ヒナゲシ

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ヒナゲシ
W hinagesi4051.jpg
ヒナゲシ(2004年5月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ケシ目 Papaverales
: ケシ科 Papaveraceae
: ケシ属 Papaver
: ヒナゲシ P. rhoeas
学名
Papaver rhoeas L. (1753)
和名
ヒナゲシ
英名
Corn poppy
ヒナゲシ

ヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟(コクリコ)、学名:Papaver rhoeas)は、ヨーロッパ原産のケシ科一年草グビジンソウ(虞美人草)、シャーレイポピー (Shirley poppy) とも呼ばれる。

性状[編集]

耐寒性の一年草で、草丈50cm~1m位になる。葉は根生葉で、羽状の切れ込みがあり無毛である。初夏に花茎を出し、上の方でよく分枝し、茎の先に直径5~10cmの赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。現在タネとして売られているものには、八重咲きの品種が多い。ケシオニゲシに比べるとずっと華奢で、薄い紙で作った造花のようにも見える。

栽培[編集]

移植を嫌うので、9月下旬から10月中旬頃に、花壇に直まきする。覆土はタネが見え隠れする程度でよい。かなり細かいタネなので、重ならないように丁寧に蒔き、発芽してきたら間引いて、株間が30cmくらいになるようにする。

グビジンソウの名について[編集]

グビジンソウ(虞美人草)名は、中国の伝説に由来している。

末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。項羽が劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に、死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った。

力拔山兮氣蓋世 (力は山を抜き、気は世を覆う)
時不利兮騅不逝 (時利あらずして騅逝かず)
騅不逝兮可奈何 (騅逝かざるを如何せん)
虞兮虞兮奈若何 (虞や虞や汝を如何せん)

垓下歌垓下の歌)『史記』巻7項羽本紀 第7 司馬遷、『漢書』巻31陳勝項籍傳第1 班固

この舞の後に彼女は自害した。彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。なお虞美人の自害云々については、女性の貞操がとやかく言われるようになった北宋代からであり、『史記』、『漢書』ではそのような記述は無い。

花言葉[編集]

ヒナゲシの花言葉は以下のようなものがある。

  • 恋の予感
  • いたわり
  • 思いやり
  • 陽気で優しい
  • 忍耐
  • 妄想
  • 豊饒

花弁の色では以下のようなものがある。

赤い花弁「慰め」「感謝」
白い花弁「忘却」「眠り」

その他には以下のようなものがある。

アイスランドポピー「慰安」「感謝」「承認」「七色の恋」

その他[編集]

フランスのハイ・ウッド・セメトリー
イギリスでは赤いポピーが第一次世界大戦における犠牲の象徴とされている

ああ皐月(さつき)  仏蘭西(フランス)の野は
  火の色す  君も雛罌粟(こくりこ)
    われも雛罌粟(こくりこ)」

与謝野晶子

陽(ひ)に倦(う)みて
   雛罌粟(ひなげし)いよよ くれなゐに

木下夕爾

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]