クレア・デインズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クレア・デインズ
Claire Danes
Claire Danes
クレア・デインズ(2015年)
本名 Claire Catherine Danes
生年月日 (1979-04-12) 1979年4月12日(45歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨークマンハッタン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 166cm
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1992年 -
配偶者 ヒュー・ダンシー(2009年 - )
主な作品
映画
ロミオ+ジュリエット
ターミネーター3
テレビドラマ
アンジェラ 15歳の日々
『テンプル・グランディン 自閉症とともに』
HOMELAND
 
受賞
放送映画批評家協会賞
主演女優賞(ドラマシリーズ部門)
2012年『HOMELAND
MTVムービー・アワード
女優賞
1997年ロミオ+ジュリエット
AFI賞
作品賞(テレビシリーズ部門)
2015年『HOMELAND』
エミー賞
主演女優賞(ドラマシリーズ部門)
2012年『HOMELAND』
2013年『HOMELAND』
女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
2010年『テンプル・グランディン 自閉症とともに』
ゴールデングローブ賞
女優賞(ドラマシリーズ部門)
1994年アンジェラ 15歳の日々
2011年『HOMELAND』
2012年『HOMELAND』
女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)
2010年『テンプル・グランディン 自閉症とともに』
全米映画俳優組合賞
女優賞(ドラマシリーズ部門)
2012年『HOMELAND』
女優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)
2010年『テンプル・グランディン 自閉症とともに』
その他の賞
ハリウッド名声の歩道
2015年 テレビ産業への貢献、テレビ・演劇業界への業績に対して
テンプレートを表示

クレア・デインズClaire Danes, 1979年4月12日 - )は、アメリカ合衆国女優。本名は「クレア・キャサリン・デインズ(Claire Catherine Danes)」[1]

これまでに、エミー賞を3度、ゴールデングローブ賞を4度受賞している。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

ニューヨークマンハッタンで生まれ、ソーホーで育つ。父親は写真家、母親は芸術家。幼い頃からバレエを学び、リー・ストラスバーグ・インスティチュートアクターズ・スタジオで演技を学んだ。

キャリア[編集]

1994年に『若草物語』で映画デビュー。同年放送のテレビシリーズ『アンジェラ 15歳の日々』でゴールデングローブ賞主演女優を受賞し、一躍脚光を浴びる。1996年にレオナルド・ディカプリオと共演した『ロミオ+ジュリエット』でアイドル的な人気を得る。

2007年にはブロードウェイ劇『ピグマリオン』のイライザ・ドゥーリトル役で舞台[2]デビューしている[3][4]

2007年からパトリック・ウィルソンと共にGAPのCMに出演。2008年秋からはグッチのファイン ジュエリーの広告塔に起用される[5]

2010年、『テンプル・グランディン 自閉症とともに』でエミー賞主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞受賞、翌年の『HOMELAND』で二年連続ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞の快挙を達成。

清純派のイメージが強いためヌードシーンを演じることが少ない。

私生活[編集]

1998年にイェール大学に進学し、心理学を専攻していた[6]が、女優業に専念するため退学した。

歌手のベン・リーと6年ほど交際したが2003年に破局。2004年からは映画で共演した俳優のビリー・クラダップと交際をはじめたが、クラダップは恋人のメアリー=ルイーズ・パーカーの妊娠中に彼女と別れてデインズと交際しだしたため、二人の交際はゴシップの的となった。二人は結局2006年12月に破局[1]

2009年2月に『いつか眠りにつく前に』で共演したイギリスの俳優ヒュー・ダンシーと婚約[7]。2009年9月にフランスで結婚式を挙げた[8][9][10]。2012年、第一子妊娠を発表し、12月に男児(Cyrus Michael Christopher Dancy)が生まれた[11]。2015年、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに選出される。2018年8月に次男が誕生している。

批判[編集]

1998年に『ブロークダウン・パレス』撮影時に訪れたフィリピンに対して、「マニラには下水道がなくてゴキブリの臭いがする。腕や足、目や歯がない人がいる」や「不気味で気持ち悪い」という発言をした。これに対して、フィリピン政府はクレア・デインズが出演している全ての映画の永久上映禁止、またジョセフ・エストラーダ大統領(当時)は永久入国禁止まで言い渡した。本人は「誤解だった」と釈明し、イェール大学で外交学を学ぶ意向があるとした。しかしフィリピン政府は「永久に許すつもりは無い」と言明している[12]

主な出演作品[編集]

