ
- 2009年4月21日配信 Wii バーチャルコンソール
- 2014年4月16日配信 Wii U バーチャルコンソール
- 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん (ファミコン版)
- 1990年10月19日 ファミリーコンピュータ
- 2006年6月30日配信 携帯電話 iアプリ、S!アプリ
- シリーズ番外的パロディ作品。ドラキュラの息子が主人公。コミカルな内容になっている。
- ドラキュラ伝説II (欧米:Castlevania II: Belmont's Revenge)
- 1991年7月12日 ゲームボーイ
- 1998年2月19日 ゲームボーイ (『コナミGBコレクションVOL.3』に収録)
- 悪魔城ドラキュラ (スーパーファミコン版) (欧米:Super Castlevania IV)
- 1991年10月31日 スーパーファミコン
- 2006年12月2日配信 Wii バーチャルコンソール
- 2013年9月11日配信 Wii U バーチャルコンソール
- 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん (ゲームボーイ版) (欧米:Kid Dracula)
- 1993年1月3日 ゲームボーイ
- ファミコン版同名作品の続編。
- 悪魔城ドラキュラ (X68000版)
- 1993年7月23日 X68000
- 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻
- 1993年10月29日 PCエンジン SUPER CD-ROM²
- 2008年4月22日配信 Wii バーチャルコンソール
- 2018年10月25日配信 PlayStation 4(『悪魔城ドラキュラXセレクション 月下の夜想曲 & 血の輪廻』として「月下の夜想曲」とともに移植)
- バンパイアキラー (北米:Castlevania: Bloodlines、欧州:Castlevania: The New Generation)
- 1994年3月18日 メガドライブ
- 悪魔城ドラキュラXX (北米:Castlevania: Dracula X、欧州:Castlevania: Vampire's Kiss)
- 1995年7月21日 スーパーファミコン
- 1997年9月30日書き換え スーパーファミコン ニンテンドウパワー
- 2014年4月23日配信 Wii U バーチャルコンソール
- 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 (欧米:Castlevania: Symphony of the Night)
- 1997年3月20日 PlayStation (開発:コナミコンピュータエンタテインメント東京)
- 1998年6月25日 セガサターン (開発:コナミコンピュータエンタテインメント名古屋)
- 2007年3月21日配信 Xbox LIVE アーケード
- 2010年12月16日配信 ゲームアーカイブス
- 2018年10月25日配信 PlayStation 4(『悪魔城ドラキュラXセレクション 月下の夜想曲 & 血の輪廻』として「血の輪廻」とともに移植)
- SS版だけは他の移植とは違い、マリア使用可能や部屋数・アイテム数・楽曲数等、追加要素が多少あるPS版のアレンジ移植となっている。PS版には初期版、通常版、改良版がある。
- 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲 (欧米:Castlevania: Legends)
- 1997年11月27日 ゲームボーイ (開発:コナミコンピュータエンタテインメント名古屋)
- 悪魔城ドラキュラ黙示録 (欧米:Castlevania)
- 1999年3月11日 NINTENDO 64 (開発:コナミコンピュータエンタテインメント神戸)
- 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL (欧米:Castlevania: Legacy of Darkness)
- 1999年12月25日 NINTENDO64 (開発:コナミコンピュータエンタテインメント神戸)
- 隠し要素で黙示録のラインハルト編・キャリー編がプレイできるが、これはディレクターズカット版であり、黙示録がそのまま移植されているわけではない。
- 悪魔城ドラキュラ サークル オブ ザ ムーン (北米:Castlevania: Circle of the Moon、欧州:Castlevania)
