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== プラーナ文献 ==
== プラーナ文献 ==
『{{仮リンク|パドマ・プラーナ|en|Padma Purana}}』によれば、二人の子供をそれぞれヴィシュヌとインドラに殺された[[カシュヤパ]]が、インドラに対抗できる生き物を授かるために儀式を行い、その結果、炎の中から誕生したのがヴリトラである。その外観は、黄色い目と黒い肌をした巨人であった<ref>『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 96-97頁。(ヴリトラ)</ref>。『{{仮リンク|デーヴィー・バーガヴァタ・プラーナ|en|Devi-Bhagavata Purana|lagel=デーヴィー・バーガヴァタ}}』によれば、息子{{仮リンク|トリシラス|en|Trisiras}}インドラに殺されたトヴァシュトリが、インドラをすためにヴリトラを作り出した。その外観は男の鬼神であった<ref name="インド神話伝説辞典p97">『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 97頁。(ヴリトラ)</ref>。
『{{仮リンク|パドマ・プラーナ|en|Padma Purana}}』によれば、二人の子供をそれぞれヴィシュヌとインドラに殺された[[カシュヤパ]]が、インドラに対抗できる生き物を授かるために儀式を行い、その結果、炎の中から誕生したのがヴリトラである。その外観は、黄色い目と黒い肌をした巨人であった<ref>『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 96-97頁。(ヴリトラ)</ref>。『{{仮リンク|デーヴィー・バーガヴァタ・プラーナ|en|Devi-Bhagavata Purana|lagel=デーヴィー・バーガヴァタ}}』によれば、トヴァシュトリには3つの頭を持つ息子{{仮リンク|トリシラス|en|Trisiras}}(別名ヴィシュヴァルーパ)がいたがインドラに殺されたことから、インドラに復讐をすために祭祀を行って呪文を唱え、炎からヴリトラを生み出した。その外観は男の鬼神であった<ref name="インド神話伝説辞典p97">『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 97頁。(ヴリトラ)</ref>。


『パドマ・プラーナ』の語るところでは、インドラはヴリトラを恐れ、自分の地位の半分を譲るという条件を提示して彼と講話した。しかしインドラは、ヴリトラに美女を差し向けて誘惑し、[[バラモン]]でもあったヴリトラが酒を飲むように仕向けた。飲酒後に意識を失ったヴリトラをインドラは殺した。彼はヴリトラハンの別名を得ると同時に、バラモンを殺した罪を負うこととなった<ref name="インド神話伝説辞典p97" />。
『パドマ・プラーナ』の語るところでは、インドラはヴリトラを恐れ、自分の地位の半分を譲るという条件を提示して彼と講話した。しかしインドラは、ヴリトラに美女を差し向けて誘惑し、[[バラモン]]でもあったヴリトラが酒を飲むように仕向けた。飲酒後に意識を失ったヴリトラをインドラは殺した。彼はヴリトラハンの別名を得ると同時に、バラモンを殺した罪を負うこととなった<ref name="インド神話伝説辞典p97" />。
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ヴリトラとインドラは戦闘の後、<!--要出典 [[ヴィシュヌ]]神の仲介により-->和平条約を結んだ。この時ヴリトラは「木、岩、武器、乾いた物、湿った物、ヴァジュラのいずれによっても傷つかず、インドラは昼も夜も自分を殺すことができない」という条件を勝ち取った。その後ヴリトラが、昼でも夜でもない明け方または黄昏時に海岸にいたところ、インドラが木、岩、乾いた物、湿った物のいずれでもない海の泡を用いて攻撃してきた<ref>『[[#沖田 2013|神の文化史事典]]』 122-123頁。(ヴリトラ)</ref><ref name="神の文化史事典p98">『[[#松村 2013|神の文化史事典]]』 98頁。(インドラ)</ref>。泡にはヴィシュヌが入り込んでおり<ref name="神の文化史事典p122" />、この泡によってヴリトラは殺された<ref name="神の文化史事典p122" /><ref name="神の文化史事典p98" />。『マハーバーラタ』では他に、ヴリトラとインドラとの戦闘が長引く中、ヴリトラがその口を大きく開けたとき、インドラが口の中をヴァジュラで刺し貫いて殺害したともされている<ref name="インド神話伝説辞典p98" />。
ヴリトラとインドラは戦闘の後、<!--要出典 [[ヴィシュヌ]]神の仲介により-->和平条約を結んだ。この時ヴリトラは「木、岩、武器、乾いた物、湿った物、ヴァジュラのいずれによっても傷つかず、インドラは昼も夜も自分を殺すことができない」という条件を勝ち取った。その後ヴリトラが、昼でも夜でもない明け方または黄昏時に海岸にいたところ、インドラが木、岩、乾いた物、湿った物のいずれでもない海の泡を用いて攻撃してきた<ref>『[[#沖田 2013|神の文化史事典]]』 122-123頁。(ヴリトラ)</ref><ref name="神の文化史事典p98">『[[#松村 2013|神の文化史事典]]』 98頁。(インドラ)</ref>。泡にはヴィシュヌが入り込んでおり<ref name="神の文化史事典p122" />、この泡によってヴリトラは殺された<ref name="神の文化史事典p122" /><ref name="神の文化史事典p98" />。『マハーバーラタ』では他に、ヴリトラとインドラとの戦闘が長引く中、ヴリトラがその口を大きく開けたとき、インドラが口の中をヴァジュラで刺し貫いて殺害したともされている<ref name="インド神話伝説辞典p98" />。


