ビルドロン
ビルドロン(Constructicons)とは、アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場した架空の部隊。デストロンに所属する。
概要
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』第10話「セイバートロン星の掟」より登場。初登場時はビルドロン師団と呼ばれていた。
建設車両に変形するデストロンの陸上部隊である。6体が合体する事により、巨人兵デバスター / Devastatorとなる。
パワーと機動力を兼ね備えた部隊であり、基地建設、破壊活動ともに優れ、共同作業も多いため結束も固い。主に秘密基地、新兵器の開発に活躍する。
生い立ち
ビルドロンの過去は話によって、設定が異なる。
初登場の第10話「セイバートロン星の掟」ではメガトロンが、地球にて臨時基地で製作した部隊とされている。この後のエピソードである、第28話「ダイノボットの逃亡 PART I」では、TFの機能を維持するセイバートニウムが地球の大気に触れたために劣化し、サイバトロン、デストロン両軍が行動不能になっていたがビルドロンには症状が見られなかった。
第35話「オメガスプリームの秘密」におけるオメガ・スプリームの回想ではビルドロンは、所属こそはデストロンだがセイバートロン星の優秀な都市建設技術者だった。彼らの築いた都市の一つに「クリスタルシティ」がある。このクリスタルシティはオメガ・スプリームによって警備されており、彼とビルドロンは親友同士であった。しかし彼らの友情はメガトロンが製作した自律洗脳装置「ロボスマッシャー」によって引き裂かれた。ロボスマッシャーによって洗脳されたビルドロンはメガトロンに忠実な破壊者となり、デバスターへの合体も可能となる。彼らはクリスタルシティを瞬時に廃墟に変えてしまい、さらに合体しデバスターとなってオメガ・スプリームに襲い掛かり、ロボスマッシャーにかけようとした。オメガ・スプリームは抵抗し、辛くも逃げ延びることに成功したが、感情の欠損という後遺症が残ってしまった。
この他にも『2010』第4話「マトリクスの秘密 / Five Faces of Darkness PART 4」において、マトリクスの記憶を旅したロディマスコンボイがメガトロンを誕生(もしくは、改造)させた開発者たちを目撃しているが、彼らはデザインとカラーリングがビルドロンに酷似していた。ただし、この開発者たちは「画面内に8人いる」こともあり、よく似た別人と解釈することもできる。
サイバトロンのデバスター対策
合体兵士デバスターの強大な力はサイバトロンにとって非常に脅威であった。そのため、デバスター攻略のために次のような対策が取られた。
- 超デバスター級 合体戦士の開発
- デバスターを超える合体戦士の開発はそれを運用するための要塞の建造とセットになった「スクランブルシティ計画」として進められた。
- これによって誕生したのが、スペリオンに合体するエアーボット部隊。ガーディアンに合体するプロテクトボット部隊である。
- 特にエアーボット部隊はサイバトロンに不足していた航空戦力の補強も兼ねていた。
- 一方、デストロンもこれに対抗すべくメナゾールに合体するスタントロン部隊。ブルーティカスに合体するコンバットロン部隊を開発した。
- しかし、これはOVA『スクランブルシティ発動編』での描写で、テレビシリーズとは設定が大きく異なっている。
- デバスター無力化
- デバスター対策を「倒す」以外の方向性から模索したもの。サイバトロン派の地球人の一人であるチップ・チェイスは第49話「デバスターを倒せ!/The Core」で、ビルドロンを洗脳する装置「ドミネイターディスク」を作成した。ビルドロンをサイバトロン側につけようと試み、一時的ではあるがビルドロンはサイバトロンの仲間となる。ビルドロンがサイバトロンに洗脳されてしまった事に対し、メガトロンが取った対策はより強力なコントロール装置「電子ディストラクター」を使い、ビルドロンをコントロールする事であった。
- デバスターは、電子ディストラクターとドミネイターディスクのコントロールに耐え切れず、最後には発狂している。また、第35話で描かれた過去を考えると、ビルドロンの人格は両陣営の都合に翻弄され続けたという事になる。
- 合体中の攻撃
- 「ダイノボットの逃亡 PART I」で、ダイノボットが行った戦術。高い飛行能力を持つスワープがデバスター本体を牽制しつつ、最後に合体するスカベンジャーを狙って残りのメンバーが一斉突撃をかける事によって合体を阻止した。
- 『ザ・ムービー』では、フレンジーとランブルが合体中にハンマーアームで衝撃を与えた。
- 『2010』では、第14話「音楽惑星への挑戦/Carnage in C-Minor」で、パーセプターが狙撃を行って合体を阻止している。合体ロボット特有の弱点を突いた極めて合理的な戦術である。合体直後にもデバスターはブロードサイドに押し潰されたために敗北してしまう。
