安牛駅

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安牛駅
駅舎(2016年10月)
駅舎(2016年10月)
やすうし
Yasuushi
W68 雄信内 (6.0km)
(1.9km) 南幌延 W70
所在地 北海道天塩郡幌延町字開進
駅番号 W69
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 189.7km(旭川起点)
電報略号 ヤス
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
0人人/日(降車客含まず)
-2016年-
乗降人員
-統計年度-
0人人/日
-2016年-
開業年月日 1925年(大正14年)7月20日
備考 無人駅
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安牛駅(やすうしえき)は、北海道宗谷総合振興局天塩郡幌延町字開進にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。駅番号W69電報略号ヤス

歴史[編集]

1977年の安牛駅と周囲約500m範囲。左が稚内方面。相対式ホーム2面2線と駅舎横の名寄寄りに貨物積卸場と引込み線がある。駅舎横稚内側がストックヤードであるが、ここも使われなくなって久しい様子である。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅名の由来[編集]

当駅の所在する地名より。アイヌ語の「ヤ[注釈 2](yas-us-i)」〔(網で)魚をすくう・いつもする・所〕に由来する[4][5][6][7]。天塩川にサケが上り、その網引き場であったことによる名称である[7]

所在する字名は、1959年(昭和34年)の字名改正で周辺地区と再編され、「開進」となっているが、これは「現在開拓適地が広大であり今後の開拓を大いに促進する上より」命名された名称である[幌延町 1]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南西側(稚内方面に向かって左手側、旧1番線)に存在する[5]分岐器を持たない棒線駅となっている[5]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[8]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[8]。駅舎側(西側)が下り1番線、対向側ホームが上り2番線となっていた[8]。そのほか1番線の旭川方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[8]。交換設備運用廃止後は線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は分岐器の名残で湾曲している[5]

駅舎は構内の南西側に位置しホーム中央部分に接している[5]ヨ3500形車掌車[9]を改造した貨車駅舎が旧駅舎の基礎上に設置されており、トイレを有するが閉鎖されていた[5][6]

本久の著書によると、2008年(平成20年)時点で宗谷本線の貨車駅舎の中で最も外壁塗装の劣化が激しいとされ[6]、2017年時点では集落に面した側の塗装がかなり剥げ落ちている[幌延町 2]

利用状況[編集]

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は13人[8]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は4人[5]
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[報道 1]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.6人[報道 2]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は0.2人[報道 3]

駅周辺[編集]

駅前は集落となっていたが、現在人家はない。幌延町によると、かつて存在した集落には洋服仕立て屋、雑貨店、商店、日本通運があった[幌延町 2]。 東側(駅裏手)は樹林、旧集落を抜けた西側は牧草地で、天塩川に沿った三日月湖)も多い[8][6]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
雄信内駅 (W68) - 安牛駅 (W69) - 南幌延駅 (W70)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ それ以前は通過する普通列車が存在し、上下各3本が停車した。
  2. ^ 連音化し、「ヤスシ」と表記されることもある。

出典[編集]

  1. ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)179-180ページより。
  2. ^ 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)47ページより。
  3. ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)149ページより。
  4. ^ a b アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)149ページより。
  6. ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)220ページより。
  7. ^ a b 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、(2004年2月発行))124ページより。
  8. ^ a b c d e f 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)184ページより。
  9. ^ 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫2007年5月発行)23ページより。

報道発表資料[編集]

  1. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在) (PDF)”. 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  2. ^ 宗谷線(名寄・稚内間), (日本語) (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (北海道旅客鉄道), (2017年12月8日), オリジナル2017年12月30日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20171230090453/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/04.pdf 2017年12月30日閲覧。 
  3. ^ “宗谷線(名寄・稚内間)” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2017年7月2日), オリジナル2017年12月30日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20180703125359/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/04.pdf 2018年7月13日閲覧。 

幌延町[編集]

  1. ^ 町の区域内の町及び字の区域及び名称(昭和34年4月23日北海道告示第573号)”. 幌延町例規類集第1編 総規/第1章 町制(北海道町村会法務支援室例規集データベース (1959年4月23日). 2017年12月16日閲覧。
  2. ^ a b 幌延町内の各駅ご紹介”. 幌延町 (2017年11月6日). 2017年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月6日閲覧。
  3. ^ 幌延町史跡標柱等について”. 幌延町. 2017年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]