尾張一宮駅
尾張一宮駅* | |
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駅舎(2010年3月) | |
おわりいちのみや Owari-ichinomiya | |
◄稲沢 (6.0 km) (5.5 km) 木曽川► | |
所在地 | 愛知県一宮市栄三丁目1-1 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 東海道本線 |
キロ程 | 383.1 km(東京起点) |
電報略号 | イチ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
26,306人/日(降車客含まず) -2009年- |
開業年月日 | 1886年(明治19年)5月1日 |
乗換 | 名鉄一宮駅(名鉄名古屋本線・尾西線) |
備考 |
駅長配置駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
尾張一宮駅(おわりいちのみやえき)は、愛知県一宮市栄三丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
名古屋鉄道の名鉄一宮駅と隣接しており、駅舎もほぼ一体化しているため、相互間の乗り換えは便利。また、2012年4月より、当駅接続で名鉄との連絡定期券の購入が可能となった。二つの駅をあわせて「一宮総合駅」と表現する場合もある。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅。ホームは10両以上の長さ(有効長)があり、上屋は8両分設置されている。内側の2・3番線が本線、外側の1・4番線が副本線となっている。1番線東側にホームのない副本線が1本あり、貨物列車や工事作業用列車の停車や待避、車両の留置などに使われている。非常時など1~4番線すべてに列車が停車している場合に貨物列車や特急列車を通過させることもある。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■東海道本線 | 上り | 名古屋・岡崎方面[1] |
3・4 | ■東海道本線 | 下り | 岐阜・大垣方面[1] |
- 駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、清洲駅・稲沢駅・木曽川駅の3駅を管理している。
- 駅高架下にはみどりの窓口、東海キヨスク(ベルマート)、アスティ一宮(商業施設)、ジェイアール東海ツアーズ一宮支店がある。隣接の名鉄一宮駅高架下「一宮プラザ」には一宮七夕郵便局や銀行ATMがある(三井住友銀行ATMはアスティ一宮)。
- ベルマートとアスティ一宮各店舗ではICカード乗車券TOICA、Suica、ICOCA、SUGOCAで支払いが可能。チャージは駅券売機で可能。
- 駅の周辺時間貸し駐車場の料金相場は、昼間30~60分毎100円・24時間600~1400円打ち切り(駅前の市営地下駐車場など打ち切り制度が無い駐車場もある)。JR敷地内の駐車場は20分間まで無料だが、2010年10月から駅ビル建設工事着手のため駐車台数が縮小。
駅ビル再開発
2007年5月に取り壊された3階建ての旧駅ビルは太平洋戦争末期の空襲で焼失した後、民衆駅として建て替えられたものであった。2012年夏の開業を目指し、2010年10月から建設工事が始まった。
一宮市の基本設計概要によると7階建てで、建物の中央には3階から5階を中心とした幅44メートルの巨大な吹き抜け「シビックテラス」が整備される。1階部分には商業施設・観光案内所・交番が設けられ、5階から7階には「一宮市中央図書館(仮称)」や「子育て支援センター」が入る。イベント利用を想定したシビックテラスにはギャラリーや市民活動支援センターが併設され、1階のコンコースとエスカレータ等で結ばれる。また立体駐車場も整備される予定。愛称は一般募集・市民投票でi-ビルとなった。
利用状況
愛知県統計年鑑によると、1日平均の乗車人員は2007年度26,293人、2008年度26,665人、2009年度26,306人であった。
名鉄交通広告の公式ホームページによると、2008年度の1日平均乗降客数は52,776人(JR・名鉄合計で86,948人)である。
国鉄時代の名古屋 - 一宮 - 岐阜間の旅客シェアは圧倒的に名古屋鉄道であった。国鉄民営化以降はJRの増発や速度向上(所要時間短縮)や名古屋鉄道の運賃値上げの影響などで、現在はJR東海道線の利用者数の方が上回っている。
JRバス
- 夜行高速バス「ドリームなごや号」(3号・4号、JR東海バス)。岐阜駅・尾張一宮駅前6番のりば ・ 名古屋駅新幹線口(太閤口) - 東京駅。
- 夜行高速バス「北陸ドリーム名古屋号」(JR東海バス、JR西日本バス)。名古屋駅新幹線口(太閤口)・尾張一宮駅前 - 富山駅前・高岡駅前・砺波駅前・金沢駅前。
- 乗車券(座席指定制)はみどりの窓口やジェイアール東海ツアーズ、高速バスネット、名古屋駅・東京駅・金沢駅などのJRハイウェイバス窓口などで購入できる。
駅周辺
- 真清田神社
- 一宮市役所(一宮庁舎)
- 名鉄一宮駅 - 名古屋鉄道名古屋本線・尾西線
- 名鉄一宮駅バスターミナル
- 名鉄百貨店一宮店(地下一階食料品、七階レストラン街)
- 名鉄一宮駅高架下「一宮プラザ」(一宮七夕郵便局、ロッテリア、イタリアントマトカフェジュニア、ダイソーなど)
- 尾張一宮駅高架下「アスティ一宮」(ドトールコーヒー、モスバーガー、マツモトキヨシ、三省堂書店、美濃味匠など)
- 名神高速道路一宮インターチェンジ
- 2011年11月まで、駅東側のクラシックホテル前からイオンモール木曽川へ無料送迎バスが運行されていた。以降はJR木曽川駅・名鉄新木曽川駅発着に変更。
歴史
- 1886年(明治19年)5月1日 - 官設鉄道が清洲駅(現・枇杷島駅)から延伸した際の終着である一ノ宮駅として開業。一般駅。
- 1886年(明治19年)6月1日 - 官設鉄道が当駅から木曽川駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1891年(明治24年)10月28日 - 濃尾地震により本屋全壊[2][3]
- 1895年(明治28年)4月1日 - 線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1916年(大正5年)1月1日 - 尾張一ノ宮駅に改称。同日に上総一ノ宮駅も「一ノ宮駅」から改称されている。
- 1952年(昭和27年)11月15日 - 尾張一宮駅に改称。
- 1979年(昭和54年)2月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1989年(平成元年) - 高架化。
- 2006年(平成18年)11月25日 - TOICA導入。
- 2007年(平成19年)5月31日 - 駅舎解体工事開始。のち完了。
- 2009年(平成21年)7月1日 - JR東海初の女性駅長が就任。
- 2010年(平成22年)10月 - 新・駅ビル建設に着手。2010年9月、駅敷地内の一部店舗が建設工事の為に閉店。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 東海道本線
- 夜行快速列車「ムーンライトながら」号は2009年3月14日のダイヤ改正で運転日が限定される臨時列車になり、当駅は通過になった。