- 2001年3月21日 ゲームボーイアドバンス (開発:コナミコンピュータエンタテイメント神戸)
- 2014年8月27日配信 Wii U バーチャルコンソール
- 悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ (欧米:Castlevania Chronicles)
- 2001年5月24日 PlayStation (開発:コナミコンピュータエンタテインメント東京)
- 2014年2月12日配信 ゲームアーカイブス
- X68000版の移植で、オリジナルモードとアレンジモードがある。
- キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲 (欧米:Castlevania: Harmony of Dissonance)
- 2002年6月6日 ゲームボーイアドバンス (開発:コナミコンピュータエンタテインメント東京)
- 2015年1月21日配信 Wii U バーチャルコンソール
- キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲 (欧米:Castlevania: Aria of Sorrow)
- 2003年5月8日 ゲームボーイアドバンス (開発:コナミコンピュータエンタテイメント東京)
- 2015年8月26日配信Wii Uバーチャルコンソール
- キャッスルヴァニア (北米:Castlevania: Lament of Innocence)
- 2003年11月27日 PlayStation 2 (開発:コナミコンピュータエンタテイメント東京)
- 2012年8月22日配信 ゲームアーカイブス
- 悪魔城ドラキュラ完全版
- 2004年2月18日配信 携帯電話 iアプリ、Vアプリ、EZアプリ (開発:コナミオンライン)
- ファミコン版のリメイク。
- 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架 (欧米:Castlevania: Dawn of Sorrow)
- 2005年8月25日 ニンテンドーDS
- 悪魔城ドラキュラ 闇の呪印 (欧米:Castlevania: Curse of Darkness)
- 2005年11月24日 PlayStation 2、Xbox(日本未発売)
- 悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス (欧米:Castlevania: Portrait of Ruin)
- 2006年11月16日 ニンテンドーDS
- Castlevania: Order of Shadows
- 2007年9月18日配信 携帯電話アプリ (開発:Konami Mobile)
- アメリカで開発され、北米で配信された。シリーズ初のモバイル(ケータイ、のちのスマホ)での単独新作。Desmond Belmontを主人公としたステージクリア型アクション。新曲18曲。
- 悪魔城ドラキュラ Xクロニクル (欧米:Castlevania: The Dracula X Chronicles)
- 2007年11月8日 PlayStation Portable
- 『血の輪廻』のリメイク。オリジナルの血の輪廻とPS版『月下の夜想曲』も移植され同時収録されている。月下にはマリア使用追加。
- 悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 (欧米:Castlevania: Order of Ecclesia)
- 2008年10月23日 ニンテンドーDS
- 悪魔城ドラキュラ ジャッジメント (欧米:Castlevania Judgment)
- 2009年1月15日 Wii
- 悪魔城ドラキュラ THE ARCADE (欧州:Castlevania: The Arcade)
- 2009年2月稼動 アーケード[5]
- ドラキュラ伝説 ReBirth (欧米:Castlevania: The Adventure ReBirth)
- 2009年10月27日配信 Wiiウェア (開発:M2)
- Castlevania Puzzle: Encore of the Night
- 2010年7月配信 iPhone、iPod touch iOS
- アメリカのコナミで開発、配信された(日本未配信)。『月下の夜想曲』のグラフィックをベースとした『対戦ぱずるだま』だが、育成などのRPG要素もあるパズルRPG。