別の箇所では、ヴリトラ・アスラが率いる悪魔たちの猛攻撃によってインドラ側が劣勢となる。神々はヴィシュヌの助言に従い、[[聖仙]]・{{仮リンク|ダディヤンチュ|en|Dadhichi|label=ダディーチャ}}から体内の骨の一部を貰い受ける。インドラはこの骨とヴァジュラをもってヴリトラを殺すことができた<ref>『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 48頁。(インドラ)</ref>{{refnest|group="注釈"|『リグ・ヴェーダ』によれば、ヴァジュラ自体がダディーチャの骨から作り出されている<ref>『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 202-203頁。(ダディヤンチュ)</ref>。}}。
別の箇所では、ヴリトラ・アスラが率いる悪魔たちの猛攻撃によってインドラ側が劣勢となる。神々はヴィシュヌの助言に従い、[[聖仙]]・{{仮リンク|ダディヤンチュ|en|Dadhichi|label=ダディーチャ}}から体内の骨を貰い受ける。インドラはこの骨とヴァジュラをもってヴリトラを殺すことができた<ref>『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 48頁。(インドラ)</ref>{{refnest|group="注釈"|『リグ・ヴェーダ』によれば、ヴァジュラ自体がダディーチャの骨から作り出されている<ref>『[[#インド神話伝説辞典|インド神話伝説辞典]]』 202-203頁。(ダディヤンチュ)</ref>。}}。


== 神話の解釈 ==
== 神話の解釈 ==
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== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
<!--この節には、記事本文の編集時に実際に参考にした書籍等のみを記載して下さい。
書籍の宣伝目的の掲載はおやめ下さい。-->
* {{Cite book |和書 |last=エリアーデ |first=ミルチア |authorlink=ミルチャ・エリアーデ |others=[[松村一男]]訳 |title=世界宗教史2 - 石器時代からエレウシスの密儀まで(下) |publisher=[[筑摩書房]] |series=[[ちくま学芸文庫]] |date=2000-04 |isbn=978-4-480-08562-7 |ref=世界宗教史2 }}
* {{Cite book |和書 |last=エリアーデ |first=ミルチア |authorlink=ミルチャ・エリアーデ |others=[[松村一男]]訳 |title=世界宗教史2 - 石器時代からエレウシスの密儀まで(下) |publisher=[[筑摩書房]] |series=[[ちくま学芸文庫]] |date=2000-04 |isbn=978-4-480-08562-7 |ref=世界宗教史2 }}
* {{Cite book|和書 |title=神の文化史事典 |editor=[[松村一男]]他編 |publisher=[[白水社]] |date=2013-02 |isbn=978-4-560-08265-2 }}
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* {{Cite book |和書 |editor=[[菅沼晃]]編 |title=インド神話伝説辞典 |publisher=[[東京堂出版]] |date=1985-03 |isbn=978-4-490-10191-1 |ref=インド神話伝説辞典 }} ※特に注記がなければページ番号は本文以降
* {{Cite book |和書 |editor=[[菅沼晃]]編 |title=インド神話伝説辞典 |publisher=[[東京堂出版]] |date=1985-03 |isbn=978-4-490-10191-1 |ref=インド神話伝説辞典 }} ※特に注記がなければページ番号は本文以降
* {{Cite book |和書 |last=ローズ |first=キャロル |others=松村一男監訳 |title=世界の怪物・神獣事典 |date=2004-12-07 |publisher=[[原書房]] |isbn=978-4-562-03850-3 |ref=世界の怪物・神獣事典 }}
* {{Cite book |和書 |last=ローズ |first=キャロル |others=松村一男監訳 |title=世界の怪物・神獣事典 |date=2004-12-07 |publisher=[[原書房]] |isbn=978-4-562-03850-3 |ref=世界の怪物・神獣事典 }}

