四輪自転車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ツーリストレンタル用の四輪自転車
菱形配置の 4輪車 (1886年)
4輪車

四輪自転車(よんりんじてんしゃ)、又は4輪車クアドライサイクル( quadricycle)、クアドラサイクル(quadracycle)、クアドロサイクル(quadrocycle) は4輪の人力によって走行する乗り物

概要[編集]

初期の自転車速度が出なかった為に、安定性を得る為と特性に合っていた為に1つの解決策として作られた。一般的だったのは車輪長方形に位置するデザインだったが、それ以外には菱形凧形)のデザインもあった。このうち菱形デザインの安定性は、長方形デザインより低いという特徴を有している。

写真の様に複数席のモデルが典型的で、前後に座るタイプと、左右に並んで座るタイプがあった。

蒸気エンジンなどの内燃機関を付けた蒸気4輪車も実験されたが、自動車の登場によって取って代わった。人力単独ではせいぜい0.5馬力が出力できるか否かであり、車輪が多いと重量・抵抗が増すので運転が簡単にはできない事情があった為である。

現代一般的な サリー(元々は19−20世紀の軽馬車)と呼ばれるスタイルの自転車は、ベンチシートを有し、ラック・アンドピニオンステアリング天蓋付きで、観光地などでレクリエーション用の移動手段として使われる。

日本[編集]

日本ではリカンベントではない大人1人乗りの自転車としては、2000年代頃には、三輪自転車が存在するように技術的には不可能ではないものの、補助輪扱いでの4輪自転車以外は普通自転車とは認められず、歩道走行が認められないので需要が存在せず、国内では製作されていなかった。2010年代頃から、2009年7月からの幼児2人同乗用自転車安全基準に合わせて幼児2人を乗せられる3人乗り自転車が製造されている。更に、高齢者向けの自転車として、セニアカー的に使える動力を持たない軽車両や四輪リカンベント構造の自転車型などの歩行補助車、普通自転車と同等の大きさの四輪自転車などが製造されている。

それ以前からも、大人1人乗りでは無い多人数乗りの、介護用2人乗り自転車や自転車タクシーベロタクシーなどの多人数乗車用の安定性確保目的の自転車は製造されて来ていた。1人乗りも輸入車としては存在し、三輪リカンベントからの四輪車化改造車なども存在していた。

関連項目[編集]

製造者[編集]

  • Eric Staller's Conference Bike 7人乗り4輪車(後輪2個が間隔を狭くデザイン)、名称:カンフェレンス・バイク(会議自転車)

出典[編集]

  1. ^ 高齢者向け自転車、マックスが参入 小型車輪4つ採用」日本経済新聞2012年6月18日20時23分
  2. ^ 高齢者が安心して乗れる自転車「クークルS」新発売」マックス株式会社2012年6月18日