東海学園大学短期大学部
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東海学園大学短期大学部(とうかいがくえんだいがくたんきだいがくぶ、英語: Tokai Gakuen Women’s College)は、愛知県名古屋市天白区中平2-901に本部を置いていた日本の私立大学である。1964年に設置され、2003年度まで学生募集された。現在は、東海学園大学となっている。
概要
大学全体
- 学校法人東海学園により運営されていた日本の私立短期大学。1964年に東海学園女子短期大学として設置された。愛知県名古屋市天白区にキャンパスを置き、3つの学科を擁しかつ一学年定員が合計 880 人の時期もあったが、東海学園大学の開設により、順次4年制学部へ改組・吸収され、学科数や定員人数が減少。2005年3月に生活環境学科(生活専攻と食物栄養専攻を改組した学科)を最後に全学科が4年制化もしくは廃止となった。
教育および研究
- 生活学をベースに、養護教諭や栄養士の養成も執り行っていた。
- 一般教育科目として「宗教と人生」と称した科目が開講されていた。
学風および特色
- 1888年創立の「浄土宗学愛知支校」が起源となっており、その関係から浄土宗の教えに基づいた教育が行なわれていた。
- 海外研修としてイタリアやドイツなど西欧諸国を訪問する「ヨーロッパ比較文化研修」や、「英国長期留学」・カナダでの「ランプトンカレッジ英語研修」などが実施されていた。
沿革
- 1888年 浄土宗学愛知支校が創設される。
- 1964年 東海学園女子短期大学(とうかいがくえんじょしたんきだいがく)を設置。
- 英語科
- 家政科
- 1965年 英語科・家政科を専攻分離する。
- 英語科
- 英語専攻
- 商業英語専攻
- 家政科
- 生活専攻
- 食物栄養専攻
- 英語科
- 1966年 専攻科を設置
- 英文専攻
- 生活専攻
- 食物栄養専攻
- 1968年 国文科が増設される。
- 1970年 専攻科に国文専攻を設置
- 1971年 学科名の変更が行なわれる。
- 英語科→英文学科
- 国文科→国文学科
- 1991年 家政科を家政学科に改称。
- 2002年 東海学園大学短期大学部と改称。生活学科を生活環境学科へ改称。
- 2003年度をもって学生募集を終。翌年度より東海学園大学人間健康学部へ改組。
- 2005年 廃止。
基礎データ
所在地
- 愛知県名古屋市天白区中平2-901
教育および研究
組織
学科
- 国文学科:「国文学」・「日本文化」・「文芸」の各コースがあった。学生募集は1999年度まで。翌年度より4年制の人文学部へ改組
- 英文学科:募集は1999年度まで。翌年度より4年制の人文学部へ改組。
- 英米文学専攻:「英米文学」・「英米文化」の各コースがあった。
- 英語専攻
- 生活学科→生活環境学科
- 生活文化専攻:「人間関係」・「情報文化」の各コースがあった。
- 生活専攻:「環境デザイン」・「養護教諭」の各コースがあった。
- 食物栄養専攻
専攻科
- 国文専攻
- 英文専攻
- 生活専攻
- 食物栄養専攻[1]
取得資格について
- 栄養士:生活学科食物栄養専攻にて設置されていた。
- 受験資格
- 建築士:生活学科生活専攻の環境デザイン専攻にて設置されていた。
附属機関
- 図書館
- 情報教育センター
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
学園祭
- 東海学園大学短期大学部の学園祭は「東海祭」と呼ばれていた。
大学関係者と組織
大学関係者
- 歴代学長
代 | 氏名 | 就任期間 | 備考 |
---|---|---|---|
初代 | 椎尾弁匡 | 1964年4月~1975年3月 | 1964年 東海学園女子短期大学開学。 |
2代 | 林霊法 | 1968年4月~1971年3月 | 1968年 国文科を設置。 |
3代 | 成瀬弁晧 | 1971年4月~1987年7月 | 1971年 家政科を家政学科に、国文科を国文学科に、英語科を英文学科に改称。 |
4代 | 村瀬忠雄 | 1987年8月~1995年3月 | 1991年 家政科を生活学科に改称。1995年 東海学園大学を併設。 |
5代 | 長谷川通雄 | 1995年4月~ | 2005年 廃止。 |
出身者
施設
キャンパス
- 1号館・2号館・3号館・4号館・5号館・学生会館ほか
寮
- 東海学園大学短期大学部(旧・東海学園女子短期大学)には、「和光寮」・「月影寮」と呼ばれる学生寮が学内にあった。
対外関係
他大学との協定
イギリス
カナダ
系列校
社会との関わり
- 公開講座を執り行っていた。
卒業後の進路について
就職について
- 学科および専攻により多少の違いはあるものの、全体的には一般企業への就職者が多いものとなっていた。トヨタ自動車・アイシン精機・三菱重工業・ユニチカ・日清紡績・パナソニック電工・三菱電機・東芝・ソニー・塩野義製薬・エーザイ・ヨネックス・トステム・荏原製作所・山崎製パン・三井物産・はるやま商事・丸善・松坂屋・三越・名鉄百貨店・ジャスコ・花王カスタマーマーケティング・マックスファクター・ワコール・名古屋トヨペット・中部三菱自動車販売・富山トヨタ自動車・静岡トヨペット・みずほ銀行・三菱UFJ信託銀行・中央三井信託銀行・名古屋銀行・北日本銀行・愛知銀行・十六銀行・大垣共立銀行・三重銀行・日興コーディアル証券・三菱UFJ証券・富士火災海上保険・セコム損害保険・第一生命保険・日本生命保険・楽天KC・ジェイティービー・阪急交通社・中部電力・中部瓦斯・名古屋鉄道・東海旅客鉄道・ヤマト運輸・日本通運・西濃運輸・三重交通・名港海運などがある。
編入学・進学実績
- 系列の東海学園大学以外では以下の実績がある。
- 国文学科:大東文化大学・岐阜女子大学・愛知学院大学・愛知淑徳大学・帝塚山学院大学・中京大学ほか
- 英文学科:名古屋外国語大学・名古屋学院大学・関西大学ほか
- 生活学科:佐賀大学・東海学院大学・愛知大学・愛知みずほ大学・椙山女学園大学・中京大学・中京女子大学・日本福祉大学・藤田保健衛生大学・大阪芸術大学ほか
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『教員養成課程認定大学・短期大学等総覧』(全国高等学校長協会編。第一法規出版)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『東海学園女子短期大学』入学案内小冊子
脚注
- ^ 全て昼間部1年制となっていた。