== 関連資料 ==
<!--この節には、記事の編集時に参考にしていないがさらなる理解に役立つ書籍などを記載して下さい。
書籍の宣伝はおやめ下さい。-->
* 小山典勇 「{{PDFLink|[https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/27/2/27_2_700/_pdf 殺婆羅門の一考察]}}」、『印度學佛教學研究』 [[日本印度学仏教学会]]、第27巻第2号、1978-1979年、pp. 700-703。{{NAID|130003829656}}、{{DOI|10.4259/ibk.27.700}}。
* 茂木秀淳 「[https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=2392&item_no=1&page_id=13&block_id=45 翻訳 叙事詩の宗教哲学 : Mokṣadharma-parvan和訳研究 XXVII]」、『信州大学教育学部研究論集』 [[信州大学]]教育学部、第1巻、2009年7月31日、pp. 151-164。{{NAID|120002220730}}。信州大学機関リポジトリ
* 茂木秀淳 「[https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=2367&item_no=1&page_id=13&block_id=45 翻訳 叙事詩の宗教哲学 : Mokṣadharma-parvan和訳研究 XXVIII]」、『信州大学教育学部研究論集』 信州大学教育学部、第3巻、2010年7月31日、pp. 165-178。{{NAID|120002463471}}。信州大学機関リポジトリ
::茂木による以上2件は『マハーバーラタ』第12章「寂静の章」(Santi-parvan) に収められた「解脱の法」(Mokṣadharma モークシャダルマ) <!--『インド神話伝説辞典』p.311でのカタカナ表記。訳は「解脱法品」-->の日本語訳のうちヴリトラ殺しへの言及が含まれるもの


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2016年10月4日 (火) 12:14時点における版

ヴァジュラを手にしたインドラ神の彫像。ヴリトラとインドラは敵対関係にある

ヴリトラ: वृत्र, Vritra)は、『リグ・ヴェーダ』などで伝えられる巨大な(アヒ[注釈 1])の怪物。その名は「障害[4][5]」「遮蔽物[6]」を意味し、「天地を覆い隠すもの」とも呼ばれる[4]。『マハーバーラタ』においては、別名にアスラなどがある[7]。その姿は蛇のほか、蜘蛛だとも描写される[6]

水を閉じ込めて旱魃を起こすとされている[4]インドラ神とは敵対関係にあり、インドラに殺されることとなる[4][6][注釈 2]

『リグ・ヴェーダ』

『リグ・ヴェーダ』においては、ヴリトラはその巨大な体で水を塞き止めて山の洞窟に閉じ込めていた。インドラは、工匠トヴァシュトリが作った武器・金剛杵(ヴァジュラ)を用いてヴリトラを殺害した。ヴリトラがインドラに倒されると、水が解放されて、雌の咆吼のような音を立てながらへと流れていったという[9](あるいは、「雲の牛群」とも表現される雨が解放される[6])。 この功績により、インドラはヴリトラハン(ヴリトラ殺し)の異名を得た[7][注釈 3]。 また、『リグ・ヴェーダ』では、ヴリトラに対するこのインドラの勝利によって、神が天や太陽を作り出したとされている[11]

