ライトウェイトスポーツ

ライトウェイトスポーツ(Light Weight Sport)とは、自動車のカテゴリの1つで、比較的軽量かつ小型のスポーツカーの総称であるが、明確な定義は存在しない。なお、海外では2000lbs~3000lbs(ポンド:国内換算907.kg~1360.7kg)程度の重量になるスポーツカーへ用いられる程度で、日本国内ほどこの定義にこだわらない。
概要[編集]
一般に以下の条件をある程度満たしていれば、それを「ライトウェイトスポーツカー」と呼ぶ場合が多い。しかし、これらは絶対条件ではない。
- 車体重量が軽量(1t程度かそれ以下)である。
- 最初からスポーツカーとして設計した車である。
- 排気量が2L以下である。
- 車がドライバーの感性に訴えかけるスポーツ走行性能を持っている。
- ドライバーが運転していて心地よい、楽しいと感じる車である。
- 所有するハードル(コスト等)が軽い。
ただし、スポーツカーに明確な定義がないように、ライトウェイトスポーツもクーペやセダン、ハッチバック、軽トラックと言った車の形状や、FRやFFと言った駆動方式、またはエンジン出力や最高速度のような絶対的性能により規定されるものではなく、明確な定義は存在しない。また、ライトウェイト「スポーツ」と呼ばれていても、それがスポーツカーである必要はない。
ライトウェイトスポーツカーは、速さや快適さよりも運転が楽しい車であることが、最も重要な条件である。すなわちドライバーの感性などにより定義される範囲が大きく、明確な定義が個人個人で違うために、完全に客観的な定義はできないとも言える。
代表的なものでは、古くはトヨタ・レビン/トレノ、ホンダ・シビック/CR-Xなど1.6 - 2Lクラスのものから、軽自動車のマツダ・AZ-1やホンダ・ビート、スズキ・カプチーノなどがあり、現行ではマツダ・ロードスターやロータス・エリーゼ、 が存在する。 また、ロータスのような、軽量小型のヨーロッパ製スポーツカーのみを「ライトウェイトスポーツ」と認める人から、スズキ・スイフトスポーツ、マツダ・デミオなども、その走りと基本性能からライトウェイトスポーツの1つと考える人もいる。