- 悪魔城ドラキュラ ハーモニー オブ ディスペアー (欧米:Castlevania: Harmony of Despair)
- 2010年8月4日配信 Xbox LIVE アーケード
- 2012年3月29日配信 PlayStation Network
- キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ (欧米:Castlevania: Lords of Shadow)
- 2010年12月16日 PlayStation 3、Xbox 360 (開発:MercurySteam)
- 欧州のコナミのもとでゲーム制作会社MercurySteamが開発し、小島プロダクションが監修を行った。シリーズの中では最古の時代に位置する1047年が舞台。
- キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡 (欧米:Castlevania: Lords of Shadow – Mirror of Fate)
- 2013年3月20日 ニンテンドー3DS (開発:MercurySteam)
- 2013年12月4日には、追加要素のある「HDエディション」が、PlayStation Network、Xbox LIVE アーケードで配信開始された。
- 悪魔城ドラキュラ ロード オブ シャドウ2 (欧米:Castlevania: Lords of Shadow 2)
- 2014年9月4日 PlayStation 3、Xbox 360 (開発:MercurySteam)
- 悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls (欧米:Castlevania: Grimoire of Souls)
- 2019年9月(カナダで先行配信(2020年9月9日サービス終了)、日本版は2021年9月17日配信) スマートフォン(日本版はApple Arcade)
- 歴代のキャラクター(の一部)を操作できる[6]。
- Castlevania Dominus Collection
- 2024年8月28日 Nintendo Switch、PlayStation 5、Steam、Xbox Series X/S (開発:M2)
- 『蒼月の十字架』『ギャラリー オブ ラビリンス』『奪われた刻印』の移植に加え、アーケード版『悪魔城ドラキュラ』とそれをアレンジした新規作品『悪魔城ドラキュラ Revisited』(コナミとM2の共同開発)が収録されているため、単なる移植コレクションなだけではない。
その他、開発中止作品として、1996年か1997年頃にメガドライブのスーパー32X用作品として発売予定だったリヒター・ベルモントやマリア・レナードとリヒター・ベルモントのライバルが登場する『Castlevania: The Bloodletting』があり、一部ゲームグラフィックが公開されていた[7]。
また、2000年ごろドリームキャスト用に北米で発売予定だったアメリカのコナミで制作されていた3Dアクションゲーム『Castlevania: Resurrection』もあり、一部ゲームグラフィックが公開されていた。シリーズ17作目として1作目の主人公シモン・ベルモントの活躍以前の1666年が舞台で、主人公はソニア・ベルモントと1666年のドラキュラ城に現れた19世紀イギリスの吸血鬼ドラキュラ殺しであるビクター・ベルモントで、2人の主人公に焦点を当てたゲームとなる予定だった。日本のコナミとの日米コナミの開発チームの不仲の問題やドリームキャストの不振・撤退などが原因で開発中止となった[8]。
タイトル未定な開発初期段階で中止になった作品としては2008年頃に発表されたPlayStation 3とXbox 360用作品(『ロード オブ シャドウ』ではない)がある。
世界観の変遷
[編集]初期の「リアルさ、硬派な映画風演出、中世ヨーロッパのゴシック・ホラー様式の雰囲気」といったホラー映画的世界観は、シリーズが進むにつれ変化もしていき多様になった。
