カナダドル

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カナダドル(Canadian dollar)とは、カナダの通貨である。 ISO 4217でのコードはCAD。1カナダドル(C$)は100セント(¢)。

カナダドルは米国でも北部の一部の地区で米ドルと等価で使用できるところがあるが、日本では流通量は少なく、オーストラリアドルと並んで銀行や両替商での交換手数料は、米ドル、ユーロ、スイス・フランなどに比べ非常に割高である

カナダドル紙幣
カナダドル紙幣


目次

[編集] 紙幣

[編集] 現在の紙幣

2004年11月17日に新50ドル紙幣が発行され、新紙幣への移行が完了した。これらの新紙幣はホログラムストライプ、透かし、紫外線インクなどのセキュリティ対策が施され、大きさは同じだが、アメリカドルと異なり、額面により色が違うので間違えることはない。5ドル紙幣と10ドル紙幣は、ホログラムストライプや透かしを採用していなかったが、10ドル紙幣は、2005年5月に、5ドル紙幣は2006年11月15日に、高額紙幣と同じセキュリティ対策が施されたものが発行された。

  • 5ドル(水色)
表面:ウィルフリッド・ローリエ、裏面:アイスホッケー
  • 10ドル(紫)
表面:ジョン・A・マクドナルド、裏面:平和の追憶(平和維持軍と戦争記念碑、戦没者慰霊の象徴である赤いケシの花)
  • 20ドル(緑)
表面:エリザベス2世女王、裏面:ビル・リード(Bill Reid)の彫刻「ワタリガラスと最初の人類(Raven and the First Men)」など
  • 50ドル(赤)
表面:ウィリアム・ライアン・マッケンジー・キング、裏面:「ザ・フェイマス・ファイブ("The famous 5" - 最高裁に女性の権利を問うた女性5人組)」
  • 100ドル(茶色)
表面:ロバート・ボーデン、裏面:気象衛星

[編集] 旧紙幣(1986年版~カナダの鳥類シリーズ)

  • 2ドル(旧紙幣)
表面:エリザベス2世女王、裏面:コマツグミ(American Robin)
  • 5ドル(旧紙幣)
表面:ウィルフリッド・ローリエ、裏面:アメリカヤマセミ(Belted Kingfisher)
  • 10ドル(旧紙幣)
表面:ジョン・A・マクドナルド、裏面:ミサゴ(Osprey)
  • 20ドル(旧紙幣)
表面:エリザベス2世女王、裏面:ハシグロアビ(Common Loon)
  • 50ドル(旧紙幣)
表面:ウィリアム・ライアン・マッケンジー・キング、裏面:シロフクロウ(Snowy Owl)
  • 100ドル(旧紙幣)
表面:ロバート・ボーデン、裏面:カナダガン(Canada Goose)
  • 1,000ドル(旧紙幣)
表面:エリザベス2世女王、裏面:ギンザンマシコ(Pine Grosbeak、カナダに生息する鳥)

[編集] 旧紙幣(1969年-1979年版~カナダの風景シリーズ)

  • 1ドル(旧紙幣)
表面:エリザベス2世女王、裏面:オタワの国会議事堂とオタワ川木材輸送
  • 2ドル(旧紙幣)
表面:エリザベス2世女王、裏面:ノースウェスト準州バフィン島イヌイット狩猟風景
  • 5ドル(旧紙幣)
表面:ウィルフリッド・ローリエ、裏面:ブリティッシュコロンビア州ジョンストン海峡の漁鮭業
  • 10ドル(旧紙幣)
表面:ジョン・A・マクドナルド、裏面:オンタリオ州サーニアの石油精製所
  • 20ドル(旧紙幣)
表面:エリザベス2世女王、裏面:アルバータ州ロッキー山脈モレーン湖
  • 50ドル(旧紙幣)
表面:ウィリアム・ライアン・マッケンジー・キング、裏面:王立カナダ騎馬警察(RCMP)の音楽隊
  • 100ドル(旧紙幣)
表面:ロバート・ボーデン、裏面:ノヴァスコシア州ルーネンバーグ(Lunenburg)の風景