- トランスフィクサトロン光線の逆用
- 第65話「トランスフォームをとめろ!/The Autobot Run」で、ビルドロンが製作したトランスフォーム能力を封じるトランスフィクサトロン光線をホイルジャックが利用する事を思い立つ。
- トランスフィクサトロン光線をデバスターに照射すると合体は解除され、元のビルドロン部隊に戻る。
メンバー
- 輸送兵ロングハウル/Longhaul
- 声 - 江原正士、石井敏郎(31話)、島香裕(49話)、喜多川拓郎(65話)/ 2010 - 速水奨/ HM - 田中亮一 / 英 - グレッグ・バーガー
- 運搬担当。ダンプトラックに変形する。デバスターに合体する際には胴体に変形する。建設作業などでは荷物の運搬を担うが、自分のポジションが気に入らないらしく、ダンプトラックに生まれて来た事を嘆いたり、不満を口にすることもある。
- 武器はビーム銃で、カーモードでは、屋根の左右上部から、ミサイルを発射する。カーゴ部分に武器を付けることで「バトルミサイルダンプ」になる。
- 建築兵スクラッパー / Scrapper
- 声 - 石井敏郎、島香裕(10話) / ムービー - 難波圭一 / 英 - マイケル・ベル
- 部隊のリーダー格[1][2]。ショベルドーザーに変形する。デバスターに合体する際には右脚に変形する。設計の名人だが、謙虚な性格である。それ以外にも頭脳労働に携わり、第23話では地下から突き当てるべき場所を計算している。武器はロングハウルらとは異なるビーム銃。ウイングの部分を後部に取り付ける事で「ジェットウイングドーザー」になる。
- 衛生兵グレン / Hook
- 声 - 塩屋翼、片岡弘貴(10話)、難波圭一(25話) / ムービー - 江原正士 / HM - 佐藤正治 / 英 - ニール・ロス
- 精密作業を得意とする。クレーン車に変形する。デバスターに合体する際には頭から肩にかけての部分に変形する。精密作業の腕前はホイルジャックをして、感嘆せしめた。トランスフォーマーに使われる回路ばかりか千分の一のサイズのものも修理できるという。メガトロンからの信頼もあり、報告も彼の役であることが多い。第25話ではハート・オブ・セイバートロンの取り付けも行っている。キャノンを車体に取り付けることで「ダブルキャノンクレーン」になる。
- 部隊の中では冷静な性格だが、『ムービー』ではリーダーに立候補するサウンドウェーブに対し「ゴマすりのクズ野郎」と罵倒した。
- 武器は上記メンバーとは異なるビーム銃。他にもセイバー端子なる小道具も携帯。
- 英語版では、彼のようなトランスフォーマーにおける衛生兵は「Surgical Engineer(外科工兵)」と呼称される。
- 偽装兵ミックスマスター / Mixmaster
- 声 - 島香裕、江原正士(10話)喜多川拓郎(49話)/ 2010 - 城山知馨夫 / 英 - フランク・ウェルカー
- 特殊作業を担当。ミキサー車に変形する。デバスターに変形する際には左脚に変形する。武器は上記メンバーとは異なるビーム銃で、ミキサーの中に特殊物質が入っている。車を溶かして鉄を精製する事や酸の調合が可能。キャノンを車体に付けることで「ビッグバズーカミキサー車」になる。
- カーモードでは上部から大砲を出して調合した酸を発射する。
- 採掘兵スカベンジャー/Scavenger
- 声 - 喜多川拓郎、塩屋翼(10話)、江原正士(49話)/ ムービー - 難波圭一 / 英 - ドン・メシック
- 装軌式ショベルカーに変形する。デバスターに変形する際には右腕に変形する。ショベルは探知機になっており、探査に活躍する。武器は上記メンバーとは異なるビーム銃。
- デバスターに合体しようとした際、ダイノボットに隙を突かれて集中攻撃を受けたり、メカの不調のためにミックスマスターに修理を受けていたところをサイバトロンに見つかってメガトロンに叱責されるなど、災難に遇うことが多い。ドリルをフロントに取り付けることで「ドリルミサイルショベル」になる。
- 『ムービー』ではサイバトロンのシャトルを強奪した際、プロールを射殺している。
- 破壊兵ボーンクラッシャー/Bonecrusher
- 声 - 難波圭一、速水奨(49話)、塩屋翼(65話)/ ムービー - 石井敏郎 / 2010 - 塩屋翼 / 英 - ニール・ロス
- スクラッパーと共に採掘を担当。ブルドーザーに変形する。デバスターに合体する際には、左腕に変形する。部隊の中では好戦的な性格だが、泣言を言うスカベンジャーに叱責するなど他のメンバー同様仲間意識は強い。武器は上記メンバーとは異なるビーム銃。
- 『ムービー』ではセイバートロン星への帰還の際、サバイバル案(負傷者の放逐)を提案した。ドリルの部分をキャブにつけることで「ドリルミサイルドーザー」になる。
- 巨人兵デバスター/Devastator
- 声 - 加藤精三 / ムービー - 島香裕 / 英 - アーサー・バーグハート