1993年の『血の輪廻』では、初めてアニメーションのデモシーンが挿入され、キャラクターイラストもアニメ絵となり、ゲームシステムはステージ内での探索要素(キャラ捜索・別ステージへの移動ルートなど)が加わった。その続編の1997年『月下の夜想曲』では、ゲームシステムがさらに変化し大きな転換点を迎える。RPGの要素を深め、従来のステージクリア形式から『メトロイド 』シリーズに類似したマップ探索・アイテム収集型のシステムに転換がなされた他、キャラクターデザインに小島文美が起用されてこれまでと異なる耽美的な世界観も打ち出し、ゲーム難易度的にもハードルが下がり、新登場した3Dゲーム流行当時のプレイステーションにあって旧来型2Dゲームの名作となり販売本数も好調であった。以降はストイックなステージクリア型アクションは減り、探索型アクションRPGと3Dアクションが主流になっていく。1999年の『黙示録』からは3Dフルポリゴンの作品が据え置きゲーム機用に作られるようになったが、2Dドット絵の作品も主に携帯ゲーム機用で制作されている。なお『月下の夜想曲』以後の探索型アクションシステム作品でも、ゲーム本編クリア後に本編とは別のプレイキャラクターで、マップ探索を除くRPG的要素を排除した従来型アクション特化のおまけモードが隠されている場合があり(ステージは本編と同じ)、初期の作品ほどではないものの、硬派なアクションもある。
シリーズ作品数が増えるにつれ、当初は「中世ヨーロッパ」となっていて具体的な年代設定は無かった作品内の年代設定・ストーリーを年表として書き出すと別々の作品間では矛盾もあり、作品ごとに異なる開発チームがそれぞれの独自性を発揮していった。初期の「ドラキュラは100年に1度復活する」という設定は必ずしも守られなくなったり、一部の作品のストーリーが年表上は外伝扱いに改変されたり、逆に外伝扱いだったのがメインストリームに再構築されたり、全く新しいストーリーとしてイチから作品が作られたりと多様で、設定・ストーリー等は作品ごとに後から変えられてもいる。
シリアスでダークなゴシックホラーの世界観の本シリーズであるが、『月下の夜想曲』以降ゲーム中に時折お遊び・パロディ的な要素が挿入されていることもある。基本的にゲームの本筋には関わらない形での登場であるが、サブイベントから敵やアイテムの説明文など様々である。また、PS2版『キャッスルヴァニア』以降の作品では、公式サイト等に開発スタッフ自身(主に「しずもん」というスタッフが描いている)が手がけたコミカルな4コマ漫画やイラストが掲載されていることもある。欧州開発の『ロード オブ シャドウ』では、再びシリアスながらも陰鬱で重厚な雰囲気になったがゴシックホラーというよりダークファンタジーになっている。『ロード オブ シャドウ』は、その年発売のコナミのゲームで北米で1番売れるなど世界的に好調に売れて、悪魔城ドラキュラシリーズで最も成功を収めた作品(2013年時点)となり、「悪魔城ドラキュラ」(Castlevania)が再びコナミの代表的なタイトルに返り咲いた[9][10]。
関連作品
[編集]作品名 | 著者名 | 発売時期 | 備考 |
---|---|---|---|
悪魔城ドラキュラ 古城の死闘 | 竹田明 | 1987年3月 | ISBN 4-575-76024-2。双葉文庫のファミコン冒険ゲームブックシリーズ9。 |
悪魔城伝説 真正バンパイアハンター | 井上尚美 | 1990年6月 | ISBN 4-575-76148-6。双葉文庫のファミコン冒険ゲームブック。『悪魔城伝説』の百年後の話で、ラルフの子孫シド・ベルモンド、サイファの子孫ズーク・ヴェルナンデス、グラントの子孫ロウ・ダナスティ、アルカードの子孫レイラの4人がドラキュラ討伐を目指す。 |
悪魔城ドラキュラ 悪魔の血 血の悪夢 | 手塚一郎 | 1994年2月22日 | ISBN 4-89366-158-2。雑誌「ログアウト」で1992年の創刊号から連載されていた小説を、ログアウト冒険文庫でアスペクトが出版。その後1995年に未完のまま連載中断し、ログアウトは休刊となった。文庫版は「1」とあるが、2巻以降は出ておらず、連載された大部分が文庫版未収録。なお、手塚はSFC版の攻略本「悪魔城ドラキュラのすべて」(1991年12月発行)も執筆しており、その中で吸血鬼関連のコラムや小説風の読み物なども書いている。 |
Castlevania: The Belmont Legacy | マーク・アンドレイコ | 2005年3月30日 | ISBN 1-933239-19-0。アメリカン・コミックス。『ドラキュラ伝説』を元にしたパラレル作品。クリストファー・ベルモンドが主人公。全5冊。 |
悪魔城ドラキュラ ラメント オブ イノセンス | 秋月弓 小路貴之 |
2008年配信 | デジタルコミック。コナミの携帯電話コンテンツサイト「周刊コナミ」で毎週金曜に配信されていた。PS2版『キャッスルヴァニア』(「ラメント オブ イノセンス」は北米版のサブタイトルだった)のコミカライズであり、オリジナルキャラクターや他の人物のエピソードも描写している。 |
悪魔城ドラキュラ 神淵の追想曲 | 成田良悟 | 2008年10月 | 電撃文庫MAGAZINE2008年11月号増刊に掲載された短編小説。『蒼月の十字架』の1年後を描いている。 |
