農民運動全国連合会
農民運動全国連合会(のうみんうんどうぜんこくれんごうかい)とは、日本の農業組織、農業者で構成される団体の中央組織の一つ。略称農民連。主として都道府県単位の農民連(一部は農民組合)が加盟する。「ビア・カンペシーナ」に加盟[1]。
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[編集] 概説
「農業と農家の経営を守る」目的で1989年1月結成。「日本の農業を守る」立場から減反や価格の引き下げ、米(コメ)の輸入自由化に反対し、WTO農業協定改定を要求する。食料自給率引き上げを求め、産地直送や直売の拡大といった、商業者・流通業者を介さない販路の開拓も行っている。
個別の自営農業者は都道府県単位で連合会を結成している各地域の農民組合・農民センターに所属している。団体で加盟している出荷組合・営農組合などがある。また、全国連合会には日本販売農業協同組合連合会(日販連。2006年加盟。[2])が団体加盟している。
福島第一原発事故では2011年4月26日、被害農家が牛を連れて東京電力本店(東京都千代田区内幸町)で抗議活動を行い、各マスメディアから注目される[3][4][5][6][7][8][9][10][11]。原発事故被害及び風評被害の全面賠償を東京電力に対して求めている。
2011年7月2日開催の「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」実行委員会に参加。ワークショップ、放射能測定の実演(食品分析センター青年部)、農産物販売(日販連)などのブースを担当する計画[12][13]。
[編集] 会員
- 47都道府県組織
- 日本販売農業協同組合連合会
- 販売専門農協の全国組織。23団体で構成。構成員総数約12万人。構成団体にひたち野農業協同組合(茨城県石岡市)[14]など。
- 所在地:東京都渋谷区代々木二丁目5-5 新宿農協会館(新宿駅近く)
[編集] 事務所・役員
[編集] 機関紙
- 「農民」(週刊。毎週月曜日発行。月額450円+送料)
[編集] 農民連食品分析センター
検査機関「農民連食品分析センター」を持ち、加盟農家の農産物の安全検査や、輸入野菜等の安全検査などを行う。
[編集] 活動
2002年頃日本の厚生労働省が検査を初め報道でも大きく取り上げられた中国などから輸入した冷凍野菜の残留農薬問題は、農民連食料分析センターが2001年12月から検査し、冷凍ホウレンソウから日本基準値(0.01ppm)の9倍もの農薬クロルピリホスが検出された結果を公表したことがきっかけである。[15] [16]
また、2000年にファストフード店で出されるハンバーガーやサンドイッチのパンから有機リン系殺虫剤マラチオンが検出された結果も、店(企業)名を隠すことなく公表(マクドナルド、ロッテリア、モスバーガー、ウェンディーズ、ケンタッキーフライドチキン)した。[17]
外部からの分析依頼にも応じており、テレビ番組でもここに依頼することがある[18]。残留農薬分析、食品添加物分析、食品栄養成分分析、遺伝子組換え食品分析があり、費用は1万5千円〜4万円程度である。
2006年現在では、2004年に日本で初めて自生が確認され、「交雑しやすく、広がる恐れがある」[19]とされる遺伝子組み換えナタネの現地生息調査も行っている。
[編集] 政党との関係
既述の主張から、日本共産党との歩調が一致する。自民党に対しては一貫して批判的である。農民連は、「政党支持は自由」を謳っているが、事実上の共同関係にあり、全国商工団体連合会、民主商工会などと同様に「共産党系の団体」と見られることがある。具体的な関係では、加盟農業従事者が共産党から議員に立候補する、あるいは共同で候補(明るい○○をつくる会)を推すなどである。
共産党のイベント「赤旗まつり」に出店したり、加盟農民組合の一部は共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の三行広告に頻繁に登場する。2007年の参議院議員通常選挙では、農民連会長白石淳一は、日本共産党現職候補の紙智子の推薦人であった[20]。
[編集] 著書
- 『いまこそ、日本でも食糧主権の確立を!』(真嶋良孝(農民運動全国連合会副会長)著 本の泉社 2008年)ISBN 9784780703610
- 『それでも食べますか』(石黒昌孝(農民連食品分析センター)著 かもがわ出版 2002年)ISBN 4-87699-693-8
[編集] 関連項目
- 農業協同組合
- 農事組合法人
- 地産地消
- 農業委員会
- 全日本農民組合連合会
- 平和・民主・革新の日本をめざす全国の会
- 生活クラブ事業連合生活協同組合連合会
- 日本生活協同組合連合会
- 7人の女弁護士 - 食品分析センターでロケ[21]
[編集] 脚注
- ^ ビア・カンペシーナとは
- ^ 農民連に団体加盟した日販連
- ^ テレビ取材風景(農民連サイト) NHK・NNN・JNN・FNN・ANNの2011年4月26日夕方ニュース
- ^ 読売新聞web版 2011年4月26日
- ^ 産経新聞web版 2011年4月26日
- ^ 夕刊フジ ZAKZAK 2011年4月26日
- ^ 毎日新聞 2011年4月27日
- ^ 河北新報 2011年4月27日
- ^ しんぶん赤旗 2011年4月27日
- ^ 農業協同組合新聞web版 2011年4月27日
- ^ 新聞「農民」 2011年5月16日
- ^ 原発ゼロをめざす7.2緊急行動に行こう 記者会見報告1
- ^ 7・2行動目前 自然エネ企画など決まる(しんぶん赤旗 2011年6月25日)
- ^ 第40回 赤旗まつり 農業の大切さたっぷり(新聞「農民」 2010年11月22日)
- ^ [1]テレビ朝日 ザ・スクープ 長野智子
- ^ 新聞「農民」2002年4月8日
- ^ 新聞「農民」2000年12月25日
- ^ 日本テレビ 報道特捜プロジェクトなど
- ^ 筑波大学元教授(受粉生物学)生井兵治
- ^ 紙智子の選挙運動用通常葉書記載より
- ^ 新聞「農民」2008年6月9日号