『リグ・ヴェーダ』に収められている他の賛歌では、インドラは誕生するとすぐに天空を定め、水を闇に幽閉していたヴリトラの体をヴァジュラをもって割いたとされている[11][注釈 4]

プラーナ文献

パドマ・プラーナ英語版』によれば、二人の子供をそれぞれヴィシュヌとインドラに殺されたカシュヤパが、インドラに対抗できる生き物を授かるために儀式を行い、その結果、炎の中から誕生したのがヴリトラである。その外観は、黄色い目と黒い肌をした巨人であった[13]。『デーヴィー・バーガヴァタ・プラーナ英語版』によれば、トヴァシュトリには3つの頭を持つ息子トリシラス(別名ヴィシュヴァルーパ)がいたがインドラに殺されたことから、インドラに復讐をするために祭祀を行って呪文を唱え、炎からヴリトラを生み出した。その外観は男の鬼神であった[14]

『パドマ・プラーナ』の語るところでは、インドラはヴリトラを恐れ、自分の地位の半分を譲るという条件を提示して彼と講話した。しかしインドラは、ヴリトラに美女を差し向けて誘惑し、バラモンでもあったヴリトラが酒を飲むように仕向けた。飲酒後に意識を失ったヴリトラをインドラは殺した。彼はヴリトラハンの別名を得ると同時に、バラモンを殺した罪を負うこととなった[14]

『マハーバーラタ』

ファイル:Story of Vritra.jpg
神々が聖仙ダディーチャの骨を貰い受ける場面とヴリトラがインドラのヴァジュラによって倒される場面

ヴリトラは、叙事詩マハーバーラタ』ではトヴァシュトリによって作り出され、ここでもインドラに殺されている[5]

ヴリトラとインドラは戦闘の後、和平条約を結んだ。この時ヴリトラは「木、岩、武器、乾いた物、湿った物、ヴァジュラのいずれによっても傷つかず、インドラは昼も夜も自分を殺すことができない」という条件を勝ち取った。その後ヴリトラが、昼でも夜でもない明け方または黄昏時に海岸にいたところ、インドラが木、岩、乾いた物、湿った物のいずれでもない海の泡を用いて攻撃してきた[15][16]。泡にはヴィシュヌが入り込んでおり[5]、この泡によってヴリトラは殺された[5][16]。『マハーバーラタ』では他に、ヴリトラとインドラとの戦闘が長引く中、ヴリトラがその口を大きく開けたとき、インドラが口の中をヴァジュラで刺し貫いて殺害したともされている[7]

別の箇所では、ヴリトラ・アスラが率いる悪魔たちの猛攻撃によってインドラ側が劣勢となる。神々はヴィシュヌの助言に従い、聖仙ダディーチャ英語版から体内の骨を貰い受ける。インドラはこの骨とヴァジュラをもってヴリトラを殺すことができた[17][注釈 5]

神話の解釈

ヴリトラとインドラの戦いは、古い時代の新年祭において世界の再生を象徴する儀礼を構成していたとも考えられている[12]。また、自然現象を神格化したものとも考えられている。つまり乾燥したの象徴がヴリトラであり、それを倒すインドラは雨期の象徴である。

ヴリトラは山に水を閉じ込めて旱魃を引き起こす。山とはのことであり、ヴリトラを破って水を解放するインドラは雷雨を象徴していると解釈されている。ほか、ヴリトラとは冬の巨人であって、太陽神であるインドラが冬の力に打ち勝つとも解釈されている[4]。水を凍らせて捕らえている冬の寒気を太陽が打ち破る[19]、すなわちヒマラヤ山脈の積雪が太陽光で溶かされることで、冬期間は涸れていた河川に水が溢れるのだという[4]

