Ubuntu MATE
表示
Ubuntu MATE 23.04 "Lunar Lobster" | |
開発者 | Ubuntu MATE team |
---|---|
OSの系統 | Unix系 |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | FLOSS |
初版 | 2014年10月23日 |
最新安定版 | 24.04 コードネーム "Noble Numbat" / 2024年4月25日 |
使用できる言語 | 多言語 |
アップデート方式 | APT(Software Updater、Ubuntuソフトウェアセンター) |
パッケージ管理 | dpkg |
プラットフォーム | IA-32, x86-64, PowerPC, ARM |
カーネル種別 | モノリシック (Linux) |
ユーザランド | GNU |
既定のUI | MATE |
ライセンス |
様々なフリーソフトウェアライセンス (主にGPL) |
ウェブサイト |
ubuntu-mate |
サポート状況 | |
サポート中 |
Ubuntu MATE (ウブントゥ マテ) はフリーでオープンソースなLinuxディストリビューションで、Ubuntu公式の派生品である。Ubuntuとの主な違いは、標準のユーザインターフェースにGNOME 3ではなくGNOME 2を基に作られたMATE(マテ)デスクトップ環境を用いていることである[1]。
Ubuntu MATEプロジェクトはマーティン・ウィンプレス(Martin Wimpress)とアラン・ポープ(Alan Pope)によって設立され[2]、Ubuntuの非公式な派生品として始まった。最初のリリースではUbuntu 14.10がベースとして用いられ[3]、14.04 LTSをベースとしたリリースが続いてすぐにリリースされた[4]。2015年2月にはUbuntu MATEは15.04 Beta 1のリリースによりカノニカルからUbuntuの公式な派生品として認められた[5][6]。当初からサポートしていたプラットフォームであるIA-32とx86-64に加え、Ubuntu MATEはPowerPC[7]とARMv7(Raspberry Pi 2)[8]をサポートしている。
2015年4月にはUbuntu MATEは英国のコンピュータ販売業者であるエントロウェア(Entroware)との提携を発表した。Entrowareの顧客はUbuntu MATEがプリインストールされ、完全なサポートのついたデスクトップパソコンおよびノートパソコンを購入することができる[9]。他のハードウェアの取り扱いは後程発表される予定である。
リリース
[編集]最新のリリース | サポート終了したリリース | サポート中のリリース | 将来のリリース |
バージョン | コードネーム | リリース日 | サポート期限 | 備考 |
---|---|---|---|---|
14.04 LTS | Trusty Tahr | 2014年11月11日 | 2019年4月 | Ubuntuと同様の2019年までの長期サポートを提供するために14.10のリリース後にリリースされた[4] |
14.10 | Utopic Unicorn | 2014年10月23日 | 2015年7月 | 初めてのリリース[3] |
15.04 | Vivid Vervet | 2015年[10] | 4月23日2016年1月 | Ubuntuの公式派生品として初めてのリリース[1] |
15.10 | Wily Werewolf | 2015年10月22日[11] | 2016年7月 | MATE 1.10を採用、Ubuntuソフトウェアセンターは標準ではインストールされない[12] |
16.04 LTS | Xenial Xerus | 2016年4月21日 | 2019年4月 | 公式派生品として初めての長期サポートリリース、MATE 1.12を採用 |
16.10 | Yakkety Yak | 2016年10月13日 | 2017年7月 | MATEデスクトップにおけるGTK3+実装をフルサポート。多くのアプリケーションが使用可能に。 |
17.04 | Zesty Zapus | 2017年4月13日 | 2018年1月 | GTK3+導入作業を完了。 |
17.10 | Artful Aardvark | 2017年10月19日 | 2018年7月 | |
18.04 LTS | Bionic Beaver | 2018年4月26日 | 2021年4月 | LTSリリース。 |
18.10 | Cosmic Cuttlefish | 2018年10月18日 | 2019年7月 | |
19.04 | Disco Dingo | 2019年4月18日 | 2020年1月 | |
19.10 | Eoan Ermine | 2019年10月17日 | 2020年7月 | |
20.04 LTS | Focal Fossa | 2020年4月23日 | 2023年4月 | LTSリリース。 |
20.10 | Groovy Gorilla | 2020年10月22日 | 2021年7月 | |
21.04 | Hirsute Hippo | 2021年4月22日 | 2022年1月 | |
21.10 | Impish Indri | 2021年10月14日 | 2022年7月 | |
22.04 LTS | Jammy Jellyfish | 2022年4月21日 | 2025年4月 | LTSリリース。 |
22.10 | Kinetic Kudu | 2022年10月20日 | 2023年7月 | |
23.04 | Lunar Lobster | 2023年4月20日 | 2024年1月 | |
23.10 | Mantic Minotaur | 2023年9月25日 | 2024年7月 | |
24.04 LTS | Noble Numbat | 2024年4月25日 | 2027年4月 | LTSリリース。最新版。 |
脚注
[編集]- ^ a b “UbuntuFlavours - Ubuntu Wiki”. 2015年11月7日閲覧。
- ^ “Team - Ubuntu MATE”. 2015年11月7日閲覧。
- ^ a b “Ubuntu MATE Sees Its First Release (14.10)” (2014年10月23日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ a b “Ubuntu MATE 14.04 LTS Available For Download” (2014年11月12日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ “Ubuntu MATE Is Now An Official Ubuntu Flavor”. omgubuntu.co.uk (2015年2月26日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ “GNOME 2 is back: Ubuntu MATE is now an official flavor” (2015年3月17日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ “Ubuntu MATE 14.04.1 LTS to Get Official PowerPC Support, Dust Your Old Mac” (2014年12月18日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ “Ubuntu MATE 15.04 Ported to Raspberry Pi 2” (2015年3月9日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ “Ubuntu MATE Inks First Hardware Deal” (2015年4月10日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ “VividVervet/ReleaseSchedule”. 2015年11月7日閲覧。
- ^ “WilyWerewolf/ReleaseSchedule”. 2015年11月7日閲覧。
- ^ “Ubuntu MATE 15.10 Officially Released with a Huge Number of Improvements”. Softpedia (2015年10月22日). 2015年11月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]ウィキメディア・コモンズには、Ubuntu MATEに関するカテゴリがあります。