- ビルドロン部隊の6体が合体して誕生する巨人兵。ブレストパネルを装備しており巨体とそれに比例するパワーを誇るが、各メンバーの意思の統一が取れた部分のみが頭脳として機能するため、メンバーの意志統率に問題があり知能は低い。一人称は名前で、日本語版では片言で喋る。
- 目の部分は基本ゴーグル状だが、両目になっている時もある。
- 武器はソーラーエネルギーを発射するビームライフル、目からのビームなど。
その後のビルドロン
日本製作のOVA『スクランブルシティ発動編』では、スタースクリームらジェットロンと共にサイバトロンの秘密工場を破壊に向かうが、増援のエアーボットの前に撤退。
『トランスフォーマー ザ・ムービー』ではサイバトロンシティ攻防戦に出撃。サイバトロンシティの隔壁を破り、ダイノボットの攻撃を物ともせず、戦況を一辺させる。没コンテによると、ウルトラマグナスらの一斉攻撃を受けて撤退している[3]。帰還中、アストロトレインの中で行われたニューリーダー選びにメンバー全員で立候補していた。その後、スタースクリームの戴冠式にてファンファーレの演奏を担当していたが、不統一で下手糞だったために、スタースクリームの怒りを買っている。
『2010』の冒頭では他のデストロンと同様、エネルギー不足に苦しみ、仲間同士でエネルゴンキューブを奪い合っていたが、クインテッサの手により持ち直す。第4話ではガルバトロンの命令でダイナザウラーを地球の地下で製作していた。その後もデバスターとしても幾度か登場するが、前術の通り、ブロードサイドに潰される、パーセプター1人に合体を阻止される等前作ほどの脅威はあまり見せていなかった。
『ザ☆ヘッドマスターズ』では、ダイノベース駐留部隊として登場。本編ではデバスター自身には台詞はなかったものの、36話における総集編ではメガトロンに代わり状況を話すときもあった。
『Z』では、デバスターが、デストロン九大魔将軍の一人「技術将軍」として再登場。デバスターに鎧や右腕にドリルを装備した姿となっている。声は掛川裕彦。
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー ザ☆コミックス
テレビマガジン版トランスフォーマーの第3話にてグレン、第6話から6人揃って登場する。
第6話ではサイバトロンが太平洋に建造したユートピア島をデストロン基地に改造するために、自然を破壊。駆けつけたスペリオンと戦うためにデバスターに合体するが、ダイナザウラーの手につかまれ失神。デストロンが撤退した後は働いて森の修復をさせられる。
第2作『超ロボット生命体物語ザ☆トランスフォーマー』の第5話ではプレダキングのエネルギー源となるプライムエネルギータワーの奪還のために出撃。
玩具
玩具は『ダイアクロン』の建設車ロボの流用。トランスフォーマーでは、それぞれ「31~36」のナンバーを与えられて発売。単品販売の他にセット販売として、デバスターが「37」のナンバーを与えられて、85年9月に発売された。
ビルドロンとダイノボットが、ライバル関係にあるとして描かれたCMも放送され、この事によりサイバトロンは自動車に、デストロンはそれ以外のものに変形するというそれまでの流れを断ち切った形になり、世界観の拡がりに一役買う事となった。
なお、クロスロボというコピー商品が話題となったことがあるが、こちらはデバスターのではなく、建設車ロボの初期型のコピー商品であるようだ。
2011年に『トランスフォーマー アンコール』では11月に「20」のナンバーが与えられ発売。
その他の玩具
- デストロン軍団22セット
- セブンより発売された塩ビ人形セットに付属。ビルドロン6体とデバスターが同梱されている。
- スーパーコレクションフィギュア トランスフォーマー ジェネレーション1
- 彩色済みコレクションフィギュア。ACT-5「超神マスターフォース編」にラインナップ。ピューター版も存在。
- トランスフォーマーG1
- カバヤより発売。モノクロのボトルキャップフィギュア。全12種類+シークレット2種類。ナンバーは「D-4」。
- トランスフォーマー K-Tフィギュアコレクション
- 海洋堂とのコラボレーション商品。彩色済みコレクションフィギュア。サイバトロンシティの隔壁を破る場面を再現している。原型は大嶋優木が手がけている。全5種類。
その後の作品に登場したビルドロン/デバスター
- 銃に変形するパートナー、スコーピュレイターを引き連れて登場。
- デバスターの形態でニュークリオン対応となったためか、ビルドロン6人への分離が不可能となっている。
- デバスターと同様に6体の建設車両が合体する、六体合体騎士 シックスビルダーが登場する。
- カラーバリエーションとして、G1版デバスターを彷彿させる緑色のカラーリングの「デバスターカラー」が発売されている。
- サイバトロンのシックスビルダーの分身がデストロンにいるという設定であり、ミキサー車に変形するキャラクターがG1と同様に「ミックスマスター」と呼ばれているが、その他のキャラクターの名称は不明。
- オレンジにカラーリングが変更されたビルドロンが登場。
- ヨーロッパで展開されたシリーズでも、カラーリングが黄色に変更されたビルドロンが発売。
- このカラーリングが黄色に変更されたものもG-2期に発売されたが、ヨーロッパで販売されたものは合体パーツが付属していないので、デバスターに合体させる事が出来ない。日本未発売。
- サイバトロンのビルドチームで、ビルドボーイ、ビルドハリケーン、ビルドサイクロン、ビルドタイフーンの4人が登場し、合体してビルドキングとなる。
- 重機に変形する事と合体する事以外に関連性は薄いが、後年、海外で発売されたユニバースでは、彼らの仕様変更品としてボーンクラッシャー/Bonecrusher、スカベンジャー/Scavenger、ロングハウル/LongHaul、そしてビルドロンのメンバーの名前を受け継がないハイタワー/HighTowerの4人が登場しており、4体が合体してデバスター/Devastatorとなる。
- ブルドーザーに変型するサイバトロン戦士 デバスター/Scavengerが登場。
- 合体戦士ではない、所属が異なるなど、G1との関連性は薄いが、デザインや配色はG1を意識したものとなっている。
- 声は藤原啓治。
- ビルドロン/Constructicon Maximusという名で、デバスターを想起させるような合体兵士が登場している。
- こちらは5体合体でミックスマスターがいない。
- 名前が「デバスター」にならなかった理由として、前作のマイクロン伝説に登場したデバスターの存在が考えられる。
- ビルドロン及び、軍団のリーダー的存在であるスカベンジャーの声は飛田展男。
- フォースプロテクション・バッファロー地雷処理車に変形するボーンクラッシャー/Bonecrusherと、M1エイブラムスに変形するデバステーター/Devastatorが登場。
- デバステーターの発表当時の名は「ブロウル」だったが、映画公開直前で変更された。
- そのため、前代未聞の「建機に変形しないビルドロン」「兵器に変形するデバスター」となった。
- タカラトミーの担当者によれば、「正式名称はブロウル。映画はDVDで修正するかもしれない」とホビー誌でコメントしていたが、結局変更されなかった。
- 『トランスフォーマー スーパーリンク』に登場したビルドロンの塗装変更品を、コンストラクティコン・デバステイター/Constructicon Devastatorとして販売。日本未発売。
- パワーショベルに変形するスカベンジャー/Scavenger、ブルドーザーに変形するスクラッパー/Decepticon Scrapperとボーンクラッシャー/Bonecrusher、クレーン車に変形するロングハウル/LongHaulとハイタワー/HighTowerの5体で構成されている。
- オールスパークの破片によって、建設車両からトランスフォーマーに進化したスクラッパー/Scrapperとミックスマスター/Mixmasterが登場。
- オートボットのアイアンハイド/Bulkheadと友達になるが、誘惑に負けてディプセプティコンに寝返ってしまう。
- シーズン3にはダートボス/DirtBossというオリジナルメンバーが登場した。
- ダートボス自体はG-2および実写映画版にも登場しているが、コンストラクティコンであるという設定は同作のみ。
- 大型パワーショベルに変形するデモリッシャー/Demolishorとスカベンジャー/Scavenger、ブルドーザーに変形するランページ/Rampageとスキップジャック/Skipjack、ミキサー車に変形するミックスマスター/Mixmaster、ホイルローダーに変形するスクラッパー/Scrapper、ダンプカーに変形するロングハウル/LongHaulとオーバーロード/OverLoad、クレーン車に変形するハイタワー/HighTower、スクラップメタル/Scrapmetalが登場。
- デモリッシャーやスカベンジャーなどのように同型の別個体が多数存在しており、その中の一部の個体同士が合体してデバステーター/Devastatorとなる。
- 前作に登場したデバステーターとは無関係。
脚注
- ^ テックスペックは他のビルドロンのメンバーの地位が4だが、スクラッパーは5であり、部隊に号令を掛けたり、部隊を代表してメガトロンに話しかけるなどの場面も多い。
- ^ 坂本章編「デストロン兵士 ビルドロン」『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー ファーストシリーズ・コンプリート』ジャイブ出版、2004年12月23日、ISBN 4-86176-036-4、92頁。
- ^ 『The Transformers - The Movie (20th Anniversary Special Edition』特典映像より。