[編集] 硬貨

  • 2ドル(toonie/ twoonie 大半の場合、前者のように綴る)
表面:エリザベス2世女王、裏面:白熊
  • 1ドル(loonie)
表面:エリザベス2世女王、裏面:ルーン(国鳥)
  • (50セント)
表面:エリザベス2世女王、裏面:カナダの紋章
  • 25セント(quarter)
表面:エリザベス2世女王、裏面:カリブー(トナカイ)
  • 10セント(dime)
表面:エリザベス2世女王、裏面:ブルーノーズノヴァスコシアスクーナー船。帆船の一種。)
  • 5セント(nickel)
表面:エリザベス2世女王、裏面:ビーバー
  • 1セント(penny)
表面:エリザベス2世女王、裏面:メープル(サトウカエデの葉)

エリザベス女王の面にあるD.G. REGINAとは、女王の称号のラテン語「神の恩寵による女王(Dei Gratia Regina)」の略。

[編集] 硬貨の肖像画

カナダの硬貨には過去から継続してカナダの国家元首であるイギリス国王の肖像画が使われている。特に2003年まではイギリスの硬貨と同じ肖像画(すなわちイギリス人画家による)が使用されていたが、カナダでは2004年よりカナダ人画家の作品が初めて採用された。下記はその変遷。

若い頃の女王と成長した女王の二種類の肖像がある
リースをかぶった女王。メアリー・ギリック(Mary Gillick)作。
ティアラ(Girls of Great Britain and Ireland Tiara [1])をかぶった女王。アーノルド・マチン(Arnold Machin)作。このティアラは結婚祝いに祖母であるメアリー王妃(ジョージ5世の妃)に貰ったもの。
ジョージ4世王冠(George IV State Diadem [2])をかぶった女王。ラファエル・マクルーフ(Raphael Maklouf)作。この王冠はイギリス議会開会の際に使われるもの。
  • 2004年-現在 エリザベス2世
王冠をかぶっていない女王。初めてカナダ人による、カナダ・オリジナルの肖像画が採用された。スザンナ・ブラント(Susanna Blunt)作。

[編集] 硬貨の特別版

カナダの硬貨には、コレクター用のみならず実際に流通している特別版が過去にいくつか発行されている。

  • 1943年:「ヴィクトリー・ニッケル」第二次世界大戦カナダ軍の健闘を讃えた5セント硬貨。
  • 1967年:カナダ建国100周年記念硬貨
  • 1973年:「マウンティー・クウォーター」王室カナダ騎馬警察(RCMP)100周年記念25セント硬貨。
  • 1999年-2000年:2000年のミレニアムコイン。デザインはカナダに住む住民から募集された。月一つ、新しいコインを流通。25セント硬貨。
  • 2001年:ボランティアをする人々が描かれた。10セント硬貨。
  • 2005年:ベテランコイン。第二次世界大戦の戦後60周年記念5セント硬貨。
  • 2007年-2010年:2010年バンクーバーオリンピック開催記念。25セント硬貨を毎年2月、4月、7月、9月、11月、それぞれに一つ、1ドル硬貨を2009年と2010年に流通予定。

[編集] 変遷

  • 1996年2月:2ドル硬貨発行
  • 2001年1月:新10ドル札を発行
  • 2002年3月:新5ドル札を発行
  • 2004年3月:新100ドル札を発行
  • 2004年9月:新20ドル札を発行
  • 2004年11月:新50ドル札を発行
  • 2005年5月:新10ドル札の偽造防止強化版を発行
  • 2006年11月:新5ドル札の偽造防止強化版を発行

[編集] 為替レート

日本ではあまり取り上げられなかったが、2007年9月20日、アメリカドルとカナダドルが同じレートとなった。これは1976年11月25日以来の出来事である。

対USドル為替レート(1989年~)
対USドル為替レート(1989年~)
対円為替レート(1989年~)
対円為替レート(1989年~)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク