尾張一宮駅

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尾張一宮駅*
駅舎(2010年3月)
おわりいちのみや
Owari-ichinomiya
稲沢 (6.0 km)
(5.5 km) 木曽川
所在地 愛知県一宮市栄三丁目1-1
北緯35度18分9秒 東経136度47分50秒 / 北緯35.30250度 東経136.79722度 / 35.30250; 136.79722
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 東海道本線
キロ程 383.1 km(東京起点)
電報略号 イチ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
26,306人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1886年明治19年)5月1日
乗換 名鉄一宮駅名鉄名古屋本線尾西線
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
* 改称経歴
- 1916年 一ノ宮駅→尾張一ノ宮駅
- 1952年 尾張一ノ宮駅→尾張一宮駅
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高架上のホーム(2007年8月)

尾張一宮駅(おわりいちのみやえき)は、愛知県一宮市栄三丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である。

名古屋鉄道名鉄一宮駅と隣接しており、駅舎もほぼ一体化しているため、相互間の乗り換えは便利。また、2012年4月より、当駅接続で名鉄との連絡定期券の購入が可能となった。二つの駅をあわせて「一宮総合駅」と表現する場合もある。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する高架駅。ホームは10両以上の長さ(有効長)があり、上屋は8両分設置されている。内側の2・3番線が本線、外側の1・4番線が副本線となっている。1番線東側にホームのない副本線が1本あり、貨物列車や工事作業用列車の停車や待避、車両の留置などに使われている。非常時など1~4番線すべてに列車が停車している場合に貨物列車や特急列車を通過させることもある。

尾張一宮駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2 東海道本線 上り 名古屋岡崎方面[1]
3・4 東海道本線 下り 岐阜大垣方面[1]
  • 駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、清洲駅稲沢駅木曽川駅の3駅を管理している。
  • 高架下にはみどりの窓口、東海キヨスク(ベルマート)、アスティ一宮(商業施設)、ジェイアール東海ツアーズ一宮支店がある。隣接の名鉄一宮駅高架下「一宮プラザ」には一宮七夕郵便局や銀行ATMがある(三井住友銀行ATMはアスティ一宮)。
  • ベルマートとアスティ一宮各店舗ではICカード乗車券TOICASuicaICOCASUGOCAで支払いが可能。チャージは駅券売機で可能。
  • 駅の周辺時間貸し駐車場の料金相場は、昼間30~60分毎100円・24時間600~1400円打ち切り(駅前の市営地下駐車場など打ち切り制度が無い駐車場もある)。JR敷地内の駐車場は20分間まで無料だが、2010年10月から駅ビル建設工事着手のため駐車台数が縮小。

駅ビル再開発

2007年5月に取り壊された3階建ての旧駅ビルは太平洋戦争末期の空襲で焼失した後、民衆駅として建て替えられたものであった。2012年夏の開業を目指し、2010年10月から建設工事が始まった。

一宮市の基本設計概要によると7階建てで、建物の中央には3階から5階を中心とした幅44メートルの巨大な吹き抜け「シビックテラス」が整備される。1階部分には商業施設・観光案内所・交番が設けられ、5階から7階には「一宮市中央図書館(仮称)」や「子育て支援センター」が入る。イベント利用を想定したシビックテラスにはギャラリーや市民活動支援センターが併設され、1階のコンコースとエスカレータ等で結ばれる。また立体駐車場も整備される予定。愛称は一般募集・市民投票でi-ビルとなった。

利用状況

愛知県統計年鑑によると、1日平均の乗車人員は2007年度26,293人、2008年度26,665人、2009年度26,306人であった。

名鉄交通広告の公式ホームページによると、2008年度の1日平均乗降客数は52,776人(JR・名鉄合計で86,948人)である。

国鉄時代の名古屋 - 一宮 - 岐阜間の旅客シェアは圧倒的に名古屋鉄道であった。国鉄民営化以降はJRの増発や速度向上(所要時間短縮)や名古屋鉄道の運賃値上げの影響などで、現在はJR東海道線の利用者数の方が上回っている。

JRバス

乗車券(座席指定制)はみどりの窓口ジェイアール東海ツアーズ高速バスネット、名古屋駅・東京駅・金沢駅などのJRハイウェイバス窓口などで購入できる。

駅周辺

歴史

隣の駅

東海旅客鉄道
東海道本線
ホームライナー特別快速・新快速・区間快速
名古屋駅 - 尾張一宮駅 - 岐阜駅
快速
名古屋駅 - (一部稲沢駅) - 尾張一宮駅 - 岐阜駅
普通
稲沢駅 - 尾張一宮駅 - 木曽川駅
夜行快速列車「ムーンライトながら」号は2009年3月14日のダイヤ改正で運転日が限定される臨時列車になり、当駅は通過になった。

脚注

  1. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2011年1月現在)。
  2. ^ 日本国有鉄道百年史 2』231頁
  3. ^ 「震災報告(鉄道庁)」『官報』1891年11月2日(国立国会図書館デジタル化資料)

関連項目

外部リンク