作品名 | 稼働時期 | 種類 | 備考 |
---|---|---|---|
悪魔城ドラキュラ THE MEDAL | 2008年9月稼働[11] | メダルゲーム | コナミのアーケード用のビデオスロットメダルゲーム機であるFEATUREWORLDシリーズの第3弾としてリリースされた。3ラインBET × 5ドラム式。主に『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』のキャラクターグラフィックを流用している。のちに稼働して時期が重なっていた『悪魔城ドラキュラ THE ARCADE』との連動要素もある[5]。 |
悪魔城ドラキュラ | 2009年1月稼働 | パチスロ | タイトルは『パチスロ悪魔城ドラキュラ』と表記されることもある。コナミグループのパチンコ・パチスロ機器メーカーKPEが開発、販売したパチスロ機種。液晶演出で主人公として「ラルフ・C・ベルモンド」、ヒロインとしてオリジナルキャラ「アンジェラ」、敵として「ドラキュラ」「死神」「メデューサ」「サキュバス」「アイザック」が登場。キャラクタービジュアルは主にPS2版作品から流用されている。BGMは歴代作品の曲が使用されている他、「trezire de spirit」などオリジナル曲も多少ある。筐体は通常版の他にアンジェラパネルもある。携帯電話でのモバイルアプリ版も同時に配信開始された。後にはスマートフォンやiPad、iPod touchでのiOS・Android対応のアプリ版も配信された[12]。なお「trezire de spirit」は、2010年の音楽ゲーム『pop'n music 18 せんごく列伝』(サウンドトラックには未収録)や、2011年のメダルゲーム『GRAND CROSS CHRONICLE』(ジャックポットを獲得した場合に稀にBIG BONUS時のムービーと共に流れる)でも使用された。 |
悪魔城ドラキュラII | 2010年7月稼働[13] | パチスロ | KPEが開発、販売したパチスロ機種で、パチスロ機『悪魔城ドラキュラ』の続編。オリジナル女性キャラクター「D.A.」が新たに登場。携帯電話でのモバイルアプリ版も同時に配信開始された。オリジナルBGMのひとつ「緋月の狂想曲」は、2011年の音楽ゲーム『pop'n music 19 TUNE STREET』にも収録された。 |
悪魔城ドラキュラIII | 2012年2月稼働[14] | パチスロ | KPEが開発、販売したパチスロ機種。パチスロ悪魔城ドラキュラシリーズの3作目で、ファミリーコンピュータ用ソフト『悪魔城伝説』をベースにしているが、グラント・ダナスティは登場しない。携帯電話でのモバイルアプリ版も配信された。オリジナルBGMのひとつ「De-a lungul vietii」は、2012年の音楽ゲーム『pop'n music Sunny Park』にも収録された。 |
CRぱちんこ 悪魔城ドラキュラ | 2015年10月稼働[15] | パチンコ | コナミグループとなったパチンコ・パチスロ機器メーカー高砂電器産業(後のコナミアミューズメント)が開発、販売したパチンコ機種。『Xクロニクル』をベースとしており、液晶演出で主人公として「リヒター・ベルモンド」、オリジナル女性キャラクター「ヴィクトリア・フロレスク」なども登場する。 |
悪魔城ドラキュラ Lords of Shadow | 2017年7月稼働[16] | パチスロ | KPEが開発、販売したパチスロ機種で、『ロード オブ シャドウ』を原作とする。パチスロ悪魔城ドラキュラシリーズの4作目。「Reborn(新生)」をキーワードとして開発され、「光(オモテ)と闇(ウラ)が織り成す究極のA+ART誕生」と銘打たれている。 「フェリシア」をはじめとする新キャラクター達や、パチスロ・パチンコ版シリーズ恒例の新曲など、オリジナル要素も多い。 |
作品名 | 発売(または公開)時期 | 媒体 | 備考 |
---|---|---|---|
セガ シモンズクエスト (欧米:Castlevania II: Simon's Quest) | 1989年 | LCD(液晶)ゲーム機 | 『ドラキュラII』を元にしたLCD(液晶)ゲーム機[17]。開発はコナミではなくアメリカのタイガーエレクトロニクス社、日本での輸入販売はセガ。日本ではセガ・ゲームビジョンシリーズの1つとして発売された。 |
Castlevania: Symphony of the Night | 1998年 | LCD(液晶)ゲーム機 | 『月下の夜想曲』を元にしたLCDゲーム機で、タイガー社が発売した。日本未発売。 |
