椛澤洋平

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椛澤 洋平
かばさわ ようへい
生年月日 (1979-01-09) 1979年1月9日(45歳)
出生地 新潟県長岡市
出身校 和光大学経済学部
前職 会社員
現職 千葉市議会議員
所属政党 日本共産党
公式サイト かばさわ洋平 official site

選挙区 千葉市緑区千葉3区
当選回数 3回
在任期間 2015年 -
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椛澤 洋平(かばさわ ようへい、1979年1月9日 - )は、日本政治家千葉市議会議員(3期)。議会運営委員。保健福祉常任委員。水道事業運営協議会委員。農政審議会委員。千葉市議会スポーツ振興議員連盟理事。日本共産党千葉市議団副幹事長。

経歴[編集]

1979年1月9日、新潟県長岡市に生まれ、2001年3月、和光大学経済学部を卒業。東京都内の一般企業に入社して営業に取り組む。2005年、同僚とともにIT関連の新会社を設立し、独立[1]

2011年3月11日 都内で勤務中に東日本大震災を経験し、福島第一原子力発電所の事故を知る(東京電力福島原発事故)。原発事故による影響から子ども達を守る決意を固め、政府対応を批判する、国会、文科省、官邸前などの抗議に参加する。2011年8月、「子どもたちを放射能から守るネットワーク@ちば」を設立する[2]。街頭やブログ「かばさわ洋平ブログ」にて署名を募り、千葉市長・熊谷俊人などに宛て、「放射線に対する保育園・幼稚園・学校・公園の除染、給食の安全管理強化、および情報発信に関する陳情」[3]を提出する。自筆774筆、ネット署名1215筆、合計1989筆であった。2011年9月、上記署名が千葉市議会において全会一致で採択される。2011年11月、「千葉県の子ども達の健康と未来を守るための放射能対策実施を求める陳情」を千葉県議会に提出。2011年12月、請願書「千葉県の子どもたちの健康と未来を守るための放射能対策の充実を求めることについて」[4]千葉県議会の全会一致で採択される。

2012年1月、千葉県庁前行動などに参加。3月の千葉県知事選挙では、千葉大学名誉教授の三輪定宣を支援した。また、この頃、千葉県と千葉市に対して、瓦礫受入撤回を求める要望書と署名を提出。2220筆。2013年6月、『子供甲状腺医療助成を求める請願』を提出[5]。請願は否決されたが、この間の放射能への取り組みにより、千葉市は今ではゲルマニウム検査機器で個別検体を1ベクレルの定量下限値で測定するという精密検査体制を実現している[6]。2013年10月、この間の陳情、署名活動に真剣に協力し、支持した、日本共産党に入党する。

2014年6月、関東近郊の小中学校では異様なまでに整備の遅れていたエアコン設置を求める請願が市議会で否決されると、自民党議員の「耐える能力も必要」といった発言がテレビで報道され、朝日新聞ハフィントンポストなどネットメディアも大々的に取り上げ、椛澤洋平のTwitterには賛意を表明するRTが殺到した[7] 2014年12月衆議院議員選挙千葉3区から立候補。14611票を得るも落選。2015年千葉市議会選挙にて初当選。千葉市議会副議長の現職・福谷章子を62票差で破る。千葉市緑区では史上初の日本共産党所属の市議会議員となった。

2019年4月、第18回千葉市議会選挙にて二期目の当選。2019年9月5日、2019年台風15号により千葉市緑区も大きな被害を受け、停電や断水が続いたため、復旧活動に奔走した。地域の救援活動に参加し、戸別訪問を行って被害状況の把握、被災者の困り事の聴取などを行い、千葉市に対策を求めたほか、SNSで最新の情報を提供し続けた[8]。このあとの議会において、千葉市長の熊谷俊人に対して、災害復旧の不十分さを批判、カジノを設置するよりも、災害に強い千葉市を整備する事を求めた。

また、幕張メッセで行われている武器見本市にも中止を求めた。

2020年1月にはこども医療費の薬局窓口負担の廃止を訴え、これは2023年に実現した。 [9]

また、初当選以来、議会質問で求めてきた小中学校普通教室へのエアコン設置を実現。

2022年2月、ウクライナ危機が発生すると戦争反対を街頭で訴えた。また、長く求めていたデマンドタクシーの社会実験が実現した。

2023年4月、三期目の当選。前回は5位での当選だったが、1000票以上の得票増加により、1位での当選となった。

政策・主張[編集]

「子どもの未来のために福祉や教育優先の政治へ。1%のための政治から99%のための暮らしに希望が持てる政治へ。」を理念として、その実現のための政治を行う。

  • 千葉市緑区に公立病院の創設を
  • 動物愛護、動物福祉条例の制定
  • 学校給食費完全無償化と子ども医療費18歳までの無償化
  • 学校体育館エアコン設置
  • ツーブロック禁止など理不尽な校則の見直し
  • 発達障がい者支援強化
  • 保育士介護職員処遇改善
  • 給付型奨学金創設
  • 乗合デマンドタクシー運行やバス停ベンチ設置など高齢者外出支援
  • 選択的夫婦別姓
  • 災害に強いまちづくり

昭和の森活性化、受動喫煙防止、地産地消推進なども議会で提案している。

人物[編集]

  • 高校時代はサッカー部に所属し、MFを担う。毎年、ジェフ市原の千葉激励会に参加している。
  • 大学の4年間は新聞配達に従事して、学費、生活費を確保した。
  • 夏場はボディーボードを好む。

所属団体[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]