リンゼイ・ワグナー

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リンゼイ・ワグナー
Lindsay Wagner
Lindsay Wagner
2008年7月26日、サンディエゴ・コミコンにて
本名 Lindsay Jean Ball
生年月日 1949年6月22日(64歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ロサンゼルス (カリフォルニア州)
ジャンル テレビドラマ映画
配偶者 4回結婚、いずれも離婚。
家族 母マリリン、実父のビルは94年に他界。ドリアン、アレックスの息子2人
主な作品
地上最強の美女バイオニック・ジェミー

リンゼイ・ジーン・ワグナーLindsay Jean Wagner1949年6月22日 - )は、エミー賞を獲得したアメリカ合衆国女優。1970年代のテレビシリーズ『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』の主演女優として最も有名である。

生い立ち[編集]

ワグナーはロサンゼルス (カリフォルニア州) で生まれた。7歳の時に両親が離婚。母親は彼女を伴い、パサデナに近いロサンゼルス北東のイーグルロック地区に移転した。母親の再婚相手テッド・ボールは、一家を連れてポートランド (オレゴン州)に移った。ワグナーはデビッド・ダグラス・ハイスクールに通い、多くの学校演劇に出演した。高校卒業後はオレゴン大学で学んだ。

活動歴[編集]

ワグナーはロサンゼルスでモデルとして働き、「プレイボーイ・アフター・ダーク (Playboy After Dark) 」のホステスを務める事により、いくばくかのテレビの経験も積んだ。一方で彼女はユニバーサル・ピクチャーズの友人と連絡をとり、女優としてのスタートとなるテレビドラマ『ドクター・ウェルビー (Marcus Welby, M.D.) 』に端役としてキャスティングされた。この出演は、彼女が映画『ふたり (Two People) 』(1972年) と『ペーパー・チェイス (The Paper Chase) 』(1973年) で役を得るきっかけとなった。ワグナーは、1971 - 75年の間に『ドクター・ウェルビー』シリーズに4回異なる役で出演し、『ロックフォードの事件メモ』にも繰り返しゲスト出演した。

1975年、ワグナーは元プロテニスプレイヤーにして、『600万ドルの男』スティーブ・オースティン(リー・メジャース)の幼い頃の恋人ジェミー・ソマーズを演じた。『600万ドルの男』における「誕生! バイオニック・ジェミー秘話」という2話にわたるエピソードでは、ジェミーはスカイダイビング事故で重傷を負い、スティーブの要請で四肢などにスティーブと同様のバイオニック移植手術を受ける(スティーブが生体工学的な目を持つのに対し、ジェミーは耳に移植手術を受けた)。不幸にもジェミーの体は拒絶反応を起こし、彼女は死んでしまう。

これはワグナーのユニバーサル契約下での最後の仕事であることを意図していた。しかし、このキャラクターに対する視聴者の反応は圧倒的であり、ジェミーは彼女自身のスピンオフシリーズ『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』と共に甦ることとなった。ジェミーは記憶喪失にかかり、スティーブに対する愛情を忘れてしまっていたが、彼と同様にアメリカ政府機関O.S.I.の諜報員となった。この2つのシリーズは何度かクロスオーバーするエピソードを持った。この番組により、ワグナーは1977年のエミー賞主演女優賞を獲得した。同作で1977年、78年のゴールデン・グローブ賞主演女優賞にもノミネートされたが、受賞はならなかった[1]。また2007年にはTV Land Awardの "Greatest Gear or Admirable Apparatus"(最も偉大な装備または賞賛すべき器具)がバイオニック・ジェミーの右腕・両足・右耳に対して贈られた[2]。1978年のシリーズ終了後も、ワグナーは主にテレビの短期シリーズやテレビ映画で、ジェミーを演じ続けた。

ワグナーは1980年代に他に2本、テレビの連続ドラマに主演した。1984年の『Jessie 』と1989年の『Peaceable Kingdom 』である。但しこれらはどちらも短命であった。彼女のごく最近の出演作は以下の通り。メリッサ・ギルバートと共演した2005年のテレビ映画『シッカー・ザン・ウォーター (Thicker than Water) 』、『Buckaroo: The Movie 』(2005年)、『Four Extraordinary Women 』(2006年)。

主な出演作品[編集]

  • 『ふたり』 (Two People) (1972年)
  • 『ペーパー・チェイス』 (The Paper Chase) (1973年)
  • 600万ドルの男(The Six Million Dollar Man) (1975-1977年・TV)
  • 地上最強の美女バイオニック・ジェミー(The Bionic Woman) (1976-1978年・TV)
  • 『過去へ旅した女』 (The Two Worlds of Jenny Logan) (1979年・TV)
  • ナイトホークス(Nighthawks) (1981年)
  • 『バイオニック・ジェミースペシャル~蘇った地上最強の美女』 (The Return of the Six-Million-Dollar Man and the Bionic Woman) (1987年・TV)
  • 『バイオニック・ウォーズ~帰ってきたバイオニック・ジェミー&600万ドルの男』 (Bionic Showdown: The Six Million Dollar Man and the Bionic Woman) (1989年・TV)
  • リコシェ(Ricochet) (1991年)
  • 『ジェニファー・ロペスの救命看護』 (Nurses on the Line/Lost in the Wild) (1993年・TV)
  • Bionic Ever After?』 (1994年・TV)
  • 『みにくいアヒルの子』 (A Light in the Forest) (2002年)
  • 『シッカー・ザン・ウォーター』 (Thicker than Water) (2005年)

その他の活動[編集]

  • 1987年、ワグナーは若返りのための美容整形外科手術と同様の効果が得られる指圧療法に関するシリーズ本を、ロバート・M・クラインと共著で表した。
  • ワグナーは、セレクト・コンフォート社のスリープ・ナンバー・ベッドのインフォマーシャルに出演している。
  • 最近ワグナーは、彼女の自助療法である "Quiet the Mind & Open the Heart"(精神を平穏にし、心の奥を開く)のセミナーとワークショップを行った。これは精神性と瞑想を促進する。
  • ワグナーは「Teen Talking Circles Project」の理事会のメンバーで、「Girls Talking Circles」の積極的な支持者である[3]

私生活[編集]

ワグナーは4回結婚している。1971年から73年まで音楽出版者のアラン・ライダーと。1976年から79年まで俳優のマイケル・ブランドンと。1981年には『バイオニック・ジェミー』のセットで出会ったスタントマンのヘンリー・キンジと。キンジとの間に2人の息子、ドリアンとアレックスが生まれたが、84年に離婚。1990年にはテレビ・プロデューサーのローレンス・モートフと結婚、しかし93年に離婚した。

テレビドラマ『ダラス』のスター、リンダ・グレイ (Linda Gray) とは、グレイの元夫のエド・スラッシャーがワグナーのおじの1人という親戚関係だった。ワグナーとグレイは1979年のテレビ映画『過去へ旅した女 (The Two Worlds of Jenny Logan) 』で恋のライバルを演じた。映画は日本とヨーロッパに配給された版にのみ、ワグナーのセミヌードの場面が追加されている。

著書[編集]

  • High Road to Health: A Vegetarian Cookbook by Lindsay Wagner and Ariane Spade (1994年) ISBN 978-0671872779
  • Lindsay Wagner's New Beauty: The Acupressure Facelift by Lindsay Wagner and Robert M. Klein (1987年) ISBN 978-0135368060
  • 30-Day Natural Face Lift Program by Lindsay Wagner and Robert M. Klein (1988年) ISBN 978-0861887798

脚注[編集]

外部リンク[編集]