コンパス

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コンパス

コンパスCompass)とは、を描いたり、線分の長さを移すのに用いる文房具・製図器具。自由な角度に開閉できる二本の脚からなる。ぶんまわし(規、ぶん回し)、両脚器円規ともいう。また、かつて根発子(コンハッス)と宛字されたこともある。

小さな円を描くコンパスは、スプリングコンパスと呼ばれ、また大きな円を描くコンパスはビームコンパスと呼ばれる。

基本的には片方の脚が針、もう片方の脚が線を描く構造になっており、後者には鉛筆を固定するものや、シャープペンシルになっているものなどがある。

コンパスの両端を針にしたものはディバイダ(割りコンパス)と呼ばれ、円周を等分したり、寸法の転記などに使用される。脚の交換によりディバイダになるコンパスもあるほか、簡単な作業ならばコンパスをその代替とすることができる。

コンパスは円周を描くために必須の道具ではなく、『支点とそこから等しい距離を維持したまま移動できる状態の筆記具』(例:とペン、それから針もしくはあるいは棒、画鋲など)があれば代用ができる。

また、中心部から二本の足が伸びている形状から、足の長い人物(特に女性)を指す比喩表現として「コンパス(が長い)」といった用いられることがある。

[編集] 種類

  • 中コンパス(一般的なもの):半径5~70mmの円用。
  • 大コンパス:半径50~150mmの円用。
  • スプリングコンパス:1-15mmの円用。脚間にあるねじ車を回して脚の間隔を調整できる。
  • ビームコンパス:半径200mm以上の円用。ビーム上に針先、ペン部が平行に取り付けられたもの。ビーム上をスライドさせて半径を調整する。
  • 比例コンパス:図形を拡大、縮小する時に使用する。
  • その他、教職向けとして、黒板用で大きく、筆記具にチョークを用いるタイプがある。


[編集] 中心器

コンパスの関連用具として中心器があり、製図用具が一式揃えられたセット類などに含まれている。この中心器はコンパスによる製図の際に図面となる紙にが開いてしまわないようにするためのものである。中心器は透明で円形をしており、その中心部には十字の線が入っていて、その交点部分に窪みが設けられている。使用する際には、描く円の中心となるべき部分に中心器の中心(窪み)が一致するよう置き、窪みにコンパスの針を載せ円を描くことで紙に直接穴が開かないようにすることができる。一般に滑り止めがついていることが多い。

同心円を多数描く場合に、何度も針を刺すことによる紙穴の広がりを防ぐことができ、正確な同心円を描くことができる。

[編集] 関連項目

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