悪魔城ドラキュラX 追憶の夜想曲 | 2010年3月24日 | ラジオドラマ | 2008年後半にインターネットラジオ「コナミステーション」の「悪魔城ドラキュラ ラジオクロニクル」内で『月下の夜想曲』の後日談として配信されていたラジオドラマをドラマCD化して、コナミスタイルのみで発売された。 |
悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア- (欧米:CASTLEVANIA) |
|
Webアニメ | 製作・配信:Netflix。海外制作のオリジナルアニメ。悪魔城ドラキュラシリーズから着想を得た中世ヨーロッパが舞台のホラーアニメシリーズ[18]。 |
悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-: 月夜のノクターン (欧米:Castlevania: Nocturne) | 2023年9月28日配信 | Webアニメ | 製作・配信:Netflix。『悪魔城ドラキュラ-キャッスルヴァニア-』の続編。フランス革命が舞台で、『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』、『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』、『バンパイアキラー』を下地にしていると思われるホラーアニメ。 |
『悪魔城ドラキュラ』 ~月下の覚醒~[4] | 2025年公開予定 | ミュージカル | 宝塚歌劇団によるミュージカル作品で、永久輝せあと星空美咲が主演し、鈴木圭が脚本・演出を担当。花組公演。宝塚版のオリジナルストーリーを予定。 |
実現はしなかったが2000年代中頃から2010年代前半にアメリカでの実写映画化やアニメ化の話なども出たことがあり、これがのちにNetflixオリジナルアニメ版の製作に繋がった[19]。
客演・コラボレーション
[編集]- 月風魔伝 - シモンを元にした骸骨姿の敵キャラ「死門」が登場する。
- コナミワイワイワールド - シモンがプレイヤーキャラとして登場。作品の世界観を元にした悪魔城ステージや前述の死門も登場する。
- ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城 - シモン登場。
- コナミ ワイワイレーシング アドバンス -ドラキュラ伯爵がプレイヤーキャラとして登場。
- 牌の魔術師 - シモン登場。
- がんばれゴエモン - 『がんばれゴエモン外伝2〜天下の財宝〜』では来日したシモンが一時的に仲間になる。『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』にも町民の一人としてシモンが登場するほか、悪魔城をモチーフにした隠しステージとボスも登場する。
- 極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜、 実況おしゃべりパロディウス - ドラキュラくん登場。
- 実況パワープロレスリング'96 マックスボルテージ - リヒター登場。
- エボリューション スケートボーディング - シモン登場。
- New International ハイパースポーツDS - シモンがプレイヤーキャラとして登場。
- オトメディウス エクセレント! - プレイヤーキャラクターココロ・ベルモンドのキャラクターモチーフは悪魔城ドラキュラ。
- スーパーボンバーマン R - シモンベルモンドボンバー登場。
- スーパーボンバーマン R オンライン - リヒターボンバー登場。
- ボンバーガール (ゲーム) - プレイヤーキャラクターセピア・ベルモンドのキャラクターモチーフは悪魔城ドラキュラ。
- ドリームミックスTV ワールドファイターズ - シモンが登場する。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - シモン、リヒター(シモンのダッシュファイター)がプレイヤーキャラクターとして登場する。また、悪魔城をモチーフしたステージ「ドラキュラ城」や、アシストフィギュアの1体としてアルカードが登場する。
- オバケイドロ! - アルカード(ニンゲン側)、レオン・ベルモンド(オバケ側)がプレイヤーキャラクターとして登場する。
- Brawlhalla
- Dead Cells - コラボレーションステージとなるDLC「Return to Castlevania」を配信。
- V Rising
- Dead by Daylight - トレバー・ベルモンド(生存者側)、ドラキュラ(キラー側)がプレイヤーキャラクターとして登場する。
- Vampire Survivors - コラボレーションとなるDLC「Ode to Castlevania」を配信。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 電ファミニコゲーマー“ヴァニア”元プロデューサー・IGA氏が「メトロイドヴァニア」を語る──『サムスリターンズ』から受けた衝撃と新作“IGAヴァニア”に注ぎ込んだ想い【インタビュー】
- ^ コズミックホラーメトロイドヴァニア『Lore Finder』kickstarterキャンペーンが開始!―デモ版も公開中
- ^ https://venturebeat.com/2018/04/17/castlevania-grimoire-of-souls-brings-the-vampire-hunting-series-back-to-ios/
- ^ a b “2025年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】<2025年6月~9月・花組『悪魔城ドラキュラ』『愛, Love Revue!』>”. 宝塚歌劇団. 2024年10月30日閲覧。
- ^ a b “KONAMI、AC「悪魔城ドラキュラ THE ARCADE」稼働開始 同作メダルゲームとの連動も可能”. game.watch.impress.co.jp (2009年2月18日). 2025年5月11日閲覧。
- ^ “【悪魔城ドラキュラの最新作は何か知ってる?】歴代主人公が集結した完全新作『悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls』が《Apple Arcade》で独占配信中”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage (2025年4月10日). 2025年5月12日閲覧。
- ^ Castlevania: The Bloodletting [32X – Cancelled] - Unseen 64
- ^ Castlevania Resurrection [Dreamcast – Cancelled Pitch] - Unseen 64
- ^ Castlevania: Lords Of Shadow 2 – a titanic series overhaul edge-online.com June 6 2013
- ^ 『悪魔城』シリーズで最も成功を収めた作品は『Castlevania: Lords of Shadow』 - コナミDave Cox氏 INSIDE GAMES 2013年5月20日
- ^ “『悪魔城ドラキュラ』がメダルゲームに、本日より順次稼働開始 - 電撃オンライン”. dengekionline.com. 2025年5月11日閲覧。
- ^ “「パチスロ悪魔城ドラキュラ」配信開始。同名パチスロ機を再現したシミュレータ”. 4Gamer.net. Aetas (2014年12月24日). 2025年5月11日閲覧。
- ^ “KPE、『悪魔城ドラキュラ』の後継機を発表 - グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア)”. グリーンべると (2010年5月14日). 2025年5月11日閲覧。
- ^ “KPE、『悪魔城ドラキュラIII』を発表”. グリーンべると (2011年11月21日). 2025年5月11日閲覧。
- ^ “2015年 CRぱちんこ悪魔城ドラキュラ”. コナミアミューズメント. 2025年5月11日閲覧。
- ^ “5年ぶり新作、「BIG BOSS」筐体で/KPE「悪魔城ドラキュラ Lords of Shadow」”. 『遊技日本』. 遊技日本合同会社 (2017年4月18日). 2025年5月11日閲覧。
- ^ “悪魔城ドラキュラの電子ゲーム「セガ シモンズクエスト」が入荷、全4ステージ”. AKIBA PC Hotline!. 株式会社インプレス (2023年1月29日). 2025年5月11日閲覧。
- ^ 「悪魔城ドラキュラ-キャッスルヴァニア- Netflixメディアセンター」より抜粋
- ^ “Netflixアニメ『悪魔城ドラキュラ ―キャッスルヴァニア―』プロデューサーのアディ・シャンカルにインタビュー:「善と悪ではない、グレーを描きたかった」”. Gizmodo (Gizmodo). (2017年8月8日) 2023年7月28日閲覧。