備考にテレビとないものは映画作品。

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1994 若草物語
Little Women
ベス・マーチ 佐々木優子
アンジェラ 15歳の日々
My So-Called Life
アンジェラ・チェイス テレビシリーズ
ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞
高橋紀恵
1995 キルトに綴る愛
How to Make an American Quilt
グラディ・ジョー(若い頃) 田中敦子
ホーム・フォー・ザ・ホリデイ
Home for the Holidays
クローディアの娘
1996 プラトニック・ゲーム
I Love You, I Love You Not
デイジー 日本未公開
ロミオ+ジュリエット
Romeo + Juliet
ジュリエット 坂本真綾(ソフト版・テレビ朝日版)
大坂史子フジテレビ版)
1997 自由な女神たち
Polish Wedding
ハーラ VHS版のみ「ハッピー・ウェディング」という副題が後に付く
もののけ姫 サン 英語版の声優
(日本語版の石田ゆり子に該当)
Uターン
U Turn
ジェニー 氷上恭子
レインメーカー
The Rainmaker
ケリー・ライカー 小林優子
1998 レ・ミゼラブル
Les Misérables
コゼット 小林さやか
1999 モッド・スクワッド
The Mod Squad
ジュリー 日本未公開
ブロークダウン・パレス
Brokedown Palace
アリス 冬馬由美
2002 17歳の処方箋
Igby Goes Down
スーキー 林真里花
めぐりあう時間たち
The Hours
ジュリア・ヴォーガン 浅井晴美
2003 ターミネーター3
Terminator 3: Rise of the Machines
ケイト・ブリュースター 林真里花(劇場公開版・ソフト版)
魏涼子日本テレビ版)
アンビリーバブル
It's All About Love
エレナ 日本未公開
2005 幸せのポートレート
The Family Stone
ジュリー・モートン 本田貴子
Shopgirl/恋の商品価値
Shopgirl
ミラベル 日本未公開
2007 消えた天使
The Flock
アリソン・ラウリー 林真里花
スターダスト
Stardust
イヴェイン 魏涼子
いつか眠りにつく前に
Evening
アン 魏涼子
2009 僕と彼女とオーソン・ウェルズ
Me and Orson Welles
ソニヤ・ジョーンズ
2010 テンプル・グランディン 自閉症とともに
Temple Grandin
テンプル・グランディン テレビ映画
エミー賞主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞
2011 - 2020 HOMELAND
Homeland
キャリー・マティソン テレビシリーズ
主演兼プロデューサー
ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞
プライムタイム・エミー賞主演女優賞受賞
岡寛恵(シーズン6まで)
小林さやか(シーズン7)
2017 ブリグズビー・ベア
Brigsby Bear
エミリー
2022 バツイチ男の大ピンチ!
Fleishman Is in Trouble
レイチェル メイン
2023 フル・サークル
Full Circle
サム・ブラウン Maxミニシリーズ

脚注[編集]

  1. ^ a b 人物情報 クレア・デインズ”. crank-in.net. 2015年8月8日閲覧。
  2. ^ アメリカン・エアラインズ・シアター
  3. ^ クレア・デーンズ、10月にブロードウェーデビュー”. ロイター (2007年7月12日). 2015年8月8日閲覧。
  4. ^ Claire Danes Will Play Eliza Doolittle in Roundabout's Broadway Pygmalion”. broadway.com (2007年7月10日). 2015年8月8日閲覧。
  5. ^ クレア・デインズ、グッチ ファイン ジュエリーの顔に”. afpbb.com (2008年4月28日). 2015年8月8日閲覧。
  6. ^ Claire Danes”. SuperiorPics.com. 2013年1月5日閲覧。
  7. ^ “Claire Danes & Hugh Dancy Are Engaged!”. People. (02/06/2009). http://www.people.com/people/article/0,,20257623,00.html 2013年1月5日閲覧。 
  8. ^ “Claire Danes and Hugh Dancy Wed”. People. (09/28/2009). http://www.people.com/people/article/0,,20257623,00.html 2013年1月5日閲覧。 
  9. ^ “Marie Claire UK Interview.”. Marie Claire. (2007年11月29日). http://www.marieclaire.co.uk/entertainment/celebrity/Hugh_Dancy_interview_article_152337.html 
  10. ^ The pair were married in the fall of 2009 in France.[1]
  11. ^ “ロミオ&ジュリエット』クレア・デインズ、第1子男児出産”. シネマトゥデイ. (2012年12月20日). https://www.cinematoday.jp/news/N0048822 2013年1月5日閲覧。 
  12. ^ “People: Oct. 12, 1998”. TIME MAGAZINE. (1998年10月12日). http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,989295,00.html?promoid=googlep 2013年1月5日閲覧。 

外部リンク[編集]