脚注

注釈

  1. ^ アヒ (Ahi) は「蛇」を意味し、ヴェーダではヴリトラを指している[1][2][3]が、時には別の怪物を指すこともある[3]。冬には水が山に雪として留まることから、地上の水をすべて山に閉じ込めてしまうアヒは、旱魃のほかに冬の象徴とも解釈できる[3]
  2. ^ ヴリトラのような竜や蛇、あるいは海の怪物と神が戦う神話は世界各地にみられる。たとえば、イラン神話でのアジ・ダハーカスラエータオナヒッタイト神話でのイルルヤンカシュと嵐の神、バビロニア神話でのティアマトマルドゥクウガリット神話でのヤムバールエジプト神話でのアポピ蛇ラーギリシア神話でのテュポンゼウスの戦いがある[8]
  3. ^ ヴリトラハンは、イランの勝利の神ウルスラグナに対応するから、武勇神インドラの崇拝はインド・イラン共同時代に遡ると考えられている[10]
  4. ^ 他の創造神話においては、トヴァシュトリが自分が建てた家を覆う屋根や壁としてヴリトラを作り出したとされている。この家の中に天も地も水も存在していたが、インドラがヴリトラを殺害したことで、天も水も解放され、世界も動植物も生み出されることとなった。ミルチャ・エリアーデはこの神話について、プルシャの巨人解体神話との類似を指摘している[12]
  5. ^ 『リグ・ヴェーダ』によれば、ヴァジュラ自体がダディーチャの骨から作り出されている[18]

出典

  1. ^ インド神話伝説辞典』 29頁。(アヒ)
  2. ^ インド神話伝説辞典』 46-47頁。(インドラ)
  3. ^ a b c 世界の怪物・神獣事典』 23頁。(アヒ)
  4. ^ a b c d e f インド神話伝説辞典』 96頁。(ヴリトラ)
  5. ^ a b c d 神の文化史事典』 122頁。(ヴリトラ)
  6. ^ a b c d 世界の怪物・神獣事典』 64頁。(ヴリトラ)
  7. ^ a b c インド神話伝説辞典』 98頁。(ヴリトラ)
  8. ^ 世界宗教史2』 45頁。
  9. ^ 世界宗教史2』 44-45頁。
  10. ^ インド神話 - マハーバーラタの神々』 19頁。
  11. ^ a b 世界宗教史2』 46頁。
  12. ^ a b 世界宗教史2』 47頁。
  13. ^ インド神話伝説辞典』 96-97頁。(ヴリトラ)
  14. ^ a b インド神話伝説辞典』 97頁。(ヴリトラ)
  15. ^ 神の文化史事典』 122-123頁。(ヴリトラ)
  16. ^ a b 神の文化史事典』 98頁。(インドラ)
  17. ^ インド神話伝説辞典』 48頁。(インドラ)
  18. ^ インド神話伝説辞典』 202-203頁。(ダディヤンチュ)
  19. ^ 世界宗教史2』 45-46頁。

参考文献

  • エリアーデ, ミルチア『世界宗教史2 - 石器時代からエレウシスの密儀まで(下)』松村一男訳、筑摩書房ちくま学芸文庫〉、2000年4月。ISBN 978-4-480-08562-7 
  • 松村一男他編 編『神の文化史事典』白水社、2013年2月。ISBN 978-4-560-08265-2 
    • 沖田瑞穂 「ヴリトラ」、122-123頁。
    • 松村一男 「インドラ」、96-99頁。
  • 上村勝彦『インド神話 - マハーバーラタの神々』筑摩書房〈ちくま学芸文庫〉、2003年1月。ISBN 978-4-480-08730-0 
  • 菅沼晃編 編『インド神話伝説辞典』東京堂出版、1985年3月。ISBN 978-4-490-10191-1  ※特に注記がなければページ番号は本文以降
  • ローズ, キャロル『世界の怪物・神獣事典』松村一男監訳、原書房、2004年12月7日。ISBN 978-4-562-03850-3 

関連資料

茂木による以上2件は『マハーバーラタ』第12章「寂静の章」(Santi-parvan) に収められた「解脱の法」(Mokṣadharma モークシャダルマ) の日本語訳のうちヴリトラ殺しへの言及が含まれるもの